SlideShare a Scribd company logo
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
DevとCustomersの協業を目指す
サステイナブルSIの進め方
鈴木雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社
執行役員
ビジネスソリューション事業本部長
B3
#natsusumiB3
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
提供
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アジェンダ
• DevOpsと最近のトレンド
• アジリティを支えるツール群
• エンタープライズでのアジリティ
• まとめ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
自己紹介
• 鈴木雄介
– グロースエクスパートナーズ株式会社
– 日本Javaユーザーグループ 会長
– 日本Springユーザーグループ 幹事
– id:arclamp / tw:yusuke_arclamp
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
自己紹介
• グロースエクスパートナーズ株式会社
– 社員数:92名
– 主戦場:SI(ほとんどプライム)
– 顧客:医療機器、百貨店、住設機器など
– 技術:Java、.Netなど
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
DevOpsと最近のトレンド
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
DevOps
“DevOpsは、つねに新機能や機能改善といったシ
ステムの追加更新をミッションとする開発と、安
定運用をミッションとするためにシステムの変更
を嫌う運用という、表面的にはお互いに相反する
ミッションを持つそれぞれの部門が、ビジネス
ゴールの達成という本質的に共有し共通する目標
に向かって協力し合うムーブメントのことを指し
ます。”
PublicKey :DevOpsをエンタープライズへ導入する際のハードルについて。SIerはDevOpsできるのか?
ビジネスゴールはどう設定するのか?
http://www.publickey1.jp/blog/13/devopssierdevops.html
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
DevOps
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Agile-vs-iterative-flow.jpg
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
DevOps
• 背景の理解
– 開発:アジャイル開発による効率化
• CI/CD(自動化と継続的リリース)
• ALM
– 運用:プログラミング可能なインフラ
• Infrastructure as Code
• クラウド(仮想化)
• 開発と運用の一体化による、ITサービス
提供の俊敏化
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アイデア
構築する
製品
計測する
データ
学ぶ
リーンスタートアップ
• 企画:指標化と評価の高速化
– 開発と運用の高速化により、指標化と評価の
ループの高速化が可能に
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
IT系トレンド概要
アジャイル開発
CI/CD
ALM
Infrastructure as Code
クラウド(仮想化)
リーンスタートアップ
UX/UCD
運用
開発
企画
グロース
ハッカー
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
まとめ
• ITサービス提供について、様々な側面で
アジリティが高まっている
– 企画:指標化と評価の高速化
– 開発:アジャイル開発による効率化
– 運用:プログラミング可能なインフラ
• DevOpsも、1つのムーブメント
– 具体的なプラクティスは様々
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アジリティを支えるツール群
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
代表的なツール群
• BTS(Bug Tracking System)
– 課題管理
– Redmine,Trac,JIRA*
• VCS(Version Control System)
– バージョン管理
– CVS,SVN,Git,Stash *
• CI(Continuous Integration)
– 継続的統合
– Jenkins,Bamboo *
• Wiki(ウィキ)
– Redmine,Confluence *
• CM(Configuration Management)
– 構成管理
– Chef,Puppet
*:アトラシアン製品
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
ツールの導入目的
• フィードバックの管理と共有
– 立場の違うメンバー同士が互いにフィード
バックを求め、その結果をバックログとして
管理する
– 管理されている情報が共有化され、ステータ
スが明示化されている
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
例
• あるソフトウェアが開発され、v1からv2
へとアップデートされようとしている
• それぞれのバージョンに含まれる課題、
ソースコード、モジュール、そしてデプ
ロイ先の実行環境がきちんと管理されて
いるか
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
例
課題 ソースコード モジュール 実行環境
v1 済
☑タスクA
☑タスクB
v2 未
☑タスクC
□タスクD
残
□タスクE
□タスクF
□タスクG
□タスクH
v1
v2.b2
v1
v2.
b1
v2.
