コース: データ分析の基礎知識
データの課題を効果的に知らせる
会議では簡単なことを言ったつもりでも 突然みんなにじっと見られて 一体この人は何を言っているんだろう という目で見られるときがあります。 とても辛い瞬間です。 毎回このような状態になるなら コミュニケーションスキルを 磨く必要があります。 これもデータの専門家として 持つべき重要案ソフトスキルです。 プロセスを踏んで リーダーと話をすることは 取り組んでいるプロジェクトを 理解してもらう良い方法です。 ここで例を紹介します。 データ分析チームは 組織に大きな影響を与える シナリオの分析を任されました。 これは大きなリスクを伴う プロジェクトのため 適切に進める必要があります。 データにアクセスし、 すべての疑問点を聞き出したら 分析を行い、 結果を報告します。 しかしプロジェクトが始まると 分析に必要となる重要な情報のひとつが 収集されていないことがわかりました。 また現在あるデータにも 大きな時間的ずれがあるようで、 データが信頼できるかどうか 疑問が湧いてきました。 このような状況に直面したとき、 あなたならどうしますか。 ここでしてはいけないのは すぐに問題を伝えないことです。 そして問題について話し合う 準備をしてください。 この状況に対処する方法を いくつか紹介します。 データが不足していることを 必ずチームの適切な人物に知らせます。 人は間違いを犯すものです。 ファイルが壊れていたり、 紛失した可能性もあります。 また手元のデータで 何を見つけたのかを伝えてください。 そうすることでデータセットに見られる 差異を相手が理解しているかどうか確認でき 大きな驚きを与えることがなくなります。 また自分が把握していなかった 差異の原因を 教えてもらえるかもしれません。 これは新しいデータの 学習曲線に含まれます。 別のシナリオとして 良いデータ結果を期待していたのに 全く逆のデータ結果であることに 気がついたとします。 これは難しい状況となるでしょう。 ではどうすれば良いでしょうか。 このようにデータが示す現実と 状況の理解が全く違うことに気づいたら、 まず自分に見落としがないかを 確認します。 二重チェックをして 間違いがないかを確かめます。 今あるデータが正しいデータであると 確認したら、 リーダーに相談して 見落としがないかを判断してもらい、 次のステップへの指示を仰ぎます。 すべてのデータや知識に アクセスできない場合、 リーダーに頼ることは 正当なステップです。 分析に間違いがなく すべてのデータを手に入れても 組織の計画通りの結果が出ていない場合は 情報をうまく伝えるスキルを 身につけることが次のステップでしょう。 データはビジネスの改善に役立てるために 使われるものであり、 結果を伝えるのが 難しい場合もあります。 データの専門家として 結果を十分に確認し、 情報伝達の指揮系統に従うとともに ぜひチームとコミュニケーションを とってください。