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IoTASIA2016から見る
IoTビジネスに必要なこと
2016/4/12
IoTデザインセンター
金岡 亮
1Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
2Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
3Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
1.自己紹介
金岡 亮
• 今年1月にIoTデザイン
センターに配属
• 今までは米国スタートアップの
ビジネスモデルの分析など、
市場調査系の業務を担当
• 現在はIoTに関する調査業務、
某大手メーカー様案件対応など
を担当
• 趣味はDJ
• シンガポールのレコード屋
回れなくて残念でした…
4Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
5Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
IoT Asia2016は、2014年以来今年で3回目を
迎えるアジア最大級のIoTカンファレンス
2.IoT ASIA2016とは
• IoT ASIA2016は
シンガポールのSigapore EXPO
Convention & Exhibitionにて
2016年3月30日~31日の2日間に
わたり開催
• シンガポールを始めとしたアジア
各国の政府、産業、技術リーダー
により密接な連携を促し、公・民
ともにIoTを取り込む機会を創出
する重要な場として機能
6Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2.IoT ASIA2016とは
設立メンバー
主催者
7Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2.IoT ASIA2016とは
展示面積:3,500平米
総来場者数:2,500人(昨年)
規模
8Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2.IoT ASIA2016とは
出展社・スポンサー(抜粋)
9Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
10Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
IDC Asia PacificのCharles R. Anderson氏は
基調講演で2015年度のアジアの市場動向と2016
年度の予測を発表
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
11Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2019年にはアジアのIoT市場規模は5,080億ドルに
なると予測
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
• 2019年にはアジア圏のIoT市場
規模は5,080億ドルになると予測
(参考:IDCの他地域の予測)
• 世界のIoT市場規模は2019年には
1.3兆ドル程度と推測
→アジア市場は全世界の40%を担う
• 日本のIoT市場規模は2019年には
1,520億ドルになると予測される
→日本市場はアジア市場の30%近く
を占めている
12Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
予測の実現には「ステークホールダーの連携」
「ビジョンの共有」「ギャップのすり合わせ」が
必要
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
• アジアのIoT市場は極めて魅力的
に見えるが、予測の実現に重要な
要素が3つある
• 政府、企業、消費者といった
ステークホルダー同士が一緒
にプロジェクトを推進する
• 未来のビジョンを持つ
• 収支関連やビジネス運営に
関して、各ステークホルダー
が感じるギャップを埋める
13Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2015年度はIoTビジネスがより具体性を帯びた年
IoTビジネスを行う上での「ギャップ」も明らか
に
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
• 2015年度はIoTビジネスが単なる
流行から実ビジネスとして運営
する際での課題や気をつけるべき
ポイントが明らかになったと
される
• 具体的な内容については以下
スライドで紹介
14Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
2015年度、IoTビジネスではIT/OTの統合が
進む • アジアをベースにした多国籍企業
の40%が2018年までにIT
(Information Technology)と
OT(Operation Technology)の
統合が進むと回答
• 2020年のデバイス数で上位の
シンガポールやオーストラリアは
IT部門ではなくビジネス部門が
IoTの予算を持っていると回答
• ITとOTの統合により、IoT
ソリューションベンダーはIT/OT
のギャップを意識するべきとする
15Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2015年度、アジア地域のIoTの主なユースケース
は工業系
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
• アジアのIoT市場を動かす要因と
して
• 「生産性の向上」
• 「製品の質/スピード向上」
• 「プロセス自動化」
• 「コストカット」
• 「より早い/良い意思決定」
の5つの要素が挙がる
• アジア市場におけるIoTのユース
ケースの上位5位
1. 工業オペレーションの効率化
2. 異常検知
3. 製品資産管理
4. スマートグリッド
(電力効率化)
5. スマートビルディング
16Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
2015年度、IoTを進める企業のリスクになって
いたのが「”Me too”」「慣習に従うこと」
