SlideShare a Scribd company logo
アーバンデータチャレンジ2013 2ndステージワークショップ
「Government 2.0」に向けた千葉市の取り組み
~これからのまちづくりにおける行政、市民の役割~
千葉市 総務局 情報経営部 業務改革推進課
課長 松島 隆一
平成25年 8月 1日
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
2
ちば市民協働レポート実証実験[ちばレポ(トライアル)]
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
アジェンダ
Ⅰ 行政を取り巻く環境の変化
Ⅱ Gov.2.0って?
Ⅲ ちばレポへの道
Ⅳ ちばレポ
Ⅴ さいごに…。
3
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅰ 行政をとりまく環境の変化 1
☆ 変化への対応
4
地方分権の推進
自治体の
自己決定権の範囲拡大
人口減少
少子・高齢化の進展
税収減少
社会保障費増
市民ニーズの高度化・
多様化・複雑化
行政対応が
困難な課題の増加
○「あれも、これも」 ⇒ 「あれか、これか」(選択と集中)
○ 行政による「公平・画一な対応」
⇒ 市民や企業の「ニーズに即した柔軟な対応」へ
市民による内発的、主体的な取組を行政が後押し
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅰ 行政をとりまく環境の変化 2
( AS-IS )
5
地域コミュニティ
市民(個人)
( TO-BE )
国 県ができないことを
国が補完
市ができないことを
県が補完
地域コミュニティ
ができないことを
市が補完
個人ができないことを
地域コミュニティ
が補完
これからは・・
これからのまちづくりのイメージ ⇒ 「自助・共助・公助」へ
県
市
地域コミュニティ
市民(個人
市
県
国
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅰ 行政をとりまく環境の変化 3
6
行政が何でもやる時代は終わり
•高度成長が終わった今、予算枠は大幅には増えない
•行政依存体質からの脱却が必要
•自助、共助、公助のバランスをもう一度考える必要
これからは市民によって支えられる街へ
•市民のニーズにきめ細かく応えるには、市民の参画が不可欠
•市民が本格的に街づくりに関わるための制度作りが必要
•そのためには、行政と同じ情報を市民に持ってもらう必要がある
•高齢者の生きがい対策のためにもボランティアの促進を
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅱ Gov.2.0 って? 1
2009 オバマ大統領が就任時、「透明性(transparency)」、「国民
参加(participation)」、「協業(collaboration)」という
オープンガバメントの3原則を示す
2009 ティム・オライリーが、ガバメント2.0を提唱
( ITを活用したプラットフォームとしての政府や、Do It
Ourselves な社会をイメージ )
2010 英国キャメロン首相が、「大きな政府」ではなく「大きな社会
(Big Society)」を打ち出す
( 中央政府から地方自治体への権限移譲、地域住民の行政へ
の参画、民間非営利部門の支援、政府データの公開など )
★ポイント★ いずれもオープンデータやIT技術を媒介として
個人やコミュニティを中心とする新しい社会を目指す
考え方は同じ!!
7
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅱ Gov.2.0 って? 2
千葉市は、こう考えます!
・行政と市民との役割を変える
・行政の仕組みをバージョンアップさせる
・ICTの活用により行政が保有していた情報を共有
・政策決定や公共サービスの提供に際し、市民が参画
市民と行政のフラットな関係
市民が納得する行政サービスを提供し、行政の効率化を達成
8
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅲ ちばレポ への道 1
9
International Open Data Day 2013 pre-Event (2013.2.11)
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
ステータスに応じシンボルを
変えるよう機能強化
◆ FixMyStreetを使ったこどもNo.1度チェック
住民の地域への関心、まちづくりへの参加を促すことを目的に、まちの問題点について位置情報と写真により
地図上に表示するシステム(FixMyStreet)を活用し、
実際の問題点を把握、その解決に向け、行政、住民との
役割分担や実現モデルを議論するとともに、FixMyStreet
の機能強化を実現した。
『サービスモデルの検討、そして今後』
・To Be(未来のあってほしい姿)
・地域にとって必要なものを、行政「だけ」に頼ることなく住民
が参画することで、よりよい生活環境に変えていくこと
・見失いがちな「自分の街」意識を、どうやって取り戻すか
地域社会を変えるのは自分たち、と気づいてもらうか。
・FixMyStreetなどのインターネットアプリケーションを使って
この理想の実現にどうやって貢献するか?
