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2019.07.31
2025年の崖とSAPの2025年問題に
企業はどう対処すればよいのか
“リフト&シフト戦略”のススメ
株式会社フロンティアワン
鍋野敬一郎
keiichiro.nabeno@frontier-one.com
クラウドファースト
デジタルファースト
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 2
『2025年の崖』を越えるために :SAPの2025年問題の対応フローチャート
現行SAP ERPに
内容がわからない
現行SAP ERPに
不満は無いが
内容がわからない
SAP S/4HANAへ
移行したい
現行SAP ERPに
出来れば入れ替えたい
現行SAP ERPに
大いに不満がある
出来れば入れ替えたい
SAP S/4HANAへ
移行しなくても良い
S/4HANAで現行の
システムが動けば良い
S/4HANAの機能を
最大限利用したい
S/4HANA以外の
ERPへ乗り換える
現行SAP ERPは
内容に問題がある
現行SAP ERPは
カスタマイズが多く
内容に問題がある
( )
S/4HANAを
新規実装で導入する
(オンプレミス/IaaS/SaaS)
S/4HANAを
コンバージョンする
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERPを使い続ける
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERP(ECC6.0)
が稼働している
現行SAP ERPの調査が必要
S/4HANAへ、移行するorしない?
S/4HANAを最大活用、するorしない?
S/4HANAへのメインストリーム
S/4HANAにこだわらないルート
S/4HANAへのメインストリーム
①現行SAP ERPの調査を行う
②S/4HANAへの移行を決める
③S/4HANAへの移行手段を決める
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 3
ERP市場の変遷 :ERPはDX時代にデジタルファーストを実現できるのか
1995 2000 2005 2010 2015
ERP研究推進フォーラム設立
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
ライセンス
売上ベース
(億円)
1992年10月
SAPジャパン設立
1994年日本オラクル
Oracle APPS(EBS)取扱開始
ERPの登場・普及
BPR実施、IT基盤再構築
全体最適・ベストプラクティス
クライアント
/サーバ
の時代
メインフレーム
オフコン
の時代
ERPの多様化・拡張性
SOAシステム連携/Web対応
業種別/業務別/規模別
2020
2015年:米国IIC設立
ERP研究推進フォーラム解散
2008年
リーマン・ショック
2011年:東日本大震災
ドイツ:Industrie4.0提唱
次世代ERPの進化・発展
クラウド/ビッグデータ/非RDB
人工知能/IoTなどニューテクノロジー
第1世代:全社統合、部門間連携
会計中心(財務会計・管理会計)
企業内統合、多機能
第2世代:グループ内統合、業務連携
会計とロジ(ERP/SCM/CRM/BI)
企業間連携、拡張性&柔軟性
第3世代:企業間統合、エコシステム
オンプレミス→クラウドへの移行、ERPプラス、
バックオフィスからDXまで支えるIT基盤を整える
ERPとBPMの登場:BOPSJ
パッケージ時代のはじまり
ITバブル崩壊、ベンダ再編
国産ERP躍進、クラウドベンダ急成⾧
旧ERPレガシー化、守りのIT&攻めのIT
ERP再生への挑戦、時代はSoRからSoEへ
日本:IoT取組みスタート
RRI設立、IVI設立、IoT推進
2015年
ITバブル崩壊
2020年:東京オリンピック
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 4
先進テクノロジートレンド :「先進テクノロジのハイプ・サイクル2018年」
【EnterpriseZine記事より】
ガートナーは、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2018年」を発表した。ハイプ・サイクルで取り上げた注
目すべき35の先進テクノロジは、人とマシンの境界を曖昧にする5つの先進テクノロジ・トレンドを形成する
という。企業は近い将来、生き残りをかけて「遍在性(ユビキタス)」「常時利用性」「ビジネス・エコシステ
ムとのつながり」に対応することになるが、その上で、人工知能(AI)などの先進テクノロジは極めて重要
な役割を果たすとしている。
出所:EnterpriseZine 2018年8月22日記事より、
https://enterprisezine.jp/article/detail/11079
【先進テクノロジー・トレンド】
1, AIの民主化
AI PaaS、汎用AI、自律走行など
2, エコシステムのデジタル化
ブロックチェーン、IoTプラットフォームなど
3, DIY(自己流)バイオハッキング
バイオチップ、バイオ技術、AR/MRなど
4, 透過的なイマーシブ・スペース
エッジAI、4Dプリンティングなど
5, ユビキタスなインフラストラクチャ
5G、量子コンピューティングなど
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 5
テクノロジートレンド :「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル2018年」
【EnterpriseZine記事より】
ガートナー ジャパンは、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」の最新版を発表した。「モバイル」「ソー
シャル」「クラウド」は、ある意味利用して当たり前のものになりつつあり、モノのインターネット、人工知能、ブ
ロックチェーンなど、さらに新しいトレンドが注目を集めている。一方で、このような個々のテクノロジとは別に、
自社で運用・構築するITシステムをオープンにし、社内外のビジネス・エコシステムと連携することで、より
大きな成果を得ようという発想が有望視され始めている。ガートナーでは、2016年から、このような発想
を実現するものとして、「デジタル・ビジネス・テクノロジ・プラットフォーム」を紹介している。
出所:EnterpriseZine 2018年10月11日記事より、
https://enterprisezine.jp/article/detail/11273
【テクノロジー・トレンド】
・モバイル、ソーシャル、クラウド・コンピューティング
・OTとITの融合
・DevOps
・IoT:モノのインターネット
・AI人工知能
・RPA
・ブロックチェーン
・ポストモダンERP
・IoTプラットフォーム
・デジタル・ビジネス・テクノロジ・プラットフォーム
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 6
ERPトレンド :「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル2019」
【EnterpriseZine記事より】
ガートナー ジャパンは、「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル」の最新版を発表した。現在、
国内のERP市場は、1990年代以降に一般的であったオンプレミスのモノリシック(一枚岩的)なERPス
イートによるさまざまな業務機能の統合と集約化、つまりERPによるアプリケーションの「近代化」が一段落
し、その次を担うERPへの進化が顕著になっているという。ガートナーでは、従来の密結合型のERPスイー
トがカバーしている広範な業務機能をいったん分解した上で、クラウド・アプリケーションを含む複数のアプリ
ケーション群を疎結合で連携するスタイルを採用した新たなERP像を「ポストモダンERP」と呼んでいる。
出所:EnterpriseZine 2019年2月7日記事より、
https://enterprisezine.jp/article/detail/11690
【ビジネス・トレンド】
5)2階層ERP
(HDと事業会社・グループ会社)
6)DXデジタル・トランスフォーメーション
7)マルチプラットフォーム&マルチアプリケーション
8)守りのERPから攻めのERPへ:SoR/SoE
省人化)
【テクニカル・トレンド】
1)クラウドERP(リフト・アンド・シフト)
2)RPA/AI:人工知能とERP(自動化,省人化)
3)IoTとERP(モノ+コト,サービス化)
4)API連携とERP(疎結合,マイクロサービス)
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 7
“ポストモダンERP”次世代ERP :トレンド・キーワードについて
クラウドERP(リフト・アンド・シフト)
IaaS型とSaaS型があり、今後の主流はSaaS型。導入期間3~6カ月程度、人手不足でも導入可能
RPA/AI:人工知能(自動化、省力化/省人化)
RPA・AI+ERPで効果を発揮。急速に導入が拡大。業務部門+IT部門のタスクチームが成功の秘訣
IoTとERP(モノ+コト、サービス化)
社内向けでは設備保全+調達。お客様向けは、アフターサービス(保守サポート)がIoT+ERPのコツ
API連携とERP(疎結合、マイクロサービス)
クラウドERPで効果を発揮する。アドオン・カスタマイズはせず外部システムやWebサービスで機能補完
2階層ERP(HDと事業会社・グループ会社)
親会社HDはグループ業績管理と決算。2階層目は事業部門用ERPとして柔軟かつ即効性を追求
DXデジタル・トランスフォーメーション
DXは攻めのITがメイン。ERPはマスタやデータ蓄積など機能を補完。DX+ERPの狙いは他社との差別化
マルチプラットフォーム&マルチアプリケーション
オンプレミス&クラウドのマルチプラットフォーム戦略。プラットフォームを絞ることでデータ管理を最適化する
守りのERPから攻めのERPへ(SoR/SoE)※モード1/モード2
サブスクリプション/リカーリングなどビジネスモデルに対応した、攻めのIT(SoE)を実現する次世代ERP
1
2
3
4
5
6
7
8
SoR/System of Record:ERPなど基幹系システムなどバックオフィスシステム。事業を支えるビジネス基盤として貢献
SoE/System of Engagement:先進IT/IoTに自社独自の強みをデジタル化・サービス化して事業を伸ばす、成⾧に貢献
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 8
Agenda:
『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3
SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2
DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1
“It's really hard to design products by focus groups.
A lot of times, people don't know what
they want until you show it to them. ”
by Steven Paul Jobs
10%の改善
10倍の成⾧
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 9
Agenda:
『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3
SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2
DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1
“It's really hard to design products by focus groups.
A lot of times, people don't know what
they want until you show it to them. ”
by Steven Paul Jobs
10%の改善
10倍の成⾧
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 10
なぜ 『2025年』 なのか?
2025年2019年
Good2030年
Bad2030年
OR
DX策定 → デジタル時代の競争戦略
・「ビジネストレンドとテクノロジートレンド」の絞り込み
・「ゴール設定とマイルストーン設定」(明確な計画策定)
・事業とオペレーションの競争力を磨く(イノベーション戦略)
ポストモダンERP → リノベーション戦略
・「安定性と信頼性」&「柔軟性と即効性」の両立
・「守りのIT」SoRと「攻めのIT」SoEの両立
・「リフト&シフト」と「マイクロ・サービス」
組織をスリム化、業務プロセスを見直し、新しいビジネスモデルを
破壊による変革で生み出す(破壊+創造:Disrapt)
・不足するデジタル人材、余るSI人材(スキルのミスマッチ)
・「守りのIT」SoRと「攻めのIT」SoEの両立
・デジタルファースト&クラウドファーストに舵を切る
SAP ERPの保守期限
インテリジェント・エンタープライズへ
IT人材不足:43万人
EXPO2025 Osaka-Kansai
日本全国で5Gの利用が可能に
ERPリニューアル成功
SoRとSoEの統合基盤
DXによる競争力強化
新規ビジネスモデルで売上↑
DX人材の確保・育成
老朽化ERPの塩漬け
SoRとSoEの分断
従来ビジネスとDXがバラバラ
新規ビジネスモデル立上がらず↓
DX人材の確保と育成に失敗
レガシー化したSAP ERP
SAPコンサルタント不足
IT人材不足:17万人
クラウドファースト
&デジタルファースト
デジタル人材とSI人材のミスマッチ
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 11
経済産業省「DXレポート」サマリーより :『2025年の崖』とは?
出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~サマリーより
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 12
なぜ 『DX』 に取り組まなければならないのか?
出所:Business+IT 2019年7月24日記事より、
https://www.sbbit.jp/article/cont1/36695
【Business+IT記事より】
日本企業を「ノキアの二の舞」にしないためにできることは?
イノベーションを創出するデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)は第2章に入る。経営者らの
指示でAIやIoTなどデジタル技術を導入した第1章は、業務プロセスの自動化、効率化に一定の成果を
上げた。さらなる効率化を進めて、そこから得た経営リソースを新しいビジネスモデルの創出に振り向けるの
が第2章になる。成果を生み出すうえで欠かせないのが、デジタル化の目的やゴールを明確に設定するこ
と。欧米アジアの企業に比べて、日本企業のデジタル化は遅れているとの指摘もあるが、第2章はその挽
回のチャンスになる。デジタル時代に勝ち残り、リードする策を探った。
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 13
グローバルの時価総額トップ10と日本の時価総額トップ10比較
出所:Business+IT 2019年7月24日記事より、
https://www.sbbit.jp/article/cont1/36695
時価総額の伸び率をグローバルと日本で比較すると、10年で日本はわずか10%しか伸びていないことがわかる。
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 14
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
D:Digital デジタル化
X:Transformation 変革(eXchange)
創造Creation & 破壊Disruption
デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは →変革がポイント、デジタルは手段必須ではない
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。2004年にスウェー
デンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したとされる。(出所:https://ja.wikipedia.org/wiki/)
デジタル・イノベーションとは →破壊的創造、必ず既存モデルの破壊Disruptを伴う
「デジタル技術やデジタル化された情報を活用することで、企業がビジネスや業務を変革し、これまで実現できな
かった新たな価値を創出すること」とITRが定義。(出所:https://www.itr.co.jp/special/innovation/index.html)
デジタル化とは →アナログ(ヒト)からデジタルの置き換え手段
これまで人の手でやっていた作業(アナログ)をシステムやセンサー/機器などで置き換えること。これによって
、属人的てブラックボックス化(暗黙知)していた業務やノウハウを数値/値で可視化(形式知)すること
が出来る。デジタル化のメリットとして、熟練度に関係なく均一なアウトカム(効果)が得られる、これをシステ
ム化することで安価かつ短時間でその作業をコピーすることが可能となる。(ロボットやAIの投入など)デジタ
ル化のデメリットとして、コピーが容易であるため高度な技術やノウハウがコモディティ化(価値破壊)すること
、想定外の状況には対処出来ないこと(低い柔軟性)。
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 15
これからのIT/DX部門が取り組むべき課題 :守りから攻めへ!
