SlideShare a Scribd company logo
IBM Cloud Community Summit
IBMミドルウェア・ユーザー研究会(JIMUC)
Japan IBM Middleware user Community
活動のご紹介
2018年12月8日(土) 13:30-14:00
@ビジョンセンター永田町
Agenda
・JIMUC活動のご紹介
・現場に役立つRBAのユースケースのご紹介
先進IT運用管理分科会
・Watson活用の事例紹介
API&Watsonナレッジベース分科会
JIMUC設立からの歩み
年度 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
イベント分科会グローバル参画
▼7 /17 JTUG 設立&総会(179名)
▼Notes/Domino, SAP
▼SAP,SLA,Notes,Requirement
▼Requirement, ITIL
▼自動化,標準化,Security,関西
▼自動化,標準化,先進機能
▼先進機能,ITIL,課題解決
▼先進機能,ITIL,課題解決
▼ITIL,Storage,Netcool,Maximo
▼運用ガイドライン
▼事例研究,先進技術
▼事例研究
▼ビジネス課題,Tivoli製品比較,人材育成
▼製品技術,グローバル育成
▼先端技術,SNS,グローバル育成
▼SaaS,Cloud,DevOps
▼Bill Kribbsより活動紹介される
▼討論会「ユーザ奮闘記」開催
▼ Global テレカン参加開始
▼ GTUG Face to Face会議への参加開始
▼Tivoli Mktg VPとの懇談会
▼ Pulse2008
▼ Pulse2009,AJS片山氏
▼ Pulse 2010,Benic柿塚氏,
NTTDSol福村氏,EXA高橋氏
▼ Pulse2011,NTTDSol伊藤氏
▼ Pulse2012
▼ Pulse2013, EXA高橋氏,SOLPAC藤田氏
MDIS 斉藤氏,宮川氏,SOLPAC加賀氏
▼ Pulse2014, MDIS靍様,
SOLPAC井上氏,NI+C 石井様
▼ IC2015
▼ IC2016,NI+C鶴渕氏
▼User Group of the Year
Platinum Award 受賞
▼「Tivoli監視製品ポジショニングと構成価格」ガイド
▼ Premium User Group Award(9年連続)
▼「サービスマネジメント10の課題」出版
▼ Pulse JP,パネリスト
IBM Champion ▼1名 ▼1名 ▼1名 ▼5名 ▼9名
64社
714名
65社
582名
▼5月 SPC 設立(84社)
先進IT運用管理, API&Watson▼
▼JTUG & SPC発展的統合
▼7/5JIMUC に変更
▼ IC2017
HDKNS友永氏,
SOLPAC前田氏
THINK2018 ▼
▼ Pulse JP,パネリスト
▼ WatsonSummit,
DevOps
▼
THINK-J
API-Watson
JIMUC 会議参加者 2017年度
JIMUC 会員 参加合計 : 521 (484<=359<=345<=457<=305)
IBM 参加合計 : 41 (53<=74<=55<=64<=78)
JIMUC事務局参加合計 : 38 (48<=40<=36<=40<=38)
会議数 : 38 (49<=41<=32<=32<=33)
(分科会数:2グループ、オープンセミナー:3回、役員会:13回)
活発な分科会
オープンセミナー盛況
英語塾を加えると48回の会議
参加人数:600人
活発な活動が評価されてグ
ローバル・プレミアム・ユー
ザー会の賞を9年連続で受賞
0
10
20
30
40
50
60
70
80
7月役員会
