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re:dash  Use  Cases  at  iPROS
株式会社イプロス  
開発部  
横⽥田  順平
Jumpei  Yokota  
@yokotty_̲j  
IPROS  開発部  
(新卒⼊入社2年年⽬目)  
Main  Job  
サーバーサイド  PG  
データ分析→施策検討
アジェンダ
• re:dash  による  

Visualization  /  Dashboard  
• イプロスにおけるデータ分析の

re:dash  導⼊入前と導⼊入後  
• re:dash  活⽤用のポイント
re:dash  による  
Visualization  /  Dashboard
Visualization  Type
Chart  
Cohort  
Counter  
Map
Chart  
  (5  series  type)
Area(面グラフ)
Pie(円グラフ)
Scatter(散布図)
Column(棒グラフ)
Line(折れ線グラフ)
Cohort
Counter
Map
How  to  visualize?
1. Queries  (or  Top  Page)  →  New  Query  
2. Data  Source  を選択  
3. SQL  実⾏行行  
4. +New  Visualization  
5. セッティング後,Save
https://demo.redash.io/
re:dash  公式デモサイト
Ex)  Line  Chart(折れ線グラフ)
https://demo.redash.io/queries/516
SELECT
to_char(created_at,'YYYY-MM-DD') AS created_at,
action,
count(id) AS count
FROM events
WHERE created_at BETWEEN NOW() - interval '6 month' AND NOW()
GROUP BY 1,2
ORDER BY 1,3 DESC
データソース
re:dash
(PostgreSQL)
Ex)  Line  Chart(折れ線グラフ)
SELECT
to_char(created_at,'YYYY-MM-DD') AS created_at,
action,
count(id) AS count
FROM events
WHERE created_at BETWEEN NOW() - interval '6 month' AND NOW()
GROUP BY 1,2
ORDER BY 1,3 DESC
データソース
re:dash
(PostgreSQL)
Ex)  Line  Chart(折れ線グラフ)
YX Series
Ex)  Line  Chart(折れ線グラフ)
グラフにマッピングするカラムを指定
Ex)  Line  Chart(折れ線グラフ)
X  Axis  Type(X  軸の尺度度)  
・Category:カテゴリデータ(質的データ)  
・Date/Time:⽇日付データ  
・Linear:⽐比率率率データ/間隔データ(量量的データ)
Dashboard
• 作成した  Visualization  や  Table,
テキストボックスをタイル状に

並べてダッシュボード化  
• テキストボックスはHTML  コードも
⼊入⼒力力し,そのまま表⽰示可
How  to  create  Dashboard?
1. Top  Page  →  New  Dashboard  
2. Dashboard  Name  を⼊入⼒力力して  Save

(これが  URL  になるため英語を推奨)  
3. Add  Widget(+マーク)で  Query  を指定  
4. Choose  Visualization,Size  指定して  Save  
5. グラフの並び替えやタイトル修正
グラフの並び替え
イプロスデモ公開中
https://demo.redash.io/dashboard/ipros-‐‑‒demo
普通のダッシュボードツール  
・・・?
それだけじゃない!
便便利利機能たち
• リンク  
• クエリパラメータ  
• フィルター/マルチフィルター  
• リフレッシュスケジュール
リンク
• URL  を  SELECT  すると⾃自動的に

リンクになる  
• <a  href=“http://
www.google.com”>Google</a>

を⽂文字列列⽣生成すると・・・
https://demo.redash.io/queries/521
クエリパラメータ
ん?表⽰示されない?
https://demo.redash.io/queries/521?p_userId=2
クエリパラメータ
クエリパラメータ
•   {{hoge}}  でSQL  の⼀一部を変数化  
• クエリの  URL  に  p_̲hoge  を付けて

アクセスすると値が置換されて演算  
• 複数パラメータも可能  
• ダッシュボードへも適⽤用できる
リンク  ×  クエリパラメータで・・・
https://demo.redash.io/queries/520
ドリルダウン,動線設計
リンク  ×  クエリパラメータで・・・
フィルター
https://demo.redash.io/queries/559/source#770
マルチフィルター
https://demo.redash.io/queries/560/source#772
フィルター/マルチフィルター
• カラムの要素を選択してグラフ化  
• AS  “hoge::filter”  

AS  “hoge::multi-‐‑‒filter”
リフレッシュスケジュール
リフレッシュスケジュール
• 定期実⾏行行で結果を最新の状態に  
• 1分〜~1週間毎,5分刻みの時刻指定
など細かいスケジュール設定
イプロスにおけるデータ分析の  
re:dash  導⼊入前と導⼊入後
What  is  IPROS  ?
国内最⼤大の「製造技術データベースサイト」イプロス製造業をはじめ  
他業種,多国籍に  B  to  B  サイトを展開
ユーザーと出展者をマッチングする  
イプロスサイトはいわば  ”Web上の展⽰示会”  
営業
問合せ
製品やサービスを
探している
製品やサービスを
PRしたい
ものづくり現場の  
エンジニア・購買担当者
営業・販売促進担当
マッチング
出展者ユーザー
データ分析における  
Who?  Why?  What?
Who  ?  &  Why  ?(誰が何のために)
• 企画:施策の検討・振り返り,マネタイズ,