SFA:
営業支援
財務会計
ERP
管理会計
販売管理
顧客情報
顧客DB
業績管理
購買管理
在庫物流
管理
生産管理
原価管理
設備保全
BI:見える化
業務分析
SCM:
需要予測
イベント管理
製品マスタ
BOM管理
CRM:
カスタマー
サービス
ERP
BI:見える化
経営分析
オンプレミス
BI/BA
CRMSCM
これまでのIT部門の対象領域 : バックオフィス系のシステムがメイン
【守りのIT】→ 効率化、コスト削減など
基幹系システム(ERP/SCM/CRM/PLM/ECなど)
業務処理用システム(PC/周辺機器/オフィスソフトなど)
【攻めのIT】→ そんなもの無い。ITは事業に関わらない?
お金を稼ぐシステム、顧客向けサービスシステム
? Ex.,サービス業のシステム
? Ex.,銀行・保険などシステム、ネット通販などシステム
これからのIT部門の対象領域 : 業績に貢献する事業部門向けシステムがメイン
【攻めのIT】→ 業績に貢献するシステム、事業活動の価値を高めるシステム
事業部門向けのシステム(顧客向け、工場向けなど)
※業界、企業固有、事業戦略など要件に柔軟に対応できる仕組み
IoT、ロボット、AI/RPAなど新しいテクノロジー →例えば、コマツのLANDLOGなど)
【守りのIT】→ 変化に即応できる安定したシステム
基幹系システム→柔軟性&安定性、疎結合
業務処理用システム→ロケーションフリー
オンプレミス・クラウド・ハイブリッド
【デジタルビジネス プラットフォーム】→ New!
攻めのITと守りのITの両方を支えるIT基盤
新しいテクノロジーを迅速かつ柔軟に挑戦できる体制と社内外ネットワーク
守りのITから
攻めのITへ
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 16
社内の説得 :“デジタルファースト”“クラウドファースト”“SoR/SoE”
System of Records
貿易管理、
System of Engagement
SFA:
営業支援
財務会計
管理会計
販売管理
顧客情報
顧客DB
業績管理
購買管理
在庫物流
共通マスタ
取引先/品目
BOM/BOP
貿易管理
設備保全
BI:見える化
業務分析
非財務指標
SCM:
需要予測
イベント管理
生産管理
原価管理
CRM:
カスタマー
サービス
BI:見える化
経営分析
財務指標
モバイル:スマートデバイス
AR/VR/MR:ウェアラブル
デザイン思考:UI/UX
カスタマー・エクスペリエンス
アナリティクス・ビッグデータ
AI人工知能・RPA
機械学習・深層学習
パブリッククラウドプライベートクラウドオンプレミス
常時監視
デジタルビジネス領域:IoTサービス・アプリケーション基盤
IoT系プラットフォーム
エンタープライズ領域:ビジネス・アプリケーション基盤
バックオフィス系プラットフォーム
BI/BA
SCM
次世代ERPの開発コンセプトイメージ
SoR:オープン・クローズ戦略によるERPとしての基本機能の拡充、他社ソリューションとの連携
【コア拡充】基本機能の強化、IFRS対応、貿易管理、トレーサビリティ、アフターサービスなど
【連携】生産管理システム連携、SCM連携、CRM連携、ワークフロー連携など
SoE:最新テクノロジーなどを利用した顧客向けサービスの開発・提供
【最新テクノロジー】ブロックチェーン、UI/UX、モバイル、AI、AR/VR/MR、センサ/デバイス接続/制御、IoT関連など
エンタープライズ領域
コネクト・デバイス
センサ、エッジコンピューティング
(モビリティ、マシン、ロボット)
システム基盤
プラットフォームレベル
(IaaS/PaaS)
ソリューション
アプリケーションレベル
(SaaS/DaaS)
遠隔制御
戦略
アプリ1
戦略
アプリ2
バックオフィス系システム
ミッションクリティカル・安定性・信頼性
成⾧戦略/競争優位支援系システム
CPS(サイバーフィジカル)・柔軟性・拡張性/即効性
デジタルビジネス領域
戦略アプリケーション
Digital Innovation
次世代ERP
Digital Core
CRM
守りのITから
攻めのITへ
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 17
経営層
ERPの進化:業務システムの寄せ集めから統合化を経て次世代ERPへ
経営層
部門内で閉じた業務システムの寄せ集め
部門間データに差異/乖離が生じやすい
部門管理のバラツキでデータの精度が低下
(部門間でタイムラグや不整合による
データギャップが生じやすい)
全社レベルで統合されたシステム
部門間を横断する業務プロセス
業務の標準化でデータ精度を揃える
(業務プロセスで情報を共有して経営に
貢献する。 ヒト、モノ、カネを最適化)
業務システムの寄せ集め ERPシステム
マスタの分断
データの不整合
営業と経理の
データが合わない…
営業
販売
受注! 出荷? 財務会計
倉庫
物流
生産
管理
調達
管理
経理
財務
統合マスタ
統合DB
標準プロセス
基幹システムは、「バラバラな業務システムの寄せ集め」から統合された「ERPシステム」へと発
展し、今後はDXデジタル改革とIoT時代に対応した「次世代ERPシステム」へと進化します。
次世代ERPの役割は、コスト削減や効率化に加えて新しい事業にも役立つ稼ぐERPです。
営業
販売
ヒト
モノ
カネ
人事管理
統合DB
財務会計
管理会計
販売管理
購買管理
在庫物流
管理
生産管理
ERP
倉庫
物流
生産
管理
調達
管理
経理
財務
ヒト
モノ
カネ
データ
モデル
製品
開発
・設計売
製品
製造
・販売
製品
DXデータ
収集
DXデータ
解析
サービス化
価値提供
サービス
価値提供
経営層 顧客 ユーザー
次世代ERPシステム疎結合
APIs
DXデータ
収集・解析
サービス化
ビジネスモデル
グループ/セグメント全体で連携するシステム
SoR:バックオフィスの効率化、最適化する仕組み
SoE:成⾧戦略/事業に貢献する仕組み
(ヒト, モノ, カネ+DXデータ, ビジネスモデルが
経営資源となり企業業績を後押しする)
Excel集計
共有サーバー
原価? 相見積
管理会計
業績管理
KPIs
守りのITから
攻めのITへ
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 18
経済産業省「DXレポート」サマリーより :DX実現シナリオとは?
出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~サマリーより
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
レガシーERPなどに8割のリソースを割くのは見直す!
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 19
経済産業省「DXレポート」サマリーより :DXの推進に向けた対応策について
DX実行の現状と課題を洗い出して対策すべき!
①データを活用しきれず、DXを実現できず
②今後、維持管理費が高騰し、技術的負債が増大
③保守運用者の不足等で、セキュリティリスク等が高まる。
対処に失敗すると
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 20
経済産業省「DXレポート」サマリーより :レガシーシステムのリスク・課題
出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~サマリーより
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 21
情報資産の現状を仕分けする :レガシーシステムを4象限で評価する
出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~P27より
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf
レガシーシステムを4象限で棚卸すべき!
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 22
『DX推進指標』 :策定中
出所:全国ソフトウェア共同組合連合会 JASPAフェア2019講演資料 経産省、成田審議官資
料より https://www.jaspanet.or.jp/node/887
https://www.jaspanet.or.jp/sites/default/files/%E6%88%90%E7%94%B0%E5
%AF%A9%E8%AD%B0%E5%AE%98%E8%B3%87%E6%96%99.pdf
DX推進指標を使って自己分析する!
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 23
デジタル化の取り組みに関する調査2018 :JUAS
『デジタル化の取り組みに関する調査2018』2017年度調査結果
https://www.juas.or.jp/cms/media/2018/05/Digital_17_ppt.pdf
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 24
デジタルイノベーションの推進:「デジタルテクノロジー」×「新しいビジネスモデル」
IoTやビッグデータ、RPA/AI、ロボットに加え、それらを活用する基盤となっているICTの個別技術(コン
ピューティング、ネットワーク、センサ等)をDXで取り組むべき範囲とします。
これらのテクノロジーの組み合わせであるブロックチェーン技術や自動運転やMaaSなどをその定義に含め
て「デジタルテクノロジー」と呼びます。「デジタルテクノロジー」を活用してもたらされる、ビジネスプロセスの
大幅な改善や新たな事業領域への進出、既存のビジネスモデルの転換等、幅広い変化を含むことを「デ
ジタルイノベーション」と定義します。これを阻むのが、3つの課題です。
(新しいテクノロジーによるデジタル化が、ビジネス・プロセスの改善とビジネスモデルの変化を促します)
デジタルイノベーション推進の相関図
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 25
Agenda:
『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3
SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2
DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1
“It's really hard to design products by focus groups.
A lot of times, people don't know what
they want until you show it to them. ”
by Steven Paul Jobs
10%の改善
10倍の成⾧
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 26
ERPに求められるニーズの変化2019~ :即効性と柔軟性、更なる活用
1)グループ経営の情報インフラシステム(会計中心→会計とロジスティクス)
1つの企業の経営システムから、グループ企業全体の統合を実現するビジネス・インフラとなる基盤システム。
経理・財務を中心とした会計中心のニーズから、会計に販売・購買など(ロジスティクス)のニーズへ導入範囲が拡大。
ERP+BIが標準となり「情報の見える化とデータ活用」を全ユーザー層(LOB:経営者、管理者、担当者)へ提供。
2)ガバナンス強化と経営目的に合わせたERPの使い分け(2階層ERP:2 Tier ERP)
グループ統括と多様な経営管理要件に対応する本社基幹システムは独自仕様が好まれるが、グループ子会社/関連会
社、海外拠点などにはコントロールし易くコストと運用を最適化、共通化できるコンパクトな基幹システムが望まれる。
複数のERPシステムを適材適所で使い分けて、本社と子会社・関連会社の2階層で構成を組むケースが普及。
3)ウェブ親和性、柔軟性の高いハイブリッド型ERPシステム(ハイブリッド型ERP)
経済状況が不安定で変化が激しく、業種や地域によるERPに求める機能要件の違いや即応性が求められる。
後付けで機能追加/Webサービス連携による補完ができるハイブリッド型ERPシステムのニーズが拡大。ERPに機能をアド
オン・カスタマイズするのではなく、ERPの外から機能を補完する。※柔軟性と即効性を目的としてERPをクラウド上に置く。
4)低価格高機能な業種特化型ERP、疎結合での逐次導入も可能(レゴブロック型ERP)
高機能で全業種に対応する汎用型のERPよりも、業種業態ごとに特化した業種別・用途別(テンプレートなど)で日本
の商習慣にも対応し、モジュールごとに逐次導入が可能なる低価格高機能なERP製品が登場。クラウド対応している
SaaS型のERP製品が急成⾧。ERPをレゴブロックのように適材適所で使い分けるレゴブロック型ERPが好評。
5)守りのERPから攻めのERPへ「ERP+1」で個別サービス化(SoR/SoE、モード1/モード2)
DX/IoT/RPA・AI/VR・AR/ブロックチェーンと言った、最新テクノロジーとERPを連携させることで、
効率化やコスト削減ではなく、「ERP+IoT」でアフターサービス提供、「ERP+DX」でマスカスタマイズなど
ERPの機能・情報を利用した新しいビジネスを「ERP+」のサービスを顧客ごとに提供する攻めのERP。
※契約モデルが、サブスクリプション/リカーリング(携帯電話モデル)を採用しているのが特徴
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 27
SAP ERPからSAP S/4HANAへの移行を決めかねている理由
課題1. SAP ERPからSAP S/4HANAへ、移行すべき理由(ストーリー)が無い
SAPは安定稼働で全く問題ない。
社内(経営者、事業部門など)への説明が難しい。
説得できる情報が足りない(導入して10年以上経つ、現状把握出来ていない)
セキュリティ対策、RPA, AI, IoTなど他に優先度が高い要件が多くリソースが足りない
課題2. 既存システムの機能をそのまま移行するのか、機能を拡充して刷新するのか
リニューアルするならば全面的に刷新したいが、起案から計画、実行、評価までやりきれない
リソース(要員と費用と時間)が足りないので、正直あまりやりたくない
最新のSAP S/4HANAおよびSAP LeonardoやSAP Aribaなど周辺システムを知らない
課題3. IT部門にSAPの移行体制を組める余裕がない、DXやRPA/AIなど手一杯
とにかく人が足りない(社内:IT要員、事業部担当者、社外:ベンダ技術者など)
守りのIT(SoR:バックオフィス系)と攻めのIT(SoE:競争力強化)両方は無理
※どちらか選択するというケースもある
課題4. 移行に必要なSAPコンサルタントを確保できそうにない
SAPのコンサルタントが確保できない(社内、ベンダいずれも)
SAPのコンサルタントの単価が高騰している
課題5. SAPを導入した経験を持つ人材が居ない(少ない)経験がほとんど無い
10年以上前なので導入したIT要員が居ない。ベンダにお任せなのでSAPが分からない。
※
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 28
『2025年の崖』を越えるために :SAPの2025年問題の対応フローチャート
現行SAP ERPに
内容がわからない
現行SAP ERPに
不満は無いが
内容がわからない
SAP S/4HANAへ
移行したい
現行SAP ERPに
出来れば入れ替えたい
現行SAP ERPに
大いに不満がある
出来れば入れ替えたい
SAP S/4HANAへ
移行しなくても良い
S/4HANAで現行の
システムが動けば良い
S/4HANAの機能を
最大限利用したい
S/4HANA以外の
ERPへ乗り換える
現行SAP ERPは
内容に問題がある
現行SAP ERPは
カスタマイズが多く
内容に問題がある
( )
S/4HANAを
新規実装で導入する
(オンプレミス/IaaS/SaaS)
S/4HANAを
コンバージョンする
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERPを使い続ける
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERP(ECC6.0)
が稼働している
現行SAP ERPの調査が必要
S/4HANAへ、移行するorしない?
