パフォーマンスを向上させる
Qlikアプリの最適化手法
2021/6/1
クリックテック・ジャパン株式会社
Q&Aについて
• 質問はZoom画面下のQAアイコンをクリックして入力してください。
• 質問に対してQlikパネラーが随時QAパネルで回答します。
• 質問と回答については、セミナーの最後に他の参加者に情報共有させていただきます。
3
• アプリのパフォーマンスの最適化
• アプリパフォーマンスベストプラクティス
• アプリ解析ツール
アジェンダ
4
アプリのパフォーマンスの最適化
アプリのパフォーマンスの最適化
アプリのパフォーマンスは、アプリのサイズを縮小し、データ モデルを簡略化し、
set 分析を戦略的に使用することで改善できます。パフォーマンスに影響を
与える可能性のある領域と、アプリのパフォーマンスを評価および監視する
方法を習得することにより、パフォーマンスの問題を回避するのに役立ちま
す。
アプリの複雑さ
• シンプルなアプリ
- 複雑な set 分析や If() ステートメントが含まれていない。
- 大きなテーブルが含まれていない。
- 簡単なデータ モデルで構成されている。
- 簡単な計算が含まれている。
- データ量が多い場合がある。
• 適度なアプリ
- 多くのテーブルを持つデータ モデルで構成されているが、ベスト プラクティスに従っている。
- set 分析といくつかの If() ステートメントを使用している。
- シートに大きいまたは広いテーブル (15列以上) を保有している。
• 複雑なアプリ
- 非常に複雑なデータ モデルを保有している。
- 大量のデータに接続している。
- 複雑な計算、チャート、テーブルが含まれている。
• アプリのパフォーマンスチェックを行うScalability Toolがある。
アプリの詳細
• Qlik Sense デプロイメントのパフォーマンスに影響を与えるため、アプリのサイズに関連してハードウェア環境を
考慮する必要があります。例えば、アプリを最適化しない場合、より多くのハードウェア リソースが必要になるこ
とがあります。
• アプリのサイズを監視すると、次のことが可能になります。
• 現在のパフォーマンスを理解する。
• 新しいアプリの展開によるパフォーマンスへの影響を理解する。
• 既存のアプリの変更によるパフォーマンスへの影響を理解する。
• パフォーマンスの問題を解決する。
• 将来の成長に向けて計画する。
パフォーマンスに影響を与える可能性のあるアプリの詳細
機能 説明
アプリのディスク サイズ (MB) アプリのサイズは QMC で確認可能。[アプリ] に移動し、右側の [アクション] の横にある [列セレク
ター] を開きます。[ファイルサイズ (MB)] の横のラジオ ボタンをクリックします。Qlik Sense
Desktop の場合は、Windows Explorer でアプリのサイズを確認できます。既定のフォルダー
¥Documents¥Qlik¥Sense¥Apps です。 [アプリ] フォルダーには、すべてのアプリ名とファイル サイズ
がリストされます。
RAM 内のアプリ サイズ (GB) アプリのベース RAM フットプリントは次の方法で決定できます。
Qlik Sense サーバーを再起動する。
・現在の RAM の使用状況を確認する。
・アプリ Qlik Sense を開きます。
・RAM の違いを記録する。
Qlik Sense Enterprise Client Managedを使用している場合は、App Metadata Analyzer を
使用してこのメトリックを見つけることができます。詳細については、「App Metadata Analyzer(英語
のみ)」を参照してください。
アプリの行数の合計 (M) システム項目を使用して、行数の合計を計算できます。メジャー Sum($Rows) で KPI を作成します。
アプリの項目数の合計 システム項目を使用して、項目数の合計を計算できます。 KPI を メジャー Sum($Fields) で作成し
ます。
アプリのテーブル数の合計 システム項目を 使用して、 テーブル数の合計を計算できます。メジャー KPICount(DISTINCT
$Table) で を作成します。 詳しくは「システム項目」を参照してください。
9
アプリパフォーマンス
ベストプラクティス
数式内のIF文の使い方に気を付ける
• IF条件文では、文字列比較よりも数値比較の方がパフォーマンスが良いです。さらに、Set数式の方がIF条件文よ
りもパフォーマンスが良いですので、該当するIF条件文の置き換えが可能か検討しましょう。
Sum(If([地域]=‘関東’, Sales) )
Sum(If([地域No]=1,Sales))
Sum({<[地域No]={1}>} Sales)
パフォーマンス
低
高
If ( Condition(Text),....)