・Can Be
・行政と住民の役割分担、振り分け
・住民参加(自治会、ボランティア)の仕組みづくり
プレイベント、マッピングパーティ
・参加の継続性の担保
ポイント、インセンティブ、可視化、表彰
楽しく続けるためのアイデア(住民イベントの開催、
子ども向け説明会)
・ネットの活用(スピード感、コスト、伝播性、透明性)
・オープンデータの活用(通学路などの行政データ)
Ⅲ ちばレポ への道 2
10
International Open Data Day 2013 (2013.2.23)
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅲ ちばレポ への道 3
11
地域における課題
公園の不具合
道路の不具合
等
市役所の役割
市民の力
市民の力を発揮できる課題
市役所でなければできない課題
スマートフォン等
GPS機能を使った写真
レポート
ちばレポシステム
市民協働
行政の役割
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅳ ちばレポ 1
12
・目的
地域における様々な課題について、スマートフォンを活用し、市民
から写真レポート等を投稿していただき、その内容を分析することに
より、課題解決に向けた市民と本市の協働への可能性や仕組みづく
りについて検討を行う。
・協力事業者 日本マイクロソフト株式会社
・実証実験 平成25年7月16日~9月30日(予定)
・参加者 市民 501人、職員 388人、合計 889人
(7/24現在)
< ちば市民協働レポート実証実験 ~ ちばレポ >
~地域課題解決のための新たな仕組み作りへの挑戦~
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅳ ちばレポ 2
これまでの地域課題 ⇒ クローズされた情報
(通報した住民と受け取った行政担当だけの情報のやり取り)
13
(通報する)
住民
行政
(担当者)
電話・メールなど
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅳ ちばレポ 3
14
ちばレポ
(位置情報・写真)
地域課題
ちばレポへの期待(1)⇒オープンになる地域課題
可視化
共有化
顕在化
(プライオリティ)
(客観性)
参画・協働意識の誘発
(潜在的な社会貢献意欲)
組織化
(個人からグループへ)
組織を支援
・育成
[行政]
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅳ ちばレポ 4
15
ちばレポ
(位置情報・写真)
地域課題
(我が街を意識する)
意識化
住みやすい街にしたい
良い環境の街にしたい
ちばレポへの期待(2) ⇒ 街を意識する動機
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅳ ちばレポ 5
16
クリックすると…。
【市役所担当課からのコメント】
7月2日(火)9:00 中央・美浜土木事務
所でレポートを受け付けました。
現場確認中です。
7月3日(水)15:00 委託業者に対応を
依頼しました。
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅳ ちばレポ 6
17
市長マニフェストより抜粋…
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅴ さいごに… 1
18
ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会!
◆目 的
○企業、大学及び行政が連携して、ビッグデータ・
オープンデータの具体的活用策の検討
○「市民サービスの向上」、「市民主体のまちづくり
の推進」、「新産業創出」、「経済活性化」への寄与
◆構成団体
○一般会員:武雄市、奈良市、福岡市、千葉市
○特別会員:東京大学大学院 情報学環 須藤修 研究室
日本アイ・ビー・エム株式会社
日本マイクロソフト株式会社
○協 力 者:協議会の目的に賛同し、賛助金その他の協力を行う者
株式会社リクルートホールディングス、ヤフー株式会社など
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅴ さいごに… 2
19
ビッグデータ、オープンデータそれぞれに
ついて、活用アイデアを広く募集し、具体
的 な活用に向けて検討していきます。
○応募資格
個人またはグループ(住所地・所在地
は問いません。)
○募集期間
平成25年6月1日(土)
~8月31日(土)必着
活 用 ア イ デ ア
募 集 中 ! !