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
• 「”Me too!”」リスクとは
すでに流行っているデバイスと似
たようなものを作ろうとすると、
すぐにコモディティ化し、価値が
下がってしまうというリスク
• 中国には4,000超のデバイス
スタートアップがあるが、その
80%が2018年まで淘汰されると
予測
• ソリューションに関しても他社と
異なる価値を生み出さないとIoT
ビジネスは淘汰される
17Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
今後、アジアのIoT市場のトレンドとなりうるの
は「エッジ」「低帯域WAN」
3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
• 2019年までにAPeJで生み出され
るIoTデータのうちの35%が
エッジコンピューティングに
よって集められると予測
• また、スマートシティにおける
ビル監視やデジタルサイネージへ
の活用から低帯域WANが注目され
ていると紹介
18Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジア地域で言及されているリスクは
日本の市場に関しても当てはまる
• 日本でもIoTがある種バズワード的に流行した
結果、各事業者が類似のハード・ソフト・
サービスを大量に作っているように思える
• IoTビジネスでは、いかに流行に惑わされずに
独自の強み・価値を出せるかを意識するべき
所感①(1/2)
19Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
工業向けのIoT市場が発展
C向けのIoTビジネスは世界的に見ても発展途上
• 「工業オペレーションの効率化」「異常検知」
「製品資産管理」といった工業向けIoT
ビジネスが先行
• 一方2015年時点ではホームオートメーション
などのC向けビジネスは発展していない
• C向けは先行事例がないため、リスクは大きい
が今後のビジネス展開のチャンスもある
所感①(2/2)
20Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
21Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
IoT ASIA2016の会場のあるシンガポールは
国家的にICT活用を推進
4.シンガポールの取り組みと日本との違い
• シンガポールは国連の電子政府
ランキングの2014年版(United
Nations E-Government Survey
2014でも4位を占めるなど、ICT
活用を国家的に進めている、世界
有数の先進国
(参考)
• 日本は同ランキングで6位
http://4travel.jp/os_area_city-singapore.html
http://www.nttdata.com/jp/ja/insights/opinions/2015033002.html
22Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
シンガポールは「スマートネイション」戦略を推進
IoTビジネスの市民の参加を後押し
4.シンガポールの取り組みと日本との違い(参考)
• シンガポール政府は国策として
「スマートネイション」戦略を
掲げる
• 「スマートネイション」では
• 国民へのICT教育の普及
• 各事業者、公共サービスのAPI
公開
• 公共サービスの品質向上&
国民のIoTビジネス参加、
を推進することを柱とし、様々な
パイロット事業が行われている
例)政府の指示で雨水路にセンサーを取り
付け、センサーAPIを公開。実際に洪水
予測アプリを作る市民も
https://wirelesswire.jp/2015/05/30465/
https://iotnews.jp/archives/1706
23Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
テクノロジーの発展に耐える社会を作るため、
シンガポール政府は「文化」を重要視
4.シンガポールの取り組みと日本との違い
• シンガポール政府の「スマートネ
イション」戦略の責任者Dr.Vivian
Balakrishmanはテクノロジーが
発展すれば経済、さらに政治が
影響され、社会は大きく変動する
と述べた
• テクノロジーの発展に耐えうる
文化を作れば必ずテクノロジーを
使いこなすことが出来るとする
• シンガポールではスマート
ネイションを目指し、ICT教育
普及、産業振興、ブロードバンド
環境整備に注力
http://www.techtradeasia.info/2016/03/iot-is-clearly-coalescing-at-iot-asia.html
24Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
シンガポール政府は2年以内に自動運転ミニバス
の実証実験を行うと発表
4.シンガポールの取り組みと日本との違い(参考)
• Dr.Vivian BalakrishmanはMRT
(シンガポールの地下鉄駅)と
個人の家を結ぶオンデマンド通勤
バスサービスを自動運転を用いて
実現すると発表
http://www.techgoondu.com/2016/04/03/public-trials-self-driving-minibuses-expected-one-north-within-two-years/
25Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
国家としてICT/IoTを活用する、市民参加の
文化を作り出せるのは脅威
• シンガポールは若い世代のICT教育を重視し、
今後の市場の発展に投資しているように思える
• 現在、シンガポールのIoT市場は発展途上
(後述)のように思えるが、今後爆発的に成長
する可能性あり
• IoTソリューションベンダーとしては、アジア
に投資するのは手かもしれない
所感②(1/2)
26Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
日本でも産学官連携の取り組みはあるが、より
市民の「参加」に注目すべき
• 今後アジアのIoT市場が日本でもIoT推進
コンソーシアムのような取り組みがあるが、
シンガポールのような「市民全体の参加」を
促すようものは少ないと思われる
• 今後アジア市場で取り残されないためには
「市民の参加」を促すことも重要かもしれない
