息子が笑わなくなった日から|高校生引きこもりの原因を母は見つめた 「うちの子が引きこもるなんて、思ってもいませんでした。」 中学までは明るく、友達ともよく遊び、勉強も頑張っていたK君。 それが高校進学を境に、少しずつ笑わなくなり、無気力になり、やがて完全な引きこもり状態へ——。 このスライドは、高校1年生の男子生徒K君が、「引きこもり」という閉ざされた状況から、通信制高校への転校、学生寮への入寮を経て、社会へと一歩を踏み出すまでの回復の道のりを、保護者の視点と支援現場の視点から記録したものです。 ◆ 1章:K君のプロフィールと経過 スライドの冒頭では、K君がどのような経緯で引きこもりに至ったのか、その流れを簡潔に整理しています。 ・中学までは問題なし ・高校受験の失敗と孤立 ・部活ストレス ・暴言・破壊・閉じこもりの始まり これらの経過をたどったK君は、「完全な引きこもり」状態となり、家族との会話も遮断し、日常生活すら困難な状況にありました。 ◆ 2章:高校生の引きこもりの原因とは? 多くの保護者が誤解しがちなのは、「何かひとつ大きな原因があるはず」という思い込みです。 しかし実際には、K君のようなケースでは、複数の小さなストレスや違和感が積み重なって、ある日突然、限界を迎えるという経過がほとんどです。 このスライドでは以下のような「主な引きこもりの原因」を紹介しています: 成績への過度なプレッシャー 自己否定・完璧主義傾向 高校進学後の孤立 部活動における不適応 家庭内のコミュニケーションの断絶 正論や叱責が逆効果になる“心の防衛” ◆ 3章:ステージ判定と回復への兆し 私たち一般社団法人不登校引きこもり予防協会では、独自の「不登校・引きこもりステージ判定表」を活用し、子どもの状態に応じた支援を行っています。 K君の場合、「ステージ3後半」に該当する深刻な状況でしたが、家庭訪問支援(アウトリーチ)と保護者へのコーチングを並行して実施することで、少しずつ回復の兆しが見えてきました。 ◆ 4章:支援の3ステップ K君をはじめ、多くの引きこもりの子どもたちは、段階的に以下の3つのステップを踏むことで回復していきます。 Step1:生活リズムの回復 学生寮や合宿型の支援を通じて、夜型の生活から朝型へ。日常を取り戻します。 Step2:自信と自律の再構築 通信制高校・サポート校などで「わかる・できる」の経験を積み、自己肯定感を育てます。 Step3:社会との接点 アルバイトやボランティア、講演登壇など、自分が“誰かの役に立てる”実感を得る機会をつくります。 この3ステップは、私たちがこれまで1万人以上の支援から確立した実践的メソッドです。 ◆ 5章:K君の“今”とこれから K君は、完全な引きこもり状態から5ヶ月後、通信制高校サポート校に転校し、学生寮に入寮。 支援者と家族の継続的な関わりのもと、笑顔が戻り始めています。 さらに現在は、2025年7月19日開催予定の当協会主催の講演会で、自らの体験を発表する予定です。 かつてのK君のように悩んでいる誰かに、「大丈夫。変われるよ」と伝える準備を進めています。 ◆ 6章:保護者へのエール 引きこもりは、本人だけの問題ではありません。 ご家族全体が悩み、混乱し、ときに孤立し、そして疲弊していきます。 でも—— 親の対応が変われば、子どもは変わります。 見守るだけではなく、専門家とつながる 怒らず、焦らず、でも“放置しない” 家庭の空気を変えることから始める 私たちは、そうしたご家庭の「最初の一歩」に全力で寄り添います。 ◆ 7章:無料相談のご案内 もし、今お子さんのことでお悩みなら、 「どこに相談していいのかわからない」と感じているなら、 まずは私たちにご連絡ください。 再出発の実話と支援のヒントを紹介! ▶︎ https://yoboukyoukai.com/%e6%81%af%e5%ad%90%e3%81%8c%e7%ac%91%e3%82%8f%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f%e6%97%a5%e3%81%8b%e3%82%89%ef%bd%9c%e9%ab%98%e6%a0%a1%e7%94%9f%e5%bc%95%e3%81%8d%e3%81%93%e3%82%82%e3%82%8a/ 家庭訪問(アウトリーチ) 寮生活による生活改善支援 通信制高校への転校支援 親子関係の再構築コーチング 不登校・引きこもりは、“支援につながれば変わります”。 K君のように、あなたのお子さんにも、再出発の道があります。