最優秀賞 1名 副賞10万円ほか
武雄市長賞 1名 副賞5万円ほか
奈良市長賞 1名 副賞5万円ほか
福岡市長賞 1名 副賞5万円ほか
千葉市長賞 1名 副賞5万円ほか
入選 若干名 副賞
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
Ⅴ さいごに… 3
20
応募方法など詳しくは、
協議会Facebookページをご覧ください!!
https://www.facebook.com/bigdataopendata4city
Copyright (c) City of Chiba All rights reserved.
21
ご清聴ありがとうございました。

More Related Content

PDF
オープンデータ活用法 / データシティ鯖江の次の一手
PPTX
130723社会学会情報オープンデータ政策
PDF
ヤフーデータの交通課題への活用の取り組み
PDF
ともに考え、ともにつくる社会 オープンガバメントシンポジウム in 東京大学公共政策大学院
PDF
オープンアプリによる地方創生エコシステム構築事業
PDF
公共交通のオープンデータ化とICT企業としての役割
PDF
「駅すぱあと」に搭載されるバスデータと公共交通オープンデータに期待する効果
PDF
Node-RED フローの分散処理化による次世代の都市システム
オープンデータ活用法 / データシティ鯖江の次の一手
130723社会学会情報オープンデータ政策
ヤフーデータの交通課題への活用の取り組み
ともに考え、ともにつくる社会 オープンガバメントシンポジウム in 東京大学公共政策大学院
オープンアプリによる地方創生エコシステム構築事業
公共交通のオープンデータ化とICT企業としての役割
「駅すぱあと」に搭載されるバスデータと公共交通オープンデータに期待する効果
Node-RED フローの分散処理化による次世代の都市システム

What's hot (20)

PDF
オープンなコミュニティによる地域課題解決@交通ジオメディアサミット:
PDF
日本バス情報協会の活動について
PDF
【UDC2015】第12回 - 福岡ブロック
PPTX
バス停検索サービスにGTFSデータを全部入れてみた
PDF
20210306 odd government-session introduction
PPTX
GTFSリアルタイムで変わるバスの世界 - Code for Sagaでのバスオープンデータに対する取り組み
PDF
【UDC2015】第12回 - 徳島ブロック
PPTX
オープンデータとSNSは 地域の交通課題、地域活性化に どう活用できるか
PDF
Wo! vol.24 オープンデータを活用した3つのマーケティング事例
PPTX
141030オープンデータ 監査人
PPT
グループディスカッション成果2ndイベント
PDF
オープンデータ推奨の続き~誰の為にデータを作るのか?~
PDF
公共交通オープンデータの現状と可能性 社会がデータを使いこなすために何をなすべきか
PPTX
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「 認知症に関する事例と オープンデータ活用の観点」
PPTX
Public and private sectors data utilization
PDF
青木和人「京都オープンデータの活動と 学校教育における オープンデータ活用の意義」,日本学術会議 地域研究委員会・地球惑星委員会合同地理教育分科会,「学校...
