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4年前にRustで新規プロダクトを?!枯れてない技術の採択にまつわるエトセトラ:developers summit 2023 10-d-8
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Yusuke Mori
デブサミ2023での登壇資料です
Engineering
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2023 paild, Inc. なぜRustを選んだのか? 高速な実行速度を実現することに対して伸びしろがあり、またオブジェクトのラ イフタイムなどまで含めた、コンパイラによる高度な静的チェックが優秀である ためバグを生みにくいからです。 また、traitや所有権などの現代的な機能がデフォルトで提供されており、cargo も洗練されており、後発の言語ならではのよさがあります。 欧米のテックジャイアントと呼ばれる企業群も積極的に投資を始めており、今後 の成長性なども見込めるため…
10.
2023 paild, Inc. なぜRustを選んだのか? 高速な実行速度を実現することに対して伸びしろがあり、またオブジェクトのラ イフタイムなどまで含めた、コンパイラによる高度な静的チェックが優秀である ためバグを生みにくいからです。 また、traitや所有権などの現代的な機能がデフォルトで提供されており、cargo も洗練されており、後発の言語ならではのよさがあります。 欧米のテックジャイアントと呼ばれる企業群も積極的に投資を始めており、今後 の成長性なども見込めるため… 適当です
11.
2023 paild, Inc. 実際に困ったこと ●
非同期ランタイムが天下統一されるまでに、かなりの時間を要した ● 各種SDKにRustがない、または公式サポートなものがない ● IDLとの相性が悪い ● リリース3ヶ月前に、actix-webのリポジトリが消失
12.
2023 paild, Inc. 実際に困ったこと
〜非同期ランタイム今昔〜 ● Rustでは、永らく非同期周りのデファクトが定まっていなかった ○ tokio vs async-std vs smolだけならまだしもactix-rtなどの亜種も... ○ 今はtokioが天下統一した(はず) ● しかし、まだ非同期への道のりは長い ○ dieselは未だに非同期対応が進んでいない ○ asyncなtraitを作るためには外部crateが必要
13.
2023 paild, Inc. 実際に困ったこと
〜SDK問題〜 ● 当然のようにSDKのサポート言語にRustが含まれている状態ではない ○ Auth0 / SendGrid などなど、どうにかはなるができれば公式でサポートしてほしい… ○ 有志によるライブラリがない場合はAPIを直接叩きあれこれする必要があります ● AWS SDKの問題 ○ 永らくRusotoという非公式なライブラリがデファクトだった ○ aws-sdk-rustの登場により公式SDK爆誕、しかし…
14.
2023 paild, Inc. 実際に困ったこと
〜OpenAPI/Protocol Buffers〜 ● OpenAPIからサーバーコードを吐き出したいがなかなかうまくいかない ○ サーバーコードにマクロをつけてOpenAPIを吐き出すというのが昨今の主流 ○ サーバーサイドコードを触らないとインターフェースが決められないということになる ● Protocol Buffersでtonicのサーバーコードを吐き出せる! ○ over httpするにはgatewayが必要だがwritten by Rustなgatewayを吐き出すのは難しい...
15.
2023 paild, Inc. 実際に困ったこと
〜actix-webのお家騒動〜 ● actix-webのメンテナがリポジトリをアーカイブしてしまった ○ 色々と事情はあったみたいだけど、要するに使っていたフレームワークがいきなり消失した ○ OSSなので、当然のリスクではあるものの…相当震えました ○ 本件については、その後JohnTitorがメンテナーに就任することで解決した
16.
2023 paild, Inc. 採用は?
17.
2023 paild, Inc. 採用に関して ●
幸いなことにRustを書きたいというdeveloperは多い ○ 弊社もポジションオープンしてるので、是非ご応募ください♥ ● ただ、会社のスケーリングに合うほどかどうかは会社による ○ 来月から10人Rustで本番コードの開発経験がある人を、予算内で調達!とかは多分厳しい ● オンボーディングについてはさほど問題にならない ○ プログラミン言語の難しさ <<< Webの本質的な難しさ
18.
2023 paild, Inc. まとめ ●
日頃から技術の特性・雰囲気について情報を収集しておくと、いざ選定の際 に選んでも大丈夫かどうかくらいの判断材料にはできる ● RustでのWebサービス開発は、しんどい部分も経験してきたが、それを補っ て余りある良い部分があるし、それでも最近はかなり枯れてきた ● 採用に関しては、会社のフェーズや人的リソースの確保のやり方によっては スケールしない
19.
2023 paild, Inc. Thank
you for listening!!!
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