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- 14. ジョブパートナー®養成講座
2014ジョブパートナーⓇ
養成講座~全4回
会 場:南あわじ市緑公民館(第4・5会議室 2階)
参加費:各回 1,000円(資料代)
■第1回 2014年11月7日(金)19:30~21:30
「ジョブパートナーとは何か ~役割と意義~」
「知的障害 ~特性理解と職場での対応~」
講師:松下 徹先生(淡路障害者生活支援センター施設長
/NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路理事)
■第2回 2014年11月14日(金)19:30~21:30
「精神障害 ~特性理解と職場での対応~」
講師:青山 慎介先生(神戸大学大学院医学研究科精神医学分野 助教)
■第3回 2014年11月28日(金)19:30~21:30
「発達障害 ~特性理解と職場での対応~」
講師:松下 徹先生(淡路障害者生活支援センター施設長
/NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路理事)
■第4回 2014年12月5日(金)19:30~21:30
「現場での実践例」
講師:松本 守史氏(就労継続支援A型事業所
/森の木ファーム株式会社事務長)
- 23. A.能力発掘・開発 C.コーディネート B.仕事づくり
・ ・ ・ ・ ・ ・
職 能 カ
ルテ
仕事
リスト
新たな
雇用・委託・起業
づくり
大切にしていること(その2)
それぞれの持っている能力(障害
特性も含む)を活かすことのできる
仕事や、働き方を考え、環境を整
えていく。
大切にしていること(その3)
仕事への入り方や就労した後の
フォローを丁寧にサポートすること。
- 80. 音の芽プロジェクト
「 音 の 芽 寄 付 」 の 設 立 に 向 け
て・・・
(平成25年度の取り組み)
・実行委員会・評議委員会の設置
・市民の参画できる仕組みづくり
・モデル事業の実施→「見せること」「体験すること」で理解を
・アンケート実施(子ども向け・親向け) → 現状把握
・音の芽基金パンフレット作成
「音の芽寄付」
子 ど も た ち に 本 物 の 舞 台 芸 術
を!
子どもたちの健全で豊かな心を育てるために→文化・芸術
Editor's Notes
- #6: このNPOは「誰もが仕事や役割を持ち、みんながいきいきと笑顔で暮らせる淡路島」を実現することを目標としています。
そのために、淡路島にとって、とても重要な課題である仕事づくりを通して、人材育成に積極的に取り組み、市民社会の実現を目指して取り組んでいます。
ちょうど、正式に法人化して、2年経ちました。
- #7: 「みんなの役割・“しごと”づくり」は、それぞれの持っている能力(障害特性も含む)を活かすことができるしごとや働き方を考え「しごとに合わせた人づくりではなく、人に合わせたしごとづくり」を目指しています。そのために、さまざまな地域資源(モノ・コト・人)を活かしたコミュニティビジネスやソーシャルビジネス(社会的企業)などの多様な仕事の場を創出しています。
- #9: どうしても競争社会の中では弱い人は排除されてしまいます実際に、手帳は持っていないけれど、社会に適応することが難しい人は、せっかく仕事についても、人間関係がうまくいかなくて、引きこもってしまう人も少なくありません。
だれもが仕事ができる社会・・・・とはどんな社会でしょうか?
