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Qlik Talend Data Integration
Microsoft Fabric ターゲットの設定
Qlik Talend Cloud 勉強会 - #11
Qlik Japan
Principal Solution Architect
SHO NAKAJIMA
2024/11/26
Qlik Talend Cloud 勉強会 - #11:Qlik Talend Data Integration Microsoft Fabricターゲットの設定
3
• 認証方式
• Microsoft Fabric コネクタでは Azure のユーザープリンシパルとサービスプリンシパル( Microsoft Entra ID のアプリ)の何れかを利用できます。この
資料では、両者共通の設定と固有の設定をそれぞれ説明しています。
• データベース権限
• Microsoft Fabric コネクタ 設定で指定される Azure Active Directory ユーザー / サービス プリンシパルには、 Microsoft Fabric ワークスペースの共同
制作者 (Contributor) ロールが付与されている必要があります。
• 手順は後述
• ドライバーのセットアップ
• ドライバーは、 Data Movement gateway 経由でデータベースにアクセスする場合にのみ必要です。このような場合は、 Data Movement gateway マ
シンにドライバーをインストールする必要があります。
• driver のインストールは、ドライバー インストール ユーティリティを使用する ( 推奨 ) か、手動で実行できます。手動インストールは、ドライバー
インストール ユーティリティで問題が発生した場合にのみ実行するようにしてください。
• ポート : アウトバウンド通信用にポート 1433 を開きます。
前提条件
Azure Data Lake Storage の準
備
5
• Microsoft Fabric をターゲットとして使用する際に、予めクラウド ステージング エリア (Azure Data Lake Storage)
への接続を構成しておきます。
※ 既存のデータを登録する場合は必要ありません。
• Azure Data Lake Storage のターゲットエンドポイントの作成については、「 Qlik Talend Cloud勉強会 - #9
Microsoft Azure ADLSのターゲットエンドポイントとしての利用」の資料や動画を参考にしてください。
Azure Data Lake Storage の準備
6
Microsoft Fabric コネクターで使用す
る Authentication Method( 認証方
式 )
付与するロール 付与対象
ユーザープリンシパル 共同作成者( Contributor )※特権管理者ロール Fabric コネクターで使用するユーザー
所有者( Owner ) ※特権管理者ロール Fabric で使用するユーザー
閲覧者( Reader ) Power BI ( アプリ )
ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage
Blob Data Contributor )
Fabric コネクターで使用するユーザー
ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage
Blob Data Contributor )
ADLS コネクターで使用するアプリ
※ 前項の ADLS コネクター準備時に設定済
み
サービスプリンシパル 共同作成者( Contributor )※特権管理者ロール Fabric コネクターで使用するアプリ
所有者( Owner ) ※特権管理者ロール Fabric で使用するユーザー
閲覧者( Reader ) Power BI ( アプリ )
ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage
Blob Data Contributor )
Fabric コネクターで使用するアプリ
ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage
Blob Data Contributor )
ADLS コネクターで使用するアプリ
※ 前項の ADLS コネクター準備時に設定済
Azure Data Lake Storage の IAM 追加設定
ストレージアカウントの [ アクセス制御 (IAM)] から以下の権限を追加してください。
7
補足: IAM でロールを追加
ADLS コネクター作成時に、サービスプリンシパル(アプリ)に Storage Blob Data Contributor を追加した
際と同等の手順で実施してください。
追加したいロールを検索して選択
※ 一部のロールは特権管理者ロールタブにあります。
8
補足: IAM でロールを追加
続き
割当先のユーザーまたは
サービスプリンシパルを選択
[ レビューと割り当て ] を
数回選択して確定
Microsoft Fabric の準備
10
SAS token の取得
Azure ポータル上で、作成したストレージアカウン
トのコンテナーに対して SAS を生成し BLOB SAS
トークンをコピーしておきます。
Azure ポータル
使用する ADLS のストレージアカウント
使用するコンテナ上で
右クリック
11
Server 名の取得
Microsoft Fabric にアクセスし、事前に Warehouse を作成しておきます。
使用したい Warehouse のコンソールに移動し、 [ 設定 ( アイコン )] から [SQL 接続文字列 ] を確認しコピーしておきます。