• 一般に、テキストを比較する句は時間がかかります。解決方法として、autonumber などを使用してテキス
トを数値にマップしたり 、スクリプト内で条件設定を行います。
• テキスト文字列のテストは、数値のテストより遅くなります。次の数式について考えます。
- If (Alfa= ‘ABC’, ‘ABC’, left (Alfa, 2))
• 柔軟性を損なわずにスクリプト内で直接テストを実行できます。
Load
*,
If (Alfa = ‘ABC’, 1, 0) as Flag
resident table_1 ;
• 数式は次のようになります。
If ( Flag = 1,’ABC’, left (Alfa, 2))
• テストはかなり簡単になります。
Sum ( If (Condition, ‘FieldName’...))
• 集計がテーブルの軸とは無関係で、結果がテーブルの複数の軸に分散します。この問題には、スクリプト内でテストを行い、
テーブル内で集計するか、スクリプト内ですべての演算を行うことで対処できます。これには、interval match、group
by、peek、if....then....else などの多くの方法があります。
• この例では、"Condition" のテストと結果の集計の 2 つの手順を行います。前の例に集計を追加します。
• Sum ( If (Alfa= ‘ABC’, Num*1.25 , Num) )
- Load
- *,
- If (Alfa = ‘ABC’, 1, 0) as Flag
- resident table_1 ;
• 数式は次のようになります。
• Sum ( If ( Flag = 1, Num* 1.25 , Num ) )
Sum ( If (Condition, ‘FieldName’...))
• 集計は、スクリプト内で次のように直接実行することもできます。
table_2:
Load
*,
If (Alfa = ‘ABC’, 1, 0) as Flag
resident table_1 ;
table_3:
Load
Alfa,
If ( Flag = 1, Num* 1.25 , Num ) as NewNum
resident table_2 ;
• table_4:
数式内のIF文の使い方に気を付ける
• If条件のネスト(入れ子)は集計パフォーマンスに影響します。例えば、Pick(match())と置き換えられないか検討し
ましょう。
if([地域]=‘関東’,100,
if([地域]=‘関西’,110,
if([地域]=‘中部’,90,
if...
if... )))))
ネストが深いIf条件
pick(match([地域],’関東’,’関西’,’中部’), 100,110,90)
pickとmatchで書き換え
演算実行条件で演算リソースを制御
• テーブルやピボットテーブルなど計算量が多くなりがちなチャートに対しては、データをフィルタ等である程度絞り込んだ
後に表示(演算)するよう演算実行条件で制御しましょう。
軸・メジャー・レコード数が多く、
結果的に表示にかかる都度の演算量が膨大になりがちな明細テーブル
数百万レコード
数十の軸・メジャー
演算実行条件で演算リソースを制御
• チャートプロパティの拡張機能タブにデータの処理>演算実行条件の設定項目があります。
テーブルのプロパティ>拡張機能>データの処理
✓ 商品区分名から
値が1つ選択されたときにTrue
明細が表示(演算)される
商品区分名をひ
とつ選択
シート上のオブジェクト数を減らす
• ひとつのシートに大量のオブジェクト(チャート等)を配置するとシートを開いたときに多くの演算リソースを使用すること
になりパフォーマンスに影響します。オブジェクト数を減らせないか検討しましょう。
むやみに大量のオブジェクトを配置せず、必要最低限に
悪い例 良い例
計算軸の利用を避ける
• 計算軸(軸に数式ロジックを組み込むこと)を多用すると演算量が増えます。データモデル側に予め項目として組み
込めないか検討しましょう。
ライブクエリを検討する
• データ量が膨大になりインメモリでも高速なパフォーマンスを得られない場合は、ライブクエリ機能であるダイナミック
ビューやオンデマンドアプリ生成の利用を検討しましょう。
インメモリキャッシング
Select
and
Analyze
データソース
オンデマンドアプリ生成
(アプリ単位のライブクエリ)
選択アプリ 分析アプリ
サマリー
リクエスト
データソース
リクエスト
Select
and
Analyze
ダイナミックビュー
(チャート単位のライブクエリ)
データソース
詳細は以下のWebセミナー動画をご覧ください:
Qlik TECH TALK セミナー:ビッグデータへのアプローチ ー チャートをリアルタイムに更新する Dynamic Views とオンデマンドアプリ生成
データモデルの最適化
• 合成キーを排除する
• タイムスタンプ(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)を日付と時刻に分割する