所感②(2/2)
27Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
28Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
エキシビジョンは主にシンガポール/台湾/
オランダの企業、一部スポンサーが出展
5.展示物から見る市場感
• IoT ASIA2016は80以上の出展者
による展示会がカンファレンスと
同時開催されている
• 出展者は主にシンガポール、台湾、
オランダの企業、一部スポンサー
だが、その他にもシンガポールと
経済的な交流を促進する
イスラエルの団体、メディア、
研究機関など幅広い
• 来場者は地元企業に限らず、世界
各国から来ている印象
29Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
シンガポールブースでは産業向けIoT機器&ソフト
ウェアが多数
5.展示物から見る市場感
• シンガポールブースは
全パビリオン中最大で、来場者も
集中していた
• 工場やビルなどのデータを監視、
管理できる産業向けIoTデバイス
メーカーが主な出展者
• コンシューマー向けのホーム
オートメーションデバイスの展示
も一部にあったが、実験段階で
販売はしていないそう
30Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
5.展示物から見る市場感
展示物抜粋
工場向けセンサー(Libellium) スマートメーター&デバイス(TMAS)
プラント向けセンサー(gridcom) 家庭向けデバイス(@newtech)
31Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
5.展示物から見る市場感
特筆すべき展示物
IoT Billing
H3Dynamics
• IoTデバイスのデータ管理、さらに財務
関係データの経理システム統合ができ
るソリューション
• ETCや関税システムにも対応
• 産業向けドローンソリューション
• ドローンから送られるデータを
クラウド統合
32Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
台湾ブースでは小売業向けデジタルサイネージな
ど、BtoCのIoTサービスを展示
5.展示物から見る市場感
• 台湾ブースは研究機関である
Institute for informationと通信
事業者、デバイスメーカーによる
共同出展
• 店舗向けデジタルサイネージや
家庭向けセンサーなど、
シンガポール出展と比べると
コンシューマー向けのサービスが
目立つ
• スマートキャンパスなど、大学
での実証実験についても展示が
あった
33Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
5.展示物から見る市場感
展示物抜粋
複数業者によるスマートリテール 通信事業者によるHAデバイス
学校におけるウェアラブル使用 ICT教育ソリューション
34Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
オランダブースではIoT用セキュリティシステム
の展示が中心
5.展示物から見る市場感
• オランダパビリオンでは、セキュ
リティソリューションベンダーや
調査会社、コンサルティング企業
が出展
• IoTビジネスを行う上で懸念事項
としてよく挙げられる
セキュリティ面への対応や
実ビジネスの展開の上でのコンサ
ルティングへの需要を見越した、
先行投資としての出展か
35Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
スポンサーブースにはIoTプラットフォーム
ベンダー、大手半導体メーカーが出展
5.展示物から見る市場感
• スポンサー企業による出展では
ヨーロッパ、アメリカの大手IoT
プラットフォームベンダー、通信
事業者、デバイス用組み込みコン
ピュータなどを扱う半導体メー
カーが出展
• こちらもオランダパビリオンと同
じく、成長しうるアジア市場への
展開を見据えた先行投資
と考えられる
36Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
工業向けセンサー、データ可視化ソフトウェア
がトレンド、ただしデータ活用については
あまり触れられず
• センサーで得たデータをクラウドに送り可視化
する、というソリューションが多かった
• クラウドに集めたデータを活用して新しい
ビジネスにスケールするといったIoTサービス
を展開する事業者は、アジアネイティブの出展
者にはほとんど見られない
• IoTビジネスの本質はデバイス売りではなく、
データの活用ではないか
所感③(1/2)
37Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
IoTデバイスのコモディティ化は工業向け
デバイスでも起きる
• IDC Asia PacificのCharles R. Anderson氏が
挙げていた”Me too”リスクは工業向けIoT
デバイスでも起きると推測
• シンガポールブースでは工業向けデータ可視化
センサー&ソフトウェアが見られたが、
コモディティ化&淘汰が起きる
• 工業向けIoTデバイスに関しても他社と異なる
価値を提供することが重要
所感③(2/2)
38Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
4. シンガポールの取り組みと日本との違い
5. 展示物から見る市場感
デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ
6. データ活用と機械学習
カンファレンスData Analytics Trackより
7. 総括
39Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
カンファレンスは5トラック
主にData Analytics Trackを聴講
6.カンファレンス抜粋
スマートシティ ウェアラブル
アプリデザイン 工業IoT
データ分析
• IoT ASIA2016のカンファレンス
は
• 「データ分析」
• 「アプリデザイン」
• 「工業IoT」
• 「スマートシティ」
• 「ウェアラブル」
の5つのトラックに分かれている
• ニフティとしては、IoTビジネス
を行うためにはデータ活用が必須
と考え、データ分析トラックを
中心に聴講
40Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
大手プラットフォームベンダーは続々と機械学習
を導入
6.カンファレンス抜粋
• IBMを筆頭にSoftserve、
Salesforceといった大手IoT
プラットフォームベンダーは人工
知能、機械学習を用いた機能を
搭載、農業やヘルスケアなど実
ビジネスでの事例も紹介
• ただし特に先進的な事例は
見られず、ポピュラーなユース
ケースの紹介に留まる
41Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
機械学習はIoT時代必須の技術になるのでは
• IoTデバイスによって膨大なデータをクラウド
に貯めることができるが、データの活用・分析
は困難
• ある程度自動でデータの相関、分類ができる
機械学習は、IoTビジネスをスケールさせる上
で必須の技術ではないか
所感④
42Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジェンダ
1. 自己紹介
2. IoT ASIA2016とは
3. APeJのIoT市場規模(IDCプレゼンより)
4. シンガポール政府の取り組み
5. 展示物から見る市場感
6. カンファレンス抜粋
(Data Analytics Track)
7. 総括
43Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
総括(1/4)
アジアのIoT市場で見られるユースケースと
日本のIoTビジネスのユースケースはほぼ同じ
「データ活用」の視点がある分、日本の方が
やや優位か
• 市場動向や展示を見るとIoTデザインセンター
の案件から見えてきた日本のIoT市場に類似
• 工業用のデータ可視化ツールにニーズ有
• ただし日本のIoTビジネスの方が集めたデータ
を使ってビジネスをスケールさせるという視点
があるように思え、若干優位か
44Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
アジアのIoT市場は発展途上
しかし今後爆発的に成長する可能性あり
• 工業向けIoTデバイスベンダーは数多くあるが、
それぞれ差別化要素を見つけられておらず、
発展途上のように思える
• しかし台湾やシンガポールは国策としてICT
活用を推進。IoT市場も今後急速に成長する
可能性あり
• 欧州やアメリカの企業もアジアのIoTビジネス
に注目している
総括(2/4)
45Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
「IoT」から「IoS(Internet of Service)」
さらに「Interconnectivity of Service」へ
総括(3/4)
• パネルディスカッション”Getting
to deployment – Overcoming
the Grand Challenge”の中で、
「次のIoTトレンドは?」という
議題に対して、Siemens
Singaporeのディレクター、
Jorey Guzman氏は「スマート
シティ、データ運用などの用語は
構成要素のひとつに過ぎない。
必要なのはInternet of Service、
さらにはInterconnectivity of
Service
(サービスの相互接続性)だ」と
述べる
46Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
日本もアジアもIoT市場の発展において
「サービス」としての視点が重要
• 今後IoTがバズワードで終わらないためには
いかにユーザーの課題を解決する「サービス」
にするか、という視点が重要
• そのためにはデバイスをインターネットに
つなげるだけではなく、そこから取得した
データを活用し、ユーザーの行動を変化させる
フィードバックを行う/業務プロセス全体を
改善することが必要になると考えられる
総括(4/4)
47Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved
IoTからIoSへ、
単なるバズワードに留まらない、
ユーザーの課題を解決する実ビジネスを
一緒に作れたら幸いです!
最後に

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IoT ASIA 2016報告会

  • 1. 0Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved IoTASIA2016から見る IoTビジネスに必要なこと 2016/4/12 IoTデザインセンター 金岡 亮
  • 2. 1Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 3. 2Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 4. 3Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 1.自己紹介 金岡 亮 • 今年1月にIoTデザイン センターに配属 • 今までは米国スタートアップの ビジネスモデルの分析など、 市場調査系の業務を担当 • 現在はIoTに関する調査業務、 某大手メーカー様案件対応など を担当 • 趣味はDJ • シンガポールのレコード屋 回れなくて残念でした…
  • 5. 4Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 6. 5Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved IoT Asia2016は、2014年以来今年で3回目を 迎えるアジア最大級のIoTカンファレンス 2.IoT ASIA2016とは • IoT ASIA2016は シンガポールのSigapore EXPO Convention & Exhibitionにて 2016年3月30日~31日の2日間に わたり開催 • シンガポールを始めとしたアジア 各国の政府、産業、技術リーダー により密接な連携を促し、公・民 ともにIoTを取り込む機会を創出 する重要な場として機能
  • 7. 6Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2.IoT ASIA2016とは 設立メンバー 主催者
