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分散型IDプラットフォーム
IONのご紹介
Decentralized Layer 2 NetworkのIDプラットフォームが実現する
マルチドメインの世界
自己紹介 髙尾 哲朗
システム構築のプロセス評価、改善、策定、開発フレームワークの設計、実装
管理、プリセールスやプロジェクトの立ち上げなど
ブログ :http://blog.processtune.com
プロフィール :Tetsuro Takao on
Facebook, Twitter or http://mvp.microsoft.com
コミュニティ :.NETラボの運営スタッフ
https://dotnetlab.connpass.com/
Microsoft MVP:Visual Studio and Developer Technologies
[July 2010 – June 2019]
Smart Contracts
https://web.archive.org/web/20011102030833/http://szabo.best.vwh.net:80/smart.contracts.html
ビットコイン(実装)
BlockchainとLayer 2の関係
ブロックチェーン(概念)
スマートコントラクト(概念)
台
帳
その他パブリックチェーン
Layer 2
スケール可能
処理速度向上
↓
コインの取引以
外にも活用範囲
が広がる
記録量に限界がある
Starbucks Vision Keynote Microsoft Build 2019
https://www.youtube.com/watch?v=xPozl9Sa64Y
残念。
スターバックス製品の全コー
ヒー類トレースに必要なシス
テム使ったんだけど、この
ロースト今サポートしてない。
Azure Blockchain Service
https://azure.microsoft.com/ja-jp/solutions/blockchain/
DIF Universal Resolver
DIF Universal Resolver
DID
Docume
nt
DID
Document
パブリックチェーンでDIF Universal
Resolverを実現するものがIONです。
ビットコイン(実装)
Blockchain Layer 2とIONの関係
ブロックチェーン(概念)
スマートコントラクト(概念)
台
帳
Layer 2
IONはLayer 2としてビットコイン上で動く
ION Installation Guide
https://github.com/decentralized-identity/ion/blob/master/install-guide.md
ION(Identity Overlay Network)
Conclusion
IONはブロックチェーンに対応したアカウントストア
の上でLayer 2稼働して分散型IDのインフラストラク
チャを実装します。
Gitアカウントを分散型アイデンティティとして使う
方法もある(巻末のリファレンスを参照)
Source
Smart Contracts
https://web.archive.org/web/20011102030833/http://szabo.best.vwh.net:80/smart.contr
acts.html
A Peer-to-Peer Electronic Cash System
http://bitcoin-matome.info/wp-content/uploads/2015/04/bitcoin.pdf
decentralized-identity/github-did
http://bitcoin-matome.info/wp-content/uploads/2015/04/bitcoin.pdf

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Decentralized layer2 network ION