• 分析に使用しないほど粒度の細かいデータを集計する
• 未使用の項目を削除する
• 項目の少ないテーブルを非正規化する(スノーフレークスキーマのスタースキーマ化)
• (データ量が非常に大きい場合) Link TableではなくConcatenate句の利用を検討する
• 複合キー項目を数値化(Autonumber、AutnumberHashなど)する
その他、データモデリングにおいてもシートのパフォーマンスを保つ、あるいは向上
させる方法がいくつかあります。
21
アプリ解析ツール
アプリのモニター(Qlik Sense Enterprise CM)
アプリ名 説明
Operations Monitor サーバー メモリと CPU の使用率、アクティブ ユーザー数、リロード タスク アクティビティなど、ハー
ドウェアの使用状況に関する情報が提供されます。さらに、Qlik Sense サーバー環境でのエ
ラー、警告、ログ アクティビティに関する要約と詳細情報も提供します。
License Monitor ライセンスの使用状況を追跡し、ライセンス割り当ての変更を監視するためにも活用できます。
Log Monitor 使用可能なログ データをほぼすべて提示し、トレンド分析およびトラブルシューティングを有効に
します。
Sessions Monitor アプリの使用方法に関するログ データを示します。
Reloads Monitor QMC およびハブで開いているアプリの両方から、リロードされたデータの詳細情報を提示します。
Sense System Performance
Analyzer
すべてのノードにおける Qlik Sense パフォーマンスが表示されます。
Sense Connector Logs Analyzer 特定の Qlik コネクターの使用状況とエラーに対する洞察を得ることができます。
App Metadata Analyzer すべての Qlik Sense アプリを全体的に表示することができます (アプリのデータ モデルの詳細お
よびそのリソース使用率を含む)。
Qlik Scalability Tools
• Qlik Scalability Toolsは、エンタープライズ展開に重要な7つの異なる機能の機能をテストするためのツー
ル、プロセス、およびパッケージのコレクションです。
シナリオ定義 スクリプト生成 スクリプト実行 分析結果
アプリのパフォーマンス評価 (Qlik Sense SaaS)
アプリ開発者を支援するために、App evaluatorが組み込まれました。評価のためにはアプリをリ
ロードする権限が必要です。
①アプリのメニューを開く
②パフォーマンスを評価をクリック
→キューに入ります
③詳細をクリック
④パフォーマンスを評価をクリック
⑤結果をクリック
通知設定をしておくと評価終了時に通知が
とどき、そこから結果が確認できます。
アプリのパフォーマンス評価(Qlik Sense SaaS)
概要
開く時間、ピークメモリ、アプリサイズ、合計行数、公開シート数、公開オブジェクト数
詳細
⚫キャッシングの問題:
Qlik Senseはオブジェクト計算をキャッシュし、それらを再利用してパフォーマンスを向上させます。計算軸や複数項目の
集計はキャッシュパフォーマンスを下げるので、マスターアイテムを利用するなどで改善をはかります。
⚫シングルスレッドのパフォーマンス:
異なるテーブルのフィールドを使用した集計をすると、シングルスレッドのパフォーマンスが発生します。
⚫読み込み時間、キャッシュおよび非キャッシュ:
ロード時間は、オブジェクトを完全にレンダリングするための時間です。キャッシュからのロードは非常に短い時間である必要
があります。
⚫メモリ割り当て:
アプリが読み込まれている間、テーブルとフィールドは常にメモリに存在します。使用されていないフィールドとテーブルを削除
して、速度とリソースの使用量を向上させることができます。
https://help.qlik.com/en-US/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Apps/app-performance.htm#anchor-2
26
QS Document
Analyzer
Document Analyzer
• Qlik Senseのドキュメントファイルについてデータテーブル数、ユニークレコード数、数式、変
数の内容などの詳細情報を表示するツールです。
https://qlikviewcookbook.com/recipes/download-info/qs-document-analyzer/
Qlik Sense Document Analyzer best fit
• 未使用のフィールドの識別
• 計算軸の発見
• 演算が遅いオブジェクトの発見
• ベストプラクティスへの準拠など、アプリケーションのデータモデルとインターフェイスに関する質
問
- 式は変数を使用していますか?
