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第16回図書館総合展サンメディア主催フォーラム 
ディスカバリーサービス徹底検証 
~図書館員が知っておくべき利用機関の5つの本音~ 
結局ディスカバリーサービスって何のためのツールなんです? 
2014.6.7 15:30~ 於パシフィコ横浜鹿児島大学学術情報部情報管理課北山信一
論文のタイトルで探すときは…… 
外国語の論文を探すには…… 
雑誌記事を探すときには…… 
雑誌記事を探すときには…… 
探す資料の種類によって使うツールを使い分けましょう 
目的にあったデータベースを選択してください。 
日本国内の学術論文情報は…… 電子ブックを読む方法 
どれ使っていいのか、わからなくなるんだよね…… 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
図書は書名や著者名で「論文のタイトル」で 
は検索できません 
論題しかわからない時は 
まず文献DB等で収録さ 
れている雑誌名を云々… 
探す資料毎に 
使うツールが 
異なります 
フリーワード検索とは 
前方一致検索… 
後方一致検索… 
AND検索… 完全一致検索… 
NOT検索… OR検索… 
ヨミ… 
件名… 
このテクニックはボクには 
必要なさそう(訳:めんどくさそう)だから使わないかも 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
これはOPACの検索ログです 
簡単なキーワード検索ばっかりです 
「高度な検索方法」を使う人なんかいませんってば 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
利用者教育の負担減 
電子書籍の目録問題 
システムの鮮度 
簡単に検索 
さまざまな期待を背負って導入されたんですよね 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
それは2013年3月7日のことでした 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
欲しい情報が 
トップ(検索結果上位)に来ない 
電子ジャーナルやOPACを 
一括して検索できて便利 
面白い 
使いにくい 
わかりにくい 
◯◯が検索できて 
いるのか不安 
OPACの方が 
いい 
該当のものに辿りつくのに苦労する 
検索結果が多すぎる 
検索対象範囲が狭い 
何の話をしてるんだコレ……? 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
自らの検索行動に 
対して期待している 
結果のイメージ 
”探していたもの”がヒッ 
トする安心感 
ディスカバリーサービスの感触が気持ち悪かったのかも 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ところで、これについてはどうなったの? 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
「検索語」検索 
「形態素解析」 
D.S.の方が「ヒットなしが少ない」気はしてる…… 
検索 
V.S. 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
いろいろなデータソースからバランスよく拾ってきてい 
るような気はする…… 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
事典類を一緒に引けるのは地味に便利な気がする…… 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
諦めたらそこで試合終了ですよ? 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
DS ≒ OPAC or DS = OPAC と思 
われている…? 
「図書館の目録は『打てない漢字』の時はひらがなでいいはず」 
……ってツッコミを入れられたらしいよ 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
なお、検索ログを見るとユーザ 
はここで退散した模様…… 
検索エンジンの方が賢いの?… 
も、もしかして……「7つの習慣」? 
7つの週間(?) 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
授業、ガイダンス等のサイクルと一致 
(わけあって7月以降のデータ反映してませんが) 
利用件数は増えている(少なくとも今のところは) 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
貸貸出出冊冊数数 
の年推移 
4月5月6月7月 
2013年4,030 5,168 4,989 6,717 
2014年4,884 6,014 5,872 7,894 
増加率+21.2% +16.3% +17.7% +17.5% 
貸出冊数 
の月毎比較 
2013年3月のDS導入以降、貸出冊数の増加傾向が 
続いている 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
リポジトリ・コンテンツ 
ダウンロード件数 
「いや多すぎるだろ」とかいうツッコミ禁止 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
誰も、上手く言語化できない…… 
期待した結果と違う…… 
何か感覚が…… 
わ、何か出た…… 
何でも出てきて便利だわー 
結局、これって何なの? 
言葉にすると嘘になるんだよ……(上手いこと言った風) 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
宝物は自分の手で見つけるんだよ! 
(再度、上手いこと言った風) 
D.S.は 
「目的地がわかっている人」 
のためのツールではない、のかも 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
期待(予想)値結果に対する印象 
外れちゃダメだろ… 
もしかすると(現状では)無茶な期待をされてるのかも 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
H T先生(鹿大N学部准教授) 
最近の学生は、検索結果に「解答」を求めすぎている。検索すれば「答え」が出てく 
ることに疑いを持っておらず、検索とはそれを探すための手段だと思っている。 
しかし 
情報検索は本当は考察を深めていくための単なる 
きっかけにすぎない。 
情報検索のプロである図書館の人は、そういうことを学生に教えてあげてほしい。 
文献入手するだけではないのか…… 
深イイなぁ…… 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
どのように検索するか?… 
どうやって文献を 
入手するか? 
検索のコツは? 
検索結果画面から 
何が判るのか? 
検索結果をどう 
評価するか? 
どのレコードを拾いあ 
げたらいいのか? 
次に何をするのか 
「その先」の思考を促すような、図書館ガイダンス? 
(ハードルが上がってるなコレ……)… 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
Summonは何も発見してませんよ。 
アナタが発見するんです。。。。 
期待を”裏切る”発見を! 
”拾い上げる”のは誰? 
この集合は誰のもの? 
役にたたない? 
これはまだ”結果”ではないのでは? 
“発見”は誰 
がするのか? 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
漏れなく 
ディスカバリーサービス 
に望むこと 
速く 
適切に 
結局、当たり前のことを目指してるんだよね 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

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