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最新プロジェクトマネージメント
PMBOK6から7への変更点とその理由
Masaaki NABESHIMA
Sep 26, 2022
1
V1.1
◼ プロジェクト:定義
• 独自のアウトプットを創造するために実施される有期性の業務
• 例
• 新サービス、ダム建設、新規店舗出店
• 業務改善、販売キャンペーン
◼ プロジェクトマネジメント:定義
• プロジェクトの要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツール
と技法をプロジェクト活動へ適用すること
• 競合するプロジェクト制約条件のバランスをとる
• スコープ、スケジュール、コスト、品質、資源、リスク
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プロジェクトマネージメントとは
プロジェクト管理の3大ベースライン
スコープ、スケジュール(タイム)、コスト
◼ 管理職に必須の技術
• 今どきの組織:何らかのプロジェクトを抱える
• プロジェクトマネージャのコーチングは組織長の責務
• 組織管理、成果管理
• プロジェクトマネージメントの一部
◼ 中小IT企業の弱点
• プロフェッショナルなプロジェクトマネージャが決定的に少ない
• 系統だって学んだことが無い
• 対比:外資や大手はPMPやMBAを積極に取らせる
• PMBOK用語:部長連中の共通用語
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プロジェクトマネージメント:補足
◼ エンジニアリングである
• サイエンス(プロセスの正しさが問われる)とは違う
• 成果がでるか(Workするか)が評価軸
• こまかな(些細な)点はどうでもよい
• もともとのソフトウェア工学自体がいい加減
• 30年前は宗教(明確な実験計測のない信条)と呼ばれていた
• 最近やっと実験計測を伴う工学になった
• 経験則や(雑な)フレームワークで構成される
• ただし、用語の定義には気を付ける(誤解を避ける)
• 広範囲な知識が必要
• 資格取得には暗記が必要
• 実践においては基本概念を理解しておけば良い
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プロジェクトマネージメント:補足
◼ PMBOK
• Project Management Body of Knowledge
• プロジェクトマネジメント知識体系ガイド
• 発行
• Project Management Institute (プロジェクトマネジメント協会)
• 最新版:第7版 大幅変更(プロセスから原理・原則へ)
• 2021年7月、日本語版2021年11月
• 入手方法(日本語版)
• 書籍購入
• 11,990円
• PMI会員になる(PDFダウンロード)
• 年会費139ドル
• 日本語版(7):日本支部への入会必要(50ドル)
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PMBOK
◼ 大規模プロジェクトのHow-Toガイド
• プロジェクト実施をプロセスに分解
• 必要なプロセスを網羅
• ライフサイクル(ウォーターフォール)
• 立ち上げ、計画、実行、終結、監視・コントロール
• 管理対象(知識ドメイン)
• プロジェクト統合、スコープ、タイム、コスト、品質、人的資
源、コミュニケーション、リスク、調達
• プロセスに関連する文書(作成物)を網羅
• プロジェクトマネジメント計画書、プロジェクト文書、その他
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旧PMBOK
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旧PMBOK:ライフサイクル(ウォーターフォール)
立ち上げ 計画 実行 終結
監視・コントロール
プロジェクトやフェーズを開始
する認可を得ることによって、
新規プロジェクトや既存プロ
ジェクトの新しいフェーズを定
義する
プロジェクト・スコープの
確定や目標の洗練、さらに
プロジェクトが取り組むべ
き目標の達成に必要な一連
の行動を規定する
プロジェクトの要求事項を
満たすために、プロジェク
トマネジメント計画書に定
義された作業を行う
プロジェクト、フェーズ、
または契約を正式に完了ま
たは完結する
プロジェクトの進捗やパフォーマンスを追跡し、レビューし、統制し、
計画の変更が必要な分野を特定し、それらの変更を開始する
プロジェクト統合 各種プロセスと活動の特定、定義、結合、統一、調整等を行う
スコープ
プロジェクトを成功のうちに完了するために必要なすべての作業を含み、かつ必要な作業のみを含むことを
確実にする
タイム プロジェクトを所定の時間で完了するようにする
コスト プロジェクトを承認済みの予算内で完了するようにする
品質
ステークホルダーの期待を満たすために、プロジェクトとプロダクトの品質要求事項の計画、マネジメント、
およびコントロールに関する組織の品質方針を決定する
人的資源 プロジェクトを成功裏に完了させるために必要な資源を特定し、獲得し、そしてマネジメントする
コミュニケーション プロジェクト情報の計画、収集、生成、配布、保管、検索、マネジメント、コントロール、監視、そして最
終的な廃棄を適時かつ適切な形で確実に行う