- チャートはマスターディメンションとマスターメジャーを使用していますか?
Summary
Object calctime:合計と平均 アプリケーションの要素数
1人当たりのメモリ使用量, 使用&未使用項目
Fields
ナビゲーションとコンテキストリボン
フィルターとフラグの
選択
フィールドサイズ、行数、計算時間、主要な
関係などの詳細情報
Navigating the QS Document Analyzer
• ナビゲーションリボンには、現在の選択に対する要素数が表示され、クイックシー
トナビゲーションとしても機能します。
例外による管理:flags
• 注意が必要な条件には、リロード中にテーブル、リレーションシップ、フィールド、ディメンション、
式、変数に対してフラグが立てられます。
Flags
• すべてのデータモデルとUIフラグはFlag Summaryシートにまとめられていますが、詳細な
フラグは関連するシートのコンテキストで提供されています。
• Extended flagの説明と推奨事項はGlossary sheetにあります。
Flag examples
• アウトライトの問題:
- 計算エラー、拡張子の欠落、一致するキーがありません。
• 非効率:
- 未使用のフィールド、リソース集約型の機能、不明瞭なキー、計算軸。
• 既知の「落とし穴」:
- 合成キー(SynKeys)、多対多の関係、矛盾した構文またはラベル。
Qlikアプリを改良するのは難しいことではありません
1. アプリサイズを縮小する
- 未使用のフィールドを削除
- ノンファクトテーブルから無関係な行をドロップする
2. アプリの効率を向上させる
- 重要でない計算軸を排除
- 最も遅いいくつかのシートオブジェクトをよく見る
80/20
データモ
デル
UI
データモデル
テーブル間で複数の項目が共通になっているキー
• 推奨事項:どの列を維持する必要があるのかを把握し、問題が解決しない場合は、ユース
ケースを理解して最善の解決方法を決定します。
Synthetic key(合成キー)
データモデル
• 推奨事項:理由の調査 - ソースデータの悪さ、ソースデータに関する想定の悪さ、変換
の悪さ(特に結合による)。
データモデル内の意図しない多対多の関係
データモデル
不適切な名前の付いたフィールドは、フロントエンド全体で繰り返しラベル付けし直さなけれ
ばならず(矛盾していることが多くあります)、現在の選択では別の名前として表示されます。
推奨事項:スクリプトで適切な名前を付けます。
データモデル内の曖昧または不適切なフィールド名
データモデル
ラベルが同じで定義が異なる2つのメジャーは、ユーザー間で混乱を招く可能性があります。
推奨事項:1ラベルごとに1メジャーのみ
矛盾した式の定義
データモデル
同じ定義だがラベルが異なる2つのメジャー
推奨事項:可能であれば、式を重複させず、マスターアイテムや変数を使用する
矛盾した式の定義
データモデル
多くの場合、興味のない多くの列を任意にロードする、ワイドQVDからのLoad *によるもの
です。
推奨事項:セルフサービスに必要でない場合は、未使用のフィールドを削除することができ
ます。 場合によっては、残りのデータを集計して計算パフォーマンスを向上させることができま
す。
未使用の項目
データモデル
ディメンションテーブルには、トランザクションに関連付けられていない余分な行が含まれていま
す。これはチャートには表示されません。
推奨事項:常に最初にファクト表をロードし、次にExists関数を使用してディメンション
テーブルをロードして不要な行を除去してください。
無関係なディメンションテーブルの行
UI実装
計算軸が見つかり、演算時間とキャッシュの再利用に悪影響を及ぼす
推奨事項:不要な計算軸をクリーンアップし、残りをデータモデルに組み込みます。
計算軸
UI実装
データモデル変更後に数式が機能しなくなる
• 推奨事項: 修正します。
無効な数式
UI実装
Pick / Match、および入れ子になったIfの使用が多すぎると、パフォーマンスが低下し、更
新が困難になります。
• 推奨事項: アイランドテーブルから値を「ルックアップ」するために変数を使用してくださ
い。
条件付き関数の過剰使用
UI実装
「メトリックテーブル」内のメトリックのリストに使用されるValueList関数。パフォーマンスが低
下します。
推奨事項:アイランドテーブルを使う
ValueList() 関数
UI実装
手動で定義された変数(更新に時間がかかる)
推奨事項:スクリプト定義変数は、一括更新(検
索と置換)を行い、式を再利用する最も簡単な
方法です。
手動で定義された変数
UI実装
式には、頻繁なテキスト比較など、データモデルにプッシュできる複雑なビジネスルールが含ま
れています。
• 推奨事項:可能な場合は最高のパフォーマンスを得るために数値を使用して、ビジネス
ルールをカプセル化するための単純なフィールドをデータモデルに作成します。
式における複雑なビジネスルール
Before After
Relationship={'Employee'} RelationshipCode = {1}
Relationship={'Spouse'} RelationshipCode = {2}
Relationship={'Child','Disabled Dependent','Adult Dependent','Student'} RelationshipCode = {3}
UI実装
数学的に単純化することができる過度に複雑な計算
推奨事項:複雑な計算を注意深く見て、Wolfram Alpha(次のスライドのWebページ)を
使って単純化を自動化してください。