b2
☑タスクA
☑タスクB
☑タスクC
本番
受入T
開発
検証
v2.b1
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
ツールの導入目的
• かつ、それらの情報が関連づけられてい
ることが望ましい
• そこで、
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アトラシアン
• アトラシアン社
– オーストラリアの開発ツールベンダー
• JIRA:BTS …スクラム専用プラグインGreenHopper
• Confluence:Wiki
• Stash/bitbucket:git
• SourceTree:Win/Macのgitクライアント(フリー)
• Bamboo:CI
• HipChat:チャット
– グローバルではMS、IBMに次ぐ第三の開発ツー
ルベンダーとして広く認知
• 2013/6/13 アトラシアン株式会社ローンチ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アトラシアンの顧客
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
例(アトラシアンなら)
課題 ソースコード モジュール 実行環境
v1 済
☑タスクA
☑タスクB
v2 未
☑タスクC
□タスクD
残
□タスクE
□タスクF
□タスクG
□タスクH
v1
v2.b2
v1
v2.
b1
v2.
b2
☑タスクA
☑タスクB
☑タスクC
本番
受入T
開発
検証
v2.b1
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
Bamboo 5
• 新機能:デプロイプロジェクト
– Ops側から見た管理機能が充実
ビルドパイプライン v1
デプロイプロジェクト
<課題のリンク>
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
JIRA
バ ー ジ ョ ン 一 覧
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
JIRA
バ ー ジ ョ ン サ マ リ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
Bamboo
デ プ ロ イ プ ロ ジ ェ ク ト - リ リ ー ス 一 覧
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
Bamboo
デ プ ロ イ プ ロ ジ ェ ク ト - リ リ ー ス サ マ リ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アトラシアン製品の特徴
• シンプルで使いやすい画面
– 非ITの方にも最適
• マルチプロジェクトでの権限の管理
– スキーム、ワークフロー
• 柔軟なカスタマイズ
– カスタムフィールド
• アトラシアン製品間の統合と連携が簡単
– 情報のリンクや権限の一元管理
– もちろん他社製品とも連携可能
• Office製品との連携
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
アトラシアン製品が適する場合
• すでにBTSやWikiを使っているけど、
– 複数のプロジェクトを統合して管理したい
– 管理コストを下げたい
– 内部統制やISMS対応の権限管理をやりたい
– 非ITメンバーにも使わせたい
• あるいは初めてでも、
– 簡単に使えてサポートが欲しい
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
ご相談は
• http://www.gxp.co.jp/atlassian/
– 例:25ユーザーで¥532,000
• JIRA:¥168,000
• Stash:¥252,000
• Bamboo:¥112,000
– 例:100ユーザーで¥1,708,000
• JIRA:¥560,000
• Stash:¥840,000
• Bamboo:¥308,000
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
エンタープライズはどうなんだ?
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
エンタープライズのアジリティ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
エンタープライズ業界
• 我々の顧客
– 社会の中で継続的に求められる事業
– ITだけで完結しない業務の実行
• 金融は最もITだけで完結する業種
• これらの事業/業務へのITサービス提供
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
エンジニアの配置
IPA「グローバル化を支えるIT人材確保・育成施策に関する調査」調査結果
米国は1:3
日本は3:1
ITサービス企業とユーザー企業の技術者数
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
SIerの役割
• ユーザー企業の外側にエンジニアが多い
なら受託は必然(請負or委任)
• エンタープライズ業界にとって中期的に
SIerの役割は重要
• この状況でアジリティを高められるか?
