都市における樹木は景観を構築していく上でとても重要です。
街路樹は景観向上や交通安全、公園の樹木は人々の憩いの場として、都市全体の景観に大きく貢献しています。
しかし、PLATEAUなどの植生データは限定的なエリアで公開されていることが多く、広範囲の都市の景観を構築するには不十分です。
本セッションでは、様々な地理空間情報を活用したデータドリブンなプロシージャル処理による樹木自動配置を紹介します。
本手法はすべてオープンデータを用いて実装を行っており、クローズドなデータに依存しないアプローチです。
さらに、地理空間情報とプロシージャルに共通した「属性情報」をどのようにデータ処理を行い、どのようにDCCツールで利用したかについても説明します。
今後ますます自動化が期待される中、地理空間情報とプロシージャル、この2つの異なる分野をつなげる活用例として参考になれば幸いです。