7月総会
8月役員会
9月KickOff
9月役員会
10月役員会
10月分科会
11月役員会
11月分科会
12月役員会
12月分科会
1月役員会
1月分科会
新春
IC準備会
2月役員会
2月分科会
Think2018
3月役員会
3月分科会
4月役員会
4月分科会
5月役員会
5月分科会
6月役員会
6月分科会
2017 年度 JIMUC 会議サマリー
事務局 IBM JIMUC会員
2018 JIMUC 年間活動スケジュール
7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
★総会・オープンセミナー(7/13)
★オープンセミナー&分科会キックオフ(9/27)
分科会(毎月) ☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆
★オープンセミナー&新春賀詞交換会(1月)
★ THINK2019 @ サンフランシスコ
(2/11-15)活動紹介予定
☆THINK 2019への発表申し込み(7/16)
JIMUC 英語塾(9月--1月)☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
会員に役立つ活動
ビジネスに貢献するハイブリッド・クラウド
日本の社会に貢献するIT基盤
参加して楽しいJIMUC
JIMUC 全体スキーマ
主要活動
IT運用観点・分科会
(旧JTUG系)
( 担当理事が
分科会テーマ案を総会までに考える )
デジタル変革系・分科会
(旧SPC系)
( 担当理事が
分科会テーマ案を総会までに考える )
特別プログラム
新製品勉強会
英語塾 (有償)
人材育成など
担当理事:
川居氏、高橋氏、藤田氏、中村
氏
担当理事:
増田氏、戸塚氏、田崎氏、石川
氏
総会 / オープンセミナー
JIMUC News (E-mail)
JIMUC コミュニティー・サイト(Web)
主要活動
IT運用管理分科会
(旧JTUG系)
CEM(RBA) 研究
デジタル変革分科会
(旧SPC系)
Watson 新規
ビジネス創出
特別プログラム
英語塾
THINK 研修ツァー
担当理事:
川居氏、中村氏
担当理事:
増田氏、戸塚氏、松井氏、
石川氏、佐々木氏、江戸氏
担当理事:
増田氏
Facebook グループ
JIMUC のイベント情報のご案内、分科会の活動情報共有をこれまで以上に
活性化するために、Facebook 「ページ」から「グループ」に移行しました。
URL (ブラウザー用)
https://www.facebook.com/groups/jimuc/
(Facebook アカウント無くても参照可能)
ショートURL
ibm.biz/JIMUC-FB
スマホの Facebook アプリをご利用の方は、Facebook アプリ内で
「JIMUC」と検索すれば公開グループとして表示されるので
探しやすいです。
8
JIMUC Wiki (公開) & JIMUCコミュニティー(会員)
[ JIMUC会員のみ ]
JIMUC コミュニティー
http://ibm.biz/jtugcommunity
[ 一般公開 ]
JIMUCポータル(Wiki)
http://ibm.biz/JTUG_wiki
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
先進IT運用管理分科会
RBAユースケース紹介
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
IT運用チームに求められること...
迅速な
障害復旧
正確な
オペレーション
作業効率化
(コスト削減)
IBM RBA の登場で、自動化が実現でき高度な
IT運用オペレーションが可能になるのか?
