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AXEのカスタムLSI設計、
ROS2通信ハードウェアIP提供
2024/DEC
AXE, Inc.
機能 数 備考
CPU 1 RISC-V RV32Iに、4SIMD 8bit浮動小数点ベクトル機構、ハードウェアによるマルチタスク制御機構、多重分岐命令
(特許取得済、Prolog,Lisp,JavaVMの実行を加速)と、それらを操作する命令を付加
RAM 1 プログラム・コードRAM 64KBytes。reset後、bootloaderにより、SIO経由でプログラム・コードを配置可能。
CPUコアによるコードRAMの内容変更はできない
1 データRAM 64KBytes
SIO(UART
)
3 SIO0(UART0)は、bootloadingとデバッグ・コンソールに使用される。UART1,2はユーザが自由に使用できる
GPIO 38 18本はPullUP指定可能。20本はPullDown指定可能。2本は、SIO1と兼用。2本は、SIO2と兼用。18本は外部
イベント源として使用可能。(※外部イベントとは、一般CPUにおける割込のようなもの。外部イベントが発生すると、イベ
ントについて待機しているスレッドが起床する)
AWG 1 16bit出力,1ch。出力ピンは、PWMと兼用。PWMと排他的に使用
PWM 8 出力ピンは、AWGと兼用。AWGと排他的に使用
Ether I/F 1 NICはオンチップであり。PHY I/Fを持つ (PHYは外付け)
ROS2通信機
能
1 "ROS2rapper"という名称の、新開発のハードウェアによるROS2通信機能。CPUから初期化することで、自動的に
通信を行う
外部SRAM
I/F
1 32bit,入力/出力独立。ただし、AX1001では外部ピンの制約により使用できない
AXEの完全オリジナルLSI
”Laxer AX1001”概要仕様
TSMC 90nmで製造
LQFP 100pin
27/SEP/2024 京都で1stシリコン動作
(株)アックス(1992年創業)の基本ソフトの採用実績
・日本の独自CPUの基本ソフトウェアをサポート
東芝MeP, セイコーエプソンC33,C17、ルネサス(旧日立製作所)SH-Mobile,SH2A,
ルネサス(旧NEC)V850, 富士通 FR/V, シャープLH795xx
資本金+資本準備金=5億3千万円
Nextyエレからも資本が入っている
村井純先生(インターネット殿堂入り)も株主だ
国スパコン富岳 OS研究
富岳にはMcKernelが採用されている
ロボット(産総研)
自動運転Autoware
(ROS使用,OSS)
小さなもの/IT家電用OS/Linux
Autoware(ROS使用)応用 iinoプロジェクト
●
iino(ゲキダン イイノ)
- 関西電力の新規事業プロジェクト
- 時速 5km/h でゆっくり走行
https://gekidaniino.co.jp/
https://iinomob.jp/
宇都宮 竹林若山農場
宇都宮 大谷資料館(採石場跡地)
- 街なかを移動
●
チョイ乗り
2023年11月 御堂筋で公道走行
https://gekidaniino.co.jp/wp/wp-content/uploads/
2023/11/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%EF%BC
%92%E3%83%9F%E3%83%8B.pngより引用
AXEの”俺SoC”
AX1001
LEDチカチカ https://drive.google.com/file/d/10z89qI9ZQaNe8txQFIMjL5HRLol7bTh4/view?usp=drive_link
ROS2Subscribe https://drive.google.com/file/d/1M2Jt1u0B1dGReELrE8qoQbPvnz0AZl3c/view?usp=drive_link
ROS2Publish https://drive.google.com/file/d/1CCb1PVTXruBFXhebgIjcXFeVvfWzMIoC/view?usp=drive_link
1pin
Ethernet
テスト基板
Ethernetで、ハードウェアROS2が動作