リスク
プロジェクトに関するリスク・マネジメントの計画、特定、分析、対応計画、対応策の実行、およびリスク
の監視を行う
調達 プロダクト、サービス、所産をプロジェクト・チームの外部から購入または取得する
Copyright (c) kosho.org 8
旧PMBOK:管理対象(知識ドメイン)
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旧PMBOK:全プロセス(PMBOK4)
立ち上げ 計画 実行 終結 監視・コントロール
プロジェクト統合
・プロジェクト憲章作成 ・プロジェクトマネジメン
ト計画書作成
・プロジェクト実行の指揮、
マネージメント
・プロジェクトやフェーズ
の終結
・プロジェクト作業の監
視・コントロール
・総合変更管理
スコープ
・要求事項収集
・スコープ定義
・WBS作成
・スコープ検証
・スコープコントロール
タイム
・アクティビティ定義
・アクティビティ順序設定
・スケジュール
・スケジュールコントロー
ル
コスト
・コスト見積もり
・予算設定
・コストコントロール
品質 ・品質計画 ・品質保証 ・品質管理
人的資源
・人的資源計画作成 ・プロジェクトチーム編成
・プロジェクトチーム育成
・プロジェクトチームのマ
ネージメント
コミュニケーション
・ステークホルダー特定 ・コミュニケーション計画
作成
・情報配布
・ステークホルダー特定の
期待のマネージメント
・実績報告
リスク
・リスク・マネージメント
計画作成
・リスク特定
・定性的リスク分析
・定量的リスク分析
・リスク対応計画
・リスクの監視・コント
ロール
調達 ・調達計画作成 ・調達実行 ・調達終了 ・調達管理
◼ プロセス定義
• プロジェクトマネジメントに必要な活動
• 入力文書を基に、ツールと技法を使い、出力文書を作成する
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旧PMBOK:プロセス
プロジェクト憲章作成
プロジェクト作業範囲記
述書
専門家の判断 プロジェクト憲章
ビジネスケース
契約
組織体の環境要因
組織のプロセス資産
入力文書 出力文書
ツールと技法
プロセス名
◼ プロジェクトマネジメント計画書
• プロジェクト管理に関する文書
• 各種計画書(スコープ、要求事項、スケジュール、…)
• ベースライン(スコープ、スケジュール、コスト…)
◼ プロジェクト文書
• プロジェクトの中間文書
• ログ、各種リスト、各種登録簿(リスク、ステークホルダー…)
• その他
◼ その他
• 外部要因等
• 組織体の環境要因、組織のプロセス資産…
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旧PMBOK:文書(作成物)
Copyright (c) kosho.org 12
旧PMBOK:作成物・プロジェクトマネジメント計画書
計画書 ベースライン
スコープ・マネジメント計画書 スコープベースライン
要求事項マネジメント計画書 スケジュールベースライン
スケジュール・マネジメント計画書 コスト・パフォーマンスベースライン
コミュニケーション・マネジメント計画書
人的資源計画書
コスト・マネジメント計画書
品質マネジメント計画書
プロセス改善計画書
リスクマネジメント計画書
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旧PMBOK:作成物・プロジェクト文書
統
合
プロジェクト作業範囲記述書、ビジネ
スケース、契約
タ
イ
ム
・
続
プロジェクト・スケジュール・ネットワー
ク図
リ
ス
ク
リスク登録簿 調
達
・
続
選定納入者
プロジェクト憲章 アクティビティ資源に対する要求事項 リスク関連の契約決定事項 調達契約締結
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
調達文書 資源ブレークダウンストラクチャー 調
達
協業契約 成
果
物
要素成果物
ステークホルダー登録簿 アクティビティ所要期間見積もり 調達作業範囲記述書 確認済み要素成果物
ステークホルダー・マネジメント戦略 プロジェクト・スケジュール 内外製決定 受け入れ済み要素成果物
課題ログ、変更ログ スケジュール・データ 調達文書 パ
フ
ォ
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マ
ン
ス
品
質
作業パフォーマンス情報
実績報告書 人
的
資
源
資源カレンダー 調達先選定基準 作業パフォーマンス測定結果
ス
コ
ー
プ
要求事項文書 プロジェクト要員任命 適格納入者リスト チームのパフォーマンス評価
要求事項トレーサビリティ・マトリッ
クス
コ
ス
ト
アクティビティ・コスト見積もり 納入候補者のプロポーサル 品質管理測定結果
プロジェクト・スコープ記述書 見積もりの根拠 選定納入者 変
更
要
求
変更要求
WBS、WBS辞書 プロジェクト資金調達に対する要求事項 調達契約締結 変更要求状況更新版
タ
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ム
アクティビティ・リスト、アクティビ
ティ属性
品
質
品質尺度 契約 承認済み変更要求
マイルストーン・リスト 品質チェックシート 調達管理文書 確認済み変更
◼ 大規模プロジェクトは難しい
• 要件定義(抜け、勘違い)、工数予測(見込み違い)、大規模管理(面倒)、
時間(開発終了時の外部環境変化)
