コース: 試験対策:基本情報技術者試験 データ構造とアルゴリズム
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疑似言語で変数宣言と注釈を記述する
プログラムで利用する変数は 使用する前に、 どのような型名で どのような変数名なのかを 宣言する必要があります。 また、プログラムを読むための 手助けになるように、 注釈を加えることができます。 このレッスンでは、 疑似言語で変数宣言と 注釈を記述する方法について説明します。 この疑似言語の例は、 手続 main から 関数 add を呼び出し、 引数で渡した2値の加算結果を 返却させるものです。 add を呼び出した main では 返された値を変数に代入して 受け取らなければいけません。 そうしないと利用できないからです。 そのために整数型の ans という 変数を用意し、 そこに結果を代入するようにします。 このプログラムの整数型コロン、 ans の部分ですが、 ここでは変数宣言を行っています。 プログラムでは変数は 使用する前に どのような型名で どのような変数名なのかを 宣言する必要があります。 同じ型であれば、 カンマで区切って 複数同時に宣言することができます。 またこのように宣言だけを書くと 変数の中身は何が入っているのか わからない未定義です。 ですから、あらかじめ値を 代入しておきたい場合には、 初期化を行います。 初期化するには左向き矢印を使って 宣言と同時に値を代入します。 ここでは、文字列型変数の S を 文字列 hello で初期化しています。 文字列の場合には、 このようにダブルクォーテーションで 囲む必要があります。 宣言と値の代入を別々に行うこともでき、 その場合にも左向き矢印を使います。 また、変数だけではなく配列も同様に、 宣言と初期化が可能です。 array は整数型の要素数0の配列で、 データは 1.1 と 2.2 で 初期化された 要素数2の実数型の配列です。 さて、このスラッシュスラッシュから 始まるのは注釈です。 注釈は、コメントとも呼ばれますが、 プログラムの理解を助けるために 自由に書くことができます。 この内容は、 プログラムの実行には影響しません。 注釈の書き方には、 スラッシュスラッシュの 後ろに記述するものと、 スラッシュアスターと アスタースラッシュの間に記述するものの 2種類あります。 行の先頭にスラッシュスラッシュがあれば その行全部が注釈になります。 行の途中にスラッシュスラッシュがあれば…