顧客 SIer
委託
受託
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
企画
開発
運用
エンプラでのアジリティ
• エンタープライズで
アジリティの向上は
難しい
• 顧客をフィードバッ
クループに巻き込む
ことが鍵
– エンジニアだけで盛り
上がってもダメ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
DevとCustomers
• 顧客をフィードバックに参加させるには
– 僕らはITのプロ。彼らは業務のプロ
– 双方が学び合う姿勢を持つ
• 1つの方法としてツールを通じた情報共有
は有効
• その結果、”継続的な関係”を築く
– これがサステイナブルなSI
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
取り組み(1)
• コミュニケーションツールとしてのJIRA
– オンラインでのQA管理
– デプロイモジュールと課題の紐付け
• 良かったこと
– 課題の抜け漏れがなくなる
– 課題を積むと、つぶしたくなる
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
取り組み(2)
• リンスタを利用したワークショップ
– 既存製品の棚卸し、新製品の企画を一緒に考
える
– 「指標と評価」を作り、視覚的に見えるツー
ルを提供する
• 良かったこと
– 彼らは振り返りを、僕らは学びを
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
取り組み(3)
• 受入環境へのCI
– ボタン1つですぐにリリース
– BTSとリンクした課題リスト
• 良かったこと
– 顧客にとっては別に。僕らは楽。
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
取り組み(4)
• タイムボックス型の継続的リリース
– まずは3ヶ月から
– バックログの作成、タイムボックス内での優
先順位付け
• 良かったこと
– <まだまだ、これから>
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
組織パターン(ステマ)
• 4.2.6 顧客たちを巻き込め
– 開発者は、顧客とコミュニケーションする機
会(と手段)を手に入れなければならない。
顧客と親しくなって信頼関係を築き、自由に
コミュニケーションできるようにしなければ
ならない
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
まとめ
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
まとめ1/2
• DevOpsもリンスタも来てる
– ITサービス全般に関わるアジリティの向上
• それらを支えるツールも選択肢は多い
– 今後は製品間のリンクが大きなテーマ
– アトラシアンも試してね
Summit
Developers
Developers Summit 2013 Summer
まとめ2/2
• エンタープライズでSIerは重要
• まだアジリティは実現できていない
• 顧客をフィードバックに巻き込もう
– 継続的な関係を築くために
– アジリティを実現するために
• そのためにツールを使おう!
– 顧客と自由なコミュニケーションを

More Related Content

PDF
雲の上の継続的デリバリー - Cloudforce Japan 2012
PDF
Atlassian Summit 2015でのDevOps関連の取り組みについて
PDF
マネジメントにおいて知っておくべき、ツールを活用したアジャイル開発の実践事例
PDF
ユーザー企業における標準化のあり方 : QCon Tokyo 2010
PDF
デブサミ関西2012[A-2]エンタープライズ開発におけるコラボレーション - JIRAによる顧客と開発チームのつなぎ方
PDF
エンタープライズにおける開発ツールの導入と活用推進
雲の上の継続的デリバリー - Cloudforce Japan 2012
Atlassian Summit 2015でのDevOps関連の取り組みについて
マネジメントにおいて知っておくべき、ツールを活用したアジャイル開発の実践事例
ユーザー企業における標準化のあり方 : QCon Tokyo 2010
デブサミ関西2012[A-2]エンタープライズ開発におけるコラボレーション - JIRAによる顧客と開発チームのつなぎ方
エンタープライズにおける開発ツールの導入と活用推進

What's hot (20)

PDF
[デブサミ関西2013]チケット駆動で プロジェクトチームを加速せよ
PDF
ソフトウェア品質向上の 変 2015江戸~今、改革のとき~ 20150204
PDF
Agile Japan 2010 「変化を受け入れるアジャイルなプロジェクトマネジメントと現場 <ツール・環境篇>」
PDF
夏サミ 2012 [B-2]エンタープライズ開発におけるコラボレーション - JIRAによる顧客と開発チームのつなぎ方
PDF
Confluence/Jira パフォーマンスチューニングポイント
PDF
JIRA Agileを活用したアジャイル開発実践事例 #AUGJ
PDF
プロジェクト管理における課題管理ツール運用の”勘所”
PDF
「JIRA」「JIRA Agile」デモによる活用紹介
PDF
チケット駆動で プロジェクトチームを加速せよ! (2014年5月14日/ソフトウェア開発環境展)
PDF
夏サミ 2013 A2 セッション資料 #natsumiA2
PDF
夏サミ2013【A1】基礎からわかるDevOps
PPTX
Salesforce R&DとソーシャルとEngineer Happiness
PDF
でぶさみ夏2013 キーノート オレンジレンジャーの資料
PDF
6製品1サービスの開発にPortfolio for JIRAを使ってみた
PPTX
Future Tech Night Agile勉強会 20210709
PDF
ユーザー事例紹介:ソフトウェア開発でのJIRA活用実践!