• ウォーターフォールも難しい(できるだけ避ける)
• プロジェクト管理の難しさを多数のプロセスと文書でカバー
◼ プロジェクトを小規模にまとめる手法 が登場
• スパイラル、XP、アジャイル、リーン、カンバン、スクラム、…
• 補足
• 大規模要件を中小規模要件に上手く分解する必要あり
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最近のプロジェクトマネージメント
◼ 小さく短期に分解
◼ 予測型から適用型(反復型、斬進型)
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最近のプロジェクトマネージメント
Project
P
P
P
P
P
P
P
P P
P
P
フィード
バック
フィード
バック
P P P
フィード
バック
◼ 3大(スケジュール、コスト、スコープ)管理
• 旧(ウォーターフォール型)
• 固定:スコープ(成果物)
• 変動:スケジュール、コスト
• ⇒請負契約(丸投げ)
• 最近
• 固定:スケジュール、コスト
• 変動:スコープ(成果物)
• ⇒準委任契約(発注側の参加⇒コントロール)
◼ 発注者の責任・能力
• 責任が重い、高い能力が要求される
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最近のプロジェクトマネージメント
◼ 【やり方】
• プロジェクトにより最適な方法は異なる
• テーラリング(仕立て、カスタマイズ)必須
• 単純かつ小さな管理フレームワークorプラクティス
• 良くも悪くも自由度が高い(下手に使うと破綻)
◼ 【考え方】
• 明確な指針(価値観)
• 上記「やり方」を上手く活用するための原理・原則
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最近のプロジェクトマネージメント:2本柱
◼ アジャイルとは
• 小さな単位で動くソフトウエアを作っていく考え方・方法論
◼ アジャイル宣言(2001)
• 【考え方】4つの価値
• プロセスやツールよりも個人と対話を
• 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを
• 契約交渉よりも顧客との協調を
• 計画に従うことよりも変化への対応
• 【考え方】 【やりかた】12の原則
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アジャイル入門
◼ 12の原則
• 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供し
ます
• 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方に
つけることによって、お客様の競争力を引き上げます
• 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間
間隔でリリースします
• ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かな
ければなりません
• 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を
与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します
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アジャイル入門
◼ 12の原則(続き)
• 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェ
イスで話をすることです
• 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です
• アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。一定のペース
を継続的に維持できるようにしなければなりません
• 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます
• シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です
• 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み
出されます
• チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、そ
れに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します
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アジャイル入門
◼ エクストリーム・プログラミング(XP) (1999)
• プログラミングよりの構成
• 【考え方】5つの価値
• 【やり方】19のプラクティス
◼ スクラム (2010)
• マネージメントよりの構成
• 【考え方】5つの価値基準
• 【やり方】スクラム・フレームワーク
• 大規模アジャイルのベース
• Scrum@Scale、LeSS、SAFe
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アジャイル入門:代表例
