JUnit入門/TDD入門[新人研修資料]

自己紹介
石橋隆平
Refactoring Specialis
t

零細SIer→ユーザベース
→2017/4月BIZREACH入社
ScalaMatsuri運営委員(2016~
)

twitter:@cactaceae

アジェンダ
Intellij IDEA ショートカットの紹介
JUnit入門
良いユニットテスト
TDD入門

Kent Beck
XP考案者
Agile Manifest 起草者
デザインパターン著者
テスト駆動開発著者
JUnit 開発者

Githubからプロジェクトをクローンして
$ git clone git@github.com:rysh/junittutorial.git
プロジェクトの準備
プロジェクトをインポート
 
import project > junittutorial
 
import project from external model > maven

参考資料
実践JUnit ５０分でわかるテスト駆動開発

ショートカットの紹介

Testショートカット
テストクラス作成 Command + Shift +
T

実装クラスへ移動 Command + Shift +
T

テストクラスへ移動 Command + Shift +
T

テストケース作成 Command + Shift +
T

テスト実行 Shift + F10(Fn)

Refactorショートカット
変数抽出 Command + Option +
V

メソッド抽出 Command + Option +
M

変数のインライン化 Command + Option +
N

メソッドのインライン化 Command + Option + N

ショートカットが違う場合
右クリックメニューから確認
Preferences > Keymap から確認

アサーションの種類
assertTrue

fai
l

assertEqual
s

assertTha
t

他、色々

HamcrestMatchers
柔軟な検査と詳しいレポートが特徴
assertThatと組み合わせて使う

HamcrestMatchers
コレクション内に存在するかどうか検証する
いずれかが当てはまるかどうか検証する
順不同で指定したオブジェクトが全てコレクション
に含まれるかどうか検証する
指定されたマッチャーがコレクション内のすべてのオ
ブジェクトに適合するかどうか検証する

一つだけ覚えておくと、Sourceへジャンプ後、
Cmd + １でクラス一覧がみられる

テストの構成
テストコードの置き場所
AA
A

オブジェクトのふるまいをテストする
１つの目的に特化したテスト
意味のあるテスト

テストコードの置き場所
JUnitでは
テスト対象のコードと同じプロジェクト
テスト専用のパッケージ
テスト対象のコードと同じディレクトリ構成
Javascriptではテスト対象と同じディレクトリにテスト
コードを置く文化もあります

JUnit入門/TDD入門[新人研修資料]

AAA(スリーエー)
Arrange （セットアップ）
Act （操作）
Assert（アサーション）

オブジェクトのふるまいをテストする
コードの１行１行やメソッドの一つ一つをテストしな
い
オブジェクトが想定している一連のふるまいをテスト
する

１つの目的に特化したテスト
１つのテストケースには一つのassert文を書く
テストが失敗した時に修正箇所がすぐわかる
assertにmessage引数をつけると失敗時に表示されるの
で、複数のassertがあっても修正箇所はすぐわかる
assert失敗した時点で処理が終了するので後続のケー
スは検査されない点は注意

意味のあるテスト
1. テストクラス、テストケース、変数などに意味のあ
る名前をつける
2. １行ずつテストするのではなく、意味のある振る舞
いになる最小の粒度でテストする
3. テストケースを見てコードの目的・ふるまい・仕様
がわかるようになる

FIRST
Fast（迅速）
Isolate （テストを隔離する）
Repeatable（繰り返し可能）
Self-Validating（自律的検証）
Timely（適切なタイミングでテストする）
テスト対象を選ぶ

Right-BICEP
Right：結果は正しいですか？
Boundary：境界条件は適切ですか？
Inverse：逆の関係はチェックできますか？
Cross-check：別の方法を使って結果をチェックできます
か？
Performance：パフォーマンスの特性は許容範囲内ですか？
テスト対象を選ぶための問いかけ

CORRECT
Conformance：値は期待される形式に適合していますか？
Ordering：値の集合は適切な順序に並べ替えられていますか？
Range：値は最小値と最大値の範囲内にありますか？
Reference：自身が直接コントロールできない外部のコードエオ参照していません
か？
Existence：値は存在しますか？Nullやから集合ではありませんか？
Cardinality：十分な個数の値が用意されていますか？
Time：全ての出来事は一定の順序で発生しますか？
境界条件の扱い

TDDの目的
動作するきれいなコードを書くこと

動作するきれいなコードへ

TDDのサイクル
1. 次の目標を考える
2. その目標を示すテストを書く
3. そのテストを実行して失敗させる（Red）
4. 目的のコードを書く
5. ２で書いたテストを成功させる（Green）
6. テストが通るまでリファクタリングを行う（Refactor）
7. １∼６を繰り返す

デモ
1から100までの数をプリントするプログラムを書け。
ただし３の倍数の時は数の代わりに「Fizz」と、
５の倍数のときは「Buzz」とプリントし、
３と５両方の倍数の場合には「FizzBuzz」とプリントするこ
と

TDDのスキル
問題を小さく分割する
歩幅をえる
テスト→仮実装→三角測量→実装
テスト→仮実装→実装
テスト→明白な実装
テストの構造化とリファクタリング

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