ex. (CY - PY) / PY = (CY / PY) – 1
複雑すぎる計算
https://www.wolframalpha.com/
UI実装
デフォルトビューは大量のデータであり、計算とレンダリングに長い時間がかかります。
• 推奨事項:計算条件を使用してください。 変数を使用して上書き切り替えを作成します。
Sum(RecordCount) <= 100000 OR v_CalcOverride = 1
デフォルトのシート/チャートはレンダリングが遅い
55
QlikView
Governance
Dashboard
56
QlikView Governance Dashboard
QlikViewでは適切なガバナンスを実現するために、QlikView Governance Dashboardを
無償のQlikViewアプリケーションとして提供しています。 ※Qlikの製品ダウンロードサイトより取得可能
• QlikView運用環境の可視化
✓ サーバーの統計情報の把握、「データ来歴分析」や「影響分析」の実施
✓ シートオブジェクト、計算式、データソース、ファイル情報などのメタデータ管理
• コンプライアンスの強化
• ベストプラクティス構築のための基盤を提供
57
画面の一覧
Dashboard
QlikView Server(QVS)および
Publisherのシ ステム利用状況サ
マリを表示します。
Server
QlikView Server(QVS)のエラー
・警告の数、及びメモリ・CPUの利
用状況を表示します。
Publisher
QlikView Publisherのタスク実行
履歴やタス ク実行統計などを表示
します。
Session
QlikView Serverのセッション利
用状況を表 示します。
Log Details
QlikView Server(QVS)のログ明細を表示します
Complexity
アプリケーションの複雑性に関する情報を表示します。
Objects
QlikViewアプリケーションに含まれるオブジェクト の
情報を表示します。
Lineage
データの来歴情報を表示します。
QlikView Governance Dashboardでは以下の画面が提供されています。
73
QV Document
Analyzer
Document Analyzer
• QlikViewのドキュメントファイルについてデータテーブル数、ユニークレコード数、数式、変
数の内容などの詳細情報を表示するツールです。
https://qlikviewcookbook.com/recipes/download-info/document-analyzer/
設定
• Document Analyzerを開きMainシートに移動。Step1の入力ボックスに分析を行うQVWのパスを記述。
• Optional Analysis Titleの名称をBaselineにする
• Extract Metadataのボタンが表示されるのでクリックする
• Reloadボタンが表示されたらクリックしリロードを実行
②
③
①
④
設定
• Fieldsシートに移動し、下部のDrop Fields Statementにある
クリップボードにコピーボタンをクリック
• 分析対象のQVWを開き、ロードスクリプトの編集画面に移動し、
コピーしたスクリプトを追加しリロードを実行しQVWのサイズを確認
77
QlikView Optimizer
QlikView Optimizer
• QlikView DeskTop上でチャートの表示時間や使用メモリ量を確認するためのツールになります。
https://community.qlik.com/t5/Japan/QlikView-
Optimizer%E3%81%AE%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B/td-p/1491961
主なチェック内容
• 数式内にIf文の条件が多く含まれていないか
- 複雑なIf文はグラフを表示するたびに計算を実行するため、メモリキャッシュが使用されないことがあります。
• 数式でキー項目を使用していないか
- キー項目(日付など)の集計は算出するのに複数のテーブルをまたがるためパフォーマンスが落ちます。
また、正確な結果が算出されない可能性があります。
• データアイランドの軸を使用していないか
- データアイランドの軸を使用している場合、対象データを全件検索して集計するためパフォーマンスが落ちます。
データアイランドを使用しないでグラフなどが作成できないか確認します。
QlikView開発におけるベストプラクティスガイドライン
• QlikViewを開発するにあたり考慮すべき内容に関して記載されている
ガイドラインになります。
• 資料リンク
84
その他の情報共有
オンラインでの技術情報提供
Qlik Japanプリセールスチームではオンラインの技術情報提供を推進していま
す。
セミナー トレーニング
LT形式のTips共有 技術イベント
86
This document and Qlik‘s strategy and possible future developments are subject to change and may be changed by Qlik at any time for any
reason without notice. This document is provided without a warranty of any kind. The document may not be copied, distributed, or otherwise
shared with any third party.