PDF
Osc2013北海道 opendata trend
PDF
GoogleMap経路検索結果の改善を目論む
PDF
オープンデータの取り組み紹介
PPTX
UDCaichi2016 kickoff 20160715 report
オープンなコミュニティによる地域課題解決@交通ジオメディアサミット:
日本バス情報協会の活動について
【UDC2015】第12回 - 福岡ブロック
バス停検索サービスにGTFSデータを全部入れてみた
20210306 odd government-session introduction
GTFSリアルタイムで変わるバスの世界 - Code for Sagaでのバスオープンデータに対する取り組み
【UDC2015】第12回 - 徳島ブロック
オープンデータとSNSは 地域の交通課題、地域活性化に どう活用できるか
Wo! vol.24 オープンデータを活用した3つのマーケティング事例
141030オープンデータ 監査人
グループディスカッション成果2ndイベント
オープンデータ推奨の続き~誰の為にデータを作るのか?~
公共交通オープンデータの現状と可能性 社会がデータを使いこなすために何をなすべきか
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「 認知症に関する事例と オープンデータ活用の観点」
Public and private sectors data utilization
青木和人「京都オープンデータの活動と 学校教育における オープンデータ活用の意義」,日本学術会議 地域研究委員会・地球惑星委員会合同地理教育分科会,「学校...
Osc2013北海道 opendata trend
GoogleMap経路検索結果の改善を目論む
オープンデータの取り組み紹介
UDCaichi2016 kickoff 20160715 report
Ad

Viewers also liked (20)

PDF
20130816infotalk odcライセンス導入事例紹介
PPTX
自治体広報誌オープンデータ実証説明20131220
PDF
ロケーションデータの取り扱い方法、わかりやすいビジュアライズの方法
PPTX
データの可視化
PDF
オープンデータ概論20130805
PDF
オープンデータをマーケティングに活かす
PDF
Code for japan 活動紹介 at WIDAシンポジウム
PDF
川崎 International Open Data Day 2014(2014/02/22)
PDF
文化機関×オープンデータ
PDF
横浜オープンデータデイ2014企画概要書1月27日版
PDF
オープンデータを活用したアプリケーション開発
PDF
Rから利用するオープンデータAPI
PPTX
オープンデータの国内および世界での動向
PDF
Gisとは何か
PDF
ボトムアップで進む横浜のオープンデータ
PDF
オープンデータの最新動向 for IODD2014 in Kanazawa
PDF
20130811_dtk2013_研究データのオープンアクセス
PDF
260130作成 オープンデータデイのお知らせ(企業向け)
PDF
20130816infotalk okfjの活動紹介
PDF
地域デザイン×オープンデータ
20130816infotalk odcライセンス導入事例紹介
自治体広報誌オープンデータ実証説明20131220
ロケーションデータの取り扱い方法、わかりやすいビジュアライズの方法
データの可視化
オープンデータ概論20130805
オープンデータをマーケティングに活かす
Code for japan 活動紹介 at WIDAシンポジウム
川崎 International Open Data Day 2014(2014/02/22)
文化機関×オープンデータ
横浜オープンデータデイ2014企画概要書1月27日版
オープンデータを活用したアプリケーション開発
Rから利用するオープンデータAPI
オープンデータの国内および世界での動向
Gisとは何か
ボトムアップで進む横浜のオープンデータ
オープンデータの最新動向 for IODD2014 in Kanazawa
20130811_dtk2013_研究データのオープンアクセス
260130作成 オープンデータデイのお知らせ(企業向け)
20130816infotalk okfjの活動紹介
地域デザイン×オープンデータ
Ad

Similar to 130801_udct_05_03 (20)

PPTX
260830 OpenDataTalk10 ちばレポnewのご紹介
PDF
260616 横浜・神奈川odフォーラム 分科会2_ちばレポ
PPTX
01 udc2017趣旨説明
PPTX
UDC2017_中間シンポジウム_開会挨拶
PPTX
FixMyStreet in Chiba (Chiba Open Data Day 2013)
PPTX
千葉市若葉区共催市民公開講座_20190711
PDF
