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マーケティングもリモート×アジャ
イルに ~ Agile Studio マーケ
ティングチームの事例
Agile Tech EXPO
- New Normal Agile Episode 2 -
2021年7月10日
1
© 2021 ESM, Inc.
こんにちは
2
岡島 幸男
取締役CTO/
Agile Studio ディレクター
© 2021 ESM, Inc.
お伝えしたい内容
3
1. アジャイルなマーケティング活動の実際
2. 私たちのNew Normal。マーケティング職への技術転換
© 2021 ESM, Inc.
こんにちは
4
川西 真紀
Agile Studio
マーケティング担当
● 新卒で永和システムマネジメントに入社
● 金融業務パッケージの開発・導入・保守で全国行脚
● 金融系業務システムのウォーターフォール開発に従事
● 2020年8月よりAgile Studioのマーケティング担当となる
最初はマーケティングってどんな仕事をするの!?でしたが、今は
Agile Studioのさまざまな活動を行っています。
たくさんの方にAgile Studioを知ってもらいたい!
そんな思いで活動しています。
© 2021 ESM, Inc.
永和システムマネジメント
5
福井本社
東京支社/神田
● 金融、医療、組込み(自動車)
● Web/Cloud、アジャイル開発
● 社員 220名エンジニア集団
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Agile Studio (福井の開発拠点)
6
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リモート時代に対応し、 Agile Studio Fukui から Agile Studio に
7
アジャイルの知識を身につける
アジャイル研修
アジャイルチームをはじめてみる
アジャイルチーム立ち上げ
アジャイル内製チームを実現する
内製化支援
モダンエンジニアへの技術転換
技術転換支援
フルリモートでのアジャイル内製化支援
リモートアジャイルBoot Camp
モダンエンジニアとアジャイルチームを組む
リモートアジャイル開発
経営層やマネジメント向けのセミナーを実施
組織の方向付け
マインドチェンジ
組織への横展開や定着を支援する
アジャイル推進・定着支援
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Agile Studio のマーケティング活動
8
潜在顧客
Agile Studio
ファン
顧客
ここから先は営業が頑張る
リード(具体的
な相談)
イベント(ウェビ
ナー等)
問い合わせ
資料
ダウンロード
リモート
見学
王道的B2Bマーケティング。認知度をあげてファンを増やし、個別の顧客課題にアプローチ
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マーケティングにかかわる主な作業
9
イベント開催関連
イベント内容決定
イベントをカレンダーに登録
リハーサルスケジューリング
特典の決定
DKイベントページ作成
DK申込フォーム作成
DKメッセージ作成
DKイベント公開
DKメッセージ送信
イベントをブログで告知
LPトップのイベント情報更新
配信メール送信
Facebook投稿
Twitter投稿
アンケートフォーム作成
ご案内事項のパワポ作成
Zoomの背景画像作成
ウェビナー契約稟議
ウェビナー契約(個人の法人カードで行うこと)
ウェビナースケジューリング
DKイベントを編集(オンライン開催)
DK前日送信メッセージ編集(【視聴用
URLのご案内】)
参加者一覧を登壇者に連携
申込状況の分析
リハーサル
アンケート受付締切
アンケート特典送付
フォローアップリスト追加
ブログ
見学関連
crmを起票
見学実績一覧の記入(予定)
経緯をまとめた資料作成(事前打合せ用)
事前打ち合わせ
見学対応者の決定および日程調整
Zoom予約
スケジューリング(ライブ中継のための会議室も予約する)
経緯をまとめた資料更新(見学対応用)
crmに日程を追記
アジェンダ作成
アンケート作成
ライブ中継対応者の調整(スケジュールで招待する)
ユーザへ参加者一覧の〆切リマインド(
1週間前)
参加者一覧受領
ユーザへ見学の最終案内(
1週間前)
ディスカッション準備(質問の並び替え)
見学対応者スケジュール更新
アフターフォロー
フォローアップリスト追加
見学対応者へアンケートの連携
アンケートで追加の質問があれば回答
見学実績一覧の記入(確定)
ランディングページ関連
ページレイアウトの定期的な見直し
ブログ更新→SNS拡散
ウェビナー情報更新(トップページ)
外部イベント情報更新(トップページ)
事例紹介ページ作成(ユーザ調整からページ作成まで)
ページビューなどの分析
Wixの契約更新(年次)
ITS事業部サイトのメンバー紹介修正
ITS事業部サイトの勉強会紹介修正
イベント出展関連
イベントスポンサー提案書作成(事業部向け)
社内稟議
スポンサーの申込
登壇者募集&登壇までのサポート
ロゴ提出
登壇情報提出
イベント告知ブログ作成
出展用ブース作成(埋め草準備)
登壇者リハーサル
前夜祭参加
アフターフォロー(参加者リストが受領できれば)
たくさんの仕事をこなしつつ成果をあげるにはチームワークが重要
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マーケティング担当の日常
10
Agile Studio リモート見学
● 事前打合せを実施し、お客様の状況、見学目的・要望を把握し
て、見学コンテンツのアレンジ
● 見学直後のふりかえり、アンケートのフィードバックによる改善
何が嬉しい?
