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コンピュテーショナル
デザイン
第十四回
2019.1.11
20180111 1Computational Design
20180111 2Computational Design
今週の流れ
最終課題の確認
3Dモデルの図面化
• GHのモデルをベイク
• Make2Dを使った線の抽出
• 線幅・線種の整理
• 図面の配置と仕上げ
最終課題の進捗確認
20180111 3
ライセンスの更新
Computational Design
まだライセンスが切れていない場合は、ツール>ライセンスマネージャを選びます
20180111 4
ライセンスの更新
Computational Design
「変換」ボタン、または「Zooを使用」ボタンをクリックします
20180111 5
ライセンスの更新
Computational Design
150.19.134.12
「下のZooサーバーを使用」を選び、入力画面に150.19.134.12を入力します
この数字はライセンスを保存しているサーバーのIPアドレスなので、必ず覚えてください
今後ライセンスを更新する場合にも必要になるアドレスです
20180111 6
ライセンスの更新
Computational Design
HITNETに繋がっていることを確認し、「接続を確認」をクリックします
20180111 7
ライセンスの更新
Computational Design
接続テストが成功したら、サーバーのライセンスが使える準備ができました
もしも接続が確認できない場合は
サーバーにトラブルが起きている場合もありますので研究室に来てください
20180111 8
ライセンスの更新
Computational Design
「OK」をクリックすると、ライセンスが使える様になります
これでライセンス更新の半分が完了しました
20180111 9
ライセンスの更新
Computational Design
最後に自分のPCにサーバーのライセンスを譲渡させます
「チェックアウト」をクリックすることで
一時的にサーバーからライセンスを受け取ります
20180111 10
ライセンスの更新
Computational Design
ライセンスを譲渡することで、1か月間自由にライセンスを使用することができます
これをしておかないと、家に帰った時(大学のネットワーク外)にライセンス切れになってしまいます
必ず1か月に1度はライセンスの更新をしてください
「ZOOライセンスは2018/01/xx
までチェックアウトされています」
20180111 11Computational Design
最終課題の確認
各自で最終課題を進めてきていると思いますが、ここでもう一度重要な点に
ついておさらいしておきます。評価に影響する部分なので、自分の課題を照
らし合わせ、しっかりと理解しておいてください。
1. 実際の渡り廊下や階段に触れ、現実的な寸法や基本的な部品構成を理解する
2. 2. 3号館の2階または3階と、新3号館の4.5階を繋ぐデザインとする
3. グラスホッパーとライノの両方を使い、手すりなどの詳細まで作りこむ
(使用するコンポーネントの総数は最低100個!)
20180111 12Computational Design
最終課題の確認
来週の授業までに提出してもらう提出物は、1~5すべてが揃った状態で評
価となります。一つでも不足があった場合は自動的に評価が一つ下がるの
で、すべての提出物が正確に提出されていることをよく確認してください。
提出の遅れも評価を一つ下げる事になりますので、気を付けてください。
1. 3Dモデル ライノファイル(3dm)/[学籍番号.3dm]
2. グラスホッパーモデル GHファイル(gh)/[学籍番号.gh]
3. 名前と説明文(150字程度) ワードファイル(docx)/[学籍番号.docx]
4. 完成形のスクリーンショット2枚 画像データ①(jpg)/[学籍番号a.jpg]
画像データ②(jpg)/[学籍番号b.jpg]
5. 図面 平面図、立面図、アクソメ図を一枚に配置して印刷
20180111 13Computational Design
3Dモデルの図面化
20180111 14Computational Design
3Dモデルの図面化
これまでは三次元で作り、三次元での表現をしてきましたが、平面図や立
面図といった投影図を描くことも非常に重要です。ライノで三次元モデル
を作っていれば、それを活用して図面を書くことが出来ます。手順として
は以下になります。
1. (GHの場合)GHのモデルをベイク(Bake)してライノのポリサーフェースにする
2. Topビュー(平面図)やサイドビュー(立面図)でMake2Dを実行し線を抽出
3. Make2Dで作られた線のレイヤーを変えて、線種などを整理
4. 新規レイアウトを作り、図面を配置。文字や寸法を入れて図面を完成させる