◼ エクストリーム・プログラミング(XP)
• 【考え方】5つの価値
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アジャイル入門(XP)
コミュニケーション 文書⇒頻繁な口頭
シンプリシティ 必要最小限の実装
フィードバック 頻繁かつ多方面のテスト
勇気 正しい判断を恐れるな
リスクペクト 自身のプロフェッショナリズム、チーム
◼ エクストリーム・プログラミング(XP)
• 【やり方】19のプラクティス
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アジャイル入門(XP)
共同 反復、共通の用語、オープンな作業空間、回顧
開発 テスト主導型の開発、ペア・プログラミング、リファクタリ
ング、集団的な所有権、継続的インテグレーション、YAGNI
管理者 責任の受け入れ、援護、四半期ごとの見直し、ミラー、持続
可能なペース
顧客 ストーリーの作成、リリース計画、受け入れテスト、頻繁な
リリース
◼ 【考え方】5つの価値基準
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アジャイル入門(スクラム)
確約 スクラムチームは、ゴールを達成し、お互いにサポートすること
を確約する
勇気 スクラムチームのメンバーは、正しいことをする勇気や困難な問
題に取り組む勇気を持つ
集中 スクラムチームは、ゴールに向けて可能な限り進捗できるように、
スプリントの作業に集中する
公開 スクラムチームとステークホルダーは、作業や課題を公開する
尊敬 スクラムチームのメンバーは、お互いに能力のある独立した個人
として尊敬し、一緒に働く人たちからも同じように尊敬される
◼ 【やり方】スクラムフレームワーク
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アジャイル入門(スクラム) スクラムマスター
開発チーム
プロダクトオーナー
プロダクト
バックログ
スプリント
バックログ
スプリント
プランニング
デイリー
スクラム(毎日15分)
スプリント
レビュー(最大4時間)
スプリント
レトロスペクティブ
(最大3時間)
作業 インクリメント
スプリント(1か月以内)
◼ 構成と6からの変化
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PMBOK 7
PMBOK 6 PMBOK 7
プロジェクト
マネジメント
標準
【やり方概要】
ウォーターフォール
【考え方】
原理・原則
プロジェクト
マネジメント
知識体系ガイド
【やり方詳細】
・知識エリア(ウォー
ターフォール前提)
【やり方】
・パフォーマンス領域(方式の前提なし)
・テーラリング(専用の章建て)
・モデル、方法、作成物(専用の章建て)、
テーラリングで選択する
アジャイル実務
ガイド
別冊(PMBOK6の補足とし
てアジャイルを解説)
なし
◼ プロジェクトマネジメント標準
• 【考え方】
• 原理・原則
• 例:ステークホルダー
• ステークホルダーとの関係がXXXな感じになれば良い
◼ プロジェクトマネジメント知識体系ガイド
• 【やり方】
• パフォーマンス領域、テーラリング、モデル・方式・作成物
• 例:ステークホルダー
• ステークホルダー管理のやりかた
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PMBOK 7
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【考え方】プロジェクトマネージメント標準
スチュワードシップ 勤勉で敬意を払い面倒見のよりスチュワード(世話役)であること
チーム 協動的なプロジェクト・チーム環境を構築すること
ステークホルダー ステークホルダーと効果的に関わること
価値 価値に焦点を当てること
システム思考 システムの相互作用を意識し、評価し、対応すること
リーダーシップ リーダーシップを示すこと
テーラリング 状況に基づいてテーラリングすること
品質 プロセスと成果物に品質を組み込むこと
複雑さ 複雑さに対処すること
リスク(不確実さ) リスク対応を最適化すること
適応力と回復力 適応力と回復力を持つこと
改革 想定した将来の状況を達成するために改革できるようにすること
◼ プロジェクト・パフォーマンス領域
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【やり方】プロジェクトマネージメント知識体系ガイド
ステークホルダー
チーム
開発アプローチとライフサイクル
計画
プロジェクト作業
デリバリ
測定
不確実性
◼ ステークホルダー・エンゲージメント
• 特定
• 理解と分析
• 優先順位付け
• エンゲージメント
• 監視
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ステークホルダー・パフォーマンス
◼ プロジェクト・チームマネジメントとリーダーシップ
• 集権型マネジメントとリーダーシップ
• 分権型マネジメントとリーダーシップ
• チーム育成の胸痛の側面
◼ プロジェクトチームの文化
◼ パフォーマンスが高いプロジェクト・チーム
◼ リーダーシップ・スキル
• ビジョンの確立と維持
• クリティカル・シンキング
• 動機付け
• 人間関係のスキル
◼ リーダーシップ・スタイルのテーラリング