[デブサミ関西2013]チケット駆動で プロジェクトチームを加速せよ
ソフトウェア品質向上の 変 2015江戸~今、改革のとき~ 20150204
Agile Japan 2010 「変化を受け入れるアジャイルなプロジェクトマネジメントと現場 <ツール・環境篇>」
夏サミ 2012 [B-2]エンタープライズ開発におけるコラボレーション - JIRAによる顧客と開発チームのつなぎ方
Confluence/Jira パフォーマンスチューニングポイント
JIRA Agileを活用したアジャイル開発実践事例 #AUGJ
プロジェクト管理における課題管理ツール運用の”勘所”
「JIRA」「JIRA Agile」デモによる活用紹介
チケット駆動で プロジェクトチームを加速せよ! (2014年5月14日/ソフトウェア開発環境展)
夏サミ 2013 A2 セッション資料 #natsumiA2
夏サミ2013【A1】基礎からわかるDevOps
Salesforce R&DとソーシャルとEngineer Happiness
でぶさみ夏2013 キーノート オレンジレンジャーの資料
6製品1サービスの開発にPortfolio for JIRAを使ってみた
Future Tech Night Agile勉強会 20210709
ユーザー事例紹介:ソフトウェア開発でのJIRA活用実践!
Ad

Similar to Devsumi summer 2013_b2_share (20)

PPTX
GitLab好きのAzureユーザーに朗報!あなたのAzure OpenAIをつかって、GitLabでAIを使う方法とメリットをご紹介.pptx
PDF
夏サミ2013 Hadoopを使わない独自の分散処理環境の構築とその運用
PDF
Kansumi2013 tamagawa
PDF
デブサミ2013【14-E-2】パフォーマンス・チューニングに革命をもたらす最新テクノロジー - トランザクショントレース
PDF
アジャイル実践における開発環境の変化〜要求の捉え方、プロジェクト運営、ツール支援
PDF
Developer's Summit 夏 EnterpriseTED 資料
PDF
【15-e-7】Kinectから始まったスタートアップ #devsumi
PDF
「納品のない受託開発」にみるソフトウェア受託開発の未来
PDF
UrbanCodeを使用したBluemixとオンプレミスの統合デプロイ
PDF
市場動向並びに弊社製品の今後の展望について
PPTX
PwC - Strategic Sustainability & Innovation Forum - Microsoft の Sustainabilit...
PDF
今なぜサーバーレスなのか
PDF
OpenWhisk Serverless への期待
PPTX
市場動向並びに弊社製品の今後の展望について
PDF
Cloud Native and Agile Approach
PDF
JPC2018[H4]マイクロソフトの Azure オープン ソース戦略とパートナー エコシステム
PDF
先進的なアプリの短期開発を実現する 「IBM Bluemix Garage Method」と 「Open Toolchains」
PDF
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
PDF
Event Report - Microsoft Ignite2017
PPTX
Spring Fest 2017 「エンタープライズで利用するSpring Boot」#jsug #sf_h1
GitLab好きのAzureユーザーに朗報!あなたのAzure OpenAIをつかって、GitLabでAIを使う方法とメリットをご紹介.pptx
夏サミ2013 Hadoopを使わない独自の分散処理環境の構築とその運用
Kansumi2013 tamagawa
デブサミ2013【14-E-2】パフォーマンス・チューニングに革命をもたらす最新テクノロジー - トランザクショントレース
アジャイル実践における開発環境の変化〜要求の捉え方、プロジェクト運営、ツール支援
Developer's Summit 夏 EnterpriseTED 資料
【15-e-7】Kinectから始まったスタートアップ #devsumi
「納品のない受託開発」にみるソフトウェア受託開発の未来
UrbanCodeを使用したBluemixとオンプレミスの統合デプロイ
市場動向並びに弊社製品の今後の展望について
PwC - Strategic Sustainability & Innovation Forum - Microsoft の Sustainabilit...