S/4HANAを最大活用、するorしない?
S/4HANAへのメインストリーム
S/4HANAにこだわらないルート
S/4HANAへのメインストリーム
①現行SAP ERPの調査を行う
②S/4HANAへの移行を決める
③S/4HANAへの移行手段を決める
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 29
SAP S/4HANAへの3つの移行アプローチ
■グリーンフィールド
S/4HANAを新規でスクラッチ導入し、そこに既存データをマイグレーションする方法。
■ブラウンフィールド ※複数SAP ERPの統合(SAP LT:ランドスケープトランスフォーメーション)
既存ECC環境上にある全てのカスタマイズ及びデータを移行(Transition)する方法。
(コンバージョンとも呼ぶ)
■グリーンフィールド
■ブラウンフィールド
オンプレミス(IaaS)またはクラウド(SaaS)
オンプレミス(IaaS)
※参考:SAP LTについて、https://www.sapjp.com/blog/archives/15360
■SAP LT
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 30
SAP S/4HANAへの移行アプローチ
JSUGの調査結果(テクニカル部会2019/7/19 JSUG FOCUS2019より)
・約半数はS/4HANAへ移行する予定(約4割は未定)
・17%は新規構築(リビルド)、17%はシステムコンバージョンを予定
・移行の課題としてあげた理由で多いのは「コスト」と「現状で満足」
・ASUGは6割がS/4HANAへ移行予定、16%移行済、16%が移行中で
12%が未定となっている。(ASUG“The State of the Community 2019”より)
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 31
S/4HANAのデプロイメント(システムの展開)
パブリッククラウド
SaaS型
プライベートクラウド
SaaS型
クラウド(パブリック&プライベート)
IaaS型
オンプレミス
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 32
『2025年の崖』を越えるために :考えるべき検討ポイント
現行SAP ERPに
内容がわからない
現行SAP ERPに
不満は無いが
内容がわからない
SAP S/4HANAへ
移行したい
現行SAP ERPに
出来れば入れ替えたい
現行SAP ERPに
大いに不満がある
出来れば入れ替えたい
SAP S/4HANAへ
移行しなくても良い
S/4HANAで現行の
システムが動けば良い
S/4HANAの機能を
最大限利用したい
S/4HANA以外の
ERPへ乗り換える
現行SAP ERPは
内容に問題がある
現行SAP ERPは
カスタマイズが多く
内容に問題がある
( )
S/4HANAを
新規実装で導入する
(オンプレミス/IaaS/SaaS)
S/4HANAを
コンバージョンする
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERPを使い続ける
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERP(ECC6.0)
が稼働している
現行SAP ERPの調査が必要
S/4HANAへ、移行するorしない?
S/4HANAを最大活用、するorしない?
S/4HANAへのメインストリーム
S/4HANAにこだわらないルート
S/4HANAへのメインストリーム
①現行SAP ERPの調査を行う
②S/4HANAへの移行を決める
③S/4HANAへの移行手段を決める
計画策定、トップ承認、体制構築、リソース確保
(SAP技術者、費用、期間・タイミングなど)
2025年に間に合うのか?クラウドを利用するか?
移行計画、ベンダ手配
(費用、期間・タイミングなど)
2025年に間に合うのか?
移行判断の調査結果から
・移行理由を明確にする
・移行方法を選択する SAP ERPを使い続けるリスクを認識する
その次を考えておく必要がある(暫定)
ERPの乗り換えプロジェクト
ROIや目的で選んで、次のERPを導入
22 じっくり計画して確実に進める
11 前向き&素早く動く
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 33
Agenda:
『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3
SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2
DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1
“It's really hard to design products by focus groups.
A lot of times, people don't know what
they want until you show it to them. ”
by Steven Paul Jobs
10%の改善
10倍の成⾧
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 34
『2025年の崖』を越えるために :リフト&シフト戦略
現行SAP ERPに
内容がわからない
現行SAP ERPに
不満は無いが
内容がわからない
SAP S/4HANAへ
移行したい
現行SAP ERPに
出来れば入れ替えたい
現行SAP ERPに
大いに不満がある
出来れば入れ替えたい
SAP S/4HANAへ
移行しなくても良い
S/4HANAで現行の
システムが動けば良い
S/4HANAの機能を
最大限利用したい
S/4HANA以外の
ERPへ乗り換える
現行SAP ERPは
内容に問題がある
現行SAP ERPは
カスタマイズが多く
内容に問題がある
( )
S/4HANAを
新規実装で導入する
(オンプレミス/IaaS/SaaS)
S/4HANAを
コンバージョンする
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERPを使い続ける
(オンプレミス/IaaS)
SAP ERP(ECC6.0)
が稼働している
現行SAP ERPの調査が必要
S/4HANAへ、移行するorしない?
S/4HANAを最大活用、するorしない?
S/4HANAへのメインストリーム
S/4HANAにこだわらないルート
S/4HANAへのメインストリーム
①現行SAP ERPの調査を行う
②S/4HANAへの移行を決める
③S/4HANAへの移行手段を決める
11
22
前向き&素早く動く
じっくり計画して確実に進める
シフト 塩漬けする
シフト 他ERPへ乗換
シフト S/4HANAへS/4HANAへの移行を決断!アプローチを選ぶ。
コンバージョン or リビルド or 統合のいずれかを選択
リフト クラウド環境へ
SAP ERPをクラウドへ上げてランニングコストを削減する
クラウドへ上げるPJを利用して調査を行う、技術者育成
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 35
“リフト・アンド・シフト”によるSAPの移行戦略 :DX実現化
System of Records System of Engagement
SFA:
営業支援
財務会計
管理会計
販売管理
顧客情報
顧客DB
業績管理
購買管理
在庫物流
共通マスタ
取引先/品目
BOM/BOP
貿易管理
設備保全
BI:見える化
業務分析
非財務指標
SCM:
需要予測
イベント管理
生産管理
原価管理
CRM:
カスタマー
サービス
BI:見える化
経営分析
財務指標
モバイル:スマートデバイス
AR/VR/MR:ウェアラブル
デザイン思考:UI/UX
カスタマー・エクスペリエンス
SAP Leonardo
機械学習, ブロックチェーン, IoT, RPA, ボット
データインテリジェンス, ビッグデータ, アナリティクス
パブリッククラウドプライベートクラウド
常時監視
デジタルビジネス領域:IoTサービス・アプリケーション基盤
IoT系プラットフォーム
エンタープライズ領域:ビジネス・アプリケーション基盤
バックオフィス系プラットフォーム
BI/BA
SCM
“リフト・アンド・シフト”によるS/4HANA移行戦略でDXをスマートに実現する
“リフト” :SAP ERPをクラウド基盤に移行して、若手・中堅技術者の育成と意識改革、SAPノウハウ継承を行う。
S/4HANA移行アセスメントを実施、調査レポートを経営や事業部門の説得材料に利用する。
“シフト” :クラウド上のSAP ERPをSAP S/4HANAへ移行する。可能ならば、SAP最新ソリューションを導入して、
DX戦略に対応したリニューアルを実現する。SAPを最大限生かしたビジネス基盤を構築する。
エンタープライズ領域
コネクト・デバイス
センサ、エッジコンピューティング
(モビリティ、マシン、ロボット)
AWS
/Private Cloud
/On-Premise
SAP HANA Cloud
Platform
/Intelligent Apps 遠隔制御
戦略
アプリ1
戦略
アプリ2
バックオフィス系システム
ミッションクリティカル・安定性・信頼性
成⾧戦略/競争優位支援系システム
CPS(サイバーフィジカル)・柔軟性・拡張性/即効性
デジタルビジネス領域
戦略アプリケーション
Digital Innovation
SAP ERP→ S/4HANA
Digital Core
CRM
SAP IBP
C/4HANA
SAP Ariba
SAP Concur
SAP BO
オンプレミス
“リフト”プロジェクト
オンプレミス→クラウド環境
“シフト”プロジェクト
SAP ERP→SAP S/4HANA
SAP Success Factors
SAP Fieldglass
システム基盤
プラットフォームレベル
(IaaS/PaaS)
ソリューション
アプリケーションレベル
(SaaS/DaaS)
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 36
ERPの標準機能をベースとした基幹システム。不足する機
能の実現は極力追加開発(アドオン)しない。APIやEAI
などを利用し外部アプリとの連携で実現。標準機能を重視。
コアアプリ
標準ERP
ERPを拡張・補完する外部アプリケーション。パッケージベー
スのコンポジットアプリや、SaaSベースのWebサービスと連携
して利用。コストパフォーマンスを重視。
拡張・補完アプリ
マイクロサービス
独自の強みをシステム化したもの。戦略的に競合との差別
化を実現するこだわりの機能が対象となる。開発手法は問わ
ないが、ノウハウを社外秘とする必要がある。販売、生産、マ
スタなどの機能が多い。独自ノウハウを重視。
独自開発サービス
戦略アプリ
独自開発サービス
11
22
33
ERP
API API
APIAPI営業支援
(SFA)
営業支援
物流管理
コアアプリ
例えば、販売管理や生産管理、マスタデータ管理と
いった独自の“ノウハウ・こだわりの機能”(強み)を
システム化する。IoTサービスやONLY ONEサービス
中⾧期的な視点で構築。競合他社との差別化を意
識したシステム。
例えば、販売管理の営業支援(SFA)や外部委託して
いるメンテナンスサービス、アフターサービスなど、ERP標準の
機能で実現できない場合、これを補完するアプリとして
マイクロERPやSaaSなどを利用します。
マイクロサービス
販売管理、生産管理
マスタデータ管理
(こだわりの機能)
次世代ERPシステムの構築 :レゴブロックのようにつなぐ
36
API+ERP
戦略アプリ
独自開発サービス
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 37
マイクロサービスという考え方 :アプリケーションをつなぐ仕組み
マイクロサービスとは?
これまでは、ある目的に対して「モノリシック(一枚岩)」なアーキテクチャでひとつのアプリケーションを開発してサービス
を提供していました。これに対して、「マイクロサービス(Microservices)」は個別に開発された小さなサービスを組
み合わせて一つのサービスを提供するというものです。米国の著名なソフトウェアエンジニアである、マーチン・ファウラー
氏らが2014年に公開した「Microservices」という記事が、このアーキテクチャが大きく知られるきっかけとなりました。
モノリシック(一枚岩)のアーキテクチャ
(Monoliths)
マイクロサービスのアーキテクチャ
(Microservices)
スケールアウトの方法(オンプレミス) スケールアウトの方法(クラウド)
サーバー(クラウドサーバー)に各サービスを必要に応じて
配置してスケールすることができる
アプリケーション全体を複数のサーバーに複製して
これを配置することでスケールすることができる
1つのアプリケーション
ごとに複数サービスが
組み込まれている
各サービスが組み
合わさって1つの
アプリケーションと
して機能する
API+ERP
SAP Cloud Platform を利用してアプリを開発!
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 38
ERP+RPA/AI:繰り返し作業、曖昧な役割、煩雑なルール変更
ERPとRPA/AIが連携して効果を発揮するのは、システムと人間の作業に、マニュアルによる繰り返し
作業が多い、組織間の役割が曖昧、煩雑なルール変更があると言った場合。ERP+RPA/AIの効果
を最大化するためには、現状のAs-isをプロセスマイニングツールで解析してから、業務の標準化とシン
プル化・部品化を行ってBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)による業務プロセスの最適化と合わ
せて導入する必要がある。RPA/AI導入前に、オペレーションの整理/役割の明確化/業務プロセス
の標準化などを行うことで、導入効果を最大化することが出来る。
On-premise
Cloud
Slack
GroupwareWorkflow
SNS
Mail
iPad
Android
Surface
Device
Sensor
Network
Storage
AI
Machine Learning
Deep Learning
BPM
IoT
Web
MES
Intranet
BPMN
AI(AI-OCR, 映像解析, 言語解析,
自動翻訳, 音声認識, 機械学習など)
マシンラーニングやディープラーニングによって
区別や判断が可能となる。これによって、
想定範囲内の要件に対して自律的な
行動や自動化処理が可能となる。
Drone
BPM(業務プロセスマネジメント)
業務プロセスを標準化、シンプル化、
ブロック化することでRPAの適用範囲
を広げることが出来る。自動化による
正確性とスピードが向上する。
ERP(統合業務基幹システム)
パッケージ化/標準化された業務シス
テムは、組織間や業務要件ごとにズレ
やオペレーションの重複が生じている。
煩雑で繰り返し作業が多く、マスタ/
設定変更が継続的に行われている。
ERP
Cloud
RPA
Cognitive
RPA(デジタルレイバー)
ルーチンワークを自動化・省力化する
ことで人間の役割が単純作業から判断
へ変わって行く。単純な繰り返し作業
から開放されることで、
「仕事量→仕事品質」へレベルアップ!