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チーム・パフォーマンス
◼ 開発、ケイデンス、ライフサイクルの関係
◼ デリバリー・ケイデンス(納品頻度)
◼ 開発アプローチ
◼ 開発アプローチの選択に関する考慮事項
• プロダクト、サービス、または所産
• プロジェクト
• 組織
◼ ライフサイクルとフェーズの定義
◼ デリバリー・ケイデンス、開発アプローチ、およびライフ
サイクルの整合性
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開発アプローチとライフサイクル・パフォーマンス
◼ 計画の概要
◼ 計画変数
• デリバリー
• 見積もり
• スケジュール
• 予算
◼ プロジェクト・チーム
の編成と構造
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計画パフォーマンス
◼ コミュニケーション
◼ 物的資源
◼ 調達
◼ 変更
◼ メトリックス
◼ プロジェクト・プロセス
◼ 整合する制約条件のバランスをとる
◼ プロジェクトのコミュニケーションとエンゲージメント
◼ 物的資源のマネジメント
◼ 調達での対応
• 入札プロセス
• 契約
◼ 新しい作業と変更の監視
◼ プロジェクト期間を通した学習
• 知識マネジメント
• 形式知と暗黙知
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プロジェクト作業パフォーマンス
◼ 価値の実現
◼ 成果物
• 要求事項
• スコープ定義
• 完了目標の変化
◼ 品質
• 品質コスト
• 変更コスト
◼ 事前の成果
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デリバリー・パフォーマンス
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測定パフォーマンス
◼ 効果的な尺度の確立
• 重要業績評価指標
• 効果的なメトリックス
◼ 測定の対象
• 成果物のメトリックス
• デリバリー
• ベースラインのパフォーマ
ンス
• 資源
• 事業価値
• ステークホルダー
• 予測
◼ 情報の提示
• ダッシュボード
• 情報ラジエター
• ビジュアル・コントロール
◼ 測定の落とし穴
◼ パフォーマンスのトラブル
シューティング
◼ 成長と改善
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不確かさパフォーマンス
◼ 一般的な不確かさ
◼ 曖昧さ
◼ 複雑さ
• システムベース
• 再構成
• プロセスベース
◼ 変動性
◼ リスク
• 脅威
• 好機
• マネジメント予備とコンティン
ジェンシー予備
• リスクレビュー
◼ テーラリング
• フレームワーク等をプロジェクトに適用(カスタマイズ)すること
• テーラリングのプロセス
• 初期の開発アプローチを選定
• 組織に合わせたテーラリング
• プロジェクトに合わせたテーラリング
• 継続的な改善
• パフォーマンス領域のテーラリング
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プロジェクトマネージメント知識体系ガイド
◼ モデル
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状況適用型リーダシップ SLII X X
OSCAR X X
コミュニ―ケーション 異文化コミュニケーション X X X X
コミュニケーションチャネルの有効性 X X X X
実行におけるへだたりと評価におけるへだたり X X
動機付けモデル 衛生要因と動機付け要因 X X X
内発的動機付けと外発的動機付け X X X
欲求理論 X X X
X理論、Y理論、Z理論 X X X
チェンジ 組織のチェンジマネージメント X X X
ADKAR X X X
改革を導くための8ステップのプロセス X X X
トランジション X X X
◼ モデル
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複雑さ カネヴィン・フレームワーク X X X X X
ステイシー・マトリックス X X X X X
チームの育成 タックマンの成長段階 X X
ドレクスラー/シベットのチーム・パフォーマンス X X
その他 コンフリクト X X X
交渉 X X X X
計画 X X X
プロセス群 X X X X
セイリエンス X X X
◼ 方法
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データ収集・分析方法 代替案分析 X X X X
前提条件・制約条件分析 X X X
ベンチマーキング X X
ビジネス正当性分析 X X
回収期間 X X X X
内部収益率 X X
投資収益率 X X
正味現在価値 X X X X
費用便益分析 X X
チェック・シート X X
品質コスト X X X
ディシジョン・ツリー分析 X
◼ 方法
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データ収集・分析方法 アーンド・バリュー分析 X X
期待金額価値 X
予測 X
インフルエンス・ダイアグラム X
ライフサイクル・アセスメント X
内外製分析 X X
発生確率・影響マトリックス X X
プロセス分析 X X X X
回帰分析 X X