豊かさの価値の転換と共に
「働き方の価値の転換」も必要です。
- #10: そしてまずは、働くことそのものの意味を考え直す必要があると思いました。
- #11: その結果、中学や高校・大学・専門学校を卒業しても就職できない、また就労できたとしてもすぐに解雇されてしまった人々等は、家に引きこもらざるを得ないのが現状です。
そこで私たちは、就労弱者の方々の働く場づくりに、昨年度より取り組むことにしました。
それが、清掃作業によるジョブトレーニング事業です。
- #15: このジョブパートナーには、退職した小・中・高の学校の先生方や福祉の専門家の方々が10人余りこうした事業に取り組んでいます。
このリタイヤチームの活動をチュチュファームと呼んでいます。
詳しいことは、お手元に資料がありますのでご覧ください。
- #17: これは、養成講座の様子です。
- #20: こうして、昨年、事業をスタートするにあたって、退職した学校の先生方を中心に、ジョブパートナーをお願いし、今、10人以上います。
- #23: さて、淡路ソーシャルファームは、一言でいえば、一般就労が困難な人のための仕事づくり、あるいは仕事選びを目指しています。
その時大切にしていることが、大きく三つあります。
一つ目は、できるだけ地域の課題解決につなぐことができるような仕事であること。
たとえば、後継者不足で増えている休耕田の利活用とか、放置竹林の管理のようなことです。
- #24: 二つ目は、それぞれの方が持っている能力を、専門家の先生に診てもらって、まずは職能カルテ・・と私たちは呼んでいるのですが、そのカルテをつくることです。
そしてそのカルテをもとに、どんな仕事がこの人には向いているのかを、コーディネートするのですが、その際に、仕事の細分化とその組み立てなおしを考えて、それぞれの
適性が生きるシステムや当事者の働きやすい状況を作っていくこと、などを丁寧に考えて、職場を用意するところまで、将来的には目指しています。
この場合の対象者は、もちろん障害のある方を含みます。障害も、その人の特性と捉えると、健常者といわれる方も、いろいろと癖があったりしますよね。私はちなみに
多動性注意欠陥症だと、思います。
ただ、この部分はとても専門性が高いので、まだ正式ではありませんが、私たちに仲間の中に、本日、一緒にお越しくださっている松下先生が、淡路島にある精神科
の病院の先生でもあり、その病院が持っている淡路障害者生活支援センターのセンター長さんです。なのでこの病院と連携して、できないかと模索しているところです。
大切にしていることの三つ目は、仕事への入り方や就労した後のフォローを丁寧にサポートすることです。
少し発達障害があったり、うつのような精神障害があるような人でも、普通高校を卒業する時に、オール3の成績をもらい、普通に就職をする子がいます。
ところが、周りがそんな子だと知らされていなかったりすると、まるでさぼっているように言われたり、あいさつもできないのかと叱られたり、当然のことながら、たとえ仕事はできて
も、対人関係がうまくいかず一か月もしないうちに退職します。その後は、自信をなくし引きこもってしまった・・・。そんな人を、何人か知っています。
またせっかく、鬱の状態が良くなって、作業所に通うようになったのに、指導者に専門家が配置されていなくて、また発病をしてしまった・・・という例も最近聞きました。
こうした事例を考えると、仕事をサポートしてくれる人が必要だと感じています。仮の名前ですが、「ジョブサポーター」という立場の人を今後養成していけたらとかんがえています。
私たちは、そうした支えになって下さる人も「絆ネット」という組織を立ち上げて、準備にかかっているところです。
- #25: さらにこの春から、就労弱者の方と高齢者の方を対象に淡路島ギフトの事業をはじめました。
- #26: 地域の事業者や農家さんと組んで、淡路島の特産品を、詰め合わせて島内外の人に販売しています。
これがうまくいくと、福祉の視点のみならず、地域経済の活性化の一助となります。
淡路島の豊かな食材を、おとどけしますので、是非ご購入下さい。
- #31: それと、こうした事業を始めて、一番うれしいことは、島外のお客さんもそうですが、毎回、詰め合わせる商品が違ったりするので、地域の農家さんや、さまざまな業者さんとつながりが広がっていることです。また、レシピを地域の有名な飲食店のシェフに次々とお願いしているので、そうした飲食店ともつながりができています。
このギフトを通して、より多くの人に私たちの思いを届けられることです。一人でも多くの人が、彼、彼女たちを理解してくれる人が増えることを何よりも願っています。
- #32: また、就労支援に取り組んだことから、地域の関係機関とも徐々につながりができてきていて、この秋には、こうした福祉団体の協議会が、みんなで視察に来ることになりました。
- #33: 地域連携といえば、吉備国際大学地域創成農学部の先生と一緒にスムージーなジュースセットの商品開発を、今年予定しています。経費は、たぶん大学が持つと思います。