運用オペレーションの自動化は
常にチャレンジしている課題
IBM Runbook Automationとは
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
インターネット
11
オンプレorクラウド
IBMクラウド
監視ツール
②リモートであらかじめ
登録された処理(Runbook)を実行
①-B自動API実行
①-A ブラウザから実行
SecureGateway
IBM Runbook Automationとは
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
作業依頼(疎通確認など頻度の高い軽作業)
本番作業申請/承認
本番環境入室申請/承認
作業実施
ログ送付
【ポイント】
・作業経験者に限らず、オペレータによりいつでも実施可能となる
・一度RBAに登録し許可されれば、次回以降は多くのフロー・人員が省略可能
申請します
承認します
コマンド
打ちます 再鑑します
SE
本番ユーザ借用申請/承認
作業実施
Runbook
実行します
オペレータ
ログ
ログコマンド履歴
ログイン履歴
申請通りの
作業を確認
しました
SE
SE 管理者
運用部門
・SEによる手順のブレがなくなり、故意の改変や作業ミスを防ぐことができる
Runbook
管理者
作業内容問題なし
初回稼働問題なし
疎通確認時の使用
を許可します
初回のみ:
RBAユースケース①
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Tera Termマクロを使った定常作業
【ポイント】
・運用者個々の便利ツールであり、個人で管理している。
・運用手順書の定常作業で、コマンド入力作業の効率化を
図るためTera Termマクロで作業しているケース。
運用者A
運用者B
Aさん用のマクロは
C:¥work¥A_MACRO
運用者C
Bさん用のマクロは
C:¥work¥B_MACRO
Cさん用のマクロは
C:¥work¥C_MACRO
A_MACRO
grep err /var/log/syslog
B_MACRO
grep –i err /var/log/syslog
C_MACRO
date
grep –i err /var/log/syslog
運用手順
1.以下のコマンドでエラーが
ないことを確認する。
【コマンド】
grep err /var/log/syslog
やっていることは同じだ
が個々で若干異なる。
マクロの保管場所も
個人任せ
RBAユースケース②
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Runbookを使った定常作業にかわると
【ポイント】
・手順実行の内容も統一、俗人化しない運用業務ができる。
・運用手順書の定常作業をRunbookに登録し、一元管理できる。
運用者A
運用者B
運用者C
運用手順
1.以下のコマンドでエラーが
ないことを確認する。
【コマンド】
grep err /var/log/syslog
コマンド化した手順を登録
IBMクラウド
ログ確認手順
grep –i err /var/log/syslog
運用者D
新任のDさんも
わかりやすい!
RBAユースケース②
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
手順書の管理が煩雑
【ポイント】
・従来は様々な形式の手順書がある上、不要な手順書が分かりずらく削除されないまま煩雑になりがち。
多くの運用者が手順書を作成する中、手順書の棚卸しを定期的に行うのも一苦労。
古い手順書を誤って使用してしまう可能性もある。
・RBAでは手順書の利用状況が見え、また中に埋め込む自動化(スクリプト部分)についても利用数や成功率
の状況を確認することができる。手順書の棚卸しに役立ち従来よりも効率よく行うことができる。
手順書の管理を効率的に
自動化の管理
手順書の管理
RBAユースケース③
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
手順書を作ったら放置
【ポイント】
RBAは…
●実行成功率が自動的に記録される。
●オペレーターが評価(★)をつける、コメントを残すことが
できる。
どの手順書をどう直してよいかがわかりやすくなる。
手順書を作って切磋琢磨
ほれ! 手順書やるぜ
使えねぇ!
もう勝手にやるぜ。
動かないよ~
うごかないのです
こうしたらどうで
しょう?
なるほど。
直しましょう。
● 間違い、利用頻度不明
● 修正対象絞れず
● オペレーター悩む
● 手順書無視。独自手順書
作る者も。
RBAユースケース④
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
手順書の品質悪し
【ポイント】
RBAは…
●実行成功率が自動的に記録される。
●実行成功率が「動く」手順書である証となる。
●「実行成功率が○○%以上でリリース出来る」という取り決めで、質の良い手順書を提供できる。
手順書の品質が担保される
動かない…
けどリリースしちゃえ!
動かねぇ!
ちゃんとテストしろっ! ちゃんと動いている!