シビックテックと新しい寄り合い - CfJ summit 2015 Opening Talk
PDF
130610 csisi 05_07
PPTX
CSISi10th_seto
PDF
Wagamachi01 06
PDF
各地Code for コミュニティ
CivicTech事例発表会 in 金沢
PPTX
20160521 行政評価3.0-市民参加とシビックテック
PDF
豊田市の地域自治システム
PDF
Iodd chiba2014 okfj発表
PPTX
新型コロナウィルス対応の初動においてシビックテックが果たした役割と中長期的課題
PDF
140301_udctfinal_02
PDF
2013年1月27日開催の第2回ミートアップ藤沢「地域コミュニティの育成」資料
PPTX
社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス
PDF
130610 csisi 05_05
PDF
140623_UDC2014_sekimoto
260830 OpenDataTalk10 ちばレポnewのご紹介
260616 横浜・神奈川odフォーラム 分科会2_ちばレポ
01 udc2017趣旨説明
UDC2017_中間シンポジウム_開会挨拶
FixMyStreet in Chiba (Chiba Open Data Day 2013)
千葉市若葉区共催市民公開講座_20190711
シビックテックと新しい寄り合い - CfJ summit 2015 Opening Talk
130610 csisi 05_07
CSISi10th_seto
Wagamachi01 06
各地Code for コミュニティ
CivicTech事例発表会 in 金沢
20160521 行政評価3.0-市民参加とシビックテック
豊田市の地域自治システム
Iodd chiba2014 okfj発表
新型コロナウィルス対応の初動においてシビックテックが果たした役割と中長期的課題
140301_udctfinal_02
2013年1月27日開催の第2回ミートアップ藤沢「地域コミュニティの育成」資料
社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス
130610 csisi 05_05
140623_UDC2014_sekimoto

More from CSISi (20)

PPTX
UDC2020イントロダクション
PDF
UDC2020中間シンポジウム渋谷氏発表資料
PDF
UDC2020中間シンポジウム中村氏発表資料
PDF
UDC2020中間シンポジウム木川氏発表資料
PDF
1 2 introduction
PDF
2 4 ndl
PDF
2 3-4 shiga
PDF
2 3-5 hyogo
PDF
2 3-3 gifu
PDF
2 3-2 fukushima
PDF
2 3-1 east-hokkaido
PDF
2 2 kyoto-udc2019
PDF
1 6 cfj-covid19
PDF
1 5 mlit-dpf
PDF
1 1 opening
PDF
1 3 susono
PDF
UDC2019ファイナリスト資料(2/3)
PDF
UDC2019閉会挨拶
PDF
UDC2019ファイナリスト資料(3/3)
PDF
UDC2019ファイナリスト資料(1/3)
UDC2020イントロダクション
UDC2020中間シンポジウム渋谷氏発表資料
UDC2020中間シンポジウム中村氏発表資料
UDC2020中間シンポジウム木川氏発表資料
1 2 introduction
2 4 ndl
2 3-4 shiga
2 3-5 hyogo
2 3-3 gifu
2 3-2 fukushima
2 3-1 east-hokkaido
2 2 kyoto-udc2019
1 6 cfj-covid19
1 5 mlit-dpf
1 1 opening
1 3 susono
UDC2019ファイナリスト資料(2/3)
UDC2019閉会挨拶
UDC2019ファイナリスト資料(3/3)
UDC2019ファイナリスト資料(1/3)

130801_udct_05_03

  • 2. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. 2 ちば市民協働レポート実証実験[ちばレポ(トライアル)]
  • 3. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. アジェンダ Ⅰ 行政を取り巻く環境の変化 Ⅱ Gov.2.0って? Ⅲ ちばレポへの道 Ⅳ ちばレポ Ⅴ さいごに…。 3
  • 4. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅰ 行政をとりまく環境の変化 1 ☆ 変化への対応 4 地方分権の推進 自治体の 自己決定権の範囲拡大 人口減少 少子・高齢化の進展 税収減少 社会保障費増 市民ニーズの高度化・ 多様化・複雑化 行政対応が 困難な課題の増加 ○「あれも、これも」 ⇒ 「あれか、これか」(選択と集中) ○ 行政による「公平・画一な対応」 ⇒ 市民や企業の「ニーズに即した柔軟な対応」へ 市民による内発的、主体的な取組を行政が後押し