April 2021
Qlik Tech Fes
Qlikの実践的な技術情報や最新製品情報を、1日に凝縮して一気お届けします!また、
ユーザーやパートナーなど様々な方にも発信していただく情報共有の場とします。データ活用
に役立つナレッジをまとめて手にすることができるイベントです。
6月15日(火)10:00 ~ 17:00
✓ Qlik Sense アプリ開発テクニック
✓ 製品最新情報
✓ 製品ロードマップ
✓ 業務アプリデモ など
https://techplay.jp/community/qlik
87
June 2020
過去イベント動画・資料
Qlik Japan公式ブログ:
https://www.qlikspace.net/
日本語アプリサイト Qlik Showcase
100以上のサンプルアプリを実際に操作できます。
サイト:https://qtjsc.ap.qlikcloud.com
使い方:Qlik Showcase(日本語版デモアプリサイト)のご利用について
一部のアプリはこちらからダウンロードできます。
日本語アプリ一覧
コミュニティ日本語グループでも質問可能です!
Qlik Community Japan
製品・技術Q&A、製品関連資料
https://community.qlik.com/t5/Japan/gh-p/japan-
group
TECHTALK 20210601 パフォーマンスを向上させるQlikアプリの最適化手法

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【Qlik 医療データ活用勉強会】第50回 日本医療マネジメント学会参加報告、DPCデータの活用等
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20250729_TechTalk_QlikTalendCloud_データ品質とデータガバナンス
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20250722_TECH TALK 事例発表 Qlikを活用したSAPデータ活用の事例紹介
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20250722_TECH TALK 事例発表 データ活用で未来を拓く!AI/機械学習が導くビジネス変革事例
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Powering Performance: メルセデス・ベンツにおけるDatabricksとQlikのリアルなユースケース
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Qlik Cloud Analytics HTMLによるレポートテンプレートの作成方法
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Snowflakeでキーペア認証を行う ~ Talend Studio, Qlik Cloud, Qlik Replicate ~
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Qlikデータ統合・品質関連機能を完全おさらい! Qlik Talend Cloudの概要紹介
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Qlik TECH TALK セミナー:What's New In Qlik ~ 2025年6月リリース最新機能のご紹介 ~
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Qlik Cloud Analyticsの機能を全部知ってますか? Qlik Cloud Analyticsの機能概要紹介
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Qlik TECH TALK セミナー:What's New In Qlik ~ 2025年5月リリース最新機能のご紹介
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【Qlik 医療データ活用勉強会】DPC機能評価係数Ⅱ(2025年度)の内訳データの分析
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Qlik TECH TALK セミナー:Qlik Talend CloudのDatabricksデータ連携ベストプラクティス
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【無料ハンズオンセミナー】 20250513_Qlik Talend Cloud と Snowflake による最新のデータ統合と変換の実践.pptx
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Qlik TECH TALK セミナー:What's New In Qlik ~ 2025年4月リリース最新機能のご紹介 ~
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【Qlik 医療データ活用勉強会】令和5年度DPC「退院患者調査」データの活用(過年度と比較した二次医療圏の変化)
20250819 Qlik Tips AI assistants (SQLアシスタントとデータモデルリレーションシップ)
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TECHTALK 20210601 パフォーマンスを向上させるQlikアプリの最適化手法