テストしてから、
リリースしよう。
● 動かなくても、バレない。
RBAユースケース⑤
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
影響の少ない作業
ログ取得依頼
本番作業申請/承認
本番Access申請/承認
作業実施
ログ送付
本番リリース作業
本番作業申請/承認
本番Access申請/承認
作業実施
同じ承認フロー
申請/承認フローだ
けで数日かかる
影響の大きい作業優先後回し
RBAユースケース⑥
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
影響の少ない作業
ログ取得依頼
Runbook実行
ログ送付
本番リリース作業
本番作業申請/承認
本番Access申請/承認
作業実施
申請/承認フロー不
要
影響の大きい作業平等平等
これまでと
同じ承認フロー
RBAユースケース⑥
【ポイント】
・システム影響の小さい作業でも本番であれば、申請フローが必要になる
・申請フローを回している間に必要なログが消えてしまう可能性がある
・優先度の高い作業の承認が優先され、ログ取得作業が遅れる
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
初期の手順書登録状態
サービス利用可否確認
サーバリモートログイン
プロセス稼働コマンド実行
プロセス起動
プロセス稼働コマンド実行 【ポイント】
簡単な部分
から自動化
次段階では
確認結果を判断
してプロセスを
自動起動するよ
うに範囲を拡大
手順の一部置き換え
・手順書内の手動コマンド実行のうち、簡単に自動化可能な部分から少
しずつ置き換える(スモールスタート)
・自動化された部分を標準化して、他の手順書にも展開し、手順
書全体の標準化を図る
・まずは、現在の手順書をRBAに登録し、手順の見える化を図る
ログアウト
サービス利用可否確認
サービス利用可否確認
自動プロセス確認
プロセス起動
自動プロセス確認
サービス利用可否確認
RBAユースケース⑦
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
IT運用チームに求められること...
迅速な
障害復旧
正確な
オペレーション
作業効率化
(コスト削減)
IBM RBA の登場で、自動化が実現でき高度な
IT運用オペレーションが可能になるのか?
運用オペレーションの自動化は
常にチャレンジしている課題
IBM Runbook Automationとは
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
インターネット
22
オンプレorクラウド
IBMクラウド
監視ツール
②リモートであらかじめ
登録された処理(Runbook)を実行
①-B自動API実行
①-A ブラウザから実行
SecureGateway
IBM Runbook Automationとは
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
作業依頼(疎通確認など頻度の高い軽作業)
本番作業申請/承認
本番環境入室申請/承認
作業実施
ログ送付
【ポイント】
・作業経験者に限らず、オペレータによりいつでも実施可能となる
・一度RBAに登録し許可されれば、次回以降は多くのフロー・人員が省略可能
申請します
承認します
コマンド
打ちます 再鑑します
SE
本番ユーザ借用申請/承認
作業実施
Runbook
実行します
オペレータ
ログ
ログコマンド履歴
ログイン履歴
申請通りの
作業を確認
しました
SE
SE 管理者
運用部門
・SEによる手順のブレがなくなり、故意の改変や作業ミスを防ぐことができる
Runbook
管理者
作業内容問題なし
初回稼働問題なし
疎通確認時の使用
を許可します
初回のみ:
RBAユースケース①
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Tera Termマクロを使った定常作業
【ポイント】
・運用者個々の便利ツールであり、個人で管理している。
・運用手順書の定常作業で、コマンド入力作業の効率化を
図るためTera Termマクロで作業しているケース。
運用者A
運用者B
Aさん用のマクロは
C:¥work¥A_MACRO
運用者C
Bさん用のマクロは
C:¥work¥B_MACRO
Cさん用のマクロは
C:¥work¥C_MACRO
A_MACRO
grep err /var/log/syslog
B_MACRO
grep –i err /var/log/syslog
C_MACRO
date
grep –i err /var/log/syslog
運用手順
1.以下のコマンドでエラーが
ないことを確認する。
【コマンド】
grep err /var/log/syslog
やっていることは同じだ
が個々で若干異なる。
マクロの保管場所も
個人任せ
RBAユースケース②
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Runbookを使った定常作業にかわると
【ポイント】
・手順実行の内容も統一、俗人化しない運用業務ができる。
・運用手順書の定常作業をRunbookに登録し、一元管理できる。
運用者A
運用者B
運用者C
運用手順
1.以下のコマンドでエラーが
ないことを確認する。
【コマンド】
grep err /var/log/syslog
コマンド化した手順を登録
IBMクラウド
ログ確認手順
grep –i err /var/log/syslog
運用者D
新任のDさんも
わかりやすい!
