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-notes knows community- 2020/03/12
阿部 覚 (tw:) @abesat
@関数Talk
第20回 公開版
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過去のプレゼンを見直していたら
第2回にこんなお話しがありました
@
@
要約します:
現在の日時を返す@Now関数では
[SERVERTIME]という引数をつけることができます
引数なしの @Now は、PC上の日時を返しますが
@
@
引数つきの @Now([SERVERTIME]) は、
サーバー上の日時を返します
いっぽう、
昨日、今日、明日の値を返す
@Yesterday、@Today、@Tomorrow の各関数は
常にPC上の日付を基準に値を返します
サーバー上の日付を取り込む引数はありません
したがって…
@
@なんてことを発表していたのですが
「またの機会」を忘れたままにしておりました
そんなニーズがあるかどうかは怪しいですが
せっかくなので今回、確認しようと思います
@
@
@Adjust
を雑談
@
@
日時を調節する関数です日時を調節する関数です
年年 月月 日日
時時 分分 秒秒
指定された日時の値を調整して変更します
図の例では、元の日時を
6秒+5分+4時間+3日+2か月+1年
進めています
@
@
日時を調節する関数です日時を調節する関数です
こちらは、文書の作成日時(@Created )と
「その20日前」を並べてみたもの
調整したいのが「日だけ」「時間だけ」という場合も
「年」「月」「日」「時」「分」「秒」すべて指定します
調整するところ以外は、0の指定になります
@
@
日時を調節する関数です日時を調節する関数です
こちらの例では
元の日付を「2日と1カ月」進めています
「1カ月と2日」といわないのは
単位の小さいほうから計算されるからです
@
@
昨日・今日・明日は…昨日・今日・明日は…
@Todayと同様の表現にするために
@Dateという関数を使い、現在の日時を
今日の"日付だけ"にしています
きっかけとなった冒頭のお話に戻ります
PC上の日時をいじって不正な日付けを表示するのを防ぎたい場合
PC日付しか表現できない@Todayの代わりに
まず「今日」をサーバー日時できっちり取得するとすると
これ自体は @Adjust を使わなくてもできます
@
@
昨日・今日・明日は…昨日・今日・明日は…
昨日・今日・明日をまとめて並べてみました
昨日
明日
そのうえで、昨日と明日については @Adjust を使用します
@
@
元の日時について元の日時について
こちらのリストはそれぞれの時間の10分前
最初の引数である日時ですが
複数指定できます
それぞれの日の1週間後の日付のリスト
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@
元の日時について元の日時について
日付だけのほうは1日進み
時間だけのほうは2時間進む
実は、それらを組み合わせちゃうこともできる
@
@
元の日時について元の日時について
○日後 と ■時間後 を まとめて出せたりもします
ということは、
例えば、「開始日」と「開始時間」のフィールドが分かれている場合に
ただし、時間が増加した結果、開始時間が0時をまわっても
開始日のほうは繰り上がったりはしないので、ご注意のほど
@
@
ついでに、値の限界も見たくなったりしてついでに、値の限界も見たくなったりして
果たしていくつまで指定できるの?というのを
またやってみたくなりました
「秒」で試したところ
この値を超えると、@Adjustが機能しなくなりました
前回、@DbLookup のお話しでも登場した「2の31乗」です
@
@
ついでに、値の限界も見たくなったりしてついでに、値の限界も見たくなったりして
「分」でも同様…
@
@
ついでに、値の限界も見たくなったりしてついでに、値の限界も見たくなったりして
これ以上の検証が意味をなさなくなりました
(実際には8桁の数値の途中でオーバーフローに達しちゃいます)
ただし「時」まですすむと、結果の「年」部分がオーバーフローして
@
@
ここで、今回確認するうちに
気になったところを
お話しさせていただこうかと
@
@
@Adjust を試してる
うちに気になった
日時定数のお話し
@
@
ここでの日時定数とはここでの日時定数とは
各単位の先頭0は略してもよく
年と秒も略せます(略した場合は今年と0秒)
この部分のことですね
角カッコ(ヘルプでは「ブラケット」と表現してるので検索時に注意)で
かこまれた日時 ないしは 日付、時間
ヘルプでは「日付/時刻定数」と書いています
@
@
気になったことその1:日付の最小値気になったことその1:日付の最小値
これ、どういうことかわかりますか?
どうやら不具合ではないのです
@
@
気になったことその1:日付の最小値気になったことその1:日付の最小値
1000年加算するのをやめるとこうなります
つまり0001=2001
@
@
気になったことその1:日付の最小値気になったことその1:日付の最小値
表現をこうかえたら少しわかるかな
要は「'01」ってことみたいです
1950~2049の間…現在を含む100年間は、2桁入力でも認識してくれる
ようになっている
でも、00を加えた4桁で表記しても、それが適用されてしまうようです
したがって日時定数では表現できるのは、
西暦100年から後、ということになります
@
@
気になったことその2:コメント追加?気になったことその2:コメント追加?
日時定数は日時が入っているところだけ解釈して、
あとは無視してくれるらしく、こんなことしても
エラーになりませんでした 😅
(ただし、文字列に「:」を含めると
 時間と解釈しようとするのか、エラーが出ます)
@
@
今回もお付き合いいただき
ありがとうございました

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