  • 8. 7Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2.IoT ASIA2016とは 展示面積:3,500平米 総来場者数:2,500人(昨年) 規模
  • 9. 8Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2.IoT ASIA2016とは 出展社・スポンサー(抜粋)
  • 10. 9Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 11. 10Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved IDC Asia PacificのCharles R. Anderson氏は 基調講演で2015年度のアジアの市場動向と2016 年度の予測を発表 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより)
  • 12. 11Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2019年にはアジアのIoT市場規模は5,080億ドルに なると予測 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) • 2019年にはアジア圏のIoT市場 規模は5,080億ドルになると予測 (参考:IDCの他地域の予測) • 世界のIoT市場規模は2019年には 1.3兆ドル程度と推測 →アジア市場は全世界の40%を担う • 日本のIoT市場規模は2019年には 1,520億ドルになると予測される →日本市場はアジア市場の30%近く を占めている
  • 13. 12Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 予測の実現には「ステークホールダーの連携」 「ビジョンの共有」「ギャップのすり合わせ」が 必要 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) • アジアのIoT市場は極めて魅力的 に見えるが、予測の実現に重要な 要素が3つある • 政府、企業、消費者といった ステークホルダー同士が一緒 にプロジェクトを推進する • 未来のビジョンを持つ • 収支関連やビジネス運営に 関して、各ステークホルダー が感じるギャップを埋める
  • 14. 13Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2015年度はIoTビジネスがより具体性を帯びた年 IoTビジネスを行う上での「ギャップ」も明らか に 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) • 2015年度はIoTビジネスが単なる 流行から実ビジネスとして運営 する際での課題や気をつけるべき ポイントが明らかになったと される • 具体的な内容については以下 スライドで紹介
  • 15. 14Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 2015年度、IoTビジネスではIT/OTの統合が 進む • アジアをベースにした多国籍企業 の40%が2018年までにIT (Information Technology)と OT(Operation Technology)の 統合が進むと回答 • 2020年のデバイス数で上位の シンガポールやオーストラリアは IT部門ではなくビジネス部門が IoTの予算を持っていると回答 • ITとOTの統合により、IoT ソリューションベンダーはIT/OT のギャップを意識するべきとする
  • 16. 15Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2015年度、アジア地域のIoTの主なユースケース は工業系 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) • アジアのIoT市場を動かす要因と して • 「生産性の向上」 • 「製品の質/スピード向上」 • 「プロセス自動化」 • 「コストカット」 • 「より早い/良い意思決定」 の5つの要素が挙がる • アジア市場におけるIoTのユース ケースの上位5位 1. 工業オペレーションの効率化 2. 異常検知 3. 製品資産管理 4. スマートグリッド (電力効率化) 5. スマートビルディング
  • 17. 16Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 2015年度、IoTを進める企業のリスクになって いたのが「”Me too”」「慣習に従うこと」 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) • 「”Me too!”」リスクとは すでに流行っているデバイスと似 たようなものを作ろうとすると、 すぐにコモディティ化し、価値が 下がってしまうというリスク • 中国には4,000超のデバイス スタートアップがあるが、その 80%が2018年まで淘汰されると 予測 • ソリューションに関しても他社と 異なる価値を生み出さないとIoT ビジネスは淘汰される
  • 18. 17Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 今後、アジアのIoT市場のトレンドとなりうるの は「エッジ」「低帯域WAN」 3.アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) • 2019年までにAPeJで生み出され るIoTデータのうちの35%が エッジコンピューティングに よって集められると予測 • また、スマートシティにおける ビル監視やデジタルサイネージへ の活用から低帯域WANが注目され ていると紹介
  • 19. 18Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジア地域で言及されているリスクは 日本の市場に関しても当てはまる • 日本でもIoTがある種バズワード的に流行した 結果、各事業者が類似のハード・ソフト・ サービスを大量に作っているように思える • IoTビジネスでは、いかに流行に惑わされずに 独自の強み・価値を出せるかを意識するべき 所感①(1/2)