LEDチカチカ https://drive.google.com/file/d/10z89qI9ZQaNe8txQFIMjL5HRLol7bTh4/view?usp=drive_link
ROS2Subscribe https://drive.google.com/file/d/1M2Jt1u0B1dGReELrE8qoQbPvnz0AZl3c/view?usp=drive_link
ROS2Publish https://drive.google.com/file/d/1CCb1PVTXruBFXhebgIjcXFeVvfWzMIoC/view?usp=drive_link
Laxer1.5 ChipA(AX1001)ブロック図
Ethernet
Ether
PHY
PHY I/F
MII Protocol
Laxer1.5 chip
UDP/IP
SIO
(Newracom AT I/F)
Ethernet
ROS2rapper
Newracom
Wireless Com.
Module
IEEE802.11ah
SIO
(AT modem)
AWG
(PWM)
GPIO SIO
CPU core
松竹V
Vector Unit
CPU I/F
CPU I/F reg.
SRAM
Raw packet
AT-commnad
ChipB I/F
アプリケーション層ユニット
CPU I/F
CPU I/F reg.
CPUクロック周波数は
動的に変更可能
ROS2rapperは、
CPU無しで動作可能。
IOドメイン
CPUドメイン
ROS2ドメイン
SIO
(Command)
SIO
(command from
Newracom )
センサ& ADC
サーボモータ
※100Bas EtherPHYのクロックが25MHzであるから、
Ethernet用ROS2raperは25MHzより高い周波数で動かすことが望まれる。
SIOの場合は、その限りではない
OSプログラム・コード
OSワーキング・エリア
不要!
“俺SoC”,とことんOS無し
● 省電力、省メモリ、堅牢かつ高速
● ロボットの部品モジュールがローコストで簡単に作れる
オレ達のCPU「松竹V(しょうちくぶい)」
●
機械学習AI 加速用 ベクトル計算ユニット(8bit float,4SIMD,パイプライン)
●
論理推論加速 機構をRISC-Vコアに追加
●
特許取得済み(第7506718号,2024年6月18日 (東京エレクトロンと共同特許))
●
GnuPrologのコンパイルド・バイナリを加速
●
ハードウェア・マルチスレッド機構
●
OSソフトウェア一切なしで、スレッド切り替え
●
ハードウェア・セマフォで排他/同期。LR/SCもある
●
外部ピンからの入力で、スレッド起床(ハードウェアのみで)
●
割り込みなし(割り込み相当の処理は、専用スレッドで)
ROS2通信ハードウェア”ROS2rapper”を搭載
●
CPUの助けなしにROS2通信
外部I/O: Ethernet I/F, 任意波形生成器(AWG(PWMにもなる)), GPIO
エッジデバイスでも
大脳的処理を!
OS 不要のROS!
動的に
参加&離脱
Laxerボード
WiFi
Gateway
(Raspi WiFi)
Laxer+WiFi
Linux+
WiFi
あとづけセンサ
Laxer+WiFi
通常PC/
タブレット
(webブラウザ
で
GUI操作)
Ethernet
logging
サーバ
(Linux+ROS2)
GUIなど担当
PCサーバ
後から参加
GUI端末
通常PC/タブレット
(Laxer+WiFiを
USB接続)
全ノード、ROS2で通信し、動的に参加者(センサなど)を発見できる
LaxerAX1001は、ROS2通信で、
ロボット部品/エッジ産業機器を実現する、マイコン・チップだ
モータ
(簡素な制御)
土壌センサ/
温度センサなど…
小さなデータであれば、帯域も問題無し
工場、製造業(FA)も、OK
無線センサが、ROS対応だといいね!
Newracom(802.11ah)+LaxerAX1001
●
IEEE802.11ahでROS2通信
ROS2通信動画 https://drive.google.com/file/d/1WARjMdFghvjwwW-3gw8TR1HwC0N380Fx/view?usp=drive_link
ROS2プロトコル