12
Contributor( 共同作成者 ) ロールの付与
データ接続の認証に使用するユーザープリンシパルまたはサービスプリンシパル(アプリ)に対
して、使用するワークスペースで Fabric の共同作成者ロールを付与します。
使用するワークスペースで [ アクセスの管理 ] を選択します。
13
Contributor( 共同作成者 ) ロールの付与
アプリに [ 共同作成者 ] ロールを付与します。
リストから
共同作成者を選択
追加されたアプリ
14
ADLS ストレージアカウントとの連携
ADLS ストレージを使用する場合、ワークスペースで使用するストレージアカウントとの連携を設定します。
※ADLS アカウントの所有者 (Owner) 権限が必要です。
Microsoft Fabric のワークスペース
15
ADLS ストレージアカウントとの連携
続き
使用するストレージアカ
ウントを選択して保存
設定完了
16
• ドライバーは、 Data Movement gateway 経由でデータベースにアクセスする場合にのみ必要です。
• ドライバー のインストールは、ドライバー インストール ユーティリティを使用する ( 推奨 ) か、手動で実行できます。
手動インストールは、ドライバー インストール ユーティリティで問題が発生した場合にのみ実行するようにしてくだ
さい。
• ドライバーインストールは Helpサイトの「ドライバーのセットアップ」の手順を参照してください。
ドライバーのセットアップ
*Data Movement Gateway 利用時のみ
その他、考慮事項
18
次の操作はサポートされていないため、ターゲットには適用されません。
• テーブルの切り捨て( TRUNCATE table )
• 列名の変更( RENAME column )
• 列の追加 / ドロップ / 変更( ADD/DROP/ALTER column )
BLOB 列と BYTES 列はサポートされていません。ソース テーブルにこれらのデータ型の列が含まれている場合は、変換
を使用してそれらを STRING に変換するか、レプリケーションから除外することができます。
制限と考慮事項
19
データ型
次の表は、 Qlik Cloud の使用時に対応する
Microsoft Fabric データ型と、 Qlik Cloud データ型
からの初期設定のマッピングを示しています。
ネイティブ データ タイプの情報は保持され、デー
タセット ビューの [ ネイティブ データ タイプ ] 列
に表示されます。列が表示されない場合は、データ
セット ビューの列ピッカーを開いて、 [ ネイティブ
データ タイプ ] 列を選択する必要があります。
Data Movement Gateway データ
型
Microsoft Fabric データ型
BOOL BIT
BYTES 長さが 1 ~ 8000 の場合 :VARBINARY ( 長さのバイト数 )
長さが 8000 を超える場合 :VARBINARY (8000)
DATE DATE
TIME スケールが 0 ~ 6 の場合 : TIME ( スケール )
スケールが 6 を超える場合 : TIME (6)
DATETIME スケールが 0 ~ 6 の場合 : DATETIME2 ( スケール )
スケールが 6 を超える場合 : DATETIME2 (6)
INT1 SMALLINT
INT2 SMALLINT
INT4 INT
INT8 BIGINT
NUMERIC DECIMAL (p,s)
REAL4 FLOAT(24)
REAL8 FLOAT(53)
STRING 長さのバイト数が 1 ~ 8000 の場合 : VARCHAR ( 長さのバイト
数 )
長さのバイト数が 8000 を超える場合 : VARCHAR (8000)
UINT1 SMALLINT
UINT2 INT
UINT4 BIGINT
UINT8 DECIMAL (20,0)
WSTRING 長さのバイト数が 1 ~ 8000 の場合 : VARCHAR ( 長さのバイト
数 )
長さのバイト数が 8000 を超える場合 : VARCHAR (8000)
BLOB VARCHAR (8000)
Microsoft Fabric ターゲット
データ接続の作成
データ統合のハブに移動し、 [ 接続 ] タブから [ 接続の作成 ] を選択します。
データ接続の作成
21
22
接続を作成するスペースを選択し、コネクタ一覧から Microsoft Fabric を選択します。
データ接続の作成
23
• 以下の情報を入力します。
• データゲートウェイ
• ゲートウェイを使用する場合は、そのゲートウェイを指定し
てください。使用しない場合は None を指定してください。
• Qlik Talend Cloud Starter サブスクリプションではゲート
ウェイを使用できません。
• Server : Microsoft Fabric の SQL 接続文字列
• Authentication method: 試用する認証方式。 Service
Principal か User Principal を選択
• Service Principal を使用する場合:
• Client ID : Microsoft Entra 登録アプリのクライアント ID
• Client Secret : Microsoft Entra 登録アプリのクライアント
シークレット
• User Principal を使用する場合:
• User name :ユーザー名
• Password :パスワード
• Database name: Load databases で DB 一覧を取得する
か、または、 Enter database name manually にチェック
を入れて DB 名を直接入力
• SAS Token : Azure ポータルで取得した SAS Token を入