RPA/AI+ERP
Process
Mining
Process Mining(業務プロセス解析)
現状の業務プロセスを作業ログから解析して
ムダなプロセスや例外処理、属人化している
プロセスを見直して、標準化するツールが
プロセスマイニングツールです。RPAと組合わ
せることで業務の最適化を可能とします。
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 39
2階層ERP(2 Tier ERP) :安定性(1層)と柔軟性(2層)
目指すのは、国内海外の本社とグループ会社(子会社・関連会社)全拠点にERPシステムを導入して、
プラットフォームとデータフォーマットを統一、業務やデータの連携を行う仕組みを構築して、業務処理の効率
化、ビジネス状況のリアルタイムに把握することです。実際には、コストパフォーマンスや運用の理由から本社
や重要拠点など大規模の拠点に導入するコアERPシステムと、機動力重視でグループ会社(子会社・関
連会社)など、中小規模の拠点に導入する事業用ERPシステム(業種別・用途別のシンプルERPな
ど)を、2階層で使い分けるシステム構成となります。(コスト、要員、地域性などを考慮)
人事管理
財務会計
管理会計
販売管理
購買管理
在庫物流
管理
生産管理
ERP
統合DB
1st Tier:コアERP
※本社、大規模拠点向け
大企業向けERP
スイート型、ベスト・オブ・ブリード型
2nd Tier:事業用ERP
※グループ会社(子/孫会社・関連会社)
中堅中小企業向けERP
用途別ERP(業種別、業務別)
クラウドERPなど
人事管理
財務会計
管理会計
販売管理
購買管理
在庫物流
管理
生産管理
ERP
統合DB
人事管理
財務会計
管理会計
販売管理
購買管理
在庫物流
管理
生産管理
ERP
統合DB
BI
原価管理
人事管理
統合DB
財務会計
管理会計
販売管理
購買管理
在庫物流
管理
生産管理
設備保全
製品マスタ
BOM管理
SCM:
需要予測
イベント管理
BI:見える化
業務分析
原価管理
顧客情報
顧客DB
SFA:
営業支援
CRM:
カスタマ-
サービス
BI:見える化
経営分析
ERP
【2階層ERPのイメージ】
連結
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 40
国内ERP市場は9.4%増、SaaSが38.7%増と拡大 :ITR
出所:ZDNet Japan 2019年4月18日記事より、
国内ERP市場は9.4%増、SaaSが38.7%に拡大—ITR
https://www.itr.co.jp/company/press/190418PR.html
アイ・ティ・アール(ITR)は、2017年度の国内ERP市場の売上金額は884億円で、前年同期比
9.4%増。大企業を中心に基幹システムの再構築が進みつつあり、2018年度もERPへの投資が順調
に続いている。同市場の平均成⾧率CAGR(2017~2022年度)は8.4%を予測しています。同市
場を、パッケージとSaaSの提供形態別に分類すると、パッケージ市場のシェアは年々減少傾向にあり、
SaaS市場が急速に拡大しています。2017年度のSaaS市場の売上金額は前年度比38.7%増の
190億円となりました。2022年度にはSaaS市場がERP市場の半数近くに達すると予測しています。
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 41
エレベータのメンテナンス&サービスにIoT導入
つながるだけだとIoT導入効果は低い(エレベータのユースケース)
従来のサービス
IoT:見える化
IoT:データ活用
IoT:モノ+コト制御
▷故障やトラブルなどを遠隔監視、保守サービス対応する
▷カメラやセンサなどで状態を把握する、作業を効率化する
▶人による作業がメイン、速やかにトラブルの状況把握速して素早く対処
▷センサ・デバイスからIoTデータを収集し、故障やトラブルなどを遠隔監視
▷IoTデータを使った効率的な作業対応、デジタル化したデータを見える化
▶人と設備で役割を分担する、IoTデータを使って速やかにトラブルに対処
▷収集・蓄積したIoTデータを解析し、故障やトラブルなどを予測
▷予測データを使った予知保全サービス、新しいサービスの開発、新製品の開発
▶IoTデータの販売、予知保全、省労力・省人化、省エネ、新製品開発など
▷エレベータ(モノ)を遠隔制御、ソフトウェアを更新して新しいサービス提供
▷エッジ・コンピューティングで各エレベータが自律制御、セルフメンテナンス
▶ソフトウェアで機能・サービスを後から追加、新しいビジネスモデルに対応可能
→ここまでは従来サービスとほぼ同じ
→モーター温度、シャフトアライメント、ドアなどのデータを収集・解析
→エレベーターに機能追加、リアルタイム双方向、ソフトウェア更新
一見
同じ
IoT+Cloud
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 42
(参考事例)昇降機の保守サービスをIoTで高度化 :フジテック
(参考動画)SORACOM | フジテック株式会社におけるIoT活用事例
https://www.youtube.com/watch?v=LbwSSjGO9f0
エレベーターの保守サービスで安価かつスピーディーにIoT活用
https://classmethod.jp/cases/fujitec/
エレベーター / エスカレーターのメーカーであるフジテックでは、早くから“クラウドファースト”をIT戦略として
取り込み、システムのクラウド化を推進してきました。プラットフォームとしてAmazon Web Services(
AWS)を採用し、現在190ほどのインスタンスを稼働させています。
「一般の昇降機にトラブルが発生したときには、現地に運用スタッフが到着し、現物をチェックして初めて状
況を確認できます。場合によっては、修理のための部品や工具が不足していることもあり、何度か往復し
なければならない可能性もあります。業務の効率化を図り、サービス品質を向上するために、IoTを活用
したいと考えています」
昇降機にIoTデバイスを設置して低コストに多様な情報を収集・分析。それらを業務に生かすというイノベ
ーティブな取り組みを支えたのが、AWSのプラットフォームとクラスメソッドの技術力です。この相談を受けた
クラスメソッドは、フラッシュメモリに記録されたデータをWi-Fi経由で送受信する「FlashAir」を活用した仕
組みを提案。FlashAirは汎用性が高く、システムもシンプルだったのでこの考えにマッチしました。
※参考:財務会計はSuperStream、連結会計はDIVA、人事管理はCOMPANY、他は独自開発。
IoT+Cloud
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 43
データを収集・解析してサービス化 :IoTデータのサービス化イメージ
データ収集
データ保管管理
モニタリング
Data Lake
データ解析
原因解明・統計解析/分析
予実比較、計画の最適化
Analytics
データ利活用
業務処理:メンテナンス
機器制御:コントロール
Application
Services
ヒト・作業ヒト・作業
データ
収集
データ
蓄積
データ
転送
データ
抽出・変換
データ
分析
データ
可視化
センサ・デバイス
IoTアプリケーション IoTプラットフォーム
サービス化
処理・管理
IoTデータの見える化
モニタリング、
メンテナンス、コントロール
シミュレーション
予知
プロトコル・無線/有線
Killer Applications
プロトコル・無線/有線
自動車・機械設備
エッジクラウド
IoTサービス
クラウド ビッグデータ解析
AI人工知能・RPAAR/VR/MR
現実世界/Physical World
サイバー世界/Cyber World
Data Lake
IoT+Cloud
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 44
企業が取り組むべきIoTサービス構築のポイントを整理します
・モニタリング(監視): デバイスからデータを収集保管 →データ解析の結果を活用
IoTの基本機能。センサからのデータを自動収集
膨大なデータを解析して必要なデータのみ可視化
データを「見える化」してネットワークで共有
解析手段、解析技術、解析結果が価値となる
・メンテナンス(保守): デバイス稼働の効率化・最適化 →能動保守・予知保全に活用
収集解析したデータを活用してデバイスの稼働や
保守を効率化・最適化する
設備機器の能動保守を実現。予防保全・予知保全
エネルギーや消耗品の消費を抑えて価値を出す
・コントロール(制御): デバイスをリアルタイムに制御 →遠隔制御・精密制御に活用
遠隔地よりリアルタイムでデバイスを動かす
監視データを即時処理して制御指示を出す
デバイスの精密制御・遠隔制御・自動制御
モノとコトの一体化(CPS)が価値を生む
IoT活用のポイント:3つ「監視/保守・運用/制御」
IoTソリューションによる成⾧戦略の策定
モニタリング(監視)、メンテナンス(保守)、コントロール(制御)の
3つのレベルでIoT戦略を立てる必要がある。必ず3つ連携すること
デジタル化・IoT・AIなどを利用した“モノ+コト”の新しいビジネスモデル
「社内向け(最適化)とお客様向け(差別化)」に最大活用する
Automatic
Collection
Automatic
Collection
Automatic
Collection
ProActive
Predictive
ProActive
Predictive
ProActive
Predictive
Real Time
Control
Real Time
Control
Real Time
Control
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 45
IoTプラットフォームに求められる役割 :
【主な役割】
■データの収集/保管管理
GE(Predix)やコマツ(KOMTRAX/KomConnect/LANDLOG)が、独自のIoTプラットフォー
ムを開発したのは、産業用IoTプラットフォームとして必要な基盤システム(プラットフォーム)が見つからな
かったことや、膨大なデータの取扱いに対応できなかったため。
■データの解析
収集したデータをサービス化するうえで、最も重要な機能です。自社製品からのデータは当然として、可能
であれば他社製品からのデータも集めてこれを解析することで、競争力を高めることができます。
■ソフトウェア開発環境/アプリケーション・ストア(サービス提供)
iPhoneとアップストアのビジネスモデルが成功モデル。IoTプラットフォームは、その構成要素のひとつ。
多種多様なアプリケーションを集めることで、IoTプラットフォームの価値が高まる.
※パートナー・プログラムやアライアンス戦略が無いIoTプラットフォームは論外。成功の見込み無し。
■他IoTプラットフォーム間連携によるデータの相互利用
他IoTプラットフォーム間連携によるメリットは、データ相互互換性によって収集するデータが拡大できる。
(他社製品ハードからのデータも利用可能)
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 46
IoTプラットフォーム動向 : 主要ベンダ相関図 2019年7月版
※この図の読み方について:http://www.sbbit.jp/article/cont1/33530
デンソー
DP-Factory IoT
セゾン情報
HULFT IoT
コマツ
LANDLOG
NTTデータイントラマート
IM-IoT
シスコ
Cisco Kinetic
AT&T
AT&T IoT
ダッソー
3DEXPERIENCE
日立ハイテク
Flutura/Crebra
シュナイダーElec.
EcoStruxure
ノキア
IMPACT
ABB
ABB Ability
エリクソン
Device Connectivity
コニカミノルタ
Workplace Hub
横河電機
IIoT Architecture
ハネウェル
Uniformance Suite
ドイツテレコム
Open Telecom Cloud
NTT Com
Things/SkyWay
NTTデータ
iQuattro
NTTドコモ/
OPTiM: LANDLOG
ZTE
ThingxCloud
オラクル
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ファーウェイ
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バイドゥ
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MindShere
KUKA(美的集団)
Azure IoT
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 47
リフト&シフト戦略の狙い :クラウドファースト&デジタルファーストで勝ち抜く!
データが利用できない状態
(ビフォークラウド時代)
( データ活用ノウハウ)
クラウド上でのDX黎明期
(PoC、データ活用ノウハウ)
(クラウドで システム試行)
DX普及期「守り」→「攻め」
(クラウドでDXシステム試行)
クラウドファーストによってデータを最大活用、デジタルファーストで競争力を確立
クラウド×DXが新しいビジネスモデルを生み、市場リーダーシップ確立に成功!
クラウド×DX成熟期
(CPS実現、新しいビジネスモデル)
蓄積された膨大なデータを
独自ノウハウでサービス化する
(デジタルで強みを強化する)
経営に対するDXの貢献度
クラウドの貢献度
オンプレミスからの脱却、IT人材育成&内製化
デジタル・トランスフォーメーション時代の経営資源を確保
(ヒト・モノ・カネ+データ&スピード)
データ活用が
競争力の源泉となる
(ONLY ONE戦略)
CLクラウドファースト×DXデジタルファースト
データ活用を模索、SoR+SoE
CL&DXによる破壊と創造(CLデジタル革新)
ビジネスモデルの進化
クラウド×DXによる市場リーダーシップ確立
(グローバル・ニッチ・トップ、勝ち抜く!)
