コース: プロジェクトマネジメントの基礎:小規模プロジェクト
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リスクを管理する
リスクの数が多くて対応が難しい場合、 どのリスクを追跡・管理するのか、 判断が必要です。 明らかなリスクについては、 発生した場合の対応を 決めておくことが大切です。 追跡・管理するリスクを選別するには、 次の2つを確認します。 1つ目はリスクが発生する確率です。 たとえば、工事を伴うプロジェクトは ほぼ遅れが出るので、確率は高くなります。 2つ目はリスクが発生した場合の 影響の大きさです。 移転先での開業日が絶対なら、 工事の遅れは大きな影響を与えるので、 事前に遅れへの対策が必要です。 リスクの特定に協力してくれた人々に、 評価に関しても相談しましょう。 すべてのリスクを評価したら、 次のステップとして、 管理する対象を決めます。 確率と影響を低、中、高で評価して、 確率と影響のどちらかが中か 高であれば管理対象と決められます。 スプレッドシートを作成し、 管理するリスクそれぞれについて 情報を記録します。 次のステップは、各リスクへの 対応方法を決めることです。 リスク管理にはいくつか方法があります。 最も単純なのは受容する方法です。 たとえば、移転プロジェクトでは、 事業用物件は見つかりにくいため、 必要なときに適切な物件が 見つからない可能性があります。 希望の物件が出るのを 待つことに決めるという方法です。 重要度の低いリスクには、 臨時費で対応する方法もあります。 たとえば、作業を間に合わせるために、 臨時費から時間外手当を支払います。 リスクを回避する方法もあります。 計画を変更してリスクの 高い箇所を取り除きます。 たとえば、希望の床材が 在庫切れだとわかったら、 別のタイプの床材を選択します。 リスクの軽減は、影響を減らす 対策をとることです。 たとえば、工事の遅れへの対策として シンプルな内装を選択し、 遅れが発生したとしても 長引かないようにします。 リスクの転嫁とは、 リスクを別の誰かに移転することで、 保険契約がその一例です。 定額契約も、コスト増加の リスクを移転する方法です。 リスクの程度に適した対応を 選ぶことが重要です。 開業日の延期に 2000 ドルかかる場合、 5000 ドルをかけて防ぐ必要はありません。 最終ステップは、リスクの追跡や 対応結果を確認する評価方法を 定義することです。 管理対象のリスクを書き出し、…
エクササイズファイルを使って実践してみましょう。
インストラクターがコースで使用しているファイルはダウンロードできます。見て、聞いて、練習することで、理解度を深めることができます。