  • 5. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅰ 行政をとりまく環境の変化 2 ( AS-IS ) 5 地域コミュニティ 市民(個人) ( TO-BE ) 国 県ができないことを 国が補完 市ができないことを 県が補完 地域コミュニティ ができないことを 市が補完 個人ができないことを 地域コミュニティ が補完 これからは・・ これからのまちづくりのイメージ ⇒ 「自助・共助・公助」へ 県 市 地域コミュニティ 市民(個人 市 県 国
  • 6. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅰ 行政をとりまく環境の変化 3 6 行政が何でもやる時代は終わり •高度成長が終わった今、予算枠は大幅には増えない •行政依存体質からの脱却が必要 •自助、共助、公助のバランスをもう一度考える必要 これからは市民によって支えられる街へ •市民のニーズにきめ細かく応えるには、市民の参画が不可欠 •市民が本格的に街づくりに関わるための制度作りが必要 •そのためには、行政と同じ情報を市民に持ってもらう必要がある •高齢者の生きがい対策のためにもボランティアの促進を
  • 7. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅱ Gov.2.0 って? 1 2009 オバマ大統領が就任時、「透明性(transparency)」、「国民 参加(participation)」、「協業(collaboration)」という オープンガバメントの3原則を示す 2009 ティム・オライリーが、ガバメント2.0を提唱 ( ITを活用したプラットフォームとしての政府や、Do It Ourselves な社会をイメージ ) 2010 英国キャメロン首相が、「大きな政府」ではなく「大きな社会 (Big Society)」を打ち出す ( 中央政府から地方自治体への権限移譲、地域住民の行政へ の参画、民間非営利部門の支援、政府データの公開など ) ★ポイント★ いずれもオープンデータやIT技術を媒介として 個人やコミュニティを中心とする新しい社会を目指す 考え方は同じ!! 7
  • 8. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅱ Gov.2.0 って? 2 千葉市は、こう考えます! ・行政と市民との役割を変える ・行政の仕組みをバージョンアップさせる ・ICTの活用により行政が保有していた情報を共有 ・政策決定や公共サービスの提供に際し、市民が参画 市民と行政のフラットな関係 市民が納得する行政サービスを提供し、行政の効率化を達成 8
  • 9. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅲ ちばレポ への道 1 9 International Open Data Day 2013 pre-Event (2013.2.11)
  • 10. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. ステータスに応じシンボルを 変えるよう機能強化 ◆ FixMyStreetを使ったこどもNo.1度チェック 住民の地域への関心、まちづくりへの参加を促すことを目的に、まちの問題点について位置情報と写真により 地図上に表示するシステム(FixMyStreet)を活用し、 実際の問題点を把握、その解決に向け、行政、住民との 役割分担や実現モデルを議論するとともに、FixMyStreet の機能強化を実現した。 『サービスモデルの検討、そして今後』 ・To Be(未来のあってほしい姿) ・地域にとって必要なものを、行政「だけ」に頼ることなく住民 が参画することで、よりよい生活環境に変えていくこと ・見失いがちな「自分の街」意識を、どうやって取り戻すか 地域社会を変えるのは自分たち、と気づいてもらうか。 ・FixMyStreetなどのインターネットアプリケーションを使って この理想の実現にどうやって貢献するか? ・Can Be ・行政と住民の役割分担、振り分け ・住民参加(自治会、ボランティア)の仕組みづくり プレイベント、マッピングパーティ ・参加の継続性の担保 ポイント、インセンティブ、可視化、表彰 楽しく続けるためのアイデア(住民イベントの開催、 子ども向け説明会) ・ネットの活用(スピード感、コスト、伝播性、透明性) ・オープンデータの活用(通学路などの行政データ) Ⅲ ちばレポ への道 2 10 International Open Data Day 2013 (2013.2.23)