(データ活用に独自性・特徴)
DX差別化「守り」→「攻め」
(データ活用に独自性・特徴)
2020年
2025年
2030年クラウドファースト
デジタルファースト
 FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 48
EnterpriseZine連載記事 :2025年の崖をどう超えるか(連載中)
https://enterprisezine.jp/article/corner/493
株式会社フロンティアワン
鍋野敬一郎
keiichiro.nabeno@frontier-one.com
おつかれさまでした。

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2025年の崖とSAPの2025年問題に企業はどう対処すれば良いのか

  • 2.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 2 『2025年の崖』を越えるために :SAPの2025年問題の対応フローチャート 現行SAP ERPに 内容がわからない 現行SAP ERPに 不満は無いが 内容がわからない SAP S/4HANAへ 移行したい 現行SAP ERPに 出来れば入れ替えたい 現行SAP ERPに 大いに不満がある 出来れば入れ替えたい SAP S/4HANAへ 移行しなくても良い S/4HANAで現行の システムが動けば良い S/4HANAの機能を 最大限利用したい S/4HANA以外の ERPへ乗り換える 現行SAP ERPは 内容に問題がある 現行SAP ERPは カスタマイズが多く 内容に問題がある ( ) S/4HANAを 新規実装で導入する (オンプレミス/IaaS/SaaS) S/4HANAを コンバージョンする (オンプレミス/IaaS) SAP ERPを使い続ける (オンプレミス/IaaS) SAP ERP(ECC6.0) が稼働している 現行SAP ERPの調査が必要 S/4HANAへ、移行するorしない? S/4HANAを最大活用、するorしない? S/4HANAへのメインストリーム S/4HANAにこだわらないルート S/4HANAへのメインストリーム ①現行SAP ERPの調査を行う ②S/4HANAへの移行を決める ③S/4HANAへの移行手段を決める
  • 3.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 3 ERP市場の変遷 :ERPはDX時代にデジタルファーストを実現できるのか 1995 2000 2005 2010 2015 ERP研究推進フォーラム設立 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 ライセンス 売上ベース (億円) 1992年10月 SAPジャパン設立 1994年日本オラクル Oracle APPS(EBS)取扱開始 ERPの登場・普及 BPR実施、IT基盤再構築 全体最適・ベストプラクティス クライアント /サーバ の時代 メインフレーム オフコン の時代 ERPの多様化・拡張性 SOAシステム連携/Web対応 業種別/業務別/規模別 2020 2015年:米国IIC設立 ERP研究推進フォーラム解散 2008年 リーマン・ショック 2011年:東日本大震災 ドイツ:Industrie4.0提唱 次世代ERPの進化・発展 クラウド/ビッグデータ/非RDB 人工知能/IoTなどニューテクノロジー 第1世代:全社統合、部門間連携 会計中心(財務会計・管理会計) 企業内統合、多機能 第2世代:グループ内統合、業務連携 会計とロジ(ERP/SCM/CRM/BI) 企業間連携、拡張性&柔軟性 第3世代:企業間統合、エコシステム オンプレミス→クラウドへの移行、ERPプラス、 バックオフィスからDXまで支えるIT基盤を整える ERPとBPMの登場:BOPSJ パッケージ時代のはじまり ITバブル崩壊、ベンダ再編 国産ERP躍進、クラウドベンダ急成⾧ 旧ERPレガシー化、守りのIT&攻めのIT ERP再生への挑戦、時代はSoRからSoEへ 日本:IoT取組みスタート RRI設立、IVI設立、IoT推進 2015年 ITバブル崩壊 2020年:東京オリンピック
  • 4.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 4 先進テクノロジートレンド :「先進テクノロジのハイプ・サイクル2018年」 【EnterpriseZine記事より】 ガートナーは、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2018年」を発表した。ハイプ・サイクルで取り上げた注 目すべき35の先進テクノロジは、人とマシンの境界を曖昧にする5つの先進テクノロジ・トレンドを形成する という。企業は近い将来、生き残りをかけて「遍在性(ユビキタス)」「常時利用性」「ビジネス・エコシステ ムとのつながり」に対応することになるが、その上で、人工知能(AI)などの先進テクノロジは極めて重要 な役割を果たすとしている。 出所:EnterpriseZine 2018年8月22日記事より、 https://enterprisezine.jp/article/detail/11079 【先進テクノロジー・トレンド】 1, AIの民主化 AI PaaS、汎用AI、自律走行など 2, エコシステムのデジタル化 ブロックチェーン、IoTプラットフォームなど 3, DIY(自己流)バイオハッキング バイオチップ、バイオ技術、AR/MRなど 4, 透過的なイマーシブ・スペース エッジAI、4Dプリンティングなど 5, ユビキタスなインフラストラクチャ 5G、量子コンピューティングなど
  • 5.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 5 テクノロジートレンド :「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル2018年」 【EnterpriseZine記事より】 ガートナー ジャパンは、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」の最新版を発表した。「モバイル」「ソー シャル」「クラウド」は、ある意味利用して当たり前のものになりつつあり、モノのインターネット、人工知能、ブ ロックチェーンなど、さらに新しいトレンドが注目を集めている。一方で、このような個々のテクノロジとは別に、 自社で運用・構築するITシステムをオープンにし、社内外のビジネス・エコシステムと連携することで、より 大きな成果を得ようという発想が有望視され始めている。ガートナーでは、2016年から、このような発想 を実現するものとして、「デジタル・ビジネス・テクノロジ・プラットフォーム」を紹介している。 出所:EnterpriseZine 2018年10月11日記事より、 https://enterprisezine.jp/article/detail/11273 【テクノロジー・トレンド】 ・モバイル、ソーシャル、クラウド・コンピューティング ・OTとITの融合 ・DevOps ・IoT:モノのインターネット ・AI人工知能 ・RPA ・ブロックチェーン ・ポストモダンERP ・IoTプラットフォーム ・デジタル・ビジネス・テクノロジ・プラットフォーム
  • 6.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 6 ERPトレンド :「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル2019」 【EnterpriseZine記事より】 ガートナー ジャパンは、「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル」の最新版を発表した。現在、 国内のERP市場は、1990年代以降に一般的であったオンプレミスのモノリシック(一枚岩的)なERPス イートによるさまざまな業務機能の統合と集約化、つまりERPによるアプリケーションの「近代化」が一段落 し、その次を担うERPへの進化が顕著になっているという。ガートナーでは、従来の密結合型のERPスイー トがカバーしている広範な業務機能をいったん分解した上で、クラウド・アプリケーションを含む複数のアプリ ケーション群を疎結合で連携するスタイルを採用した新たなERP像を「ポストモダンERP」と呼んでいる。 出所:EnterpriseZine 2019年2月7日記事より、 https://enterprisezine.jp/article/detail/11690 【ビジネス・トレンド】 5)2階層ERP (HDと事業会社・グループ会社) 6)DXデジタル・トランスフォーメーション 7)マルチプラットフォーム&マルチアプリケーション 8)守りのERPから攻めのERPへ:SoR/SoE 省人化) 【テクニカル・トレンド】 1)クラウドERP(リフト・アンド・シフト) 2)RPA/AI:人工知能とERP(自動化,省人化) 3)IoTとERP(モノ+コト,サービス化) 4)API連携とERP(疎結合,マイクロサービス)
  • 7.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 7 “ポストモダンERP”次世代ERP :トレンド・キーワードについて クラウドERP(リフト・アンド・シフト) IaaS型とSaaS型があり、今後の主流はSaaS型。導入期間3~6カ月程度、人手不足でも導入可能 RPA/AI:人工知能(自動化、省力化/省人化) RPA・AI+ERPで効果を発揮。急速に導入が拡大。業務部門+IT部門のタスクチームが成功の秘訣 IoTとERP(モノ+コト、サービス化) 社内向けでは設備保全+調達。お客様向けは、アフターサービス(保守サポート)がIoT+ERPのコツ API連携とERP(疎結合、マイクロサービス) クラウドERPで効果を発揮する。アドオン・カスタマイズはせず外部システムやWebサービスで機能補完 2階層ERP(HDと事業会社・グループ会社) 親会社HDはグループ業績管理と決算。2階層目は事業部門用ERPとして柔軟かつ即効性を追求 DXデジタル・トランスフォーメーション DXは攻めのITがメイン。ERPはマスタやデータ蓄積など機能を補完。DX+ERPの狙いは他社との差別化 マルチプラットフォーム&マルチアプリケーション オンプレミス&クラウドのマルチプラットフォーム戦略。プラットフォームを絞ることでデータ管理を最適化する 守りのERPから攻めのERPへ(SoR/SoE)※モード1/モード2 サブスクリプション/リカーリングなどビジネスモデルに対応した、攻めのIT(SoE)を実現する次世代ERP 1 2 3 4 5 6 7 8 SoR/System of Record:ERPなど基幹系システムなどバックオフィスシステム。事業を支えるビジネス基盤として貢献 SoE/System of Engagement:先進IT/IoTに自社独自の強みをデジタル化・サービス化して事業を伸ばす、成⾧に貢献
  • 8.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 8 Agenda: 『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3 SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2 DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1 “It's really hard to design products by focus groups. A lot of times, people don't know what they want until you show it to them. ” by Steven Paul Jobs 10%の改善 10倍の成⾧
  • 9.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 9 Agenda: 『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3 SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2 DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1 “It's really hard to design products by focus groups. A lot of times, people don't know what they want until you show it to them. ” by Steven Paul Jobs 10%の改善 10倍の成⾧
  • 10.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 10 なぜ 『2025年』 なのか? 2025年2019年 Good2030年 Bad2030年 OR DX策定 → デジタル時代の競争戦略 ・「ビジネストレンドとテクノロジートレンド」の絞り込み ・「ゴール設定とマイルストーン設定」(明確な計画策定) ・事業とオペレーションの競争力を磨く(イノベーション戦略) ポストモダンERP → リノベーション戦略 ・「安定性と信頼性」&「柔軟性と即効性」の両立 ・「守りのIT」SoRと「攻めのIT」SoEの両立 ・「リフト&シフト」と「マイクロ・サービス」 組織をスリム化、業務プロセスを見直し、新しいビジネスモデルを 破壊による変革で生み出す(破壊+創造:Disrapt) ・不足するデジタル人材、余るSI人材(スキルのミスマッチ) ・「守りのIT」SoRと「攻めのIT」SoEの両立 ・デジタルファースト&クラウドファーストに舵を切る SAP ERPの保守期限 インテリジェント・エンタープライズへ IT人材不足:43万人 EXPO2025 Osaka-Kansai 日本全国で5Gの利用が可能に ERPリニューアル成功 SoRとSoEの統合基盤 DXによる競争力強化 新規ビジネスモデルで売上↑ DX人材の確保・育成 老朽化ERPの塩漬け SoRとSoEの分断 従来ビジネスとDXがバラバラ 新規ビジネスモデル立上がらず↓ DX人材の確保と育成に失敗 レガシー化したSAP ERP SAPコンサルタント不足 IT人材不足:17万人 クラウドファースト &デジタルファースト デジタル人材とSI人材のミスマッチ
  • 11.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 11 経済産業省「DXレポート」サマリーより :『2025年の崖』とは? 出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~サマリーより https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
  • 12.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 12 なぜ 『DX』 に取り組まなければならないのか? 出所:Business+IT 2019年7月24日記事より、 https://www.sbbit.jp/article/cont1/36695 【Business+IT記事より】 日本企業を「ノキアの二の舞」にしないためにできることは? イノベーションを創出するデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)は第2章に入る。経営者らの 指示でAIやIoTなどデジタル技術を導入した第1章は、業務プロセスの自動化、効率化に一定の成果を 上げた。さらなる効率化を進めて、そこから得た経営リソースを新しいビジネスモデルの創出に振り向けるの が第2章になる。成果を生み出すうえで欠かせないのが、デジタル化の目的やゴールを明確に設定するこ と。欧米アジアの企業に比べて、日本企業のデジタル化は遅れているとの指摘もあるが、第2章はその挽 回のチャンスになる。デジタル時代に勝ち残り、リードする策を探った。
