コース: Microsoft Security Copilot 基本講座

埋め込み型について

コース: Microsoft Security Copilot 基本講座

埋め込み型について

ここからは Microsoft Security Copilot の プロンプトを利用する 2つの方法を解説します。 Microsoft Security Copilot では、 プロンプトを利用する場合、埋め込み型と スタンドアロン型の 2つの方法があります。 このうち、埋め込み型から解説をします。 埋め込み型は、Microsoft 365 の 各管理センター画面から直接 Copilot ボタンを押して 利用するという方法で 一般的な生成 AI のサービスであれば、 プロンプト画面に文章を入力して 問い合わせをするところですが、 埋め込み型の場合、Copilot ボタンを 押すだけでプロンプトに命令を 投げることができるようになっているため、 プロンプトに入力する文章を考える 必要がないという特徴があります。 では実際に埋め込み型の画面を 見てみたいと思います。 今ご覧いただいているのは、 Microsoft Defender XDR の 管理センター画面になります。 この管理センター画面の中では、 インシデントがちょうど表示されているのが 確認できると思います。 このようなインシデント画面が出てきた場合 インシデント対応をするために、 画面の中に書いてある内容を参照し、今 どのようなことが起きているかということを 一生懸命読み込んでいくわけですが、 画面右上にある Copilot ボタンを クリックすることによって、 このインシデントではどのようなことが 起きたのか、どのような影響が起きたのか ということをを解説してくれるように なっています。 そのためあちこちのメニューをクリックして どのようなことが今起きているのか ということを自分で読み込まなくても、 概要をパッと把握することが できるという特徴があります。 そしてこの Copilot ボタンは インシデントの 概要画面だけに出てくるわけではなくて、 様々な場所から登場するようになっており 例えば、今見ていただいている インシデントの画面の中ではインシデントに 関わったファイル一覧がここに 表示されていますけれども、 このインシデント一覧の中にある 特定のファイルをクリックして その詳細を参照しようとすると、 ここにも Copilot ボタンがあることが お分かりいただけます。 このように Microsoft 365 の 各管理センターの画面の中には 様々な場所に Copilot ボタンが 用意されていて、 そのボタンを押すことによって、 その項目に関する解説であったり、 要約であったりを自動的に 行ってくれるようになっています。

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