RBAユースケース②
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
手順書の管理が煩雑
【ポイント】
・従来は様々な形式の手順書がある上、不要な手順書が分かりずらく削除されないまま煩雑になりがち。
多くの運用者が手順書を作成する中、手順書の棚卸しを定期的に行うのも一苦労。
古い手順書を誤って使用してしまう可能性もある。
・RBAでは手順書の利用状況が見え、また中に埋め込む自動化(スクリプト部分)についても利用数や成功率
の状況を確認することができる。手順書の棚卸しに役立ち従来よりも効率よく行うことができる。
手順書の管理を効率的に
自動化の管理
手順書の管理
RBAユースケース③
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
手順書を作ったら放置
【ポイント】
RBAは…
●実行成功率が自動的に記録される。
●オペレーターが評価(★)をつける、コメントを残すことが
できる。
どの手順書をどう直してよいかがわかりやすくなる。
手順書を作って切磋琢磨
ほれ! 手順書やるぜ
使えねぇ!
もう勝手にやるぜ。
動かないよ~
うごかないのです
こうしたらどうで
しょう?
なるほど。
直しましょう。
● 間違い、利用頻度不明
● 修正対象絞れず
● オペレーター悩む
● 手順書無視。独自手順書
作る者も。
RBAユースケース④
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
手順書の品質悪し
【ポイント】
RBAは…
●実行成功率が自動的に記録される。
●実行成功率が「動く」手順書である証となる。
●「実行成功率が○○%以上でリリース出来る」という取り決めで、質の良い手順書を提供できる。
手順書の品質が担保される
動かない…
けどリリースしちゃえ!
動かねぇ!
ちゃんとテストしろっ! ちゃんと動いている!
テストしてから、
リリースしよう。
● 動かなくても、バレない。
RBAユースケース⑤
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
影響の少ない作業
ログ取得依頼
本番作業申請/承認
本番Access申請/承認
作業実施
ログ送付
本番リリース作業
本番作業申請/承認
本番Access申請/承認
作業実施
同じ承認フロー
申請/承認フローだ
けで数日かかる
影響の大きい作業優先後回し
RBAユースケース⑥
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
影響の少ない作業
ログ取得依頼
Runbook実行
ログ送付
本番リリース作業
本番作業申請/承認
本番Access申請/承認
作業実施
申請/承認フロー不
要
影響の大きい作業平等平等
これまでと
同じ承認フロー
RBAユースケース⑥
【ポイント】
・システム影響の小さい作業でも本番であれば、申請フローが必要になる
・申請フローを回している間に必要なログが消えてしまう可能性がある
・優先度の高い作業の承認が優先され、ログ取得作業が遅れる
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
初期の手順書登録状態
サービス利用可否確認
サーバリモートログイン
プロセス稼働コマンド実行
プロセス起動
プロセス稼働コマンド実行 【ポイント】
簡単な部分
から自動化
次段階では
確認結果を判断
してプロセスを
自動起動するよ
うに範囲を拡大
手順の一部置き換え
・手順書内の手動コマンド実行のうち、簡単に自動化可能な部分から少
しずつ置き換える(スモールスタート)
・自動化された部分を標準化して、他の手順書にも展開し、手順
書全体の標準化を図る
・まずは、現在の手順書をRBAに登録し、手順の見える化を図る
ログアウト
サービス利用可否確認
サービス利用可否確認
自動プロセス確認
プロセス起動
自動プロセス確認
サービス利用可否確認
RBAユースケース⑦
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Watson活用の事例紹介
API&Watsonナレッジベース分科会
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Watson研究の歴史
話し手の分類
マイナンバーFAQ
携帯電話予約Chat
Perereさんのレシピ
AI アプリケーションコンシェルジュ
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
話し手の分類
Natural Language Classifier
発言 発言者
議事録から、発言と発言者のセットを作成。
NLCを使って、自然文で誰の発言かを回答する。
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
マイナンバーFAQ
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
マイナンバーFAQ:最終正答率
Q&A数 OK ERROR
回答なし
or 誤っ