根本原因分析 X X
感度分析 X X X
シミュレーション X X
◼ 方法
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データ収集・分析方法 ステークホルダー分析 X X X
SWOT分析 X X
傾向分析 X
バリュー・ストリーム・マッピング X X X
差異分析 X
What-IFシナリオ分析 X X
見積もり方法 親和性グルーピング X
類推見積もり X
ファンクション・ポイント X
複数点見積もり X
パラメトリック見積もり X
相対見積もり X
◼ 方法
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見積もり方法 単点見積もり X
ストーリー・ポイント見積もり X
ワイドバンド・デルファイ X
会議とイベント バックログの洗練 X X X X
入札説明会 X X X
変更管理委員会 X X
デイリー・スタンドアップ X X
イテレーション・レビュー X X X
イテレーション計画 X X X X
キックオフ X X X
教訓 X X X X
計画 X
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会議とイベント プロジェクト完了 X X X
プロジェクト・レビュー X X X X
リリース計画 X X
レトロスペクティブ X X
リスク・レビュー X X
状況 X X
運営委員会 X
その他 インパクト・マッピング X X X X X
モデリング X
ネット・プロモーター・スコア X X
優先順位付けの仕組み X X
タイムボックス X X X X X
◼ 作成物
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戦略文書 ビジネス・ケース X X
プロジェクト概要 X X
プロジェクト憲章 X X
プロジェクト・ビジョン記述書 X X
ロードマップ X X X
ログと登録簿の作成 前提条件ログ X X X X
バックログ X X X
変更ログ X X
課題ログ X
教訓登録簿 X
リスク調整済みバックログ X X
リスク登録簿 X X X X
ステークホルダー登録簿 X X
◼ 作成物
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計画の作成物 変更管理計画書 X X X
コミュニケーション・マネージメント計画書 X X X
コスト・マネージメント計画書 X
イテレーション計画書 X
調達マネージメント計画書 X X
プロジェクトマネージメント計画書 X X X
品質マネージメント計画書 X X X
リリース計画書 X X
要求事項マネジメント計画書 X X
資源マネジメント計画書 X X
リスク・マネジメント計画書 X X X
スコープ・マネジメント計画書 X X
スケジュール・マネジメント計画書 X X X
◼ 作成物
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やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド
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計画の作成物 ステークホルダー・マネジメント計画書 X X
テスト計画書 X X X X
階層チャートの作成物 組織ブレークダウン・ストラクチャー X X X
プロダクト・ブレークダウン・ストラクチャー X X
資源ブレークダウン・ストラクチャー X X X X
リスク・ブレークダウン・ストラクチャー X
ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー X X X
ベースラインの作成物 予算 X X X
マイルストーン・スケジュール X X X X
パフォーマンス測定ベースライン X X X X
プロジェクト・スケジュール X X X
スコープ・ベースライン X X X X
資格的データと視覚的情報の作成物 親和図 X X
◼ 作成物
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資格的データと視覚的情報の作成物 バーン・チャート X X X
特性要因図 X X X
累積フロー・ダイアグラム X X
サイクル・タイム・チャート X X
ダッシュボード X X
フローチャート X X X
ガント・チャート X X X
ヒストグラム X
情報ラジエーター X X
リード・タイム図 X X
順位付けマトリックス X X X
プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図 X X
◼ 作成物
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資格的データと視覚的情報の作成物 要求事項トレーサビリティ・マトリックス X X X
責任分担マトリックス X X
散布図 X X X
Sカーブ X X
ステークホルダー関与度評価マトリックス X X X
ストーリー・マップ X X
スループット・チャート X X
ユースケース X X
バリュー・ストリーム・マップ X X X
ベロシティ・チャート X X
報告の作成物 品質報告書 X X X
リスク報告書 X X
◼ 作成物