ROS2は、ロボット業界のデファクトスタンダードになろうとしている
●
ロボットの部品モジュールはROS2プロトコルで結びつける
●
ロボットの部品モジュールの流通性を高める
●
自動運転でも使用されている

ROS2は、これまで Linux、一部のRTOSで動作するソフトウェアだった
☓ Linuxは、MMUのついた高級なCPUで動作。メモリが多く必要。高電力消費。
PWM
センサ
& ADC
Linuxハードウェア
Linuixマイコン
Ether IF
+ Phy
Ether IF
+ Phy
ROS2
(ソフトウェア)
ロボット指令
モジュール
ROS2
AXEでは、ROS2プロトコルを完全ハードウェア化した”ROS2rapper”を開発
これまでのROS2
ROS2プロトコルを完全ハードウェア化した…
●
CPU無しで、ロボットの部品モジュールができる
●
センサとROS2プロトコルHWだけで、センサ・モジュール
●
PWMとROS2プロトコルHWだけで、アクチュエータ・モジュール
●
アプリケーションはC言語で書いておけば、すぐハードウェア論理に合成
●
ロボット部品が、ゴミのようなLSIでできる ← CPU不要
●
高速、堅牢、低消費電力
PWM
センサ
& ADC
ROS2
ハードウェア
ROS2
ハードウェア
Ether IF
+ Phy
Ether IF
+ Phy
ROS2
アプリ
(HLS言語記述)
ROS2
アプリ
(HLS言語記述)
ロボット司令
モジュール
AXE製、”ROS2rapper”
ROS2rapperのある世界=しょぼいエッジ機器にはLinux不要=省電力&堅牢
“ROS2rapper”IPは、
オープンソース・ハードウェアで配布中.
https://github.com/AXE-jp/ros2rapper
マルチタスクだが、
OSプログラム・コード
OSワーキング・エリア
不要!
“俺SoC”,とことんOS無し
● 省電力、省メモリ、堅牢かつ高速
● ロボットの部品モジュールがローコストで簡単に作れる
ハードウェア・マルチスレッド機構
●
OSソフトウェア一切なしで、スレッド切り替え
●
ハードウェア・セマフォで排他/同期(重要)
●
LR/SC(RISC-Vの排他制御プリミティブ)もある
●
外部ピンからの入力で、スレッド起床(ハードウェアのみで)
●
割り込みなし(割り込み相当の処理は、専用スレッドで)
●
ラウンドロビン・スケジューリング
スレッド1 スレッド2
セマフォ
取得(成功)
セマフォ
解放
セマフォ
取得(待ち)
セマフォ
取得(成功)
セマフォ
取得(成功)
スレッド2
休止
スレッド2
再開
オレ達のCPU「松竹V(しょうちくぶい)」の排他制御
きわどい
領域
マルチタスクだが、
OSプログラム・コード
OSワーキング・エリア
不要!
オレ達のCPU「松竹V(しょうちくぶい)」の外部イベント
(割込み相当)
ハードウェア・マルチスレッド機構
●
OSソフトウェア一切なしで、スレッド切り替え
●
外部ピンからの入力で、スレッド起床(ハードウェアの
みで)
●
割り込みなし
●
割り込み相当の処理は、専用スレッドで。
●
割込み起動より、高速
●
レジスタ退避などしないから
スレッド1 メイン・
スレッド
メイン・
スレッド・
処理
外部ピン
信号
外部イベント
(セマフォ)待ち
IO処理
(通常CPUの
割込みルーチン)
スレッド操作、
セマフォ操作命令
オレ達のCPU「松竹V(しょうちくぶい)」
機械学習AI 加速用 ベクトル計算ユニット
・8bit float,4SIMD,ベクトル・パイプライン
・動的クロック切り替え機構で500KHz〜320MHzで、動作
※最高 480MHz (動的クロック切り替え非対応)
・Vector ExtensionのImplementation-defined Constant Parameters(実装
固有パラメータ)
ELEN:32 ,VLEN: 1024
・ベクトルレジスタ
1024ビットのベクトルレジスタ×32個
ベクトルレジスタはすべてのタスクで共有(実体は1つ)
機械学習AIの推論に最適な8bit浮動小数点演算をベクトル処理
●
エッジ機器内での、AI処理
↓
●
データ通信量の削減
・分散処理による、全体の負荷の分散
エッジデバイスでも
AI処理を!
32ビットのスカラ浮動小数点数レジスタ
(Fレジスタ): 32個も備える
8bit浮動小数点 ベクトル演算命令
● AX1001の8bit浮動小数点数のフォーマット
– 仮数部:3bit, 符号:1bit 指数部:4bit, 指数バイアス=7
オレ達のCPU「松竹V(しょうちくぶい)」
● 省電力、省メモリ、堅牢かつ高速
● ロボットの部品モジュールがローコストで簡単に作れる
論理推論 AI加速 機構をRISC-Vコアに追加
●
特許取得済み
●
第7506718号,2024年6月18日 (東京エレクトロンと共同特許)
●
GnuPrologのコンパイルド・バイナリを加速
●
詳細は、付録参照のこと
エッジデバイスでも
大脳的処理を!
その他の
カスタム命令
テストプログラム名 CPUクロック周波数・消費電力(mW)