また、同じく、先生の紹介で、パルコープとの取引ができるチャンスを頂いています。
その他にもたまたま、淡路島ギフトを購入してくださった方の中に、大阪の飯田グループという大きな卸問屋の営業の方がいらっしゃって、内容やアイデアを気に入ってくださったようで
近々、お会いすることになっています。
- #34: あるとき、中学校の先生から、15歳の春に進路指導のできない子どもがいるのだという話を聞きました。
不登校になってしまった子、特別支援学校に行くには、それほどの障害があるわけでもなく、かといって、普通高校には届かない子。また中卒での職場はとても見つけられません。そんな子が毎年いるのだそうです。
先生たちは、一生懸命、授業をしていますが、それは、よく文科省が言う「生きる力」を身につけるためですよね。
学校を卒業し、自立していかなければなりません。でも現状の学校教育では、なかなか個々に必要な能力を身につけるところまではできないでしょう。
出口のない教育です。
そうした子どもたちを「仕事」を通して育てることができる仕組みも必要ではないかと将来的には、「ジョブチャレンジ教室」を開設したいと思っています。
- #35: そして今回の申請で、もう一つ、取り組みたいことは、こうした不登校、引きこもり等の相談窓口を開設することです。
今、淡路島でも、実際、引きこもっている人がどれくらいいるのかは、明らかではありません。家族がただひたすら隠そうとするケースが多いといわれています。
なぜ、そうなってしまうのでしょうか。それは、専門機関に係るハードルが高いからです。
そこで、本当に初期段階での相談を受けられる仕組みをNPOで作って、専門機関に、無理なく繋ぐ役割ができないかと思ったのです。
引きこもりの防止にもつながるのではないでしょうか。
うちのNPOは、先ほど説明したジョブパートナーの先生が10人以上いますが、この窓口の設置はこうした専門的な知識や経験のある方々からの提案です。
- #36: 昨年の12月頃でした。メンバーの若いお母さんたちが「私たちの仕事に取り組んでみたらどうか」と、とてもいい提案をしてくれたのです。
それが、子育て中のママさんたちが子どもと一緒に働ける仕組みを目指す「ママズファーム」の誕生となりました。
今の社会では、まだまだ、女性の働く場が確立されてはいません。ましてや田舎では、女性の生き方そのものに自由度が少ないと思います。
ママズファームの主なメンバーの一人に、障害のある子どもさんを抱えたお母さんがいます。お子さんは小学校に通っていますが重度の身体障害で、送迎や給食時の補助などに時間を取られ、とても一般就労では働ける状況にはありません。
また、もう一人は、ご主人さんの職場が、不況のために給料の大幅カットに合い、二人の小さな子どもを抱え、お母さんも働かざるを得ない状況下にあります。
ところが、保育所に入れて保育料を払うのと、パートで働くのでは、収支が合いません。
この二人の状況を見るだけでも、今の社会がいかに社会的弱者にとって生きづらい仕組みであるかがよくわかります。
- #38: マルシェや移動販売イベント出店と、ハンドメイドの商品を開発して販売をしています。
- #39: その他にもたくさんの事業を展開し、今では、メンバーが15人近くになりました。
- #40: クラフトバック講座
- #44: このほか、淡路ソーシャルファームは、果樹園も持っています。この果樹園を作った方は、私のお友達のお父様で、障害のある方や、不登校の子ども達に、体験農場として用意したものでした。ところが2年前に他界され、後継者がないまま荒れてしまっていたところを、そのままお借りしているのです。
もちろんここでの可能性は、いっぱいあると思っています。
- #45: ママズファームが動き出すと、その活動を支えるために、高齢者の方や、退職されて間もない方々が指導者として、お手伝いとして入って下さるようになりました。
こうした方々に、今度は、60歳から働ける場づくりを考えていることを話すと、「たのしそう」とほとんどの方が答えてくれます。
そして、まだ、何も始まっていないのに、退職後の夢が膨らむのだそうです。
「ちゅちゅ」っていうのは、沖縄の言葉で「おばあちゃん」なのだそうです。
今のところ、私たちが持っている果樹園で獲れる梅で、梅干しや、梅ジュースなど加工品をいずれ作り出すこともできると、その可能性を探っているところです。
仕事を生み出すことが、こんなにも人の輪を広げていくものなのかとうれしくなってきます。
また、あわじソーシャルファームのメンバーに最近、引きこもりがちな青年も参加しています。また、障害をもっている子どもさんのお父さんも、荒れた果樹園の整備に参加してくれ、今では、メンバーに加わってくれました。何より、
ソーシャルインクルージョンは、そうしたことを実現するのだというはっきりとした意思を持って、場づくりをすれば自然と生まれるものなのだと最近思うようになりました。
- #79: 音楽や文化はひとの心を育て、人と人とをつなぐための大切なツールだと考えています。
- #82: 特に子どもたちへ本物の芸術を届ける活動を行っています。