Editor's Notes

  • #2: 今回のセッションではマルチドメインのお話しをします。マルチドメインなネットワークやシステムは、デジタルであるかどうかにかかわらず、あらゆる場所に散在する私たちの個人情報を私たちが主体となって管理することができます。あらゆる場所に散在する個人情報とは、病院であったり、学校、会社やSNSにある私たちのアイデンティティとそのドメインが保有する私たちのアイデンティに紐づいた情報を指します。たとえば、診断結果は病院が所有することが妥当な情報なのものかもしれませんが、それを導き出すために病院に提供した既往歴は個人が所有すべき情報で、本来であれば、どこに提出するか?共有するか?何年間保管するか?といった管理は個人が操作できるはずです。 しかしながら、現在はその情報をデータ化したものを個人が所有する習慣はなく、病院が保持し、個人はよその病院にそのデータを転送しろとは言えません。また、逆に私が生きている間、責任を持って保管しろとも言えません。カルテの保存期間は5年であり、医師法第24条第2項にて決められているからです。もし、自分の既往歴や薬歴のデータをパブリックなクラウドで安全に保管できて必要に応じて安全に取り出せるのであれば、私たちの生活は随分と便利になります。 マルチドメインなネットワークやシステムは、それぞれのドメインが保持する私たちの個人情報を私たちのアイデンティティと連携させる仕組みとも言えます。そのドメインの組み合わせは私たちの生活を大きく変えると考えています。そこで、今回は個人の情報の扱い方として従来の方式ではない分散型IDを構築するIONを紹介します。【クリック】
  • #3: 自己紹介をよむ 【クリック】
  • #4: まずはスマートコントラクトからお話しします スマートコントラクトは、1994年にNick Szaboという法学者・暗号学者によって最初に提唱されました。この資料の巻末には参照リンクがあります。契約と価値の移動(交換)を速やかに行うという概念がスマートコントラクトであり、そのひとつとしてブロックチェーンがあります。 【クリック】
  • #5: そしてそのブロックチェーンの実装としてサトシ・ナカモト氏によるビットコインが生まれました。しかし、その処理には10分ほどかかってました。 その後、オフチェーンのトランザクション記録層であるLayer 2が実装されるようになり、Layer 2で処理速度が格段に向上したことからブロックチェーンの活用の幅が大きく広がりました。 ブロックチェーンの活用の一例としてスターバックスを紹介します。
  • #6: 私たちの生活を大きく変えるという意味で、一例としてStarbucksのDeep Brewを見ることをお勧めします。 【Video紹介】 Microsoft Build 2019の1日目のKeynoteで紹介された事例ですが、Azure SphereによるCaffe machineの温度や圧力の管理や、Azure Machine Learningによるコーヒーマシーンのレコメンド表示、Azure Blockchain Serviceによる製品トレースのモバイルアプリ(コーヒー豆がどこの農場で取れて、どこでどのようにローストされて製品化されたかを追跡できるモバイルアプリ)の事例を紹介しています。Starbucksは30か国近くの380,000の農場からのサプライチェーンを形成しており、このモバイルアプリは株主総会で評価されたという内容です。 農場、焙煎所、輸送業者、販売所、カフェにいたるトレーサビリティの高いシステムを構築することが、Blockchainによって以前より早く安価に構築できるということは、このようなサービス、ソリューションがこれからどんどん増えていくことを意味します。 【クリック】 この例のように「このローストは現在サポートされていない」ことがわかるということは、カフェのスタッフから「うちの店舗にはありません」と言われるのでなく「似たローストならこのお店で手に入れられる」と言われることも期待できるということです。スタッフとしてはカフェ内の情報からしか対応できなかった状況は一変し対応の幅が広がるからです。 今後私たちの生活のあらゆる場面でこのようなことが起きます。 【クリック】
  • #7: Keynoteのデモで使用されていたAzure Blockchain Serviceは「セキュリティで保護されたスケーラビリティの高い共有の高速なトランザクション台帳」を作れます。 このサービスはスマートコントラクトを実現する基盤であり、パブリックチェーンやプライベートチェーンを構築し、監視、制御、運用していくためのサービスになります。 スターバックスはこれをプライベートチェーンの実現に使ったということです。 一方、パブリックチェーンとしての分散型IDが今回のセッションの内容です。
  • #8: 分散型IDで利用するブロックチェーンでは、コインを扱うのでなくアイデンティティを扱います。 前回の「分散型IDの認証の考え方」お話ししたとおり、パブリックチェーンでDIF Universal Resolverを解決します。 解決するというのは、メッシュネットワークに接続しDI Documentを渡したい人(コンテンツを提供したい人)とDI Documentを受け取りたい人(コンテンツを受け取りたい人)のルートを確立します。
  • #9: IONはBit coinの上で動く分散型IDのネットワークですが、分散型IDはBit coinで認証されるわけではありません。 Bit coinをBlock Chain Layer 2として利用するためのミドルウェアがIONということです。
  • #10: ここで紹介するIONはBit coinの上で動く分散型IDのネットワークですが、分散型IDはBit coinで認証されるわけではありません。 Bit coinをBlock Chain Layer 2として利用するためのミドルウェアがION(Identity Overlay Network)ということです。