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Session ID: APP013
本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、Microsoft Tech Summit 開催日(2016年11月1-2日)時点のものであり、予告なく変更される場合があります。
DevOps
• Azure
• Visual Studio Team
Service
• Windows Container
• Microsoft Azure Stack
• Azure Service Fabric
• Power BI
1st Step:Value Stream Mapping 2nd Step:HackFest
• Value Stream Mapping をする理由
• Value Stream Mapping の準備
• Value Stream Mapping の実施方法
• まとめ
ソフトウェア開発サイクル (企画 ~ 展開) の
モノと情報の流れを可視化する
App013 ここはあえて紙と
App013 ここはあえて紙と
ビジネス貢献度
DevOps の3ステップ
質の良い
早く
お客様がほしい機能
早く
チームの成果物の Value を最大化
=ビジネスに貢献する
課金が増える
利用者の生産性が向上する
利用者が増える
View が増える
商品が売れる
チームの成果物の Value を最大化
=ビジネスに貢献する
チームが協力して
開発~デプロイを効率化するために
Value Stream Mapping で
無駄を見つけて
効果的に効率化
○○に時間がかかりすぎ
(自動化すると▲時間削減できそう)
このタスクって不要?
(省略すると▲時間削減できそう)
チームメンバーが共有
Microsoft Tech Summit
• 大きな紙 (またはホワイトボードなど)
• ペン (4色以上を複数本ずつ)
※裏写り注意!
開発サイクルに関わるメンバー (可能であれば全員)
+意思決定者
CEO
チーム
リーダー
DeveloperInfra
Point!
Microsoft Tech Summit
1. 開発サイクルに関係するシステムを確認
2. 開発サイクルの概要を確認
3. 全員でプロセスを書く
4. 手戻り率を書く
5. プロセスのグルーピング
6. 無駄にマークを付けていく
7. 改善案を記載する
開発/テスト/運用のサーバーや
ソースリポジトリなど、その他利用するシステム
なども含めた全体像をシェア
ここで登場したシステム/サーバー群は
この後も登場するはず
例: 企画
↓
設計
↓
開発
↓
テスト
↓
デプロイ
最終的にこれらのタスクで
グルーピングします
チームごとに分担して
抜け漏れがないように
VSTSVSTSssms VS Browser ブラウザ
書き方1:納品/デプロイ(右側)から書く
ブラウザ
ユーザーに届く
環境(技術)
ツール
タスク
デプロイ後処理 ブラウザ
Azure Cloud Service / SQL Database
書き方2:タスクの名前とリソース(人)と時間を明確に
タスクの名前
必要な人数とチーム
(例: Ops チームの誰かが 1人で実施)
タスク自体に必要な時間(PT)と
前タスクの完了から、このタスクの
完了までにかかる時間 (LT)
VSTSVSTSssms VS Browser ブラウザ
• 担当者が同じ場合は実線
• 担当者が異なる場合は点線
VSTSVSTSssms VS Browser ブラウザ
前までの工程による問題(欠陥) で
手戻りする場合は発生比率を記載する
SR
20%
Step2で確認した項目でグルーピング(青ペン)
+ グループごとのLT/PTを合計
ここまでで見えてくることの例
無駄の種類 マーク 定義 例
欠陥の無駄
(Defects)
D 誤った、抜けのある、不透明な情報や成果物。システムを破
壊し、解決するのに時間と労力が必要
壊れたビルド、不正確な設定、不
正確な要求
マニュアル / モーション
(Manual / Motion, Handoffs)
M オーバーヘッド、コーディネーション、作業引き渡し、もし
くはセットアップや、仕事の実行に関する非効率性
ミーティング、手動デプロイ、
チーム間の作業引き渡し
待ちの無駄
(Waiting)
W 次の価値のあるステップを開始、もしくは終了することの遅
れ
承認待ち、リソースの待ち、予定
されたミーティング待ち
未完了の作業
(Partially Done)
PD 未完了の作業、何らかの操作。他者からの入力やアクション
が必要となる。欠陥とタスク切替、待ちを招く
デプロイされていないコード、不
完全な環境設定、実行中バッチ
タスクの切り替え
(Task Switching)
TS タスクの切り替えは、高価なコンテキストスイッチを招き、
エラーが発生しやすくなる
進捗上限による無駄作業、障害に
よる中断、アドホックなリクエス
ト
余分なプロセス
(Extra Process)
EP 価値のないステップやプロセス。大抵、公式、非公式な標準
作業に含まれる
不要な承認、不要なドキュメント、
無駄なレビュー
余分な機能
(Extra Feature)
EF 機能、たいていは実装フェーズで追加されたもの。リクエス
トされていない、ビジネスに沿っていない、顧客価値がない
“次に必要かもしれない”、不要な
アップデートや要求、望んでいな
い
ヒーローまたはヒロイン
(Heroics)
H 仕事を完了させる、もしくは顧客を満足させるために、ある
人に大変な負荷がかかっている状態。ボトルネック
数日必要なデプロイ、長年の知識
が必要、極端な調整が必要
App013 ここはあえて紙と
ここが
腕の見せ所
App013 ここはあえて紙と
Microsoft Tech Summit
1. 開発サイクルに関係するシステムを確認
2. 開発サイクルの概要を確認
3. 全員でプロセスを書く
4. 手戻り率を書く
5. プロセスのグルーピング
6. 無駄にマークを付けていく
7. 改善案を記載する
• 開発サイクルに関わる人をできるだけ集める
• 偉い人も参加してもらう
• 全員でディスカッションしながら
プロセスを可視化する
○○に時間がかかりすぎ
(自動化すると▲時間削減できそう)
このタスクって不要?
(省略すると▲時間削減できそう)
チームメンバーが共有
単体テストに時間がかかりすぎ
&バグが多くて何度も繰り返す
具体的な
効果も含めた
提案が可能に
1st Step:Value Stream Mapping 2nd Step:HackFest
App013 ここはあえて紙と
App013 ここはあえて紙と
Microsoft Azure
App013 ここはあえて紙と

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