力
データ接続の作成
24
• [ 接続をテスト ] を選択します。
• 接続テストに成功したら、接続に任意の名前を付与し、 [ 追加 ] を選択します。
• これで Microsoft Fabric データ接続が作成されました。
データ接続の作成
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Qlik Talend Cloud 勉強会 - #11:Qlik Talend Data Integration Microsoft Fabricターゲットの設定

  • 1. Qlik Talend Data Integration Microsoft Fabric ターゲットの設定 Qlik Talend Cloud 勉強会 - #11 Qlik Japan Principal Solution Architect SHO NAKAJIMA 2024/11/26
  • 3. 3 • 認証方式 • Microsoft Fabric コネクタでは Azure のユーザープリンシパルとサービスプリンシパル( Microsoft Entra ID のアプリ)の何れかを利用できます。この 資料では、両者共通の設定と固有の設定をそれぞれ説明しています。 • データベース権限 • Microsoft Fabric コネクタ 設定で指定される Azure Active Directory ユーザー / サービス プリンシパルには、 Microsoft Fabric ワークスペースの共同 制作者 (Contributor) ロールが付与されている必要があります。 • 手順は後述 • ドライバーのセットアップ • ドライバーは、 Data Movement gateway 経由でデータベースにアクセスする場合にのみ必要です。このような場合は、 Data Movement gateway マ シンにドライバーをインストールする必要があります。 • driver のインストールは、ドライバー インストール ユーティリティを使用する ( 推奨 ) か、手動で実行できます。手動インストールは、ドライバー インストール ユーティリティで問題が発生した場合にのみ実行するようにしてください。 • ポート : アウトバウンド通信用にポート 1433 を開きます。 前提条件
  • 4. Azure Data Lake Storage の準 備
  • 5. 5 • Microsoft Fabric をターゲットとして使用する際に、予めクラウド ステージング エリア (Azure Data Lake Storage) への接続を構成しておきます。 ※ 既存のデータを登録する場合は必要ありません。 • Azure Data Lake Storage のターゲットエンドポイントの作成については、「 Qlik Talend Cloud勉強会 - #9 Microsoft Azure ADLSのターゲットエンドポイントとしての利用」の資料や動画を参考にしてください。 Azure Data Lake Storage の準備
  • 6. 6 Microsoft Fabric コネクターで使用す る Authentication Method( 認証方 式 ) 付与するロール 付与対象 ユーザープリンシパル 共同作成者( Contributor )※特権管理者ロール Fabric コネクターで使用するユーザー 所有者( Owner ) ※特権管理者ロール Fabric で使用するユーザー 閲覧者( Reader ) Power BI ( アプリ ) ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage Blob Data Contributor ) Fabric コネクターで使用するユーザー ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage Blob Data Contributor ) ADLS コネクターで使用するアプリ ※ 前項の ADLS コネクター準備時に設定済 み サービスプリンシパル 共同作成者( Contributor )※特権管理者ロール Fabric コネクターで使用するアプリ 所有者( Owner ) ※特権管理者ロール Fabric で使用するユーザー 閲覧者( Reader ) Power BI ( アプリ ) ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage Blob Data Contributor ) Fabric コネクターで使用するアプリ ストレージ BLOB データ共同作成者( Storage Blob Data Contributor ) ADLS コネクターで使用するアプリ ※ 前項の ADLS コネクター準備時に設定済 Azure Data Lake Storage の IAM 追加設定 ストレージアカウントの [ アクセス制御 (IAM)] から以下の権限を追加してください。
  • 7. 7 補足: IAM でロールを追加 ADLS コネクター作成時に、サービスプリンシパル(アプリ)に Storage Blob Data Contributor を追加した 際と同等の手順で実施してください。 追加したいロールを検索して選択 ※ 一部のロールは特権管理者ロールタブにあります。
  • 10. 10 SAS token の取得 Azure ポータル上で、作成したストレージアカウン トのコンテナーに対して SAS を生成し BLOB SAS トークンをコピーしておきます。 Azure ポータル 使用する ADLS のストレージアカウント 使用するコンテナ上で 右クリック