  • 20. 19Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 工業向けのIoT市場が発展 C向けのIoTビジネスは世界的に見ても発展途上 • 「工業オペレーションの効率化」「異常検知」 「製品資産管理」といった工業向けIoT ビジネスが先行 • 一方2015年時点ではホームオートメーション などのC向けビジネスは発展していない • C向けは先行事例がないため、リスクは大きい が今後のビジネス展開のチャンスもある 所感①(2/2)
  • 21. 20Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 22. 21Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved IoT ASIA2016の会場のあるシンガポールは 国家的にICT活用を推進 4.シンガポールの取り組みと日本との違い • シンガポールは国連の電子政府 ランキングの2014年版(United Nations E-Government Survey 2014でも4位を占めるなど、ICT 活用を国家的に進めている、世界 有数の先進国 (参考) • 日本は同ランキングで6位 http://4travel.jp/os_area_city-singapore.html http://www.nttdata.com/jp/ja/insights/opinions/2015033002.html
  • 23. 22Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved シンガポールは「スマートネイション」戦略を推進 IoTビジネスの市民の参加を後押し 4.シンガポールの取り組みと日本との違い(参考) • シンガポール政府は国策として 「スマートネイション」戦略を 掲げる • 「スマートネイション」では • 国民へのICT教育の普及 • 各事業者、公共サービスのAPI 公開 • 公共サービスの品質向上& 国民のIoTビジネス参加、 を推進することを柱とし、様々な パイロット事業が行われている 例)政府の指示で雨水路にセンサーを取り 付け、センサーAPIを公開。実際に洪水 予測アプリを作る市民も https://wirelesswire.jp/2015/05/30465/ https://iotnews.jp/archives/1706
  • 24. 23Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved テクノロジーの発展に耐える社会を作るため、 シンガポール政府は「文化」を重要視 4.シンガポールの取り組みと日本との違い • シンガポール政府の「スマートネ イション」戦略の責任者Dr.Vivian Balakrishmanはテクノロジーが 発展すれば経済、さらに政治が 影響され、社会は大きく変動する と述べた • テクノロジーの発展に耐えうる 文化を作れば必ずテクノロジーを 使いこなすことが出来るとする • シンガポールではスマート ネイションを目指し、ICT教育 普及、産業振興、ブロードバンド 環境整備に注力 http://www.techtradeasia.info/2016/03/iot-is-clearly-coalescing-at-iot-asia.html
  • 25. 24Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved シンガポール政府は2年以内に自動運転ミニバス の実証実験を行うと発表 4.シンガポールの取り組みと日本との違い(参考) • Dr.Vivian BalakrishmanはMRT (シンガポールの地下鉄駅)と 個人の家を結ぶオンデマンド通勤 バスサービスを自動運転を用いて 実現すると発表 http://www.techgoondu.com/2016/04/03/public-trials-self-driving-minibuses-expected-one-north-within-two-years/
  • 26. 25Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 国家としてICT/IoTを活用する、市民参加の 文化を作り出せるのは脅威 • シンガポールは若い世代のICT教育を重視し、 今後の市場の発展に投資しているように思える • 現在、シンガポールのIoT市場は発展途上 (後述)のように思えるが、今後爆発的に成長 する可能性あり • IoTソリューションベンダーとしては、アジア に投資するのは手かもしれない 所感②(1/2)
  • 27. 26Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 日本でも産学官連携の取り組みはあるが、より 市民の「参加」に注目すべき • 今後アジアのIoT市場が日本でもIoT推進 コンソーシアムのような取り組みがあるが、 シンガポールのような「市民全体の参加」を 促すようものは少ないと思われる • 今後アジア市場で取り残されないためには 「市民の参加」を促すことも重要かもしれない 所感②(2/2)
  • 28. 27Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 29. 28Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved エキシビジョンは主にシンガポール/台湾/ オランダの企業、一部スポンサーが出展 5.展示物から見る市場感 • IoT ASIA2016は80以上の出展者 による展示会がカンファレンスと 同時開催されている • 出展者は主にシンガポール、台湾、 オランダの企業、一部スポンサー だが、その他にもシンガポールと 経済的な交流を促進する イスラエルの団体、メディア、 研究機関など幅広い • 来場者は地元企業に限らず、世界 各国から来ている印象
  • 30. 29Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved シンガポールブースでは産業向けIoT機器&ソフト ウェアが多数 5.展示物から見る市場感 • シンガポールブースは 全パビリオン中最大で、来場者も 集中していた • 工場やビルなどのデータを監視、 管理できる産業向けIoTデバイス メーカーが主な出展者 • コンシューマー向けのホーム オートメーションデバイスの展示 も一部にあったが、実験段階で 販売はしていないそう
  • 31. 30Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 5.展示物から見る市場感 展示物抜粋 工場向けセンサー(Libellium) スマートメーター&デバイス(TMAS) プラント向けセンサー(gridcom) 家庭向けデバイス(@newtech)