      SEO  など  
• 開発:バグや異異常がないかどうかの監視  
• 営業:クライアント,広告のパフォーマンス  
                                                    etc  …
What  ?(何を⾒見見るか)
• サイト閲覧数,成⻑⾧長度度(PV,UUなど)  
• マッチング発⽣生状況(CV)  
• 出展者ごとの集客状況や広告効果  
• 施策ごとの  KPI
How  ?
re:dash  導⼊入前
ログデータ
集計データ
マスタデータ
イプロス

分析プラットフォーム
Amazon  
Redshift
解決すべき点
• 保守性が低い分析プラットフォーム  
• ⾒見見たいデータがどこにあるか分からない

画⾯面が多くても⾒見見るページは⼀一握り  
• 都度度のデータ出し対応

(対応者でクエリにバラツキ,再利利⽤用性低)  
• 可視化は  Excel  …  時間がかかる,重い
re:dash  導⼊入後
集計データマスタデータ ログデータ
Amazon  
Redshift
作成したダッシュボード
• トラフィック分析

(⽇日次/週次⽐比較/⽉月次,CV  深堀り)

→  フィルターでサイト毎に表⽰示  
•   ユーザーや出展者,広告の分析

→  パラメータを使ってマクロ⇒ミクロ分析  
• 施策毎の検証,KPI

→  あらゆる⾓角度度で分析してダッシュボード化
re:dash  導⼊入で変わった点
• URL  のみでデータソース&グラフを

スムーズにやり取り  
• クエリの共有による均質化,SQL  ⼒力力  UP  
• ⾼高い保守性  
• 多様なグラフを並べて施策検討,深堀り
re:dash  活⽤用のポイント
re:dash  活⽤用のポイント
• 気付きの得られるグラフを作る  
• 適切切なスケジューリング  
• OSS  
気付きの得られるグラフを作る
• ⽉月次や年年次での集計  
• ⾏行行  ↔  列列  変換  
• 割合,昨対⽐比  
• ⻭歯抜けデータの補填



などを駆使して,直感的に理理解できるグラフにする
⽉月次や年年次での集計
— postgresql
to_char(created_at,’YYYY-mm-dd’)
to_char(created_at,’YYYY-mm-01’)
— mysql
date_format(created_at,’%Y-%m-%d’)
date_format(created_at,’%Y-%m-01’)
⾏行行  ↔  列列変換
— 行→列
SUM(CASE col1 WHEN ‘val1’THEN 1 ELSE 0 END) AS “val1”,
SUM(CASE col1 WHEN ‘val2’THEN 1 ELSE 0 END) AS “val2”
— 列→行
SELECT col1 FROM table1
UNION ALL
SELECT col2 FROM table1
割合,昨対⽐比
SELECT
CASE date_part(dow, week_before_last.log_date)
WHEN 0 THEN '日'
WHEN 1 THEN '月'
WHEN 2 THEN '火'
WHEN 3 THEN '水'
WHEN 4 THEN '木'
WHEN 5 THEN '金'
WHEN 6 THEN '土'
END AS week,
week_before_last.cnt AS week_before_last,
last.cnt AS last_week,
this.cnt AS this_week
FROM (~) AS week_before_last
LEFT OUTER JOIN
(~) AS last ON last.log_date =
week_before_last.log_date + CAST('7 days' AS INTERVAL)
LEFT OUTER JOIN
(~) AS this ON this.log_date = last.log_date +
CAST('7 days' AS INTERVAL)
GROUP BY last.log_date, 2,3,4
ORDER BY date_part(dow, last.log_date)
⻭歯抜けデータの補填
FROM calender c
LEFT OUTER JOIN (
SELECT log_date, count(id) AS cnt
FROM pv
GROUP BY 1
) AS p ON c.log_date = p.log_date
本来  SQL  は抽出が強み  
整形は他に任せるべき
でも  re:dash  は

そこを敢えて  SQL  で

乗り切切る必要がある  


出⼒力力イメージを先に持って

ゴリゴリ  SQL  を書く!
適切切なスケジューリング
• データの変化が多いものや,よく
⾒見見られているグラフは更更新頻度度を
⾼高くする  
• 同じ時間・データソースに

重いクエリを投げない
実際に使っています
https://demo.redash.io/dashboard/ipros-‐‑‒demo
スケジュールが偏ってないか?  
データソースごとに状況把握
OSS
• re:dash  はオープンソースだから
こそバグもポテンシャルもある  
• 完璧を求めない  or  コミッタになる
バグ?
• 2軸グラフに対して  x_̲max  /  x_̲min  を

設定するとグラフが表⽰示できなくなる  
• 1000  ⾏行行以上は  x  軸に設定できない

(1⽇日1⾏行行だと  MAX  で3年年…)

                              etc  …
今後対応されたらいいな・・・
• グラフ出⼒力力期間の範囲指定,絞り込み  
• re:dash  内での  TIME  ZONE  設定  
• CSV  出⼒力力のエンコーディング設定  
• ヒートマップやバブルチャートなど

Chart  の種類追加  
• 近似曲線,移動平均線など

                            etc  …  
Enjoy  re:dash  !  
ありがとうございました

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