エンタープライズ開発でのSelenium活用事例
- 2. 自己紹介 self-introduction 大田尾 一作 isaac otao Since 2006 Selenium 0.7
- 7. Seleniumの大変さ Difficulties in Selenium テストコード作成・保 守に時間がかかる 初回テストの工数 ソース変更時の対応
- 8. 現場での工夫 Customize Selenium at Project データ駆動テスト（入力 ＆検証） ScreenShotを1行で DB初期化/エクスポート など
- 9. データ駆動テスト Data Driven Test Excelを利用し、複数の ケースの入力・検証 画面項目 （ツールが自動で 画面から取得） 入力データ （テスターが 入力）
- 10. データ駆動テスト Data Driven Test 1行で複数ケースを実施 正常系、境界値、etc
- 11. ScreenShotを1行で ScreenShot wrapper method ＜素のSeleniumの場合＞ File scrFile = ((TakesScreenshot)driver). getScreenshotAs(OutputType.FILE); FileUtils.copyFile(scrFile, new File("c:¥¥ProjectA¥¥IE8¥¥ 検索結果画面.png")); 毎回フォルダや ファイル名を指定 するのは大変！
- 12. ScreenShotを1行で ScreenShot wrapper method ＜ラッパーメソッドを作成＞ TestUtil.saveScreenshot(driver, “ 検索結果画面"); たった一行書く だけで自動で フォルダをわけ て保存できる！
- 13. 社内ライブラリ化 customized Selenium in our corp. 現場での工夫・カスタ マイズを集結し、社内 ライブラリ化 手順書等も作成して社 内展開
- 14. ここ1-2年の社内事例 Enterprise Case in 2012-2013 金融グループ会社イントラ更改 ECサイト向け決済サービス基盤 小売業向け商品管理・販売シス テム 電子マネー交換システム など10件弱（＋検討中）
- 15. 事例①クレジット入会システム Case1: Credit admission system クレジットカードの申込情報を 入力する画面 PC4000項目のうち3000項目、 携帯4000項目のうち3000項目 に適用 画面操作とキャプチャ取得を自 動化、検証は目視
- 16. 事例①クレジット入会システム Case1: Credit admission system ＜結果＞ PC向け（IE7,8,9）は同じテス トコードで実施できた テストコードを書くのに2人月 手動で実施するよりも工数がか かり、工数削減には至らず 品質はある程度確保できた
- 17. 事例①クレジット入会システム Case1: Credit admission system ＜課題＞ IEで実施時、1回目だけなぜか項 目が見つからない例外発生（未 解決のまま運用でカバー） 携帯用はPC用から書き換え必要 Android対応途上（まだ使える レベルではない）
- 18. 事例②カード加盟店管理システム Case2: member store management system カード加盟店申込のワークフロ ーシステム 開発FWはintra-mart利用 オフショア開発の受入れに Seleniumを適用 エビデンス取得として画面キャ プチャ機能を利用
- 19. 事例②カード加盟店管理システム Case2: member store management system ＜結果＞ 受入試験を平均３回実施し、非 適用時予測値に対して約40%の 工数削減 JUnit経験者が多数いたこと、 Javaスキルが高い担当者が実施 したことにより効果が出た
- 20. 事例②カード加盟店管理システム Case2: member store management system ＜課題＞ Popup機能との連動が不安定（ 最終的には実施できたが） ログイン/ログアウトによるセッ ション制御が難しい SSO環境では検証できない
- 21. 適用見送り事例 inapplicable case 某大手ERP ERPツールが生成するHTMLは 「inputタグにname属性が無 い」「id属性がアクセスの度に動 的に変動」→カスタマイズ必要 期間期間が短く、カスタマイズ の時間が取れないため見送り
- 22. 事例よりまとめ consideration at cases １回の実施では30％～２倍以 上の工数がかかる。 長期的継続利用で回収を見込む 仕様変更時などに、デグレを発 見できた。 人的ミスの排除、ツール化によ る試験実施方法の属人性排除
- 23. 本日のまとめ in conclusion Web系企業だけでなく エンタープライズ企業 システムでもSelenium 全てを適用しようとせ ず、部分適用から