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やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド
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報告の作成物 状況報告書 X
合意と契約 定額 X X X X X X
実績償還 X X X X X X
タイム・アンド・マテリアル X X X X X X
数量未確定(IDIQ) X X X X X X
その他合意 X X X X X X
その他 アクティビティ・リスト X X X X
入札文書 X X X
メトリクス X X X
プロジェクトカレンダー X X X
要求事項文書 X X X X
プロジェクト・チーム憲章 X X
ユーザ・ストーリー X X X
◼ 最近のプロジェクト管理
• 予測型(ウォーターフォール)⇒適応型(アジャイル等)
◼ PMBOK 7
• 全体:プロセスから原理・原則、テーラリング必須
Copyright (c) kosho.org 52
おわりに
PMBOK 6 PMBOK 7
プロジェクトマネ
ジメント標準
【やり方概要】
ウォーターフォール
【考え方】
原理・原則
プロジェクトマネ
ジメント知識体系
ガイド
【やり方詳細】
・知識エリア(ウォー
ターフォール前提)
【やり方】
・パフォーマンス領域(方式の前提なし)
・テーラリング(専用の章建て)
・モデル、方法、作成物(専用の章建て)、
テーラリングで選択する

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最新プロジェクトマネージメント PMBOK6から7への変更点とその理由 introduction to recent project management

  • 2. ◼ プロジェクト:定義 • 独自のアウトプットを創造するために実施される有期性の業務 • 例 • 新サービス、ダム建設、新規店舗出店 • 業務改善、販売キャンペーン ◼ プロジェクトマネジメント:定義 • プロジェクトの要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツール と技法をプロジェクト活動へ適用すること • 競合するプロジェクト制約条件のバランスをとる • スコープ、スケジュール、コスト、品質、資源、リスク Copyright (c) kosho.org 2 プロジェクトマネージメントとは プロジェクト管理の3大ベースライン スコープ、スケジュール(タイム)、コスト
  • 3. ◼ 管理職に必須の技術 • 今どきの組織:何らかのプロジェクトを抱える • プロジェクトマネージャのコーチングは組織長の責務 • 組織管理、成果管理 • プロジェクトマネージメントの一部 ◼ 中小IT企業の弱点 • プロフェッショナルなプロジェクトマネージャが決定的に少ない • 系統だって学んだことが無い • 対比:外資や大手はPMPやMBAを積極に取らせる • PMBOK用語:部長連中の共通用語 Copyright (c) kosho.org 3 プロジェクトマネージメント:補足
  • 4. ◼ エンジニアリングである • サイエンス(プロセスの正しさが問われる)とは違う • 成果がでるか(Workするか)が評価軸 • こまかな(些細な)点はどうでもよい • もともとのソフトウェア工学自体がいい加減 • 30年前は宗教(明確な実験計測のない信条)と呼ばれていた • 最近やっと実験計測を伴う工学になった • 経験則や(雑な)フレームワークで構成される • ただし、用語の定義には気を付ける(誤解を避ける) • 広範囲な知識が必要 • 資格取得には暗記が必要 • 実践においては基本概念を理解しておけば良い Copyright (c) kosho.org 4 プロジェクトマネージメント:補足
  • 5. ◼ PMBOK • Project Management Body of Knowledge • プロジェクトマネジメント知識体系ガイド • 発行 • Project Management Institute (プロジェクトマネジメント協会) • 最新版:第7版 大幅変更(プロセスから原理・原則へ) • 2021年7月、日本語版2021年11月 • 入手方法(日本語版) • 書籍購入 • 11,990円 • PMI会員になる(PDFダウンロード) • 年会費139ドル • 日本語版(7):日本支部への入会必要(50ドル) Copyright (c) kosho.org 5 PMBOK
  • 6. ◼ 大規模プロジェクトのHow-Toガイド • プロジェクト実施をプロセスに分解 • 必要なプロセスを網羅 • ライフサイクル(ウォーターフォール) • 立ち上げ、計画、実行、終結、監視・コントロール • 管理対象(知識ドメイン) • プロジェクト統合、スコープ、タイム、コスト、品質、人的資 源、コミュニケーション、リスク、調達 • プロセスに関連する文書(作成物)を網羅 • プロジェクトマネジメント計画書、プロジェクト文書、その他 Copyright (c) kosho.org 6 旧PMBOK
  • 7. Copyright (c) kosho.org 7 旧PMBOK:ライフサイクル(ウォーターフォール) 立ち上げ 計画 実行 終結 監視・コントロール プロジェクトやフェーズを開始 する認可を得ることによって、 新規プロジェクトや既存プロ ジェクトの新しいフェーズを定 義する プロジェクト・スコープの 確定や目標の洗練、さらに プロジェクトが取り組むべ き目標の達成に必要な一連 の行動を規定する プロジェクトの要求事項を 満たすために、プロジェク トマネジメント計画書に定 義された作業を行う プロジェクト、フェーズ、 または契約を正式に完了ま たは完結する プロジェクトの進捗やパフォーマンスを追跡し、レビューし、統制し、 計画の変更が必要な分野を特定し、それらの変更を開始する