  • 32. 31Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 5.展示物から見る市場感 特筆すべき展示物 IoT Billing H3Dynamics • IoTデバイスのデータ管理、さらに財務 関係データの経理システム統合ができ るソリューション • ETCや関税システムにも対応 • 産業向けドローンソリューション • ドローンから送られるデータを クラウド統合
  • 33. 32Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 台湾ブースでは小売業向けデジタルサイネージな ど、BtoCのIoTサービスを展示 5.展示物から見る市場感 • 台湾ブースは研究機関である Institute for informationと通信 事業者、デバイスメーカーによる 共同出展 • 店舗向けデジタルサイネージや 家庭向けセンサーなど、 シンガポール出展と比べると コンシューマー向けのサービスが 目立つ • スマートキャンパスなど、大学 での実証実験についても展示が あった
  • 34. 33Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 5.展示物から見る市場感 展示物抜粋 複数業者によるスマートリテール 通信事業者によるHAデバイス 学校におけるウェアラブル使用 ICT教育ソリューション
  • 35. 34Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved オランダブースではIoT用セキュリティシステム の展示が中心 5.展示物から見る市場感 • オランダパビリオンでは、セキュ リティソリューションベンダーや 調査会社、コンサルティング企業 が出展 • IoTビジネスを行う上で懸念事項 としてよく挙げられる セキュリティ面への対応や 実ビジネスの展開の上でのコンサ ルティングへの需要を見越した、 先行投資としての出展か
  • 36. 35Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved スポンサーブースにはIoTプラットフォーム ベンダー、大手半導体メーカーが出展 5.展示物から見る市場感 • スポンサー企業による出展では ヨーロッパ、アメリカの大手IoT プラットフォームベンダー、通信 事業者、デバイス用組み込みコン ピュータなどを扱う半導体メー カーが出展 • こちらもオランダパビリオンと同 じく、成長しうるアジア市場への 展開を見据えた先行投資 と考えられる
  • 37. 36Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 工業向けセンサー、データ可視化ソフトウェア がトレンド、ただしデータ活用については あまり触れられず • センサーで得たデータをクラウドに送り可視化 する、というソリューションが多かった • クラウドに集めたデータを活用して新しい ビジネスにスケールするといったIoTサービス を展開する事業者は、アジアネイティブの出展 者にはほとんど見られない • IoTビジネスの本質はデバイス売りではなく、 データの活用ではないか 所感③(1/2)
  • 38. 37Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved IoTデバイスのコモディティ化は工業向け デバイスでも起きる • IDC Asia PacificのCharles R. Anderson氏が 挙げていた”Me too”リスクは工業向けIoT デバイスでも起きると推測 • シンガポールブースでは工業向けデータ可視化 センサー&ソフトウェアが見られたが、 コモディティ化&淘汰が起きる • 工業向けIoTデバイスに関しても他社と異なる 価値を提供することが重要 所感③(2/2)
  • 39. 38Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. アジアのIoT市場(IDCプレゼンより) 4. シンガポールの取り組みと日本との違い 5. 展示物から見る市場感 デバイスのコモディティ化とデータ活用の遅れ 6. データ活用と機械学習 カンファレンスData Analytics Trackより 7. 総括
  • 40. 39Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved カンファレンスは5トラック 主にData Analytics Trackを聴講 6.カンファレンス抜粋 スマートシティ ウェアラブル アプリデザイン 工業IoT データ分析 • IoT ASIA2016のカンファレンス は • 「データ分析」 • 「アプリデザイン」 • 「工業IoT」 • 「スマートシティ」 • 「ウェアラブル」 の5つのトラックに分かれている • ニフティとしては、IoTビジネス を行うためにはデータ活用が必須 と考え、データ分析トラックを 中心に聴講
  • 41. 40Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 大手プラットフォームベンダーは続々と機械学習 を導入 6.カンファレンス抜粋 • IBMを筆頭にSoftserve、 Salesforceといった大手IoT プラットフォームベンダーは人工 知能、機械学習を用いた機能を 搭載、農業やヘルスケアなど実 ビジネスでの事例も紹介 • ただし特に先進的な事例は 見られず、ポピュラーなユース ケースの紹介に留まる
  • 42. 41Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 機械学習はIoT時代必須の技術になるのでは • IoTデバイスによって膨大なデータをクラウド に貯めることができるが、データの活用・分析 は困難 • ある程度自動でデータの相関、分類ができる 機械学習は、IoTビジネスをスケールさせる上 で必須の技術ではないか 所感④
  • 43. 42Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジェンダ 1. 自己紹介 2. IoT ASIA2016とは 3. APeJのIoT市場規模(IDCプレゼンより) 4. シンガポール政府の取り組み 5. 展示物から見る市場感 6. カンファレンス抜粋 (Data Analytics Track) 7. 総括