- - 320MHz 1.79MHz
- - 実測(1.0v)mA 実測(3.3v)mA 1.0V+3.3v計
(mW)
実測(1.0v)mA 実測(3.3v)mA 1.0V+3.3v計
(mW)
メモリテスト 177.0 5.0 193.5 10.0 0.0 10.0
有意義なことはしていない 113.0 11.0 149.3 30 10 63.0
Laxer AX1001 消費電力概要
参考 ※実際には、DC-DCコン
バータなどで損失が出るの
で、仮の理想値
電池容量
(mW換算)
320MHz(時
間)
1.79MHz(時間)
単1形アルカリ電池容量 約
10,000 mAh/1本,
3本4.5v使用
135,000 697.67 13,500.00
単3形アルカリ電池 容量約
1,000~2,900mAh/1本,
3本4.5v使用
39,150 202.33 3,915.00
コイン電池CR2450 (3V)
620mAh, 2個(6V)使用
(※最大電流30mA/1個)
7,440 (38.45
※電流が足りない)
744.00
高位合成で
時代が変わった
高位合成によりHW⇔SWの行き来が自在
そこで、ROS2便利
●
HLS(C言語風高位記述言語)で書くと、どんな形でも、どこでも実行できる
●
ROS2インターフェースで柔軟
CPU
すべてソフトウェア
ハードウェア
論理
ハードウェア・
アクセラレータ
(FPGA/ASIC)
ソフトウェアの一部をハードウェア化
(いわゆるハードウェア・オフロード)
・C言語なので、ハードウェア合成が可能
ソフトウェア
ROS2モジュール
ソフトウェア
ROS2
CPU
ソフトウェア
ROS2モジュール
ソフトウェア
ROS2
ROS2rapper
ROS2
ROSインターフェース=インターフェース部分の書き換え不要
・デバイス・ドライバなどの開発が不要
ROS2プロトコルを完全ハードウェア化
●
ソフトウェア技術者がハードウェア論理を書き、LSI化。現実に!
●
OSSとして、配布を準備中
●
LGPLとAXEプロプライエタリの、ダブル・ライセンスを検討中
●
CPU無しで、ロボットの部品モジュールができる
●
センサとROS2プロトコルHWだけで、センサ・モジュール
●
PWMとROS2プロトコルHWだけで、アクチュエータ・モジュール
●
アプリケーションはC言語で書いておけば、
すぐハードウェア論理に合成
●
ロボット部品が、ゴミのようなLSIでできる ←CPU不要
●
CPU脳の敗北
●
ハードウェアなので、堅牢かつ高速。そしてコンパクト
※ROS2ハードウェアには、コンフィギュレーション用のPROMがあることが望ましい
PWM
センサ
& ADC
ROS2
ハードウェア
ROS2
ハードウェア
Ether IF
+ Phy
Ether IF
+ Phy
ROS2
アプリ
(C言語記述)
ROS2
アプリ
(C言語記述)
ロボット司令
モジュール
AXEが、ROS2プロトコルを完全ハードウェア化”ROS2rapper”
Arty A7-35ボード(xc7a35ti-csg324-1Lチップ)において
FPGA使用資源
●
LUT: 33666
●
FF: 13087
最大周波数: 121.01MHz
送信パケット生成 所要時間:
●
IPデータグラム生成複数サイクル版:
●
14サイクル=140nsec@100MHz
●
IPデータグラム生成1サイクル板):
●
8サイクル=160nsec@50MHz
受信 処理時間:
●
46サイクル=460nsec@100MHz
オープンソース・ハードウェアで配布中.
https://github.com/AXE-jp/ros2rapper
ロボット用ミドルウェア(ROS, RTミドルウェア など)
引用元 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2005/pr20050224/pr20050224.html
ROS ロボット・ミドルウェア = ソフトウェア・バス
ロボットのモジュールの流通性が高まる
日本のロボット業界は、ROSをデファクト・スタンダードにしようと活動している
CPU脳を
たたき直す
もう、CPUは(簡単には)速くならないよ
●
ついに、微細化 限界
●
微細化 による
●
高集積
●
高クロック周波数
●
コア数 増加
は終了
●
専用 ロジック回路による
●
高速化
●
省 消費電力
を行うしか
自由ASIC時代
●
「CPU脳」な人類を、パラダイムシフト
●
CPU抜き アーキテクチャを、すすめる
●
CPU抜き システムのアーキテクチャ決定をサポートすべし
main()
{
}
ハードウェア
(状態数が たいへんに大きい精密機械)
旧人類 CPU脳
脱CPUアーキテクチャ を 推進する
●
新しい細粒度 高並列アーキテクチャの時代
●
1port RAMをやめさせる、D-FFを使わせる
●
同時並列にバラバラにデータ・アクセスできる
●
教育&コンサルテーションを提供します!
CPU脳プログラマ ツールと教育
与えて、
救済
背景:
カスタムLSI
設計&製造の
民主化
日本の半導体 産業 復興!