た回答
NG総数
①
OK→N
G
②
NG→N
G
③
未実施
→NG
(1)総論 11 11 0 0 0 ― ― ―
(2)マイナンバー(個人番号)に関する
質問
13 5 1 7 8 2 6 0
(3)マイナンバーカードに関する質問 20 17 2 1 3 1 0 2
(4)民間事業者における取扱いに関
する質問
46 39 7 0 7 4 3 0
(5)個人情報の保護に関する質問 10 10 0 0 0 ― ― ―
(6)マイナポータルに関する質問 5 4 1 0 1 0 1 0
(7)今後のスケジュール等 6 3 2 1 3 2 1 0
(8)法人番号に関する質問 12 11 1 0 1 1 0 0
合計 123 100 14 9 23 10 11 2
OK, 100件
81%
ERROR, 14件
12%
回答無し, 9件…
FAQ回答分類
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
37
Watson Conversation
Watson Retrieve & Rank
slackから投稿した質問の受け口と、処理の振り分け役としてNode-REDを利用します。
Node-REDのフローでは、はじめにWatson Conversationに質問を確認します。
有効な回答が得られない場合はRetrieve & Rankに確認して、回答をslackに返します。
マイナンバーFAQ:処理の流れ
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
38
81% 93%
FAQと同じ質問文に対する正答率が、Conversationのみの場合と比較して
12%向上しました。
Conversationのみ Conversation + R&R
マイナンバーFAQ:正答率の改善
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
携帯電話予約Chat
iPhoneが借りたい Context:mode
“reserve“セット
Context:modeを取得
Entity,Contextを条件にDB検索
iPhoneですね。
以下からお選びください。
iPhone5
iPhone6
iPhone7
iPhone7 Plus
iPhone7 Plus
会話を進める
Watson Conversation
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Perereさんのレシピ
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
Watson Assistantの機能拡張
1
2 3
4
Watson
Assistant
Watson
Discovery
SOA
RPA
I/F
Watson
Workspace
・会話による情報の蓄積
・その人に適した提案
・会話の主導権の切り替え
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
拡張Perere Demo
LINE NodeRED DiscoveryAssistant Visual Recognition
①レシピを教えて(食材画像)
①人参とセロリですね。
②体調はいかがですか?
②‘調子いいです
③料理の温度は?
③‘冷たいのがいいです
体調
温度
スロットフィリング
良い
冷たい
スロットが溜まったらContextに
フラグを立てる
ContextのフラグがONの場合
スロットの情報はCloudantに保管
④<レシピを提案>
Cloudantから情報を再取得
食材情報と共にDiscoveryに
クエリー実行
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
AI アプリケーションコンシェルジュ
既存Webアプリケーション
社会保険
年末調整
PC各種申請
携帯電話申請
共有フォルダ申請
出張申請・精算
etc…
トップページやポータル
Watson
ご質問にお答えします。
PCを返却したいのですが。
まず、ここをクリックして、PC
各種申請アプリケーションを
立ち上げ、返却申請をしてく
ださい。
IBM Cloud上のWatson Assistantをベースとして、社内のアプリケーション誘導・連携を体験します。
問い合わせた内容をChatbotにより、アプリケーションに誘導ゆすることを最初のステップとし、その概念を学び開発演習を行います。
次のステップは、スロットフィリングという技術を用いて、会話の中からデータ項目とその値を抽出し、既存のアプリケーションをAPIで呼び出す連
携を行います。
最終段階は、定型的な会話だけではなく、より自然なやり取りと、botからのレコメンデーションを行う方法を学びます。
https://www.ibm.com/common/ssi/cgi-bin/ssialias?htmlfid=77019077JPJA&
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
2018年度の取り組み Discovery!