  • 11. 11 Server 名の取得 Microsoft Fabric にアクセスし、事前に Warehouse を作成しておきます。 使用したい Warehouse のコンソールに移動し、 [ 設定 ( アイコン )] から [SQL 接続文字列 ] を確認しコピーしておきます。
  • 12. 12 Contributor( 共同作成者 ) ロールの付与 データ接続の認証に使用するユーザープリンシパルまたはサービスプリンシパル(アプリ)に対 して、使用するワークスペースで Fabric の共同作成者ロールを付与します。 使用するワークスペースで [ アクセスの管理 ] を選択します。
  • 13. 13 Contributor( 共同作成者 ) ロールの付与 アプリに [ 共同作成者 ] ロールを付与します。 リストから 共同作成者を選択 追加されたアプリ
  • 16. 16 • ドライバーは、 Data Movement gateway 経由でデータベースにアクセスする場合にのみ必要です。 • ドライバー のインストールは、ドライバー インストール ユーティリティを使用する ( 推奨 ) か、手動で実行できます。 手動インストールは、ドライバー インストール ユーティリティで問題が発生した場合にのみ実行するようにしてくだ さい。 • ドライバーインストールは Helpサイトの「ドライバーのセットアップ」の手順を参照してください。 ドライバーのセットアップ *Data Movement Gateway 利用時のみ
  • 18. 18 次の操作はサポートされていないため、ターゲットには適用されません。 • テーブルの切り捨て( TRUNCATE table ) • 列名の変更( RENAME column ) • 列の追加 / ドロップ / 変更( ADD/DROP/ALTER column ) BLOB 列と BYTES 列はサポートされていません。ソース テーブルにこれらのデータ型の列が含まれている場合は、変換 を使用してそれらを STRING に変換するか、レプリケーションから除外することができます。 制限と考慮事項
  • 19. 19 データ型 次の表は、 Qlik Cloud の使用時に対応する Microsoft Fabric データ型と、 Qlik Cloud データ型 からの初期設定のマッピングを示しています。 ネイティブ データ タイプの情報は保持され、デー タセット ビューの [ ネイティブ データ タイプ ] 列 に表示されます。列が表示されない場合は、データ セット ビューの列ピッカーを開いて、 [ ネイティブ データ タイプ ] 列を選択する必要があります。 Data Movement Gateway データ 型 Microsoft Fabric データ型 BOOL BIT BYTES 長さが 1 ~ 8000 の場合 :VARBINARY ( 長さのバイト数 ) 長さが 8000 を超える場合 :VARBINARY (8000) DATE DATE TIME スケールが 0 ~ 6 の場合 : TIME ( スケール ) スケールが 6 を超える場合 : TIME (6) DATETIME スケールが 0 ~ 6 の場合 : DATETIME2 ( スケール ) スケールが 6 を超える場合 : DATETIME2 (6) INT1 SMALLINT INT2 SMALLINT INT4 INT INT8 BIGINT NUMERIC DECIMAL (p,s) REAL4 FLOAT(24) REAL8 FLOAT(53) STRING 長さのバイト数が 1 ~ 8000 の場合 : VARCHAR ( 長さのバイト 数 ) 長さのバイト数が 8000 を超える場合 : VARCHAR (8000) UINT1 SMALLINT UINT2 INT UINT4 BIGINT UINT8 DECIMAL (20,0) WSTRING 長さのバイト数が 1 ~ 8000 の場合 : VARCHAR ( 長さのバイト 数 ) 長さのバイト数が 8000 を超える場合 : VARCHAR (8000) BLOB VARCHAR (8000)
  • 21. データ統合のハブに移動し、 [ 接続 ] タブから [ 接続の作成 ] を選択します。 データ接続の作成 21
  • 23. 23 • 以下の情報を入力します。 • データゲートウェイ • ゲートウェイを使用する場合は、そのゲートウェイを指定し てください。使用しない場合は None を指定してください。 • Qlik Talend Cloud Starter サブスクリプションではゲート ウェイを使用できません。 • Server : Microsoft Fabric の SQL 接続文字列 • Authentication method: 試用する認証方式。 Service Principal か User Principal を選択 • Service Principal を使用する場合: • Client ID : Microsoft Entra 登録アプリのクライアント ID • Client Secret : Microsoft Entra 登録アプリのクライアント シークレット • User Principal を使用する場合: • User name :ユーザー名 • Password :パスワード • Database name: Load databases で DB 一覧を取得する か、または、 Enter database name manually にチェック を入れて DB 名を直接入力 • SAS Token : Azure ポータルで取得した SAS Token を入 力 データ接続の作成
  • 24. 24 • [ 接続をテスト ] を選択します。 • 接続テストに成功したら、接続に任意の名前を付与し、 [ 追加 ] を選択します。 • これで Microsoft Fabric データ接続が作成されました。 データ接続の作成