国内8社が半導体製造会社「Rapidus」設立

経産省キモ入り 「10年の遅れ」取り戻す

キオクシア、ソニーグループ、ソフトバンク、
デンソー、トヨタ自動車、NEC、NTTが
それぞれ10億円、三菱UFJ銀行が3億円を
出資した。

半導体 工場は、かろうじて 最新のものがある

でも、「お高いんでしょう〜?」

技術者 不足

半導体 設計 技術者

論理回路 設計 技術者
このへんの人たちの
…
話でしょ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221111/k10013887921000.html
技術者 不足をStop!日本の半導体 産業 復興!
•
OSSの開発ツールで、LSI 開発
●
無料ツールの使い手が増える → 技術者不足 解消!
●
半導体 設計 技術者
●
論理回路 設計 技術者
•
半導体 工場は、「お高くない」ものもある
●
65nm とか、安くて かなりいい
•
レガシーファブの活性化
みんなのLSI
俺のASIC
LSI
LSI開発の民主化だっ
開発の民主化だっ!!!
!!!
お金持ちだけの
LSI
産総研 直下のAIST Solutionsも、
ロングテール半導体開発を推進
Googleがカスタム半導体の民主化・自由化を推進

Googleと半導体ファウンドリの「SkyWater」が協力し、業界初となるオープンソースのPDKを公開
 Skywaterは2017年に米Cypress Semiconductorからスピンオフしたファウンドリ企業

PDK プロセス設計キット
●
ある特定の半導体プロセスで回路設計を行う際に必要な設計情報
●
トランジスタ配置の制約条件などが書かれている

半導体の設計者は、半導体製造のファウンドリから「Process Design Kit(PDK)」と呼ばれる開発キットを購
入

半導体ファウンドリが提供するPDKは高価 → それが無料 OSSに!

SkyWaterの130nmプロセス「SKY130」で半導体チップの製造を行うための設計を無料で行うことが可能

GitHub - google/skywater-pdk: Open source process design kit for usage with SkyWater Technology
Foundry's 130nm node.
https://github.com/google/skywater-pdk
US DARPAによる OpenROADへの投資
川崎俊平氏の資料より引用
https://riscv.or.jp/wp-content/uploads/RVDs2022Spring_SHC-2022-06-02_c.pdf
eFabless 事例1

NEDO資金も受け、日本人 河崎氏も、実際に、LSIを開発した。
※河崎氏は、RISC-V Foundation ボードメンバで、JASA RISC-V WGメンバでもある