20180111 15
GHのモデルをベイク
Computational Design
GHでつくった階段のモデルを図面化します
まず最初にGHのモデルをベイクしてポリサーフェースにします
20180111 16Computational Design
ポリサーフェースにしたいコンポーネントを選択し、
マウスの中央ボタンを押してベイクを選択しますGHのモデルをベイク
20180111 17Computational Design
ポリサーフェースのオブジェクトになりました
ポリサーフェースになっていればMake2Dのコマンドが使えますGHのモデルをベイク
20180111 18
Make2Dを使った線の抽出
Computational Design
最初に平面図を描きます
図面に含めたいオブジェクトを選択し、 Topビューを選んだ状態でMake2Dを実行します
20180111 19
Make2Dを使った線の抽出
Computational Design
2D図オプションの「現在のビュー」が選択されていることを確認してOKをクリックします
20180111 20
Make2Dを使った線の抽出
Computational Design
Topビューから見える状態が線で描かれます
位置がモデルと重なっていると手間がかかるので、すぐに図面の位置を移動させます
20180111 21
Make2Dを使った線の抽出
Computational Design
同様にRightビューでMake2Dを実行し、立面図を描きます
この場合、視界の邪魔になっている新3号館は選択から外します
20180111 22
Make2Dを使った線の抽出
Computational Design
平面図と同様に立面図が描かれました
20180111 23
Make2Dを使った線の抽出
Computational Design
アクソメ図も同じ手順で行い、必要な図面を全て準備します
20180111 24
線幅・線種の整理
Computational Design
テンプレートファイルにはいくつかの線種の異なるレイヤーを準備してあります
Make2Dで書き出された線は全て一つのレイヤーになっていますので、
線のレイヤーを変更し線種を調整します
20180111 25
図面の配置と仕上げ
Computational Design
下の「図面」タブを選びます
こちらも事前につくっておいたレイアウトがありますので、今回はそれを使います
20180111 26
図面の配置と仕上げ
Computational Design
レイアウト上にあるフレームを選ぶとそれぞれの図面の縮尺を調整できます
20180111 27
図面の配置と仕上げ
Computational Design
フレームの中をダブルクリックすると見ている範囲を移動させることができます
先ほど平面図を配置した位置に移動して、平面図を表示させます
20180111 28
図面の配置と仕上げ
Computational Design
同様に全ての図面表示範囲を調整して全体のレイアウトを整えます
20180111 29Computational Design
2年前期「デジタルファブリケーション」の授業について
「デジタルファブリケーション」は以下の点で非常に特殊な授業です。授
業に興味のある学生は内容を良く理解した上で履修してください。
• この内容の授業をこれだけの規模で行っている大学はまだ無い。
• グループワークが基本。(グループ割は各課題毎にランダムに決めます)
• 課題制作のために各自で材料調達が必要。
• 課題によっては授業外の作業が重要。グループでうまくこなす必要あり。
• 成績は各課題と、最後に個人で提出する作品集で評価します。
2年後期の「BIM実習」を履修するためには、必ずこの授業を取ってくださ
い。
20180111 30Computational Design
2年前期「デジタルファブリケーション」の授業について
「コンピュテーショナルデザイン」が三次元での設計の基礎を学ぶ授業に
対し、「デジタルファブリケーション」はどんどんと成果物を実際につ
くっていく授業になっています。「コンピュテーショナルデザイン」で学
んだ内容は理解している前提で授業が進んで行きます。
2年前期で「デジタルファブリケーション」を取る予定の人は、HDLのHP
にアップされているスライドや動画をもう一度見直し、本学期の復習をし
てください。また「デジタルファブリケーション」では教科書も指定して
あります。事前に購入して各自でライノ学習を進めて下さい。
20180111 31Computational Design
DFの教科書
「 Rhinoceros+Grasshopper
建築デザイン実践ハンドブック」
ノイズアーキテクツ 著
彰国社
ISBN-10: 4395241239

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