今なぜサーバーレスなのか
OpenWhisk Serverless への期待
市場動向並びに弊社製品の今後の展望について
Cloud Native and Agile Approach
JPC2018[H4]マイクロソフトの Azure オープン ソース戦略とパートナー エコシステム
先進的なアプリの短期開発を実現する 「IBM Bluemix Garage Method」と 「Open Toolchains」
2013年08月 夏サミ2013-A5「DevOpsってどうなのよ?」
Event Report - Microsoft Ignite2017
Spring Fest 2017 「エンタープライズで利用するSpring Boot」#jsug #sf_h1
Ad

More from グロースエクスパートナーズ株式会社/Growth xPartners Incorporated. (10)

PDF
[XP祭り2020]組織にはびこるなんちゃってスクラムからの脱却を目指して
PDF
エンタープライズにおける開発ツールの導入と活用推進
PDF
「企業システムにおける意志決定とITサービス運営について」 ユーザ企業との協業によるエンタープライズ・アジャイルの支援 ~東京商工リサーチの事例~
PDF
【B-3】 創業122年の企業と顧客価値にコミットした開発を実現する試みと成果について
PDF
20140627 agile japan_embrace change for unchangeability
PDF
チケット駆動で加速する顧客と協業するプロジェクトマネジメント
PDF
サステイナブルなSIを実現する開発基盤のあり方/GxPセミナー
[XP祭り2020]組織にはびこるなんちゃってスクラムからの脱却を目指して
エンタープライズにおける開発ツールの導入と活用推進
「企業システムにおける意志決定とITサービス運営について」 ユーザ企業との協業によるエンタープライズ・アジャイルの支援 ~東京商工リサーチの事例~
【B-3】 創業122年の企業と顧客価値にコミットした開発を実現する試みと成果について
20140627 agile japan_embrace change for unchangeability
チケット駆動で加速する顧客と協業するプロジェクトマネジメント
サステイナブルなSIを実現する開発基盤のあり方/GxPセミナー

Devsumi summer 2013_b2_share

  • 1. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer DevとCustomersの協業を目指す サステイナブルSIの進め方 鈴木雄介 グロースエクスパートナーズ株式会社 執行役員 ビジネスソリューション事業本部長 B3 #natsusumiB3
  • 3. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アジェンダ • DevOpsと最近のトレンド • アジリティを支えるツール群 • エンタープライズでのアジリティ • まとめ
  • 4. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 自己紹介 • 鈴木雄介 – グロースエクスパートナーズ株式会社 – 日本Javaユーザーグループ 会長 – 日本Springユーザーグループ 幹事 – id:arclamp / tw:yusuke_arclamp
  • 5. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 自己紹介 • グロースエクスパートナーズ株式会社 – 社員数:92名 – 主戦場:SI(ほとんどプライム) – 顧客:医療機器、百貨店、住設機器など – 技術:Java、.Netなど
  • 6. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer DevOpsと最近のトレンド
  • 7. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer DevOps “DevOpsは、つねに新機能や機能改善といったシ ステムの追加更新をミッションとする開発と、安 定運用をミッションとするためにシステムの変更 を嫌う運用という、表面的にはお互いに相反する ミッションを持つそれぞれの部門が、ビジネス ゴールの達成という本質的に共有し共通する目標 に向かって協力し合うムーブメントのことを指し ます。” PublicKey :DevOpsをエンタープライズへ導入する際のハードルについて。SIerはDevOpsできるのか? ビジネスゴールはどう設定するのか? http://www.publickey1.jp/blog/13/devopssierdevops.html
  • 8. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer DevOps http://en.wikipedia.org/wiki/File:Agile-vs-iterative-flow.jpg
  • 9. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer DevOps • 背景の理解 – 開発:アジャイル開発による効率化 • CI/CD(自動化と継続的リリース) • ALM – 運用:プログラミング可能なインフラ • Infrastructure as Code • クラウド(仮想化) • 開発と運用の一体化による、ITサービス 提供の俊敏化
  • 10. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アイデア 構築する 製品 計測する データ 学ぶ リーンスタートアップ • 企画:指標化と評価の高速化 – 開発と運用の高速化により、指標化と評価の ループの高速化が可能に
  • 11. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer IT系トレンド概要 アジャイル開発 CI/CD ALM Infrastructure as Code クラウド(仮想化) リーンスタートアップ UX/UCD 運用 開発 企画 グロース ハッカー
  • 12. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer まとめ • ITサービス提供について、様々な側面で アジリティが高まっている – 企画:指標化と評価の高速化 – 開発:アジャイル開発による効率化 – 運用:プログラミング可能なインフラ • DevOpsも、1つのムーブメント – 具体的なプラクティスは様々