「Google社 が スポンサとなりeFabless社 の オープンソースシャトル を 使用し30日でRISC-V半導体
を 設計試作」
●
https://riscv.or.jp/2022/05/marmot-risc-v-asic/
eFabless 事例2
●
今村 謙之氏も、実際に、LSIを開発した。
●
「Kernel/VMレイヤーを自分色に染める!By ISHI会」
●
https://www.slideshare.net/noritsuna/kernelvmby-ishi
●
イベント「はじめての半導体チップ設計」のアーカイブ動画を公開
●
https://ishi-kai.org/event/report/2023/08/25/AugustEvent_0804_Report.html
https://www.youtube.com/watch?v=W-HDNI4JK5A
国内もLSI開発の民主化 推進
日本も、国の金で 施設を用意
ふくおかIST(公益財団法人 福岡県産業・科学技術振興財団)
福岡システムLSI総合開発センター
「システムLSI設計試作センター」
●
http://www.ist.or.jp/lsi/pg04_02.html
●
ベンチャー企業が半導体の設計ツールを無料(安価)で利用できる
●
LSI設計、少量試作できる
●
50〜100万円あれば、LSIの少量生産ができる仕組みがある
福岡システムLSI総合開発センター
「システムLSI設計試作センター」
の設計ツール一覧
※NECの商品
小規模EDA開発 日本でも流行
Open Source EDA Supporters (discode)
https://discord.com/channels/753405627564294176/932209975558832128
●
OSS EDAをサポートする人たちの集まり
●
親切で優しい
●
ふくおかIST のOSS EDAサーバのユーザ会
●
サーバを維持するモチベーション
●
オレオレ Open PDKを開発したり: 森山氏
●
オレオレ Standard Cellライブラリを開発できるツールの開発者が居たり: 澤氏
⻄ @早稲田大
●
オープンソースEDAフォーラム @福岡
●
2023/DEC/08
●
OSSコンソーシアムEDA部会が共催
●
JASA OSS活用WG協力
●
OSC福岡にも出展
●
OSSコンソーシアム&協力:JASA OSS-WG体制
●
2023/DEC/09
回路検証
(icarus)
回路合成
(yosys)
STA
(vesta)
ロジック部開発フロー
OSS EDAに必要な
ライブラリ
↓
回路設計
(Editor)
OSSによるLSI開発のEDAフロー
StdCell Verilog model
StdCell .libファイル
StdCell Verilog Model
(vesta)
Place
(Graywolf)
Router
(Qroute)
STA
(vesta)
DRC/LVS
(klayout)
StdCell LEF
StdCell LEF
StdCell Verilog model
Technology file
●
OSS EDAに必要なライブラリは
Fabのデータから変換が必要
●
OpenRAM、PLL、アナログは別なフローになる
配置
配線
確認
ソフトコアCPU
改造 承ります
RISC-Vのトラストゾーン
TEE実装 Key stone が、どう動くか調査
●
RISC-V(Key stoneが使用の実装) には、3つのレベルがある
· U-mode (User) / S-mode (Supervisor; OS) / M-mode (T
rusted)
●
M-modeのみ物理空間で、プロテクトできる(T
rustWorld)
●
U-mode や S-mode は仮想空間(通常のOSが使用)
· M-mode に入るには、ECALL 命令を使用
ECALL
命令 呼び出し
http://docs.keystone-enclave.org/en/dev/Getting-Started/How-Keystone-Works/Keystone-Basics.html 図を引用
●
OSSなので、ソースを読んで調査
http://docs.keystone-enclave.org/
オープンソース・プロジェクト
ARMでいう Trust Zone と同等のものを、RISC-Vで実現
Humming bird E203 core改造
図は下記より引用:
https://content.riscv.org/wp-content/uploads/2018/07/Shanghai-1110_HummingBirdE200forShanghaiDay_v1.pdf
●
e203には、ビット操作 拡張命令 “B”が入っていない
●
オレオレ 命令 を追加
population, parity, clz(count leading zero), ctz(count trailing zero),
Float add, bit reverse, half word exchange, quarter word exchange
E203はTang Primer FPGAボードで動作する
RISC-Vソフトコア
SPARCもオープンソースなソフトコアあり
●
Open Sparc
https://www.oracle.com/servers/technologies/opensparc-overview.html
●
LEONシリーズ
●
欧州宇宙機関(ESA)が積極開発
●
Open Sparc の継続
https://en.wikipedia.org/wiki/LEON
●
Len3, 3FT,4,5
●
LEON3FT : Fault-tolerant processor
https://www.gaisler.com/index.php/products/ipcores
https://www.gaisler.com/index.php/products/processors/leon3
●
Leon3 はGPL
●
SPARC v8 が FPGAでも動作
オープンソースなソフトコア
●
Opencores
https://opencores.org/
オープンソース・プロジェクトのコア
有名コアのRTL記述 多数アリ ※ライセンスに注意
以上
AIもやってます 「ごまめ 」
健康のためのAI
お問い合わせ
https://www.axe.bz/
mail to: eigyo@axe.bz
®

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