  • 13.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 13 グローバルの時価総額トップ10と日本の時価総額トップ10比較 出所:Business+IT 2019年7月24日記事より、 https://www.sbbit.jp/article/cont1/36695 時価総額の伸び率をグローバルと日本で比較すると、10年で日本はわずか10%しか伸びていないことがわかる。
  • 14.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 14 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは D:Digital デジタル化 X:Transformation 変革(eXchange) 創造Creation & 破壊Disruption デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは →変革がポイント、デジタルは手段必須ではない 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。2004年にスウェー デンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したとされる。(出所:https://ja.wikipedia.org/wiki/) デジタル・イノベーションとは →破壊的創造、必ず既存モデルの破壊Disruptを伴う 「デジタル技術やデジタル化された情報を活用することで、企業がビジネスや業務を変革し、これまで実現できな かった新たな価値を創出すること」とITRが定義。(出所:https://www.itr.co.jp/special/innovation/index.html) デジタル化とは →アナログ(ヒト)からデジタルの置き換え手段 これまで人の手でやっていた作業(アナログ)をシステムやセンサー/機器などで置き換えること。これによって 、属人的てブラックボックス化(暗黙知)していた業務やノウハウを数値/値で可視化(形式知)すること が出来る。デジタル化のメリットとして、熟練度に関係なく均一なアウトカム(効果)が得られる、これをシステ ム化することで安価かつ短時間でその作業をコピーすることが可能となる。(ロボットやAIの投入など)デジタ ル化のデメリットとして、コピーが容易であるため高度な技術やノウハウがコモディティ化(価値破壊)すること 、想定外の状況には対処出来ないこと(低い柔軟性)。
  • 15.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 15 これからのIT/DX部門が取り組むべき課題 :守りから攻めへ! SFA: 営業支援 財務会計 ERP 管理会計 販売管理 顧客情報 顧客DB 業績管理 購買管理 在庫物流 管理 生産管理 原価管理 設備保全 BI:見える化 業務分析 SCM: 需要予測 イベント管理 製品マスタ BOM管理 CRM: カスタマー サービス ERP BI:見える化 経営分析 オンプレミス BI/BA CRMSCM これまでのIT部門の対象領域 : バックオフィス系のシステムがメイン 【守りのIT】→ 効率化、コスト削減など 基幹系システム(ERP/SCM/CRM/PLM/ECなど) 業務処理用システム(PC/周辺機器/オフィスソフトなど) 【攻めのIT】→ そんなもの無い。ITは事業に関わらない? お金を稼ぐシステム、顧客向けサービスシステム ? Ex.,サービス業のシステム ? Ex.,銀行・保険などシステム、ネット通販などシステム これからのIT部門の対象領域 : 業績に貢献する事業部門向けシステムがメイン 【攻めのIT】→ 業績に貢献するシステム、事業活動の価値を高めるシステム 事業部門向けのシステム(顧客向け、工場向けなど) ※業界、企業固有、事業戦略など要件に柔軟に対応できる仕組み IoT、ロボット、AI/RPAなど新しいテクノロジー →例えば、コマツのLANDLOGなど) 【守りのIT】→ 変化に即応できる安定したシステム 基幹系システム→柔軟性&安定性、疎結合 業務処理用システム→ロケーションフリー オンプレミス・クラウド・ハイブリッド 【デジタルビジネス プラットフォーム】→ New! 攻めのITと守りのITの両方を支えるIT基盤 新しいテクノロジーを迅速かつ柔軟に挑戦できる体制と社内外ネットワーク 守りのITから 攻めのITへ
  • 16.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 16 社内の説得 :“デジタルファースト”“クラウドファースト”“SoR/SoE” System of Records 貿易管理、 System of Engagement SFA: 営業支援 財務会計 管理会計 販売管理 顧客情報 顧客DB 業績管理 購買管理 在庫物流 共通マスタ 取引先/品目 BOM/BOP 貿易管理 設備保全 BI:見える化 業務分析 非財務指標 SCM: 需要予測 イベント管理 生産管理 原価管理 CRM: カスタマー サービス BI:見える化 経営分析 財務指標 モバイル:スマートデバイス AR/VR/MR:ウェアラブル デザイン思考:UI/UX カスタマー・エクスペリエンス アナリティクス・ビッグデータ AI人工知能・RPA 機械学習・深層学習 パブリッククラウドプライベートクラウドオンプレミス 常時監視 デジタルビジネス領域:IoTサービス・アプリケーション基盤 IoT系プラットフォーム エンタープライズ領域:ビジネス・アプリケーション基盤 バックオフィス系プラットフォーム BI/BA SCM 次世代ERPの開発コンセプトイメージ SoR:オープン・クローズ戦略によるERPとしての基本機能の拡充、他社ソリューションとの連携 【コア拡充】基本機能の強化、IFRS対応、貿易管理、トレーサビリティ、アフターサービスなど 【連携】生産管理システム連携、SCM連携、CRM連携、ワークフロー連携など SoE:最新テクノロジーなどを利用した顧客向けサービスの開発・提供 【最新テクノロジー】ブロックチェーン、UI/UX、モバイル、AI、AR/VR/MR、センサ/デバイス接続/制御、IoT関連など エンタープライズ領域 コネクト・デバイス センサ、エッジコンピューティング (モビリティ、マシン、ロボット) システム基盤 プラットフォームレベル (IaaS/PaaS) ソリューション アプリケーションレベル (SaaS/DaaS) 遠隔制御 戦略 アプリ1 戦略 アプリ2 バックオフィス系システム ミッションクリティカル・安定性・信頼性 成⾧戦略/競争優位支援系システム CPS(サイバーフィジカル)・柔軟性・拡張性/即効性 デジタルビジネス領域 戦略アプリケーション Digital Innovation 次世代ERP Digital Core CRM 守りのITから 攻めのITへ
  • 17.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 17 経営層 ERPの進化:業務システムの寄せ集めから統合化を経て次世代ERPへ 経営層 部門内で閉じた業務システムの寄せ集め 部門間データに差異/乖離が生じやすい 部門管理のバラツキでデータの精度が低下 (部門間でタイムラグや不整合による データギャップが生じやすい) 全社レベルで統合されたシステム 部門間を横断する業務プロセス 業務の標準化でデータ精度を揃える (業務プロセスで情報を共有して経営に 貢献する。 ヒト、モノ、カネを最適化) 業務システムの寄せ集め ERPシステム マスタの分断 データの不整合 営業と経理の データが合わない… 営業 販売 受注! 出荷? 財務会計 倉庫 物流 生産 管理 調達 管理 経理 財務 統合マスタ 統合DB 標準プロセス 基幹システムは、「バラバラな業務システムの寄せ集め」から統合された「ERPシステム」へと発 展し、今後はDXデジタル改革とIoT時代に対応した「次世代ERPシステム」へと進化します。 次世代ERPの役割は、コスト削減や効率化に加えて新しい事業にも役立つ稼ぐERPです。 営業 販売 ヒト モノ カネ 人事管理 統合DB 財務会計 管理会計 販売管理 購買管理 在庫物流 管理 生産管理 ERP 倉庫 物流 生産 管理 調達 管理 経理 財務 ヒト モノ カネ データ モデル 製品 開発 ・設計売 製品 製造 ・販売 製品 DXデータ 収集 DXデータ 解析 サービス化 価値提供 サービス 価値提供 経営層 顧客 ユーザー 次世代ERPシステム疎結合 APIs DXデータ 収集・解析 サービス化 ビジネスモデル グループ/セグメント全体で連携するシステム SoR:バックオフィスの効率化、最適化する仕組み SoE:成⾧戦略/事業に貢献する仕組み (ヒト, モノ, カネ+DXデータ, ビジネスモデルが 経営資源となり企業業績を後押しする) Excel集計 共有サーバー 原価? 相見積 管理会計 業績管理 KPIs 守りのITから 攻めのITへ
  • 18.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 18 経済産業省「DXレポート」サマリーより :DX実現シナリオとは? 出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~サマリーより https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html レガシーERPなどに8割のリソースを割くのは見直す!
  • 19.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 19 経済産業省「DXレポート」サマリーより :DXの推進に向けた対応策について DX実行の現状と課題を洗い出して対策すべき! ①データを活用しきれず、DXを実現できず ②今後、維持管理費が高騰し、技術的負債が増大 ③保守運用者の不足等で、セキュリティリスク等が高まる。 対処に失敗すると
  • 20.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 20 経済産業省「DXレポート」サマリーより :レガシーシステムのリスク・課題 出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~サマリーより https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
  • 21.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 21 情報資産の現状を仕分けする :レガシーシステムを4象限で評価する 出所:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~P27より https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf レガシーシステムを4象限で棚卸すべき!
  • 22.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 22 『DX推進指標』 :策定中 出所:全国ソフトウェア共同組合連合会 JASPAフェア2019講演資料 経産省、成田審議官資 料より https://www.jaspanet.or.jp/node/887 https://www.jaspanet.or.jp/sites/default/files/%E6%88%90%E7%94%B0%E5 %AF%A9%E8%AD%B0%E5%AE%98%E8%B3%87%E6%96%99.pdf DX推進指標を使って自己分析する!
  • 23.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 23 デジタル化の取り組みに関する調査2018 :JUAS 『デジタル化の取り組みに関する調査2018』2017年度調査結果 https://www.juas.or.jp/cms/media/2018/05/Digital_17_ppt.pdf
  • 24.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 24 デジタルイノベーションの推進:「デジタルテクノロジー」×「新しいビジネスモデル」 IoTやビッグデータ、RPA/AI、ロボットに加え、それらを活用する基盤となっているICTの個別技術(コン ピューティング、ネットワーク、センサ等)をDXで取り組むべき範囲とします。 これらのテクノロジーの組み合わせであるブロックチェーン技術や自動運転やMaaSなどをその定義に含め て「デジタルテクノロジー」と呼びます。「デジタルテクノロジー」を活用してもたらされる、ビジネスプロセスの 大幅な改善や新たな事業領域への進出、既存のビジネスモデルの転換等、幅広い変化を含むことを「デ ジタルイノベーション」と定義します。これを阻むのが、3つの課題です。 (新しいテクノロジーによるデジタル化が、ビジネス・プロセスの改善とビジネスモデルの変化を促します) デジタルイノベーション推進の相関図
  • 25.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 25 Agenda: 『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3 SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2 DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1 “It's really hard to design products by focus groups. A lot of times, people don't know what they want until you show it to them. ” by Steven Paul Jobs 10%の改善 10倍の成⾧
  • 26.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 26 ERPに求められるニーズの変化2019~ :即効性と柔軟性、更なる活用 1)グループ経営の情報インフラシステム(会計中心→会計とロジスティクス) 1つの企業の経営システムから、グループ企業全体の統合を実現するビジネス・インフラとなる基盤システム。 経理・財務を中心とした会計中心のニーズから、会計に販売・購買など(ロジスティクス)のニーズへ導入範囲が拡大。 ERP+BIが標準となり「情報の見える化とデータ活用」を全ユーザー層(LOB:経営者、管理者、担当者)へ提供。 2)ガバナンス強化と経営目的に合わせたERPの使い分け(2階層ERP:2 Tier ERP) グループ統括と多様な経営管理要件に対応する本社基幹システムは独自仕様が好まれるが、グループ子会社/関連会 社、海外拠点などにはコントロールし易くコストと運用を最適化、共通化できるコンパクトな基幹システムが望まれる。 複数のERPシステムを適材適所で使い分けて、本社と子会社・関連会社の2階層で構成を組むケースが普及。 3)ウェブ親和性、柔軟性の高いハイブリッド型ERPシステム(ハイブリッド型ERP) 経済状況が不安定で変化が激しく、業種や地域によるERPに求める機能要件の違いや即応性が求められる。 後付けで機能追加/Webサービス連携による補完ができるハイブリッド型ERPシステムのニーズが拡大。ERPに機能をアド オン・カスタマイズするのではなく、ERPの外から機能を補完する。※柔軟性と即効性を目的としてERPをクラウド上に置く。 4)低価格高機能な業種特化型ERP、疎結合での逐次導入も可能(レゴブロック型ERP) 高機能で全業種に対応する汎用型のERPよりも、業種業態ごとに特化した業種別・用途別(テンプレートなど)で日本 の商習慣にも対応し、モジュールごとに逐次導入が可能なる低価格高機能なERP製品が登場。クラウド対応している SaaS型のERP製品が急成⾧。ERPをレゴブロックのように適材適所で使い分けるレゴブロック型ERPが好評。 5)守りのERPから攻めのERPへ「ERP+1」で個別サービス化(SoR/SoE、モード1/モード2) DX/IoT/RPA・AI/VR・AR/ブロックチェーンと言った、最新テクノロジーとERPを連携させることで、 効率化やコスト削減ではなく、「ERP+IoT」でアフターサービス提供、「ERP+DX」でマスカスタマイズなど ERPの機能・情報を利用した新しいビジネスを「ERP+」のサービスを顧客ごとに提供する攻めのERP。 ※契約モデルが、サブスクリプション/リカーリング(携帯電話モデル)を採用しているのが特徴
