JSUG
Springのプログラムモデルと動く仕様
~テスト編~
株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
SI事業部 アーキテクチャG
寺島 秀樹
#jsug
2Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• 設計?
• 仕様?
• ドキュメント?
はじめに
筆者は「設計とは“考えること”であり、アウト
プットはその一側面である」と考えている
3Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
1. 物事をする方法。しかた。やりかた。
「まだほかに仕様があるだろう」
2. 機械類や建築物などの構造や内容。
「仕様の一部を変更する」
仕様とは?
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/107319/meaning/m0u/
デジタル大辞泉の解説
4Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
「ユーザの要求を満たすために
サービスやシステム、機能などが
どのように振る舞うかを
定めたもの」と定義する
この場での「仕様」の定義
5Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
寺島 秀樹(@terahide27)
(株)ビッグツリーテクノロジ&コ
ンサルティング 所属
SIerを中心に
アーキテクト・アジャイルコンサ
ルタントとして就業
システムの保守運用から営業支援
まで手広くいろいろやってます
CSP/CSPO/CSM
TOCfE国際認定ファシリテータ/
アニメ/酒/ラーメン/
自己紹介
6Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• テスト駆動開発の話
• アジャイルの話
• すごい話
今日しない話
7Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• 実際の事例
• テストと仕様とプログラムの話
• 現場で試してみようと思ってる話
(ちょっとだけ)
今日する話
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出来事
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• 某サービスを運用している現場
• 5週程度のイテレーションでリリースを繰
り返している
• 保守を行うチームメンバは12人程度(ほと
んどが経験3年目までの若いメンバ)
• 自分はインフラのおもりや障害などの調査
を中心にしていて、開発のイテレーション
にはあまり関わってなかった
背景
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「手が足りないからステージング環境
でテストしてください」
「かしこま〜」
ある日
11Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
テスト仕様書「ユーザの区分がxxで商材のなんたらフラグ
となんたらフラグが立っている時になんたら画面でなんた
らするとほにゃららがほにゃららで...」
「?」
ユーザの区分がxxなのはわかった。(それ以外のユーザで
はどうなるか書いてないけど一旦おいておこう)
「商材のなんたらフラグってどうやって立てるんですか?
DB書き換えてええのん?」
「ステージング環境でそんなことしないでください」
「だったらどうやってその状態にするんですか?」(結構
マニアックな機能だった)
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Untestable Test Case
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• テストしたい観点は書かれていた
• それをテストするための状態にする
にはどうすればいいかが書かれてい
なかった
なにが問題だったか?
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• 操作やその結果に対してはみなさん
よく気づく
• その操作を行う事前の条件や状態を
忘れがち
• e.g. エアコンの設定温度を20度に
すると冷たい風がでる。本当?
事前条件を表す?
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• given 事前条件・状態
• when 対象に対する操作をした時
• then どうなるか
テンプレート
[given]の状態で[when]をすると[then]
given - when – then
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まさに仕様
17Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
この人ご存知?
http://www.startrek.com/database_article/spock
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• JUnitみたいなもん
• given - when - then でテストが書ける素晴らし
いもの
e.g.
Spock
def test(){
given: "カートにアイテムがある"
商品一覧を開く()
カートにいれるby商品ID(1)
when: "カートを開く"
商品一覧でカートリンクをクリックする()
then:
カート画面が表示されている()
and:
購入ボタンがクリッカブルである()
}
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プログラマはプログラムを書くのが仕事
我々はプログラマである
https://www.lifehacker.jp/2014/12/141210programmer_signs.html
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プログラムで表現することができれば
ドキュメントと違い動かして検証をすることが容易
自動テストを書けば繰り返しの検証もできる
自動テストもまたプログラム
自動テストのプログラムは、もはやテストが目的で
はなく、「動く仕様」としての位置づけを求められ
る
自動テストは動く仕様である
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出来事
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@Test
public void test_success1(){…}
@Test
public void test_success2(){…}
延々と続く・・・
前みたJUnit
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@Test
public void test(){
load(“xxxData.xls”);
actual = sut();
assertWithExcel(actual,
“expected.xlsx”);
}
前みたJUnit
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仕様?
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まずはテストメソッドの名前を given - when -
then で書くことをしてみよう
JUnitでは?
