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「リレーションシップ駆動要件分析」は網羅的に整合性を保ちながら、システマティックに要件を定義する方法です。   Relationship driven requirement analysis   ⇒  RDRA
要件定義には何を定義すればいいのか もの サービス 機能 データ 機能 機能 利害関係者 ユーザ 外部システム 業務 RDRA では「要件定義の対象をシステムとシステムを取り巻く環境」と考える システム 要件 定義書 システム システムを 取り巻く環境
要件定義では何が定義されないといけないのか もの サービス 機能 データ 機能 機能 利害関係者 ユーザ 外部システム 業務 その機能が使用するデータは? システムに必要な機能は? その時の入出力情報は? システムとの接点は? どのような外部システムと関わるのか? どのような人に使われるのか? このシステムの目的(価値)は? システム
要件定義の構造を定義する システム外部環境 外部システム 機能 データ 機能 機能 機能 データ 機能 システム価値 システム外部環境 システム境界 システム 要件定義の構造 もの サービス システム価値 もの サービス 利害関係者 ユーザ システム 利害関係者 ユーザ 外部システム システム システム境界
システムの要件を得るためには システムの要件をまとめるとは ... システム境界を明確にする必要がある システムの外部環境を把握する必要がある 対象業務の関係者と関係する外部システムを洗い出す システムに必要な機能とデータを定義する   その外部環境がもつ価値や役割を定義する システム 外部環境 もの サービス 利害関係者 ユーザ 外部システム 機能 データ 機能 システム価値 システム システム境界 要求 価値
システマティックに要件をまとめるために システム外部環境 もの サービス 利害関係者 ユーザ 外部システム 機能 データ 機能 要件をシステマティックにまとめるためには、システム価値から、システム外部環境を定め、そこからシステム境界を明らかにし、それを実現する機能とデータを明確にする システム価値 システム外部環境 システム境界 システム システム価値 システム システム境界
要件定義に整合性を持たせるためには 利害関係者、ユーザの要望、要求やもの、サービスなどの価値 システムの機能とデータ システム価値 システム外部環境 もの サービス 利害関係者 ユーザ 外部システム システム システム境界 機能 データ 機能 要望 要求 価値 目的 整合性を維持してつなげる
整合のとれた要件のつながり1 システム外部環境 もの サービス 利害関係者 ユーザ 外部システム 機能 データ 機能 システムの価値を決めるためには ... 対象業務の関係者と外部システムを把握する。そして関係者の要望、要求からシステムの価値を明らかにする システムが使われる外部環境を明らかにするためには ... 上記関係者が関与する業務もしくは利用シーンを明らかにする システムが関わる部分を明らかにするためには ... 業務もしくは利用シーンでシステムが関わるところにユースケースをおき、そこに結びつくユーザインターフェース(画面、帳表)を明らかにする 外部システムに結びつくイベントを明らかにし、同時にイベント間のルールを明確にする システム価値 システム システム境界 要求 価値
整合のとれた要件のつながり2 システム外部環境 もの サービス 利害関係者 ユーザ 外部システム 機能 データ 機能 機能とデータを CRUD 表現で関係を洗い出す システムの機能とデータは ... ユースケースを実現する機能とデータを洗い出す イベントに対応するアクションを洗い出しそれを機能とする。 同時にそこで扱うデータも洗い出す 機能とデータの整合性は 要件を整合的にまとめるためには、システム価値から、システムまでを各情報をつなげながら定義します システム価値 システム システム境界 要求 価値

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What is RDRA

Editor's Notes

  • #2: リレーションシップ駆動要件分析は網羅的に整合性を保ちながら、システマティックに要件を分析する手法です 以下この手法のことを RDRA と呼びます。 これは Relationship driven requirement analysis から来ています