Learn Languages 2017 従来言語で理解する次世代言語の概念 #ll2017jp

従来言語で理解する
次世代言語の概念
Learn Languages 2017 in ODC
日本工学院専門学校蒲田キャンパス
2017-08-20
@takano32 a.k.a. TAKANO Mitsuhiro / 高野光弘

次世代の発想
次世代の発想は既存の発想の発展が多い
空飛ぶ車
車 + 飛行機
プログラミング言語にも同様の特徴が多くある

従来が次世代だったころ
Perl
sh + sed + awk
C++
C + オブジェクト指向
Java
オブジェクト指向 + 仮想計算機

次世代の言語についても
従来の言語にあった概念の
多くが参考になる

あくまで「こんなイメージ
」
本気度高いヒトは
石を投げないで下さい

サンプルはアンケート項目

Ruby
Perl + オブジェクト指向
分かりやすい

Haskell
ラムダ計算 + 圏論 + LISP
理解に苦しみがあるかもしれない
LISP は従来の言語で関数型指向言語の代表格

JavaScript
Java + LISP
function が魔窟でもあり武器でもある

Scala
Java + LISP + ML
型推論やパターンマッチは OCaml っぽい

Kotlin
Java + Groovy + Scala
Groovy は Ruby + Python + Smalltalk

Swift
Scala + C++ + REPL(Read Evaluation Print Loop)
REPL はインタラクティブな動作が特徴
Python を起動した直後とかが REPL

Erlang
Prolog + Smalltalk
簡約していくことを意識すると書きやすい
アクターモデル
小さなオブジェクトが分散して仕事をする

Elixir
Erlang + Ruby
Erlang のような堅牢性
可読性を重視
手軽に堅牢性を実現する試み

Rust
Haskell + ML + Erlang
型がよくできている
並行性は軽量なタスクで構成

C#
C + Java + LISP + COINS
COINS は中間言語が特徴
X => 中間言語 => Z
Y => 中間言語 => Z

Go
C + Python + Erlang
構文チェックなどの厳格さ
コードを正準系にする機能がある
goroutine は軽量プロセスっぽく使える

だいたいこんなイメージ

次世代言語の概念
いきなり次世代言語を理解するのは難しい
過去にいろいろな問題解決の試みがある
理解できないものも分割すれば理解できる

まとめ
この先生きのこるには
次世代言語の概念の理解
既存の言語の概念も有用
次世代の次を生きのこるには
次世代言語の概念をいまのうちに理解する
千里の道も一歩から
言語の歴史をさかのぼる
断片的な理解を集めて合体させれば理解できる

ご清聴ありがとうございました

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