○ お客様と直接会える貴重な機会(100社500名の実績)
○ お客様からの声がモチベーション向上につながる
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お伝えしたい内容
11
1. アジャイルなマーケティング活動の実際
2. 私たちのNew Normal。マーケティング職への技術転換
© 2021 ESM, Inc.
マーケティング活動をアジャイルチームで実施する動機
12
● 成果を出したい
● 最小限の人数で回したい
● アイディアを創発したい
アジャイルな開発チームが
目指す姿そのもの
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マーケティングチーム
13
営業担当
事業部
責任者
マーケ責任者
社長 コーチ代表
役割
● マーケ責任者
○ 仕事の優先度を決める(プロダクトオーナー
の役割)
● マーケ担当
○ 実務を担当
● 社長
○ 外部発信における切り札
● コーチ代表
○ アジャイルコーチとして外部発信。豊富なコン
テンツを持つ
● 事業部責任者(営業担当)
○ マーケから見込み顧客を受け取る、ある意味
スポンサーでありステークホルダ
マーケ担当
PO ステークホルダ
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アジャイル型チームのキモ
14
● 上下関係はなく役割なので指示しない
○ 社長もチームの一員。提案はしても指示命令はしない
● ステークホルダーは手段・作業レベルに口出ししない
○ 事業部長に意見は求めるが、指示は受けない
○ ただし、成果は求めてもらってOK
指示命令ベースではなく、担当自らが考えて仕事を進める。そのためにオープンな場を作る。
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オープンな関係を作るために
15
● メールではなくチャットツールを使う
○ ダイレクトなメッセージを減らしていく。内部政治を生みやす
いから
● エンジニアを巻き込む
○ オンライン見学やブログなどに協力してもらう
○ マーケティング活動の成果を公開する
● なんでも見える化し、仕事を隠さない(隠せない・隠す必要がな
い)ようにする
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オープンな会話
© 2021 ESM, Inc.
タスクボードによる仕事の見える化(Trello)
17
© 2021 ESM, Inc.
タスクボード運用のキモ
18
● 誰でもバックログに追加できるようにする
● 順番を並び変えられるのはオーナー(マーケ責任者)だけ
● 粒度は適宜見直して小さいタスクにしていく(リファインメント)
● 同一担当が同時期に複数のタスクに着手しないようにする(一個
流し)
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成果の見える化(ファンは増えているか)
19
● 毎月開催しているウェビナーや
Agile Studioのリモート見学な
どを通じて、ファンが着実に増
えている。
● 私がマーケティング担当になっ
た2020年8月からファンが約2
倍に。
● めざせ1000人!
© 2021 ESM, Inc.
成果の見える化(Webサイトは成果につながっているか)
20
© 2021 ESM, Inc.
成果の見える化(事業には貢献できているか)
21
© 2021 ESM, Inc.
「可視化」だけでは成果にならない
22
● アジャイル(Scrum)の原則は「透明性」の上での「検査」と「適
応」
● 実験を通じた継続的改善が成果をアップさせるためのキモ
● いきなりうまくはできない。計画通りになんかならない
● ふりかえりを通じて、少しずつ上手になる
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ふりかえり(Google Jamboard)
23
© 2021 ESM, Inc.
ふりかえり(Google スライド)
24
© 2021 ESM, Inc.
ふりかえりの効果
25
● 重要な改善提案は全てチームのメンバーから
○ 社長や私ではない、のが嬉しいよね
● オープンに実施するので可能性の芽をつぶさない
○ すぐに試してみることができる雰囲気に
© 2021 ESM, Inc.
ふりかえり運用のキモ
26
● 開催間隔をだんだん短くしていく
○ 四半期から月、さらにイベント毎に
● すぐにやる
○ イベントが終わったらすぐにふりかえる
○ やると決まったタスクはすぐにタスクボードに投入する
● ツールは臨機応変に
○ しっかりやる場合はオンラインホワイトボード、短時間少人数
の場合はGoogleドキュメント
© 2021 ESM, Inc.