@Test
public void カートにアイテムがある状態でカートを開くと購入可能である(){
//given
商品一覧でカートにいれるby商品ID(1);
//when
商品一覧でカートリンクをクリックする();
//then
カート画面が表示されている();
購入ボタンがクリッカブルである();
}
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もう少しUnit Testみたいな例
@Test
public void 商品がある状態でカートに追加すると購入可能である(){
//given
assertThat(itemService.findAll().size(), graterThan(0));
//when
Item item = itemService.findById(1);
cartService.add(item);
//then
assertThat(cartService.isPurchasable(), is(true));
}
27Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
テストで確認したい部分が仕様レベルの話
それをどう実現するか(指定がないならば)の話は隠蔽しても構わない
むしろプログラムレベルの話(前述の例ならばDOMの操作など)は積極
的に隠蔽した方がいい
仕様レベルとそれ以外のレベル
@Test
public void カートにアイテムがある状態でカートを開くと購入可能である(){
//given
// 商品一覧ページを開きIDが商品IDの親のtrタグの中の
// classがaddCartのリンクをクリックする(プログラムレベルの話)
商品一覧でカートにいれるby商品ID(1);
//when
// 「カートを開く」とあるが、開き方の指定はなし(操作レベルの話)
商品一覧でカートリンクをクリックする();
//then
カート画面が表示されている();
購入ボタンがクリッカブルである();
}
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仕様レベルの話を残しそれ以外は他所に委譲する
結果テストのしやすさにつながってくる
e.g.
プロダクションコードにおける仕様と構造
public CartService{
//購入可能な状態で購入するとカートからアイテムがなくなり購入処理を行う
public void purchase(){
if( ! this.isPurchasable()){
throw new IllegalStateException("is not purchasable");
}
List<Item> items = this.findAll();
items.stream()
.map(i -> toPurchased(i))
.forEach(p -> purchaseService.purchase(p)));
this.deleteAll(items);
}
・・・
29Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
つづき
// カートにアイテムがあるならば購買処理の購買可能判定を行う
public boolean isPurchasable(){
if( this.findAll().isEmpty() ){
return false;
}
return purchaseService.isPurchasable();
}
public List<Item> findAll(){
return cartRepository.findAll();
}
public void deleteAll(List<Item> items){
cartRepository.deleteAll(items);
}
private PurchasedItem toPurchased(Item item){
//snip 商品の特性によってなにやら難しい処理
}
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Spring
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Spring Ecosystem
http://springtutorials.com/
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DI
Container
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自動テストの際にテスト観点以外の依存した部分をMock
やStubなどに差し替えることがやりやすくなった
• Frameworkなどの親クラスみたいな縛りから解放され
た
• 依存関係があった場合でも依存性の注入という形で解決
される
DI Container がもたらしたもの
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前述の例
ホワイトボックステスト
//購入可能な状態で購入するとカートからアイテムがなくなり購入処理を行う
if( ! this.isPurchasable()){ //モックにしてtrue or false を返す
throw new IllegalStateException("is not purchasable");
}
List<Item> items = this.findAll(); //モックにしてアイテムを2個返す
items.stream()
.map(i -> toPurchased(i)) // 複雑なことをしていてテストしづらいなら
// モックに変えてシンプルにする
.forEach(p -> purchaseService.purchase(p))); //モックにして
// 2度呼ばれたことを検証する
this.deleteAll(items); //モックにして呼ばれたことを検証する
35Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
状態中心のテスト
テストしたい対象の処理前後での状態の変化を検証すること
でテストを行う
相互作用中心のテスト
テストしたい対象のオブジェクトの相互作用(メッセージの
やりとり)を検証することでテストを行う
平たく言うとどのメソッドがどのように何回呼び出されるか
状態中心のテストと相互作用中心のテスト
36Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
依存部分はモックに変えていくことでテスト観点(仕様)に
フォーカスしたテストになる
モックに変えた部分はそれぞれ「仕様」があるはずなのでそ
れは個別にテストを行う
最終的には依存しないテスト対象はモックに変えずにテスト
を行うのでホワイトボックステストとしては充分となる
(前述の例だと repository や toPurchased() がその例)
相互作用中心のテスト(私見)
37Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
前述の例
再掲:ホワイトボックステスト
//購入可能な状態で購入するとカートからアイテムがなくなり購入処理を行う
if( ! this.isPurchasable()){ //モックにしてtrue or false を返す
throw new IllegalStateException("is not purchasable");
}
List<Item> items = this.findAll(); //モックにしてアイテムを2個返す
items.stream()
.map(i -> toPurchased(i)) // 複雑なことをしていてテストしづらいなら
// モックに変えてシンプルにする
.forEach(p -> purchaseService.purchase(p))); //モックにして
// 2度呼ばれたことを検証する
this.deleteAll(items); //モックにして呼ばれたことを検証する
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E2Eのテストやもっと広いシナリオテストのように粒度の
大きい話しから1つのメソッドに対しての粒度の小さい話
しのいずれでも今日の話しは適用できる
ただし、仕様の粒度を間違えるとぐちゃぐちゃになるので
要注意(特に粒度の小さい部分)
今日の仕様の話は
・・・
39Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
粒度の大小に関係なく、テスト対象の使い方をテ
ストする
(仕様をテストする)
使い方をテストする
・・・
40Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
e.g.