  • 11. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅲ ちばレポ への道 3 11 地域における課題 公園の不具合 道路の不具合 等 市役所の役割 市民の力 市民の力を発揮できる課題 市役所でなければできない課題 スマートフォン等 GPS機能を使った写真 レポート ちばレポシステム 市民協働 行政の役割
  • 12. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅳ ちばレポ 1 12 ・目的 地域における様々な課題について、スマートフォンを活用し、市民 から写真レポート等を投稿していただき、その内容を分析することに より、課題解決に向けた市民と本市の協働への可能性や仕組みづく りについて検討を行う。 ・協力事業者 日本マイクロソフト株式会社 ・実証実験 平成25年7月16日~9月30日(予定) ・参加者 市民 501人、職員 388人、合計 889人 (7/24現在) < ちば市民協働レポート実証実験 ~ ちばレポ > ~地域課題解決のための新たな仕組み作りへの挑戦~
  • 13. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅳ ちばレポ 2 これまでの地域課題 ⇒ クローズされた情報 (通報した住民と受け取った行政担当だけの情報のやり取り) 13 (通報する) 住民 行政 (担当者) 電話・メールなど
  • 14. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅳ ちばレポ 3 14 ちばレポ (位置情報・写真) 地域課題 ちばレポへの期待(1)⇒オープンになる地域課題 可視化 共有化 顕在化 (プライオリティ) (客観性) 参画・協働意識の誘発 (潜在的な社会貢献意欲) 組織化 (個人からグループへ) 組織を支援 ・育成 [行政]
  • 15. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅳ ちばレポ 4 15 ちばレポ (位置情報・写真) 地域課題 (我が街を意識する) 意識化 住みやすい街にしたい 良い環境の街にしたい ちばレポへの期待(2) ⇒ 街を意識する動機
  • 16. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅳ ちばレポ 5 16 クリックすると…。 【市役所担当課からのコメント】 7月2日(火)9:00 中央・美浜土木事務 所でレポートを受け付けました。 現場確認中です。 7月3日(水)15:00 委託業者に対応を 依頼しました。
  • 17. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅳ ちばレポ 6 17 市長マニフェストより抜粋…
  • 18. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅴ さいごに… 1 18 ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会! ◆目 的 ○企業、大学及び行政が連携して、ビッグデータ・ オープンデータの具体的活用策の検討 ○「市民サービスの向上」、「市民主体のまちづくり の推進」、「新産業創出」、「経済活性化」への寄与 ◆構成団体 ○一般会員:武雄市、奈良市、福岡市、千葉市 ○特別会員:東京大学大学院 情報学環 須藤修 研究室 日本アイ・ビー・エム株式会社 日本マイクロソフト株式会社 ○協 力 者:協議会の目的に賛同し、賛助金その他の協力を行う者 株式会社リクルートホールディングス、ヤフー株式会社など
  • 19. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅴ さいごに… 2 19 ビッグデータ、オープンデータそれぞれに ついて、活用アイデアを広く募集し、具体 的 な活用に向けて検討していきます。 ○応募資格 個人またはグループ(住所地・所在地 は問いません。) ○募集期間 平成25年6月1日(土) ~8月31日(土)必着 活 用 ア イ デ ア 募 集 中 ! ! 最優秀賞 1名 副賞10万円ほか 武雄市長賞 1名 副賞5万円ほか 奈良市長賞 1名 副賞5万円ほか 福岡市長賞 1名 副賞5万円ほか 千葉市長賞 1名 副賞5万円ほか 入選 若干名 副賞
  • 20. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. Ⅴ さいごに… 3 20 応募方法など詳しくは、 協議会Facebookページをご覧ください!! https://www.facebook.com/bigdataopendata4city
  • 21. Copyright (c) City of Chiba All rights reserved. 21 ご清聴ありがとうございました。