ここまでのまとめ
27
● オープンな役割ベースのチームを作ろう
● すぐに効果はでない。ふりかえりによる改善が大切
● 見える化の改善効果をビジネス成果で測定しよう
● 学びと創発性を大切にしよう
© 2021 ESM, Inc.
お伝えしたい内容
28
1. アジャイルなマーケティング活動の実際
2. 私たちのNew Normal。マーケティング職への技術転換
© 2021 ESM, Inc.
Agile Studio は技術転換を支援したい!
29
© 2021 ESM, Inc.
マーケティング担当にだって技術転換できるはず!
30
● 当社の歴史で、一度もマーケ専任担当がいたことがない
● 何となくこんな感じだろう、というところからスタート
● しかもいきなり完全リモートだし
● きっと、抜擢された川西も不安だったはず
© 2021 ESM, Inc.
ぶっちゃけどう思っているのか、聞いてみよう
31
川西 真紀
Agile Studio
マーケティング担当
● 新卒で永和システムマネジメントに入社
● 金融業務パッケージの開発 ・導入・保守で全国行脚
● 金融系業務システムの ウォーターフォール開発 に従事
● 2020年8月よりAgile Studioのマーケティング担当となる
最初はマーケティングってどんな仕事をするの!?でしたが、今は
Agile Studioのさまざまな活動を行っています。
たくさんの方にAgile Studioを知ってもらいたい!
そんな思いで活動しています。
© 2021 ESM, Inc.
最後に
32
新たに仲間となってくれるエンジニアを募集中!
http://bit.ly/2X9XKdJ
© 2021 ESM, Inc.
もう一つお知らせ!
33

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マーケティングもリモート×アジャイルに ~ Agile Studio マーケティングチームの事例

  • 1. © 2021 ESM, Inc. マーケティングもリモート×アジャ イルに ~ Agile Studio マーケ ティングチームの事例 Agile Tech EXPO - New Normal Agile Episode 2 - 2021年7月10日 1
  • 2. © 2021 ESM, Inc. こんにちは 2 岡島 幸男 取締役CTO/ Agile Studio ディレクター
  • 3. © 2021 ESM, Inc. お伝えしたい内容 3 1. アジャイルなマーケティング活動の実際 2. 私たちのNew Normal。マーケティング職への技術転換
  • 4. © 2021 ESM, Inc. こんにちは 4 川西 真紀 Agile Studio マーケティング担当 ● 新卒で永和システムマネジメントに入社 ● 金融業務パッケージの開発・導入・保守で全国行脚 ● 金融系業務システムのウォーターフォール開発に従事 ● 2020年8月よりAgile Studioのマーケティング担当となる 最初はマーケティングってどんな仕事をするの!?でしたが、今は Agile Studioのさまざまな活動を行っています。 たくさんの方にAgile Studioを知ってもらいたい! そんな思いで活動しています。
  • 5. © 2021 ESM, Inc. 永和システムマネジメント 5 福井本社 東京支社/神田 ● 金融、医療、組込み(自動車) ● Web/Cloud、アジャイル開発 ● 社員 220名エンジニア集団
  • 6. © 2021 ESM, Inc. Agile Studio (福井の開発拠点) 6
  • 7. © 2021 ESM, Inc. リモート時代に対応し、 Agile Studio Fukui から Agile Studio に 7 アジャイルの知識を身につける アジャイル研修 アジャイルチームをはじめてみる アジャイルチーム立ち上げ アジャイル内製チームを実現する 内製化支援 モダンエンジニアへの技術転換 技術転換支援 フルリモートでのアジャイル内製化支援 リモートアジャイルBoot Camp モダンエンジニアとアジャイルチームを組む リモートアジャイル開発 経営層やマネジメント向けのセミナーを実施 組織の方向付け マインドチェンジ 組織への横展開や定着を支援する アジャイル推進・定着支援
  • 8. © 2021 ESM, Inc. Agile Studio のマーケティング活動 8 潜在顧客 Agile Studio ファン 顧客 ここから先は営業が頑張る リード(具体的 な相談) イベント(ウェビ ナー等) 問い合わせ 資料 ダウンロード リモート 見学 王道的B2Bマーケティング。認知度をあげてファンを増やし、個別の顧客課題にアプローチ