  • 27.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 27 SAP ERPからSAP S/4HANAへの移行を決めかねている理由 課題1. SAP ERPからSAP S/4HANAへ、移行すべき理由(ストーリー)が無い SAPは安定稼働で全く問題ない。 社内(経営者、事業部門など)への説明が難しい。 説得できる情報が足りない(導入して10年以上経つ、現状把握出来ていない) セキュリティ対策、RPA, AI, IoTなど他に優先度が高い要件が多くリソースが足りない 課題2. 既存システムの機能をそのまま移行するのか、機能を拡充して刷新するのか リニューアルするならば全面的に刷新したいが、起案から計画、実行、評価までやりきれない リソース(要員と費用と時間)が足りないので、正直あまりやりたくない 最新のSAP S/4HANAおよびSAP LeonardoやSAP Aribaなど周辺システムを知らない 課題3. IT部門にSAPの移行体制を組める余裕がない、DXやRPA/AIなど手一杯 とにかく人が足りない(社内:IT要員、事業部担当者、社外:ベンダ技術者など) 守りのIT(SoR:バックオフィス系)と攻めのIT(SoE:競争力強化)両方は無理 ※どちらか選択するというケースもある 課題4. 移行に必要なSAPコンサルタントを確保できそうにない SAPのコンサルタントが確保できない(社内、ベンダいずれも) SAPのコンサルタントの単価が高騰している 課題5. SAPを導入した経験を持つ人材が居ない(少ない)経験がほとんど無い 10年以上前なので導入したIT要員が居ない。ベンダにお任せなのでSAPが分からない。 ※
  • 28.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 28 『2025年の崖』を越えるために :SAPの2025年問題の対応フローチャート 現行SAP ERPに 内容がわからない 現行SAP ERPに 不満は無いが 内容がわからない SAP S/4HANAへ 移行したい 現行SAP ERPに 出来れば入れ替えたい 現行SAP ERPに 大いに不満がある 出来れば入れ替えたい SAP S/4HANAへ 移行しなくても良い S/4HANAで現行の システムが動けば良い S/4HANAの機能を 最大限利用したい S/4HANA以外の ERPへ乗り換える 現行SAP ERPは 内容に問題がある 現行SAP ERPは カスタマイズが多く 内容に問題がある ( ) S/4HANAを 新規実装で導入する (オンプレミス/IaaS/SaaS) S/4HANAを コンバージョンする (オンプレミス/IaaS) SAP ERPを使い続ける (オンプレミス/IaaS) SAP ERP(ECC6.0) が稼働している 現行SAP ERPの調査が必要 S/4HANAへ、移行するorしない? S/4HANAを最大活用、するorしない? S/4HANAへのメインストリーム S/4HANAにこだわらないルート S/4HANAへのメインストリーム ①現行SAP ERPの調査を行う ②S/4HANAへの移行を決める ③S/4HANAへの移行手段を決める
  • 29.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 29 SAP S/4HANAへの3つの移行アプローチ ■グリーンフィールド S/4HANAを新規でスクラッチ導入し、そこに既存データをマイグレーションする方法。 ■ブラウンフィールド ※複数SAP ERPの統合(SAP LT:ランドスケープトランスフォーメーション) 既存ECC環境上にある全てのカスタマイズ及びデータを移行(Transition)する方法。 (コンバージョンとも呼ぶ) ■グリーンフィールド ■ブラウンフィールド オンプレミス(IaaS)またはクラウド(SaaS) オンプレミス(IaaS) ※参考:SAP LTについて、https://www.sapjp.com/blog/archives/15360 ■SAP LT
  • 30.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 30 SAP S/4HANAへの移行アプローチ JSUGの調査結果(テクニカル部会2019/7/19 JSUG FOCUS2019より) ・約半数はS/4HANAへ移行する予定(約4割は未定) ・17%は新規構築(リビルド)、17%はシステムコンバージョンを予定 ・移行の課題としてあげた理由で多いのは「コスト」と「現状で満足」 ・ASUGは6割がS/4HANAへ移行予定、16%移行済、16%が移行中で 12%が未定となっている。(ASUG“The State of the Community 2019”より)
  • 31.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 31 S/4HANAのデプロイメント(システムの展開) パブリッククラウド SaaS型 プライベートクラウド SaaS型 クラウド(パブリック&プライベート) IaaS型 オンプレミス
  • 32.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 32 『2025年の崖』を越えるために :考えるべき検討ポイント 現行SAP ERPに 内容がわからない 現行SAP ERPに 不満は無いが 内容がわからない SAP S/4HANAへ 移行したい 現行SAP ERPに 出来れば入れ替えたい 現行SAP ERPに 大いに不満がある 出来れば入れ替えたい SAP S/4HANAへ 移行しなくても良い S/4HANAで現行の システムが動けば良い S/4HANAの機能を 最大限利用したい S/4HANA以外の ERPへ乗り換える 現行SAP ERPは 内容に問題がある 現行SAP ERPは カスタマイズが多く 内容に問題がある ( ) S/4HANAを 新規実装で導入する (オンプレミス/IaaS/SaaS) S/4HANAを コンバージョンする (オンプレミス/IaaS) SAP ERPを使い続ける (オンプレミス/IaaS) SAP ERP(ECC6.0) が稼働している 現行SAP ERPの調査が必要 S/4HANAへ、移行するorしない? S/4HANAを最大活用、するorしない? S/4HANAへのメインストリーム S/4HANAにこだわらないルート S/4HANAへのメインストリーム ①現行SAP ERPの調査を行う ②S/4HANAへの移行を決める ③S/4HANAへの移行手段を決める 計画策定、トップ承認、体制構築、リソース確保 (SAP技術者、費用、期間・タイミングなど) 2025年に間に合うのか?クラウドを利用するか? 移行計画、ベンダ手配 (費用、期間・タイミングなど) 2025年に間に合うのか? 移行判断の調査結果から ・移行理由を明確にする ・移行方法を選択する SAP ERPを使い続けるリスクを認識する その次を考えておく必要がある(暫定) ERPの乗り換えプロジェクト ROIや目的で選んで、次のERPを導入 22 じっくり計画して確実に進める 11 前向き&素早く動く
  • 33.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 33 Agenda: 『崖』を越える :『リフト&シフト戦略』で基幹システムをリニューアル3 SAPの2025年 :『SAPの2025年問題』と『DXの本質』ゴール設定2 DXレポートより :経産省DXレポート『2025年の崖』は本当なのか?1 “It's really hard to design products by focus groups. A lot of times, people don't know what they want until you show it to them. ” by Steven Paul Jobs 10%の改善 10倍の成⾧
  • 34.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 34 『2025年の崖』を越えるために :リフト&シフト戦略 現行SAP ERPに 内容がわからない 現行SAP ERPに 不満は無いが 内容がわからない SAP S/4HANAへ 移行したい 現行SAP ERPに 出来れば入れ替えたい 現行SAP ERPに 大いに不満がある 出来れば入れ替えたい SAP S/4HANAへ 移行しなくても良い S/4HANAで現行の システムが動けば良い S/4HANAの機能を 最大限利用したい S/4HANA以外の ERPへ乗り換える 現行SAP ERPは 内容に問題がある 現行SAP ERPは カスタマイズが多く 内容に問題がある ( ) S/4HANAを 新規実装で導入する (オンプレミス/IaaS/SaaS) S/4HANAを コンバージョンする (オンプレミス/IaaS) SAP ERPを使い続ける (オンプレミス/IaaS) SAP ERP(ECC6.0) が稼働している 現行SAP ERPの調査が必要 S/4HANAへ、移行するorしない? S/4HANAを最大活用、するorしない? S/4HANAへのメインストリーム S/4HANAにこだわらないルート S/4HANAへのメインストリーム ①現行SAP ERPの調査を行う ②S/4HANAへの移行を決める ③S/4HANAへの移行手段を決める 11 22 前向き&素早く動く じっくり計画して確実に進める シフト 塩漬けする シフト 他ERPへ乗換 シフト S/4HANAへS/4HANAへの移行を決断!アプローチを選ぶ。 コンバージョン or リビルド or 統合のいずれかを選択 リフト クラウド環境へ SAP ERPをクラウドへ上げてランニングコストを削減する クラウドへ上げるPJを利用して調査を行う、技術者育成
  • 35.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 35 “リフト・アンド・シフト”によるSAPの移行戦略 :DX実現化 System of Records System of Engagement SFA: 営業支援 財務会計 管理会計 販売管理 顧客情報 顧客DB 業績管理 購買管理 在庫物流 共通マスタ 取引先/品目 BOM/BOP 貿易管理 設備保全 BI:見える化 業務分析 非財務指標 SCM: 需要予測 イベント管理 生産管理 原価管理 CRM: カスタマー サービス BI:見える化 経営分析 財務指標 モバイル:スマートデバイス AR/VR/MR:ウェアラブル デザイン思考:UI/UX カスタマー・エクスペリエンス SAP Leonardo 機械学習, ブロックチェーン, IoT, RPA, ボット データインテリジェンス, ビッグデータ, アナリティクス パブリッククラウドプライベートクラウド 常時監視 デジタルビジネス領域:IoTサービス・アプリケーション基盤 IoT系プラットフォーム エンタープライズ領域:ビジネス・アプリケーション基盤 バックオフィス系プラットフォーム BI/BA SCM “リフト・アンド・シフト”によるS/4HANA移行戦略でDXをスマートに実現する “リフト” :SAP ERPをクラウド基盤に移行して、若手・中堅技術者の育成と意識改革、SAPノウハウ継承を行う。 S/4HANA移行アセスメントを実施、調査レポートを経営や事業部門の説得材料に利用する。 “シフト” :クラウド上のSAP ERPをSAP S/4HANAへ移行する。可能ならば、SAP最新ソリューションを導入して、 DX戦略に対応したリニューアルを実現する。SAPを最大限生かしたビジネス基盤を構築する。 エンタープライズ領域 コネクト・デバイス センサ、エッジコンピューティング (モビリティ、マシン、ロボット) AWS /Private Cloud /On-Premise SAP HANA Cloud Platform /Intelligent Apps 遠隔制御 戦略 アプリ1 戦略 アプリ2 バックオフィス系システム ミッションクリティカル・安定性・信頼性 成⾧戦略/競争優位支援系システム CPS(サイバーフィジカル)・柔軟性・拡張性/即効性 デジタルビジネス領域 戦略アプリケーション Digital Innovation SAP ERP→ S/4HANA Digital Core CRM SAP IBP C/4HANA SAP Ariba SAP Concur SAP BO オンプレミス “リフト”プロジェクト オンプレミス→クラウド環境 “シフト”プロジェクト SAP ERP→SAP S/4HANA SAP Success Factors SAP Fieldglass システム基盤 プラットフォームレベル (IaaS/PaaS) ソリューション アプリケーションレベル (SaaS/DaaS)
  • 36.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 36 ERPの標準機能をベースとした基幹システム。不足する機 能の実現は極力追加開発(アドオン)しない。APIやEAI などを利用し外部アプリとの連携で実現。標準機能を重視。 コアアプリ 標準ERP ERPを拡張・補完する外部アプリケーション。パッケージベー スのコンポジットアプリや、SaaSベースのWebサービスと連携 して利用。コストパフォーマンスを重視。 拡張・補完アプリ マイクロサービス 独自の強みをシステム化したもの。戦略的に競合との差別 化を実現するこだわりの機能が対象となる。開発手法は問わ ないが、ノウハウを社外秘とする必要がある。販売、生産、マ スタなどの機能が多い。独自ノウハウを重視。 独自開発サービス 戦略アプリ 独自開発サービス 11 22 33 ERP API API APIAPI営業支援 (SFA) 営業支援 物流管理 コアアプリ 例えば、販売管理や生産管理、マスタデータ管理と いった独自の“ノウハウ・こだわりの機能”(強み)を システム化する。IoTサービスやONLY ONEサービス 中⾧期的な視点で構築。競合他社との差別化を意 識したシステム。 例えば、販売管理の営業支援(SFA)や外部委託して いるメンテナンスサービス、アフターサービスなど、ERP標準の 機能で実現できない場合、これを補完するアプリとして マイクロERPやSaaSなどを利用します。 マイクロサービス 販売管理、生産管理 マスタデータ管理 (こだわりの機能) 次世代ERPシステムの構築 :レゴブロックのようにつなぐ 36 API+ERP 戦略アプリ 独自開発サービス
  • 37.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 37 マイクロサービスという考え方 :アプリケーションをつなぐ仕組み マイクロサービスとは? これまでは、ある目的に対して「モノリシック(一枚岩)」なアーキテクチャでひとつのアプリケーションを開発してサービス を提供していました。これに対して、「マイクロサービス(Microservices)」は個別に開発された小さなサービスを組 み合わせて一つのサービスを提供するというものです。米国の著名なソフトウェアエンジニアである、マーチン・ファウラー 氏らが2014年に公開した「Microservices」という記事が、このアーキテクチャが大きく知られるきっかけとなりました。 モノリシック(一枚岩)のアーキテクチャ (Monoliths) マイクロサービスのアーキテクチャ (Microservices) スケールアウトの方法(オンプレミス) スケールアウトの方法(クラウド) サーバー(クラウドサーバー)に各サービスを必要に応じて 配置してスケールすることができる アプリケーション全体を複数のサーバーに複製して これを配置することでスケールすることができる 1つのアプリケーション ごとに複数サービスが 組み込まれている 各サービスが組み 合わさって1つの アプリケーションと して機能する API+ERP SAP Cloud Platform を利用してアプリを開発!
