コース: データ分析の基礎知識
ダッシュボードを完成させる
視覚化ツールには タイトルの自動生成やヒントの表示など 非常に多くの機能があります。 とても素晴らしいものですが、 データのバックエンドに関与していない ユーザーにとっては 必ずしも意味をなすものでは ありません。 タイトルを変更することは 全体的なプロセスの一部であるべきです。 そしてダッシュボードを完成させる際の 最終チェック項目のひとつとすべきです。 タイトルはいつでも変更できますが、 そのための時間は必要となります。 ここで営業担当者の ダッシュボードを見てみましょう。 もっと意味のあるタイトルに 変更できるものがいくつかあります。 例えば「姓および会社名による割引後金額」 とありますが、 表は各営業担当者と その顧客ごとの合計を示しています。 また他にも意味のないものがあります。 例えば凡例の会社名を見てみます。 とても小さくて たくさん顧客がいます。 そこでビジュアルの 書式設定に移動して、 Y 軸と X 軸を見ます。 まず初めに Y 軸のタイトルをオフにします。 すると左側の姓の文字が消えました。 X 軸に移動して ここでタイトルをオフにすると、 下のタイトルが消えます。 それからこの表に 凡例は必要ないと思います。 この情報を扱うには 他の方法があるので 凡例をオフにします。 次に「全般」に移動して 「タイトル」に移動します。 今はタイトルがオンになっていますが、 あまり意味がありません。 そこで「各顧客の 販売員別の合計」とします。 そして中央’揃えにします。 いい感じです。 ちょっと下に移動させます。 そしてカードが上部にあります。 もう少し大きくすると、 割引後金額が表示されます。 これはカテゴリーラベルと 呼ばれるものです。 書式設定へ移動して カテゴリーラベルをオフにします。 そして吹き出しの値にいきます。 このフォントは大きすぎです。 そこでサイズを 30 にして 少し小さくします。 例えば数字をすべて表示させる といったように 表示単位を変更することもできます。 フィルターを外すと数字が大きくなるので 自動のままにします。 次に「全般」を選択して タイトルをオンにします。 そして「総売上高」という タイトルを入力し、 これをもう少し大きくして 中央に配置します。 できました。 「総売上高」がタイトルとなり、 その下に「各顧客の販売員別の合計」が 表示されています。 またここにさまざまなスライサーを 配置していることに注目してください。 ここでデータを選択できることを 示せますね。 まず年と月をクリックして 書式設定へ移動し、 スライサーの設定に進みます。 複数の条件を選択できるようにしたいので 複数選択のままにしておきますが、 このすべて選択オプションも いいと思います。 ですのでこれをオンにします。 ヘッダーを見てタイトルテキストに 注目してください。 これを年月の選択に変更します。 「選択」という単語があるだけで これは選択できるものだということが わかります。 次は姓の部分です。 姓の情報に変わりました。 ここに「営業担当者」と入力します。 会社名でもいいのですが、 「会社名の選択」と入れておきます。 今度は一貫性を持たせたいので、 「営業担当者」に戻ります。 そして「営業担当者の選択」に変更します。 だいぶ良くなりました。 次に「出荷国」に移動します。 そして「出荷国の選択」と変更します。 顧客のいる国と 出荷先の国があるので、 明示することが重要です。 これらの変更はごくわずかなものですが、 大きな違いを生み出しています。 ではこのテーブルに 移動してみましょう。 「全般」に移動します。 タイトルがオフになっているので オンにし、 販売注文レコードと 呼ぶことにします。 できました。