  • 44. 43Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 総括(1/4) アジアのIoT市場で見られるユースケースと 日本のIoTビジネスのユースケースはほぼ同じ 「データ活用」の視点がある分、日本の方が やや優位か • 市場動向や展示を見るとIoTデザインセンター の案件から見えてきた日本のIoT市場に類似 • 工業用のデータ可視化ツールにニーズ有 • ただし日本のIoTビジネスの方が集めたデータ を使ってビジネスをスケールさせるという視点 があるように思え、若干優位か
  • 45. 44Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved アジアのIoT市場は発展途上 しかし今後爆発的に成長する可能性あり • 工業向けIoTデバイスベンダーは数多くあるが、 それぞれ差別化要素を見つけられておらず、 発展途上のように思える • しかし台湾やシンガポールは国策としてICT 活用を推進。IoT市場も今後急速に成長する 可能性あり • 欧州やアメリカの企業もアジアのIoTビジネス に注目している 総括(2/4)
  • 46. 45Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 「IoT」から「IoS(Internet of Service)」 さらに「Interconnectivity of Service」へ 総括(3/4) • パネルディスカッション”Getting to deployment – Overcoming the Grand Challenge”の中で、 「次のIoTトレンドは?」という 議題に対して、Siemens Singaporeのディレクター、 Jorey Guzman氏は「スマート シティ、データ運用などの用語は 構成要素のひとつに過ぎない。 必要なのはInternet of Service、 さらにはInterconnectivity of Service (サービスの相互接続性)だ」と 述べる
  • 47. 46Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved 日本もアジアもIoT市場の発展において 「サービス」としての視点が重要 • 今後IoTがバズワードで終わらないためには いかにユーザーの課題を解決する「サービス」 にするか、という視点が重要 • そのためにはデバイスをインターネットに つなげるだけではなく、そこから取得した データを活用し、ユーザーの行動を変化させる フィードバックを行う/業務プロセス全体を 改善することが必要になると考えられる 総括(4/4)
  • 48. 47Copyright @ NIFTY Corporation All Rights Reserved IoTからIoSへ、 単なるバズワードに留まらない、 ユーザーの課題を解決する実ビジネスを 一緒に作れたら幸いです! 最後に

Editor's Notes

  • #8: しゃべりは付記 ・SIAA:シンガポール産業自動化協会 ・SingEx:イベント開催会社 ・A*STARはデータサイエンティストを抱える大規模調査会社 ・日経BPはみなさまご存知の通り ・Hutcurb:SI ・Linkwise:M2M系SI、デバイスも展示 ・TCAM:工業用デバイス
  • #9: 削除可能性あり ・オフィシャルでない話のほうが大きい ・意外と小さいということを説明 ・日本の展示会は東京ビッグサイトの6分の1程度  s数万人規模
  • #13: ★日本は決して抜かれているわけではなさそう… 私見だが、製造業が成熟しすぎて新たなデバイス導入が難しいのではないでしょうか。 ビルや工場にいきなりスマートデバイスが入れられる
  • #14: 日本でも同じことが言えるのでないのでしょうか
  • #18: すぐ真似されてしまうかも プロダクトと戦うのは危険
  • #19: ・どちらも今後のデバイスの普及 私見ですが、どちらもスマートシティといった、増えるデバイスへの対応のためなのではないでしょうか エッジ: 低電力WAN 車や工業機械、監視カメラなどは帯域の消費量が大きいのが特徴です。それに対して低帯域ネットワークで雑貨、自動販売機などに利用されます。例えばSIMを搭載したスマートメーターでは約2割がネットワーク周りのコストに費やされているそうです。 いわゆるSIMですが、2015年においては年間12〜60ドルかかっています。これに対して低帯域WANにおいては年間1〜12ドルで済むようになるとのことです
  • #23: 先に取り上げられていたAPeJ市場の1つであるシンガポールではどのような取り組みが行われているかご紹介いたします。 日本のランキング
  • #24: スマートネイション戦略:シンガポールの国策 https://nangokushimbunnews.wordpress.com/2014/11/29/%E3%83%AA%E3%83%BC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E3%80%8C%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%80%8D%E6%A7%8B%E6%83%B3%E3%82%92%E5%85%AC%E8%A1%A8/ コンピュータの基本的なアルゴリズムを初期から教育して多くの国民がわかるようにし、安全なシンガポール国内で簡単に試せ、試験的にマーケティングができ る仕組みを作ることで、ビジネスチャンスが生まれて投資が集まり、いいものだけが市場で淘汰されて残っていく生態系が生まれることを目指していると発表
  • #25: スマートネイション戦略:シンガポールの国策 https://nangokushimbunnews.wordpress.com/2014/11/29/%E3%83%AA%E3%83%BC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E3%80%8C%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%80%8D%E6%A7%8B%E6%83%B3%E3%82%92%E5%85%AC%E8%A1%A8/
  • #27: 裏づけを付記。
  • #28: ・私見ですがクラウドやIoTプラットフォームの売り先としてアジア圏は非常に芽があるかもしれない ・地方自治体のICTの取り組み
  • #42: ・日本にはないチャンスを紹介しよう… ・知らない人に合わせる