私は現在、新潟で「Prototype Cafe」を運営し、AIやIoTに関する勉強会を主催しています。以前は都内で内資・外資合わせて6社にてエンジニアリングマネージャを務めており、現在はフリーランスのIoTフルスタックエンジニアとして活動しています。
最近、特に強く推している技術がAnthropic社の「Claude Code(CC)」です。5月までAIコードエディタのCursorを約9ヶ月使っていましたが、6月からClaude Codeを本格導入し、その実力に驚いています。たとえば、6ヶ月間止まっていたHP刷新プロジェクトを、CCを使ってわずか4日で実装できました(https://github.com/Prototype-Cafe-LLC/pcafe2025)。
Claude Codeの魅力は、単なるコード補完を超えた「開発の伴走者」である点です。要件を自然言語で伝えるだけで、設計・実装・テスト・ドキュメント生成まで支援してくれます。コードを書かずに済む場面も多く、並行作業も可能。従来のGitHub CopilotやCursorよりも、プロジェクト全体の理解力・応用力が段違いです。私は月$300の課金プランで活用していますが、それに見合う価値を実感しています。
エンジニアの仕事も、AIの普及により大きく変わりつつあります。かつてはコードを書くことが中心でしたが、現在は「要件を定義し、AIに実装とテストを指示し、結果をレビューする」ことが求められています。この変化に対応するには、コミュニケーション力と要件定義能力が不可欠です。AIは人間や企業とのやり取りができないため、技術と現場の橋渡しをするエンジニアの重要性はむしろ増しています。
エンジニアリングマネジメントの視点でも、AIと効率的に連携するためには、社内ナレッジやドキュメントをAIと共有し、受け入れ基準やレビュー体制を見直す必要があります。AIを信じて情報共有し、明確な指示を出すことで、「AI疲れ」も解消されると考えています。