Watson Discovery
ユースケースの例:
社内の製品設計情報、過去の障害情報等の関連文書をナレッジベースとして、発
生した障害の状況を元に質問をすると、その原因と対策を回答として得る。
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
総会(1回/年)
オープンセミナー(3回/年)
最新技術情報の提供
JIMUC活動状況、成果の発表
海外研修(IBM Think 2018 @U.S)
代表団の派遣
最新情報の収集
分科会研究成果の発表
Come and join us !
IBM ミドルウェア・ユーザー研究会
お問い合わせ/入会のお申し込み
➔JTUG@jp.ibm.com

More Related Content

PPTX
IBM Cloud 2018年 振り返り
PDF
Leveraging semi-structured data with IBM Watson
PDF
Node-REDのノード開発容易化ツール Node generator
PDF
2016年冬 IBMクラウド最新動向
PDF
Bluemix Top10 サービス解体新書
PPTX
Node-REDの開発に参加しよう
PDF
Node-REDをIoTビジネスに適用するために苦労した3つの話
IBM Cloud 2018年 振り返り
Leveraging semi-structured data with IBM Watson
Node-REDのノード開発容易化ツール Node generator
2016年冬 IBMクラウド最新動向
Bluemix Top10 サービス解体新書
Node-REDの開発に参加しよう
Node-REDをIoTビジネスに適用するために苦労した3つの話

What's hot (20)

PDF
Bluemix_API_Possibility
PDF
GCPでお手軽IoTに挑戦
PDF
Twilioを使ったIVRアプリを Node-REDだけで作ってみました。
PDF
Innovation egg 第6回 『io t 今と未来』
PDF
3Dプリント×Python ~コードからアプローチする3Dプリンティング~
PDF
SPAを選択した理由とその結果 ~Reactを添えて~
PDF
20191016 class method_tokyo_aws
PDF
AWSを用いた番組連動Webコンテンツ処理基盤の構築
PDF
Developers Summit 2018: ストリームとバッチを融合したBigData Analytics ~事例とデモから見えてくる、これからのデー...
PDF
DeveloperSuccess として何を届けられるか、様々な分野を経た先として何ができるか
PPTX
Current status and future trends in Node-RED
PDF
私のあれこれBluemix体験談
PDF
K8s-icp-capsmalt-jjugccc2018spring
PDF
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
 
PDF
そろそろLambda(CI/CD編)
PDF
Rancherを活用した開発事例の紹介 ~Rancherのメリットと辛いところ~
PDF
ここがオモロイ!IBMクラウド ~入社して60日で分かったこと~
PPTX
社会のコードを、書き換えよう~エンジニア起点のNew Normalな働き方~
PDF
Yahoo!ニュースにおけるBFFパフォーマンスチューニング事例
PDF
Innovation Egg presen_160130
Bluemix_API_Possibility
GCPでお手軽IoTに挑戦
Twilioを使ったIVRアプリを Node-REDだけで作ってみました。
Innovation egg 第6回 『io t 今と未来』
3Dプリント×Python ~コードからアプローチする3Dプリンティング~
SPAを選択した理由とその結果 ~Reactを添えて~
20191016 class method_tokyo_aws
AWSを用いた番組連動Webコンテンツ処理基盤の構築
Developers Summit 2018: ストリームとバッチを融合したBigData Analytics ~事例とデモから見えてくる、これからのデー...