• 北緯なん度、経度なん度の場所に向かい
エレベータで何階に行き鍵を取り出しド
アを開け靴を脱ぎ冷蔵庫から缶ビールを
取り出してベッドに横になる
粒度の違い
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• プログラマはプログラム書くときの言葉に慣れすぎてい
る
• 最初に話したテスト仕様書の話しはすごくビジネスから
遠い用語で書かれていた
• 特に粒度の小さいテストの場合は要注意
XXフラグみたいなもの
42Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• ビジネスで使っている言葉で表現しましょう
• 難しかったらせめて対象となるものの操作方法(画面と
か)で表現しましょう
• ただ抽象度の低いホワイトボックステストだとこれも難
しい
コツ
43Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
課題と今後
44Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
テスト仕様書はgiven-when-thenのテストで書くように
した
結果
• トータルコストは下がった(手戻りが減った)
• プログラマの心理的安全が高まった
課題
• メンバによって理解度のバラツキが大きい
• 品質は大差ない
• テスト工数があがった
実際にやってみた(自プロジェクト)
45Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
Sound only
自動テストに対する取り組み
46Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
テスト仕様としていろいろなところに
散らばった仕様を一元管理してトレー
ス可能に
今考えてること
47Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• spockを使って自動テストを記載するプロ
ジェクトがちらほらと増えてきた
• E2Eの自動テストをうまく活用しているプ
ロジェクト
• 今後は社内外で今日のような話を通して増
やしていく予定
会社としての取り組み
48Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
まとめ
49Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• given - when - then
• 仕様はビジネスで使う用語で表わそう
• 粒度に気をつけて表わそう
• プログラムは構造に気をつけよう
• 積極的に自動テストに落とそう
まとめ
50Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
最後に
51Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
• ドキュメンテーションや口伝だとうまく伝わらないもの
をどう伝えるかは永遠にテーマだと思う
• BDD,ATDDのように検証の方向からのアプローチした
りDDDのように設計・実装からアプローチしたりいろい
ろな方向から取り組んでいくべき課題と捉えている
• なにはともあれプログラムはリーダブルであることが
大前提だと自分は思う
• アプローチの一環として今までにはないサービスや開発
形態が今後どんどんでてくるだろうからそういう面でも
注目したいと思っている
所感
52Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
ってことで
API編へ
53Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved.
の前に
10分休憩

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  • 11. 11Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. テスト仕様書「ユーザの区分がxxで商材のなんたらフラグ となんたらフラグが立っている時になんたら画面でなんた らするとほにゃららがほにゃららで...」 「?」 ユーザの区分がxxなのはわかった。(それ以外のユーザで はどうなるか書いてないけど一旦おいておこう) 「商材のなんたらフラグってどうやって立てるんですか? DB書き換えてええのん?」 「ステージング環境でそんなことしないでください」 「だったらどうやってその状態にするんですか?」(結構 マニアックな機能だった)
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  • 13. 13Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • テストしたい観点は書かれていた • それをテストするための状態にする にはどうすればいいかが書かれてい なかった なにが問題だったか?
  • 14. 14Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • 操作やその結果に対してはみなさん よく気づく • その操作を行う事前の条件や状態を 忘れがち • e.g. エアコンの設定温度を20度に すると冷たい風がでる。本当? 事前条件を表す?
