RailsエンジニアのためのActive Recordの基礎から学ぶ実践的DB連携

ActiveRecordに
ついて
BRANU株式会社開発部添川知紘

なぜ今、ActiveRecordなのか？
最近、友人がRubyエンジニアからバックエンドTSエンジニアに転職した際、
「ActiveRecordは本当に便利だった」と熱く語っていたことがきっかけです。

そもそも
ActiveRecord
とは
簡単に言えば、モデルとDBの間のSQL翻訳機！とも言える
モデルとDBの間の仲介役であり、オブジェクト指向プログ
ラミングのアプローチを
データベース操作に適用するためのツール
RubyonRailsフレームワークの一部として
提供されるO/Rマッパー。
Active Recordはこのモデルとデータベ
ースの間で、モデルの操作やクエリをデ
ータベースに対応するSQL文に変換して
実行するものだ。

何がそんなにいいのでしょうか

ActiveRecordメリット
PostgreSQL、MySQL、
SQLiteなど様々なDBに対応
データベース非依存
オブジェクト指向でデータ操
作を記述できるため、コード
が読みやすくなる
可読性と保守性の向上
SQLを直接書く手間を省き、
Rubyのコードだけでデータ
ベース操作が可能
開発効率の向上

ActiveRecordデメリット
シンプルなCRUD操作には非
常に強力ですが、複雑な結
合、サブクエリ、には弱い
柔軟性の制限
Active Recordは、データベ
ースのスキーマに強く依存し
ています
密結合と依存性
N+1問題などが発生しやすい
パフォーマンスボトルネック

ActiveRecordと
もっと仲良くなろよ
もっとエコなコードを書けるようにすること

クエリが発行されるタイミングを理解する

クエリが発行されるタイミングを理解する２

では、どのようにすれば
ActiveRecordと仲良くなれるの？

ActiveRecord
のオブジェクト
は重い
たくさん作るとメモリを大
量に消費します。
Active Recordの
オブジェクトは大きい

find_each を使おう
バッチ処理など、一度にたくさんのオブジェクトを扱わざるを得ないときには
find_eachを使って少しずつモデルオブジェクトを取得しましょう。

length, size, countの
違いを理解して使い分ける

pluckを使おう
ユーザの名前だけほしい、というときにUserオブジェクトを生成するのはメモリの無駄です。
Active Recordにはpluckというメソッドがあり、これはモデルオブジェクトを生成せずに引数のカ
ラム情報だけを取得してくれるので、特定のカラムの値だけほしいときは積極的に活用しましょ
う。

まとめ
ActiveRecordは便利だが、扱いには気をつけたい
ActiveRecordの強みと弱みを理解することの重要性。
ただ動くコードを書くのではなく、パフォーマンスを意識した開発が必要
メソットを使い分けることでアクティブレコードと仲良くなれる

RailsエンジニアのためのActive Recordの基礎から学ぶ実践的DB連携

More Related Content

Recently uploaded (12)

Featured (20)

RailsエンジニアのためのActive Recordの基礎から学ぶ実践的DB連携