  • 13. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アジリティを支えるツール群
  • 14. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 代表的なツール群 • BTS(Bug Tracking System) – 課題管理 – Redmine,Trac,JIRA* • VCS(Version Control System) – バージョン管理 – CVS,SVN,Git,Stash * • CI(Continuous Integration) – 継続的統合 – Jenkins,Bamboo * • Wiki(ウィキ) – Redmine,Confluence * • CM(Configuration Management) – 構成管理 – Chef,Puppet *:アトラシアン製品
  • 15. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer ツールの導入目的 • フィードバックの管理と共有 – 立場の違うメンバー同士が互いにフィード バックを求め、その結果をバックログとして 管理する – 管理されている情報が共有化され、ステータ スが明示化されている
  • 16. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 例 • あるソフトウェアが開発され、v1からv2 へとアップデートされようとしている • それぞれのバージョンに含まれる課題、 ソースコード、モジュール、そしてデプ ロイ先の実行環境がきちんと管理されて いるか
  • 17. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 例 課題 ソースコード モジュール 実行環境 v1 済 ☑タスクA ☑タスクB v2 未 ☑タスクC □タスクD 残 □タスクE □タスクF □タスクG □タスクH v1 v2.b2 v1 v2. b1 v2. b2 ☑タスクA ☑タスクB ☑タスクC 本番 受入T 開発 検証 v2.b1
  • 18. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer ツールの導入目的 • かつ、それらの情報が関連づけられてい ることが望ましい • そこで、
  • 19. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アトラシアン • アトラシアン社 – オーストラリアの開発ツールベンダー • JIRA:BTS …スクラム専用プラグインGreenHopper • Confluence:Wiki • Stash/bitbucket:git • SourceTree:Win/Macのgitクライアント(フリー) • Bamboo:CI • HipChat:チャット – グローバルではMS、IBMに次ぐ第三の開発ツー ルベンダーとして広く認知 • 2013/6/13 アトラシアン株式会社ローンチ
  • 20. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アトラシアンの顧客
  • 21. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 例(アトラシアンなら) 課題 ソースコード モジュール 実行環境 v1 済 ☑タスクA ☑タスクB v2 未 ☑タスクC □タスクD 残 □タスクE □タスクF □タスクG □タスクH v1 v2.b2 v1 v2. b1 v2. b2 ☑タスクA ☑タスクB ☑タスクC 本番 受入T 開発 検証 v2.b1
  • 22. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer Bamboo 5 • 新機能:デプロイプロジェクト – Ops側から見た管理機能が充実 ビルドパイプライン v1 デプロイプロジェクト <課題のリンク>
  • 23. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer JIRA バ ー ジ ョ ン 一 覧
  • 24. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer JIRA バ ー ジ ョ ン サ マ リ
  • 25. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer Bamboo デ プ ロ イ プ ロ ジ ェ ク ト - リ リ ー ス 一 覧
  • 26. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer Bamboo デ プ ロ イ プ ロ ジ ェ ク ト - リ リ ー ス サ マ リ
  • 27. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アトラシアン製品の特徴 • シンプルで使いやすい画面 – 非ITの方にも最適 • マルチプロジェクトでの権限の管理 – スキーム、ワークフロー • 柔軟なカスタマイズ – カスタムフィールド • アトラシアン製品間の統合と連携が簡単 – 情報のリンクや権限の一元管理 – もちろん他社製品とも連携可能 • Office製品との連携
  • 28. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer アトラシアン製品が適する場合 • すでにBTSやWikiを使っているけど、 – 複数のプロジェクトを統合して管理したい – 管理コストを下げたい – 内部統制やISMS対応の権限管理をやりたい – 非ITメンバーにも使わせたい • あるいは初めてでも、 – 簡単に使えてサポートが欲しい
  • 29. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer ご相談は • http://www.gxp.co.jp/atlassian/ – 例:25ユーザーで¥532,000 • JIRA:¥168,000 • Stash:¥252,000 • Bamboo:¥112,000 – 例:100ユーザーで¥1,708,000 • JIRA:¥560,000 • Stash:¥840,000 • Bamboo:¥308,000
  • 30. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer エンタープライズはどうなんだ?