  • 15. 15Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • given 事前条件・状態 • when 対象に対する操作をした時 • then どうなるか テンプレート [given]の状態で[when]をすると[then] given - when – then
  • 16. 16Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. まさに仕様
  • 17. 17Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. この人ご存知? http://www.startrek.com/database_article/spock
  • 18. 18Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • JUnitみたいなもん • given - when - then でテストが書ける素晴らし いもの e.g. Spock def test(){ given: "カートにアイテムがある" 商品一覧を開く() カートにいれるby商品ID(1) when: "カートを開く" 商品一覧でカートリンクをクリックする() then: カート画面が表示されている() and: 購入ボタンがクリッカブルである() }
  • 19. 19Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. プログラマはプログラムを書くのが仕事 我々はプログラマである https://www.lifehacker.jp/2014/12/141210programmer_signs.html
  • 20. 20Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. プログラムで表現することができれば ドキュメントと違い動かして検証をすることが容易 自動テストを書けば繰り返しの検証もできる 自動テストもまたプログラム 自動テストのプログラムは、もはやテストが目的で はなく、「動く仕様」としての位置づけを求められ る 自動テストは動く仕様である
  • 21. 21Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 出来事
  • 22. 22Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. @Test public void test_success1(){…} @Test public void test_success2(){…} 延々と続く・・・ 前みたJUnit
  • 23. 23Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. @Test public void test(){ load(“xxxData.xls”); actual = sut(); assertWithExcel(actual, “expected.xlsx”); } 前みたJUnit
  • 24. 24Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 仕様?
  • 25. 25Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. まずはテストメソッドの名前を given - when - then で書くことをしてみよう JUnitでは? @Test public void カートにアイテムがある状態でカートを開くと購入可能である(){ //given 商品一覧でカートにいれるby商品ID(1); //when 商品一覧でカートリンクをクリックする(); //then カート画面が表示されている(); 購入ボタンがクリッカブルである(); }
  • 26. 26Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. もう少しUnit Testみたいな例 @Test public void 商品がある状態でカートに追加すると購入可能である(){ //given assertThat(itemService.findAll().size(), graterThan(0)); //when Item item = itemService.findById(1); cartService.add(item); //then assertThat(cartService.isPurchasable(), is(true)); }
  • 27. 27Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. テストで確認したい部分が仕様レベルの話 それをどう実現するか(指定がないならば)の話は隠蔽しても構わない むしろプログラムレベルの話(前述の例ならばDOMの操作など)は積極 的に隠蔽した方がいい 仕様レベルとそれ以外のレベル @Test public void カートにアイテムがある状態でカートを開くと購入可能である(){ //given // 商品一覧ページを開きIDが商品IDの親のtrタグの中の // classがaddCartのリンクをクリックする(プログラムレベルの話) 商品一覧でカートにいれるby商品ID(1); //when // 「カートを開く」とあるが、開き方の指定はなし(操作レベルの話) 商品一覧でカートリンクをクリックする(); //then カート画面が表示されている(); 購入ボタンがクリッカブルである(); }
  • 28. 28Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 仕様レベルの話を残しそれ以外は他所に委譲する 結果テストのしやすさにつながってくる e.g. プロダクションコードにおける仕様と構造 public CartService{ //購入可能な状態で購入するとカートからアイテムがなくなり購入処理を行う public void purchase(){ if( ! this.isPurchasable()){ throw new IllegalStateException("is not purchasable"); } List<Item> items = this.findAll(); items.stream() .map(i -> toPurchased(i)) .forEach(p -> purchaseService.purchase(p))); this.deleteAll(items); } ・・・
  • 29. 29Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. つづき // カートにアイテムがあるならば購買処理の購買可能判定を行う public boolean isPurchasable(){ if( this.findAll().isEmpty() ){ return false; } return purchaseService.isPurchasable(); } public List<Item> findAll(){ return cartRepository.findAll(); } public void deleteAll(List<Item> items){ cartRepository.deleteAll(items); } private PurchasedItem toPurchased(Item item){ //snip 商品の特性によってなにやら難しい処理 }
  • 30. 30Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. Spring
  • 31. 31Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. Spring Ecosystem http://springtutorials.com/
  • 32. 32Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. DI Container