  • 9. © 2021 ESM, Inc. マーケティングにかかわる主な作業 9 イベント開催関連 イベント内容決定 イベントをカレンダーに登録 リハーサルスケジューリング 特典の決定 DKイベントページ作成 DK申込フォーム作成 DKメッセージ作成 DKイベント公開 DKメッセージ送信 イベントをブログで告知 LPトップのイベント情報更新 配信メール送信 Facebook投稿 Twitter投稿 アンケートフォーム作成 ご案内事項のパワポ作成 Zoomの背景画像作成 ウェビナー契約稟議 ウェビナー契約(個人の法人カードで行うこと) ウェビナースケジューリング DKイベントを編集(オンライン開催) DK前日送信メッセージ編集(【視聴用 URLのご案内】) 参加者一覧を登壇者に連携 申込状況の分析 リハーサル アンケート受付締切 アンケート特典送付 フォローアップリスト追加 ブログ 見学関連 crmを起票 見学実績一覧の記入(予定) 経緯をまとめた資料作成(事前打合せ用) 事前打ち合わせ 見学対応者の決定および日程調整 Zoom予約 スケジューリング(ライブ中継のための会議室も予約する) 経緯をまとめた資料更新(見学対応用) crmに日程を追記 アジェンダ作成 アンケート作成 ライブ中継対応者の調整(スケジュールで招待する) ユーザへ参加者一覧の〆切リマインド( 1週間前) 参加者一覧受領 ユーザへ見学の最終案内( 1週間前) ディスカッション準備(質問の並び替え) 見学対応者スケジュール更新 アフターフォロー フォローアップリスト追加 見学対応者へアンケートの連携 アンケートで追加の質問があれば回答 見学実績一覧の記入(確定) ランディングページ関連 ページレイアウトの定期的な見直し ブログ更新→SNS拡散 ウェビナー情報更新(トップページ) 外部イベント情報更新(トップページ) 事例紹介ページ作成(ユーザ調整からページ作成まで) ページビューなどの分析 Wixの契約更新(年次) ITS事業部サイトのメンバー紹介修正 ITS事業部サイトの勉強会紹介修正 イベント出展関連 イベントスポンサー提案書作成(事業部向け) 社内稟議 スポンサーの申込 登壇者募集&登壇までのサポート ロゴ提出 登壇情報提出 イベント告知ブログ作成 出展用ブース作成(埋め草準備) 登壇者リハーサル 前夜祭参加 アフターフォロー(参加者リストが受領できれば) たくさんの仕事をこなしつつ成果をあげるにはチームワークが重要
  • 10. © 2021 ESM, Inc. マーケティング担当の日常 10 Agile Studio リモート見学 ● 事前打合せを実施し、お客様の状況、見学目的・要望を把握し て、見学コンテンツのアレンジ ● 見学直後のふりかえり、アンケートのフィードバックによる改善 何が嬉しい? ○ お客様と直接会える貴重な機会(100社500名の実績) ○ お客様からの声がモチベーション向上につながる
  • 11. © 2021 ESM, Inc. お伝えしたい内容 11 1. アジャイルなマーケティング活動の実際 2. 私たちのNew Normal。マーケティング職への技術転換
  • 12. © 2021 ESM, Inc. マーケティング活動をアジャイルチームで実施する動機 12 ● 成果を出したい ● 最小限の人数で回したい ● アイディアを創発したい アジャイルな開発チームが 目指す姿そのもの
  • 13. © 2021 ESM, Inc. マーケティングチーム 13 営業担当 事業部 責任者 マーケ責任者 社長 コーチ代表 役割 ● マーケ責任者 ○ 仕事の優先度を決める(プロダクトオーナー の役割) ● マーケ担当 ○ 実務を担当 ● 社長 ○ 外部発信における切り札 ● コーチ代表 ○ アジャイルコーチとして外部発信。豊富なコン テンツを持つ ● 事業部責任者(営業担当) ○ マーケから見込み顧客を受け取る、ある意味 スポンサーでありステークホルダ マーケ担当 PO ステークホルダ
  • 14. © 2021 ESM, Inc. アジャイル型チームのキモ 14 ● 上下関係はなく役割なので指示しない ○ 社長もチームの一員。提案はしても指示命令はしない ● ステークホルダーは手段・作業レベルに口出ししない ○ 事業部長に意見は求めるが、指示は受けない ○ ただし、成果は求めてもらってOK 指示命令ベースではなく、担当自らが考えて仕事を進める。そのためにオープンな場を作る。
  • 15. © 2021 ESM, Inc. オープンな関係を作るために 15 ● メールではなくチャットツールを使う ○ ダイレクトなメッセージを減らしていく。内部政治を生みやす いから ● エンジニアを巻き込む ○ オンライン見学やブログなどに協力してもらう ○ マーケティング活動の成果を公開する ● なんでも見える化し、仕事を隠さない(隠せない・隠す必要がな い)ようにする
  • 16. © 2021 ESM, Inc. オープンな会話
  • 17. © 2021 ESM, Inc. タスクボードによる仕事の見える化(Trello) 17
  • 18. © 2021 ESM, Inc. タスクボード運用のキモ 18 ● 誰でもバックログに追加できるようにする ● 順番を並び変えられるのはオーナー(マーケ責任者)だけ ● 粒度は適宜見直して小さいタスクにしていく(リファインメント) ● 同一担当が同時期に複数のタスクに着手しないようにする(一個 流し)
  • 19. © 2021 ESM, Inc. 成果の見える化(ファンは増えているか) 19 ● 毎月開催しているウェビナーや Agile Studioのリモート見学な どを通じて、ファンが着実に増 えている。 ● 私がマーケティング担当になっ た2020年8月からファンが約2 倍に。 ● めざせ1000人!