DeveloperSuccess として何を届けられるか、様々な分野を経た先として何ができるか
Current status and future trends in Node-RED
私のあれこれBluemix体験談
K8s-icp-capsmalt-jjugccc2018spring
コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装
 
そろそろLambda(CI/CD編)
Rancherを活用した開発事例の紹介 ~Rancherのメリットと辛いところ~
ここがオモロイ!IBMクラウド ~入社して60日で分かったこと~
社会のコードを、書き換えよう~エンジニア起点のNew Normalな働き方~
Yahoo!ニュースにおけるBFFパフォーマンスチューニング事例
Innovation Egg presen_160130
Ad

Similar to IBM Cloud Community Summit JIMUC 活動のご紹介 (20)

PPTX
20210521 jimuc panel
PDF
20250711_日本IBM ミドルウエア・ユーザー研究会(JIMUC)総会_中村会長資料.pdf
PPT
IT部門がビジネスに貢献するためのメソドロジー
PDF
セミナ受講レポート NRI Senju V12
PPT
大規模アジャイル Ibm
PPT
BPM As A Service (Baa S)
PDF
たった1時間でシステム構築!“激速”環境構築を実現する“パターン技術”の秘密とは
PDF
Cedec2015 ゲームサーバー基盤の新しい選択肢
PDF
「効率、品質、統制」の共通課題に着目した現場主導によるITS導入の効果検証
PDF
PDF
Eight meets AWS
PPT
IT全般統制の継続的強化
PDF
IBM Rational Team Concertに触れてみた
PPT
Process base
PDF
【13-B-4】事例から学ぶdev ops実現のためのプラクティス(黒川敦〔日本アイ・ビー・エム〕)
PDF
D1-2-OS2_オンプレミスのVMワークロードをGCPへ移行する
PDF
第16回「エキスパート・インテグレーテッド・システム『IBM PureSystems』の価値」(2012/04/19 on しすなま!)
PDF
業務価値分析によるIT部門の変革アプローチ 2013
PDF
Zマイスターとの新たな価値探求 Tivoli
20210521 jimuc panel
20250711_日本IBM ミドルウエア・ユーザー研究会(JIMUC)総会_中村会長資料.pdf
IT部門がビジネスに貢献するためのメソドロジー
セミナ受講レポート NRI Senju V12
大規模アジャイル Ibm
BPM As A Service (Baa S)
たった1時間でシステム構築!“激速”環境構築を実現する“パターン技術”の秘密とは
Cedec2015 ゲームサーバー基盤の新しい選択肢
「効率、品質、統制」の共通課題に着目した現場主導によるITS導入の効果検証
Eight meets AWS
IT全般統制の継続的強化
IBM Rational Team Concertに触れてみた
Process base
【13-B-4】事例から学ぶdev ops実現のためのプラクティス(黒川敦〔日本アイ・ビー・エム〕)
D1-2-OS2_オンプレミスのVMワークロードをGCPへ移行する
第16回「エキスパート・インテグレーテッド・システム『IBM PureSystems』の価値」(2012/04/19 on しすなま!)
業務価値分析によるIT部門の変革アプローチ 2013
Zマイスターとの新たな価値探求 Tivoli
Ad

More from kazuki masuda (10)

PDF
JIMUC 生成AI分科会活動報告 2025/7/11 エレメンタムコンサルティングLLC 増田和紀
PDF
Deep Research for Enterprise Applications
PDF
2025/02/28 JIMUC 新春オープンセミナー生成AI分科会中間活動報告
PDF
JIMUC Watson分科会活動報告 2024/07/26 granite-8b-japanese vs gpt-4
PDF
Jimuc watson iugc2020
PDF
Ibm cloud community summit 2019.04 20190426
PDF
情報システム部門のパスワード期限管理について
PDF
Information security including cloud 20180824
PDF
エレメンタムコンサルティングLLC会社案内
PDF
AIプロジェクトを成功に導くゴール設定
JIMUC 生成AI分科会活動報告 2025/7/11 エレメンタムコンサルティングLLC 増田和紀
Deep Research for Enterprise Applications
2025/02/28 JIMUC 新春オープンセミナー生成AI分科会中間活動報告
JIMUC Watson分科会活動報告 2024/07/26 granite-8b-japanese vs gpt-4
Jimuc watson iugc2020
Ibm cloud community summit 2019.04 20190426
情報システム部門のパスワード期限管理について
Information security including cloud 20180824
エレメンタムコンサルティングLLC会社案内
AIプロジェクトを成功に導くゴール設定

IBM Cloud Community Summit JIMUC 活動のご紹介