  • 38.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 38 ERP+RPA/AI:繰り返し作業、曖昧な役割、煩雑なルール変更 ERPとRPA/AIが連携して効果を発揮するのは、システムと人間の作業に、マニュアルによる繰り返し 作業が多い、組織間の役割が曖昧、煩雑なルール変更があると言った場合。ERP+RPA/AIの効果 を最大化するためには、現状のAs-isをプロセスマイニングツールで解析してから、業務の標準化とシン プル化・部品化を行ってBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)による業務プロセスの最適化と合わ せて導入する必要がある。RPA/AI導入前に、オペレーションの整理/役割の明確化/業務プロセス の標準化などを行うことで、導入効果を最大化することが出来る。 On-premise Cloud Slack GroupwareWorkflow SNS Mail iPad Android Surface Device Sensor Network Storage AI Machine Learning Deep Learning BPM IoT Web MES Intranet BPMN AI(AI-OCR, 映像解析, 言語解析, 自動翻訳, 音声認識, 機械学習など) マシンラーニングやディープラーニングによって 区別や判断が可能となる。これによって、 想定範囲内の要件に対して自律的な 行動や自動化処理が可能となる。 Drone BPM(業務プロセスマネジメント) 業務プロセスを標準化、シンプル化、 ブロック化することでRPAの適用範囲 を広げることが出来る。自動化による 正確性とスピードが向上する。 ERP(統合業務基幹システム) パッケージ化/標準化された業務シス テムは、組織間や業務要件ごとにズレ やオペレーションの重複が生じている。 煩雑で繰り返し作業が多く、マスタ/ 設定変更が継続的に行われている。 ERP Cloud RPA Cognitive RPA(デジタルレイバー) ルーチンワークを自動化・省力化する ことで人間の役割が単純作業から判断 へ変わって行く。単純な繰り返し作業 から開放されることで、 「仕事量→仕事品質」へレベルアップ! RPA/AI+ERP Process Mining Process Mining(業務プロセス解析) 現状の業務プロセスを作業ログから解析して ムダなプロセスや例外処理、属人化している プロセスを見直して、標準化するツールが プロセスマイニングツールです。RPAと組合わ せることで業務の最適化を可能とします。
  • 39.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 39 2階層ERP(2 Tier ERP) :安定性(1層)と柔軟性(2層) 目指すのは、国内海外の本社とグループ会社(子会社・関連会社)全拠点にERPシステムを導入して、 プラットフォームとデータフォーマットを統一、業務やデータの連携を行う仕組みを構築して、業務処理の効率 化、ビジネス状況のリアルタイムに把握することです。実際には、コストパフォーマンスや運用の理由から本社 や重要拠点など大規模の拠点に導入するコアERPシステムと、機動力重視でグループ会社(子会社・関 連会社)など、中小規模の拠点に導入する事業用ERPシステム(業種別・用途別のシンプルERPな ど)を、2階層で使い分けるシステム構成となります。(コスト、要員、地域性などを考慮) 人事管理 財務会計 管理会計 販売管理 購買管理 在庫物流 管理 生産管理 ERP 統合DB 1st Tier:コアERP ※本社、大規模拠点向け 大企業向けERP スイート型、ベスト・オブ・ブリード型 2nd Tier:事業用ERP ※グループ会社(子/孫会社・関連会社) 中堅中小企業向けERP 用途別ERP(業種別、業務別) クラウドERPなど 人事管理 財務会計 管理会計 販売管理 購買管理 在庫物流 管理 生産管理 ERP 統合DB 人事管理 財務会計 管理会計 販売管理 購買管理 在庫物流 管理 生産管理 ERP 統合DB BI 原価管理 人事管理 統合DB 財務会計 管理会計 販売管理 購買管理 在庫物流 管理 生産管理 設備保全 製品マスタ BOM管理 SCM: 需要予測 イベント管理 BI:見える化 業務分析 原価管理 顧客情報 顧客DB SFA: 営業支援 CRM: カスタマ- サービス BI:見える化 経営分析 ERP 【2階層ERPのイメージ】 連結
  • 40.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 40 国内ERP市場は9.4%増、SaaSが38.7%増と拡大 :ITR 出所:ZDNet Japan 2019年4月18日記事より、 国内ERP市場は9.4%増、SaaSが38.7%に拡大—ITR https://www.itr.co.jp/company/press/190418PR.html アイ・ティ・アール(ITR)は、2017年度の国内ERP市場の売上金額は884億円で、前年同期比 9.4%増。大企業を中心に基幹システムの再構築が進みつつあり、2018年度もERPへの投資が順調 に続いている。同市場の平均成⾧率CAGR(2017~2022年度)は8.4%を予測しています。同市 場を、パッケージとSaaSの提供形態別に分類すると、パッケージ市場のシェアは年々減少傾向にあり、 SaaS市場が急速に拡大しています。2017年度のSaaS市場の売上金額は前年度比38.7%増の 190億円となりました。2022年度にはSaaS市場がERP市場の半数近くに達すると予測しています。
  • 41.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 41 エレベータのメンテナンス&サービスにIoT導入 つながるだけだとIoT導入効果は低い(エレベータのユースケース) 従来のサービス IoT:見える化 IoT:データ活用 IoT:モノ+コト制御 ▷故障やトラブルなどを遠隔監視、保守サービス対応する ▷カメラやセンサなどで状態を把握する、作業を効率化する ▶人による作業がメイン、速やかにトラブルの状況把握速して素早く対処 ▷センサ・デバイスからIoTデータを収集し、故障やトラブルなどを遠隔監視 ▷IoTデータを使った効率的な作業対応、デジタル化したデータを見える化 ▶人と設備で役割を分担する、IoTデータを使って速やかにトラブルに対処 ▷収集・蓄積したIoTデータを解析し、故障やトラブルなどを予測 ▷予測データを使った予知保全サービス、新しいサービスの開発、新製品の開発 ▶IoTデータの販売、予知保全、省労力・省人化、省エネ、新製品開発など ▷エレベータ(モノ)を遠隔制御、ソフトウェアを更新して新しいサービス提供 ▷エッジ・コンピューティングで各エレベータが自律制御、セルフメンテナンス ▶ソフトウェアで機能・サービスを後から追加、新しいビジネスモデルに対応可能 →ここまでは従来サービスとほぼ同じ →モーター温度、シャフトアライメント、ドアなどのデータを収集・解析 →エレベーターに機能追加、リアルタイム双方向、ソフトウェア更新 一見 同じ IoT+Cloud
  • 42.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 42 (参考事例)昇降機の保守サービスをIoTで高度化 :フジテック (参考動画)SORACOM | フジテック株式会社におけるIoT活用事例 https://www.youtube.com/watch?v=LbwSSjGO9f0 エレベーターの保守サービスで安価かつスピーディーにIoT活用 https://classmethod.jp/cases/fujitec/ エレベーター / エスカレーターのメーカーであるフジテックでは、早くから“クラウドファースト”をIT戦略として 取り込み、システムのクラウド化を推進してきました。プラットフォームとしてAmazon Web Services( AWS)を採用し、現在190ほどのインスタンスを稼働させています。 「一般の昇降機にトラブルが発生したときには、現地に運用スタッフが到着し、現物をチェックして初めて状 況を確認できます。場合によっては、修理のための部品や工具が不足していることもあり、何度か往復し なければならない可能性もあります。業務の効率化を図り、サービス品質を向上するために、IoTを活用 したいと考えています」 昇降機にIoTデバイスを設置して低コストに多様な情報を収集・分析。それらを業務に生かすというイノベ ーティブな取り組みを支えたのが、AWSのプラットフォームとクラスメソッドの技術力です。この相談を受けた クラスメソッドは、フラッシュメモリに記録されたデータをWi-Fi経由で送受信する「FlashAir」を活用した仕 組みを提案。FlashAirは汎用性が高く、システムもシンプルだったのでこの考えにマッチしました。 ※参考:財務会計はSuperStream、連結会計はDIVA、人事管理はCOMPANY、他は独自開発。 IoT+Cloud
  • 43.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 43 データを収集・解析してサービス化 :IoTデータのサービス化イメージ データ収集 データ保管管理 モニタリング Data Lake データ解析 原因解明・統計解析/分析 予実比較、計画の最適化 Analytics データ利活用 業務処理:メンテナンス 機器制御:コントロール Application Services ヒト・作業ヒト・作業 データ 収集 データ 蓄積 データ 転送 データ 抽出・変換 データ 分析 データ 可視化 センサ・デバイス IoTアプリケーション IoTプラットフォーム サービス化 処理・管理 IoTデータの見える化 モニタリング、 メンテナンス、コントロール シミュレーション 予知 プロトコル・無線/有線 Killer Applications プロトコル・無線/有線 自動車・機械設備 エッジクラウド IoTサービス クラウド ビッグデータ解析 AI人工知能・RPAAR/VR/MR 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber World Data Lake IoT+Cloud
  • 44.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 44 企業が取り組むべきIoTサービス構築のポイントを整理します ・モニタリング(監視): デバイスからデータを収集保管 →データ解析の結果を活用 IoTの基本機能。センサからのデータを自動収集 膨大なデータを解析して必要なデータのみ可視化 データを「見える化」してネットワークで共有 解析手段、解析技術、解析結果が価値となる ・メンテナンス(保守): デバイス稼働の効率化・最適化 →能動保守・予知保全に活用 収集解析したデータを活用してデバイスの稼働や 保守を効率化・最適化する 設備機器の能動保守を実現。予防保全・予知保全 エネルギーや消耗品の消費を抑えて価値を出す ・コントロール(制御): デバイスをリアルタイムに制御 →遠隔制御・精密制御に活用 遠隔地よりリアルタイムでデバイスを動かす 監視データを即時処理して制御指示を出す デバイスの精密制御・遠隔制御・自動制御 モノとコトの一体化(CPS)が価値を生む IoT活用のポイント:3つ「監視/保守・運用/制御」 IoTソリューションによる成⾧戦略の策定 モニタリング(監視)、メンテナンス(保守)、コントロール(制御)の 3つのレベルでIoT戦略を立てる必要がある。必ず3つ連携すること デジタル化・IoT・AIなどを利用した“モノ+コト”の新しいビジネスモデル 「社内向け(最適化)とお客様向け(差別化)」に最大活用する Automatic Collection Automatic Collection Automatic Collection ProActive Predictive ProActive Predictive ProActive Predictive Real Time Control Real Time Control Real Time Control
  • 45.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 45 IoTプラットフォームに求められる役割 : 【主な役割】 ■データの収集/保管管理 GE(Predix)やコマツ(KOMTRAX/KomConnect/LANDLOG)が、独自のIoTプラットフォー ムを開発したのは、産業用IoTプラットフォームとして必要な基盤システム(プラットフォーム)が見つからな かったことや、膨大なデータの取扱いに対応できなかったため。 ■データの解析 収集したデータをサービス化するうえで、最も重要な機能です。自社製品からのデータは当然として、可能 であれば他社製品からのデータも集めてこれを解析することで、競争力を高めることができます。 ■ソフトウェア開発環境/アプリケーション・ストア(サービス提供) iPhoneとアップストアのビジネスモデルが成功モデル。IoTプラットフォームは、その構成要素のひとつ。 多種多様なアプリケーションを集めることで、IoTプラットフォームの価値が高まる. ※パートナー・プログラムやアライアンス戦略が無いIoTプラットフォームは論外。成功の見込み無し。 ■他IoTプラットフォーム間連携によるデータの相互利用 他IoTプラットフォーム間連携によるメリットは、データ相互互換性によって収集するデータが拡大できる。 (他社製品ハードからのデータも利用可能)
  • 46.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 46 IoTプラットフォーム動向 : 主要ベンダ相関図 2019年7月版 ※この図の読み方について:http://www.sbbit.jp/article/cont1/33530 デンソー DP-Factory IoT セゾン情報 HULFT IoT コマツ LANDLOG NTTデータイントラマート IM-IoT シスコ Cisco Kinetic AT&T AT&T IoT ダッソー 3DEXPERIENCE 日立ハイテク Flutura/Crebra シュナイダーElec. EcoStruxure ノキア IMPACT ABB ABB Ability エリクソン Device Connectivity コニカミノルタ Workplace Hub 横河電機 IIoT Architecture ハネウェル Uniformance Suite ドイツテレコム Open Telecom Cloud NTT Com Things/SkyWay NTTデータ iQuattro NTTドコモ/ OPTiM: LANDLOG ZTE ThingxCloud オラクル Oracle IoT IBM Watson IoT OSIsoft PI System Panasonic μ Sockets/HomeX オムロン i-BELT インフォコーパス SensorCorpus Google Cloud IoT Core Flutura Cerebra 欧州(ドイツ以外) フィリップス HSDP PTC ThingWorx オートデスク A360/Forge ロックウェル FactoryTalk NSW TOAMI DMG Mori/ZEISS ADAMOS IIoT アマダ V-factory 日立製作所 Lumada2.0 ミツイワ/キヤノンITS VANTIQ ファナック FIELD system プラットフォーム間連携 ORBCOMM iApp CyberVision Kaa IoT VANTIQ VANTIQ AWS AWS IoT ADLINK Vortex DDS FogHorn FoHorn Lightning 三菱電機FA-IT-Open Edgecross 富士通 COLMINA/SMAVIA Telit Telit ベッコフオートメーション TwinCAT IoT SIMTech MCT Platform Arm Pelion IoT Platform (Tresure Data) b-en-g b-en-g IoT HCL iCE.X FPT MindShpere Rakuten mobile IMPACT ソフトバンク Softbank IoT/VANTIQ 中国移動 OneNet/Ericsson 中国電信 SAP / Ericsson インド・アジア地域 ソラコム(KDDI) SORACOM IoT 安川電機 MMCloud 東芝, SPINEX Meister IoT/Predix ジェイテクト IoE Solution/MindShere BMW (OMP) Open Manufacturing Phoenix Contact PROFICLOUD マイクロソフト Azure IoT セールスフォース Salesforce IoT GEデジタル Predix SAP (Leonardo) SAP Cloud Platform 中国聯通 China Unicom IoT Platform/Arm Pelion アドバンテック WISE-PaaS インド・アジア地域 ボッシュ Bosch IoT Cloud ルノー 3DEXPERIENCE IVI-CIOF連携 NEC WISE IoT/Predix ファーウェイ Hauwei IoT ファーウェイ Hauwei IoT シーメンス MindSphere TRUMPF AXOOM IoT テンセント QQ IoT アリババ Alibaba Cloud バイドゥ BAIDU IoT フォルクスワーゲン MindShere KUKA(美的集団) Azure IoT
  • 47.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 47 リフト&シフト戦略の狙い :クラウドファースト&デジタルファーストで勝ち抜く! データが利用できない状態 (ビフォークラウド時代) ( データ活用ノウハウ) クラウド上でのDX黎明期 (PoC、データ活用ノウハウ) (クラウドで システム試行) DX普及期「守り」→「攻め」 (クラウドでDXシステム試行) クラウドファーストによってデータを最大活用、デジタルファーストで競争力を確立 クラウド×DXが新しいビジネスモデルを生み、市場リーダーシップ確立に成功! クラウド×DX成熟期 (CPS実現、新しいビジネスモデル) 蓄積された膨大なデータを 独自ノウハウでサービス化する (デジタルで強みを強化する) 経営に対するDXの貢献度 クラウドの貢献度 オンプレミスからの脱却、IT人材育成&内製化 デジタル・トランスフォーメーション時代の経営資源を確保 (ヒト・モノ・カネ+データ&スピード) データ活用が 競争力の源泉となる (ONLY ONE戦略) CLクラウドファースト×DXデジタルファースト データ活用を模索、SoR+SoE CL&DXによる破壊と創造(CLデジタル革新) ビジネスモデルの進化 クラウド×DXによる市場リーダーシップ確立 (グローバル・ニッチ・トップ、勝ち抜く!) (データ活用に独自性・特徴) DX差別化「守り」→「攻め」 (データ活用に独自性・特徴) 2020年 2025年 2030年クラウドファースト デジタルファースト
  • 48.  FRONTIER-ONE Inc. 2019, Keiichiro Nabeno Page 48 EnterpriseZine連載記事 :2025年の崖をどう超えるか(連載中) https://enterprisezine.jp/article/corner/493