  • 31. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer エンタープライズのアジリティ
  • 32. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer エンタープライズ業界 • 我々の顧客 – 社会の中で継続的に求められる事業 – ITだけで完結しない業務の実行 • 金融は最もITだけで完結する業種 • これらの事業/業務へのITサービス提供
  • 33. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer エンジニアの配置 IPA「グローバル化を支えるIT人材確保・育成施策に関する調査」調査結果 米国は1:3 日本は3:1 ITサービス企業とユーザー企業の技術者数
  • 34. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer SIerの役割 • ユーザー企業の外側にエンジニアが多い なら受託は必然(請負or委任) • エンタープライズ業界にとって中期的に SIerの役割は重要 • この状況でアジリティを高められるか? 顧客 SIer 委託 受託
  • 35. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 企画 開発 運用 エンプラでのアジリティ • エンタープライズで アジリティの向上は 難しい • 顧客をフィードバッ クループに巻き込む ことが鍵 – エンジニアだけで盛り 上がってもダメ
  • 36. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer DevとCustomers • 顧客をフィードバックに参加させるには – 僕らはITのプロ。彼らは業務のプロ – 双方が学び合う姿勢を持つ • 1つの方法としてツールを通じた情報共有 は有効 • その結果、”継続的な関係”を築く – これがサステイナブルなSI
  • 37. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 取り組み(1) • コミュニケーションツールとしてのJIRA – オンラインでのQA管理 – デプロイモジュールと課題の紐付け • 良かったこと – 課題の抜け漏れがなくなる – 課題を積むと、つぶしたくなる
  • 38. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 取り組み(2) • リンスタを利用したワークショップ – 既存製品の棚卸し、新製品の企画を一緒に考 える – 「指標と評価」を作り、視覚的に見えるツー ルを提供する • 良かったこと – 彼らは振り返りを、僕らは学びを
  • 39. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 取り組み(3) • 受入環境へのCI – ボタン1つですぐにリリース – BTSとリンクした課題リスト • 良かったこと – 顧客にとっては別に。僕らは楽。
  • 40. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 取り組み(4) • タイムボックス型の継続的リリース – まずは3ヶ月から – バックログの作成、タイムボックス内での優 先順位付け • 良かったこと – <まだまだ、これから>
  • 41. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer 組織パターン(ステマ) • 4.2.6 顧客たちを巻き込め – 開発者は、顧客とコミュニケーションする機 会(と手段)を手に入れなければならない。 顧客と親しくなって信頼関係を築き、自由に コミュニケーションできるようにしなければ ならない
  • 43. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer まとめ1/2 • DevOpsもリンスタも来てる – ITサービス全般に関わるアジリティの向上 • それらを支えるツールも選択肢は多い – 今後は製品間のリンクが大きなテーマ – アトラシアンも試してね
  • 44. Summit Developers Developers Summit 2013 Summer まとめ2/2 • エンタープライズでSIerは重要 • まだアジリティは実現できていない • 顧客をフィードバックに巻き込もう – 継続的な関係を築くために – アジリティを実現するために • そのためにツールを使おう! – 顧客と自由なコミュニケーションを