  • 33. 33Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 自動テストの際にテスト観点以外の依存した部分をMock やStubなどに差し替えることがやりやすくなった • Frameworkなどの親クラスみたいな縛りから解放され た • 依存関係があった場合でも依存性の注入という形で解決 される DI Container がもたらしたもの
  • 34. 34Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 前述の例 ホワイトボックステスト //購入可能な状態で購入するとカートからアイテムがなくなり購入処理を行う if( ! this.isPurchasable()){ //モックにしてtrue or false を返す throw new IllegalStateException("is not purchasable"); } List<Item> items = this.findAll(); //モックにしてアイテムを2個返す items.stream() .map(i -> toPurchased(i)) // 複雑なことをしていてテストしづらいなら // モックに変えてシンプルにする .forEach(p -> purchaseService.purchase(p))); //モックにして // 2度呼ばれたことを検証する this.deleteAll(items); //モックにして呼ばれたことを検証する
  • 35. 35Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 状態中心のテスト テストしたい対象の処理前後での状態の変化を検証すること でテストを行う 相互作用中心のテスト テストしたい対象のオブジェクトの相互作用(メッセージの やりとり)を検証することでテストを行う 平たく言うとどのメソッドがどのように何回呼び出されるか 状態中心のテストと相互作用中心のテスト
  • 36. 36Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 依存部分はモックに変えていくことでテスト観点(仕様)に フォーカスしたテストになる モックに変えた部分はそれぞれ「仕様」があるはずなのでそ れは個別にテストを行う 最終的には依存しないテスト対象はモックに変えずにテスト を行うのでホワイトボックステストとしては充分となる (前述の例だと repository や toPurchased() がその例) 相互作用中心のテスト(私見)
  • 37. 37Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 前述の例 再掲:ホワイトボックステスト //購入可能な状態で購入するとカートからアイテムがなくなり購入処理を行う if( ! this.isPurchasable()){ //モックにしてtrue or false を返す throw new IllegalStateException("is not purchasable"); } List<Item> items = this.findAll(); //モックにしてアイテムを2個返す items.stream() .map(i -> toPurchased(i)) // 複雑なことをしていてテストしづらいなら // モックに変えてシンプルにする .forEach(p -> purchaseService.purchase(p))); //モックにして // 2度呼ばれたことを検証する this.deleteAll(items); //モックにして呼ばれたことを検証する
  • 38. 38Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. E2Eのテストやもっと広いシナリオテストのように粒度の 大きい話しから1つのメソッドに対しての粒度の小さい話 しのいずれでも今日の話しは適用できる ただし、仕様の粒度を間違えるとぐちゃぐちゃになるので 要注意(特に粒度の小さい部分) 今日の仕様の話は ・・・
  • 39. 39Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 粒度の大小に関係なく、テスト対象の使い方をテ ストする (仕様をテストする) 使い方をテストする ・・・
  • 40. 40Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. e.g. • 北緯なん度、経度なん度の場所に向かい エレベータで何階に行き鍵を取り出しド アを開け靴を脱ぎ冷蔵庫から缶ビールを 取り出してベッドに横になる 粒度の違い
  • 41. 41Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • プログラマはプログラム書くときの言葉に慣れすぎてい る • 最初に話したテスト仕様書の話しはすごくビジネスから 遠い用語で書かれていた • 特に粒度の小さいテストの場合は要注意 XXフラグみたいなもの
  • 42. 42Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • ビジネスで使っている言葉で表現しましょう • 難しかったらせめて対象となるものの操作方法(画面と か)で表現しましょう • ただ抽象度の低いホワイトボックステストだとこれも難 しい コツ
  • 43. 43Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 課題と今後
  • 44. 44Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. テスト仕様書はgiven-when-thenのテストで書くように した 結果 • トータルコストは下がった(手戻りが減った) • プログラマの心理的安全が高まった 課題 • メンバによって理解度のバラツキが大きい • 品質は大差ない • テスト工数があがった 実際にやってみた(自プロジェクト)
  • 45. 45Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. Sound only 自動テストに対する取り組み
  • 46. 46Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. テスト仕様としていろいろなところに 散らばった仕様を一元管理してトレー ス可能に 今考えてること
  • 47. 47Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • spockを使って自動テストを記載するプロ ジェクトがちらほらと増えてきた • E2Eの自動テストをうまく活用しているプ ロジェクト • 今後は社内外で今日のような話を通して増 やしていく予定 会社としての取り組み
  • 48. 48Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. まとめ
  • 49. 49Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • given - when - then • 仕様はビジネスで使う用語で表わそう • 粒度に気をつけて表わそう • プログラムは構造に気をつけよう • 積極的に自動テストに落とそう まとめ
  • 50. 50Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. 最後に
  • 51. 51Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. • ドキュメンテーションや口伝だとうまく伝わらないもの をどう伝えるかは永遠にテーマだと思う • BDD,ATDDのように検証の方向からのアプローチした りDDDのように設計・実装からアプローチしたりいろい ろな方向から取り組んでいくべき課題と捉えている • なにはともあれプログラムはリーダブルであることが 大前提だと自分は思う • アプローチの一環として今までにはないサービスや開発 形態が今後どんどんでてくるだろうからそういう面でも 注目したいと思っている 所感
  • 52. 52Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. ってことで API編へ
  • 53. 53Copyright © 2018 Bigtree Technology&Consulting Ltd. All Rights Reserved. の前に 10分休憩