5分では終わりそうにないfunctionsの話
- 1. 5分では終わりそうにない Azure Functionsの話 2017/9/9 JAZUG 7周年 LT 谷口 慈行
- 4. Introduction Functions のインスタンス作ったことある人 ← たぶん多い Functions のコード書いたことある人 ← これもたぶん多い Functions 運用したことある人 ← これはたぶん少ない？ 弊社では、タスクサーバをなくすべく全バッチをFunctionsに移行 今日は、その過程で巡り合った問題をさらっと解説。 聞くも涙、語るも涙の物語。
- 5. Azure Functions Serverless & Event-Driven 詳細略(https://azure.microsoft.com/services/functions/) 2016/3 release 2016/11 GA 弊社では2017/3から実運用
- 6. Serverless Unlimited Scalability を目指したもの パフォーマンスがいいということではないよ！… はず。 Unlimited Scalability って、厨二ぽくてかっこいい。 インスタンスを囲い込む必要がないつくり 実行回数、CPU、時間 に対して課金
- 7. EXE on VM → Functions 動機: VM2台分安くなる 今思うと結構安易 別にUnlimited Scalability をすごく欲してたわけではない 落とせるコストを落とさないのも怠慢だよね タスクサーバ なくせるね VM2台分 (A1 x 2) だから2万/月ぐらい ほぼほぼ無料枠で 収まっちゃいそう
- 10. 豆知識1 c#のFunction実行方法が増えましたね CSX、PreCompiledとDirect(configurationSource=attributes)は わりと違う。 PreCompiledがアップデートでBindAttributeを使えるようになったの では？ → 多分違う CSX、PreCompiledはHostがいい感じにFunctionInvokerを組み 立てる https://github.com/Azure/azure-webjobs-sdk- script/blob/master/src/WebJobs.Script/Description/FunctionGenerato r.cs DirectはWebJobそのまま
- 13. 豆知識2 Shared Assembly Default Assembly Private Assembly Package Assembly Assembly.LoadFile Assembly.Load + assembly.MapCodeBase Assembly.LoadFrom typeof().Assembly | Assembly.LoadFrom typeof().Assembly External Assembly アセンブリのロードのされ方が割と違う Default Assembly と Shared AssemblyはRoslynのScriptOptionに、 他はAppDomain.CurrentDomain.AssemblyResolveにResolverにラップされてわたされる
- 15. Dynamic Assembly Load Razor Engine みたいな動的にアセンブリを読み込むライブラリ は配置場所を考える必要がある binフォルダから読まれたアセンブリではAssembly. Locationが空文 字になり、Illegal Path例外で落ちる(Assembly.Loadだから) しかも、External Assemblyでもたまに空文字になる（原因わか らず） つまりIllegal Pathは完全には防げない いったんIllegal Pathになると再起動しないと直らない（直らなかった）
- 16. Illegal Pathになると再起動しないと直らない じゃあどうするの？ → 再起動するしかない 例外Catchして、 Illegal Pathが含まれていたら、Queueにエンキュー そのイベントで、AppServiceを再起動かけるバッチを作る Dynamic Assembly Load Function Illegal Path AppService 監視バッチ 再起動要求 再起動コマンド
- 17. 心得１ .NETが動くからと言ってすべての過去の資産が使えるわけでは ないYO App.configとかの便利なDIとか • 作り変えが必要 動的なアセンブリロードをしているライブラリ • 使えないわけじゃないけど対策が必要 一部DBのスキーマから変えたことも • 後述の関数は2回来てもいいように作るために、カラムを追加。
- 18. Hostの動作 Bind先への出力処理が結構失敗したりする Queueバインドのエンキュー処理 Blobバインドのエンキュー処理 その他 out が増えれば増える。失敗パターンN • もちろんロールバックされるわけではない • ちなみにHostで失敗になると、10分後にリトライ out1 out2 out3 × - - 〇 × - 〇 〇 × 〇 〇 〇 起こりうるエラー状態 Out Trigger & In Host Sample 自分のコードは成功しても ここでエラー
- 21. クイズ2 毎日9時に実行 まずい点 • outputs Queueに保存できずにエラーになる可能性がある。 Mailとかだとさらに顕著 • TimerTriggerはリトライされない つまり、この関数は９時にoutputに１回もしくは０回エンキューする状態。 改善するならどうしますか？
- 23. 回答例2 1時間毎に条件付きで実行 これなら失敗しても1時間後リトライできる まずい点 BlobとQueueがout パラメータの場合、 Blob -> Queueの順番で保存される Queueへのエンキューがエラーの場合、 Blobは正常なのでリカバリできない。
- 25. 心得2 Need Scalable? やりたいことはそもそもスケーラブルにできる？ • 外部APIに同時接続制限とかないですか？ 特に金融系 • IP制限とかない？ もしかするとWebJobでexe起動したほうがいいかも。 Hostの挙動も注視しよう 色々あります。(色々ありました。) 時にはコード追う必要も（Illegal Path問題とか） Application Insightで監視するのも重要
- 26. Singleton便利 { “Id”: 1000, …} { “Id”: 1000, …} { “Id”: 1001, …} { “Id”: 1001, …} { “Id”: 1001, …} { “Id”: 1002, …} { “Id”: 1002, …} SingletonSammple Idでシリアライズされて実行できる。素敵
- 27. こんな感じに
- 28. 徐々に完了してく
- 33. まとめ Azure Functionはまだまだ色々試すフェーズ。だと思う。 みんなで知見を貯めよう。 Assembly問題とか考えるとAzure Container Instanceに期待せ ざるを得ない。というより期待してます！