  • 20. © 2021 ESM, Inc. 成果の見える化(Webサイトは成果につながっているか) 20
  • 21. © 2021 ESM, Inc. 成果の見える化(事業には貢献できているか) 21
  • 22. © 2021 ESM, Inc. 「可視化」だけでは成果にならない 22 ● アジャイル(Scrum)の原則は「透明性」の上での「検査」と「適 応」 ● 実験を通じた継続的改善が成果をアップさせるためのキモ ● いきなりうまくはできない。計画通りになんかならない ● ふりかえりを通じて、少しずつ上手になる
  • 23. © 2021 ESM, Inc. ふりかえり(Google Jamboard) 23
  • 24. © 2021 ESM, Inc. ふりかえり(Google スライド) 24
  • 25. © 2021 ESM, Inc. ふりかえりの効果 25 ● 重要な改善提案は全てチームのメンバーから ○ 社長や私ではない、のが嬉しいよね ● オープンに実施するので可能性の芽をつぶさない ○ すぐに試してみることができる雰囲気に
  • 26. © 2021 ESM, Inc. ふりかえり運用のキモ 26 ● 開催間隔をだんだん短くしていく ○ 四半期から月、さらにイベント毎に ● すぐにやる ○ イベントが終わったらすぐにふりかえる ○ やると決まったタスクはすぐにタスクボードに投入する ● ツールは臨機応変に ○ しっかりやる場合はオンラインホワイトボード、短時間少人数 の場合はGoogleドキュメント
  • 27. © 2021 ESM, Inc. ここまでのまとめ 27 ● オープンな役割ベースのチームを作ろう ● すぐに効果はでない。ふりかえりによる改善が大切 ● 見える化の改善効果をビジネス成果で測定しよう ● 学びと創発性を大切にしよう
  • 28. © 2021 ESM, Inc. お伝えしたい内容 28 1. アジャイルなマーケティング活動の実際 2. 私たちのNew Normal。マーケティング職への技術転換
  • 29. © 2021 ESM, Inc. Agile Studio は技術転換を支援したい! 29
  • 30. © 2021 ESM, Inc. マーケティング担当にだって技術転換できるはず! 30 ● 当社の歴史で、一度もマーケ専任担当がいたことがない ● 何となくこんな感じだろう、というところからスタート ● しかもいきなり完全リモートだし ● きっと、抜擢された川西も不安だったはず
  • 31. © 2021 ESM, Inc. ぶっちゃけどう思っているのか、聞いてみよう 31 川西 真紀 Agile Studio マーケティング担当 ● 新卒で永和システムマネジメントに入社 ● 金融業務パッケージの開発 ・導入・保守で全国行脚 ● 金融系業務システムの ウォーターフォール開発 に従事 ● 2020年8月よりAgile Studioのマーケティング担当となる 最初はマーケティングってどんな仕事をするの!?でしたが、今は Agile Studioのさまざまな活動を行っています。 たくさんの方にAgile Studioを知ってもらいたい! そんな思いで活動しています。
  • 32. © 2021 ESM, Inc. 最後に 32 新たに仲間となってくれるエンジニアを募集中! http://bit.ly/2X9XKdJ
  • 33. © 2021 ESM, Inc. もう一つお知らせ! 33