  • 8. プロジェクト統合 各種プロセスと活動の特定、定義、結合、統一、調整等を行う スコープ プロジェクトを成功のうちに完了するために必要なすべての作業を含み、かつ必要な作業のみを含むことを 確実にする タイム プロジェクトを所定の時間で完了するようにする コスト プロジェクトを承認済みの予算内で完了するようにする 品質 ステークホルダーの期待を満たすために、プロジェクトとプロダクトの品質要求事項の計画、マネジメント、 およびコントロールに関する組織の品質方針を決定する 人的資源 プロジェクトを成功裏に完了させるために必要な資源を特定し、獲得し、そしてマネジメントする コミュニケーション プロジェクト情報の計画、収集、生成、配布、保管、検索、マネジメント、コントロール、監視、そして最 終的な廃棄を適時かつ適切な形で確実に行う リスク プロジェクトに関するリスク・マネジメントの計画、特定、分析、対応計画、対応策の実行、およびリスク の監視を行う 調達 プロダクト、サービス、所産をプロジェクト・チームの外部から購入または取得する Copyright (c) kosho.org 8 旧PMBOK:管理対象(知識ドメイン)
  • 9. Copyright (c) kosho.org 9 旧PMBOK:全プロセス(PMBOK4) 立ち上げ 計画 実行 終結 監視・コントロール プロジェクト統合 ・プロジェクト憲章作成 ・プロジェクトマネジメン ト計画書作成 ・プロジェクト実行の指揮、 マネージメント ・プロジェクトやフェーズ の終結 ・プロジェクト作業の監 視・コントロール ・総合変更管理 スコープ ・要求事項収集 ・スコープ定義 ・WBS作成 ・スコープ検証 ・スコープコントロール タイム ・アクティビティ定義 ・アクティビティ順序設定 ・スケジュール ・スケジュールコントロー ル コスト ・コスト見積もり ・予算設定 ・コストコントロール 品質 ・品質計画 ・品質保証 ・品質管理 人的資源 ・人的資源計画作成 ・プロジェクトチーム編成 ・プロジェクトチーム育成 ・プロジェクトチームのマ ネージメント コミュニケーション ・ステークホルダー特定 ・コミュニケーション計画 作成 ・情報配布 ・ステークホルダー特定の 期待のマネージメント ・実績報告 リスク ・リスク・マネージメント 計画作成 ・リスク特定 ・定性的リスク分析 ・定量的リスク分析 ・リスク対応計画 ・リスクの監視・コント ロール 調達 ・調達計画作成 ・調達実行 ・調達終了 ・調達管理
  • 10. ◼ プロセス定義 • プロジェクトマネジメントに必要な活動 • 入力文書を基に、ツールと技法を使い、出力文書を作成する Copyright (c) kosho.org 10 旧PMBOK:プロセス プロジェクト憲章作成 プロジェクト作業範囲記 述書 専門家の判断 プロジェクト憲章 ビジネスケース 契約 組織体の環境要因 組織のプロセス資産 入力文書 出力文書 ツールと技法 プロセス名
  • 11. ◼ プロジェクトマネジメント計画書 • プロジェクト管理に関する文書 • 各種計画書(スコープ、要求事項、スケジュール、…) • ベースライン(スコープ、スケジュール、コスト…) ◼ プロジェクト文書 • プロジェクトの中間文書 • ログ、各種リスト、各種登録簿(リスク、ステークホルダー…) • その他 ◼ その他 • 外部要因等 • 組織体の環境要因、組織のプロセス資産… Copyright (c) kosho.org 11 旧PMBOK:文書(作成物)
  • 12. Copyright (c) kosho.org 12 旧PMBOK:作成物・プロジェクトマネジメント計画書 計画書 ベースライン スコープ・マネジメント計画書 スコープベースライン 要求事項マネジメント計画書 スケジュールベースライン スケジュール・マネジメント計画書 コスト・パフォーマンスベースライン コミュニケーション・マネジメント計画書 人的資源計画書 コスト・マネジメント計画書 品質マネジメント計画書 プロセス改善計画書 リスクマネジメント計画書
  • 13. Copyright (c) kosho.org 13 旧PMBOK:作成物・プロジェクト文書 統 合 プロジェクト作業範囲記述書、ビジネ スケース、契約 タ イ ム ・ 続 プロジェクト・スケジュール・ネットワー ク図 リ ス ク リスク登録簿 調 達 ・ 続 選定納入者 プロジェクト憲章 アクティビティ資源に対する要求事項 リスク関連の契約決定事項 調達契約締結 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 調達文書 資源ブレークダウンストラクチャー 調 達 協業契約 成 果 物 要素成果物 ステークホルダー登録簿 アクティビティ所要期間見積もり 調達作業範囲記述書 確認済み要素成果物 ステークホルダー・マネジメント戦略 プロジェクト・スケジュール 内外製決定 受け入れ済み要素成果物 課題ログ、変更ログ スケジュール・データ 調達文書 パ フ ォ ー マ ン ス 品 質 作業パフォーマンス情報 実績報告書 人 的 資 源 資源カレンダー 調達先選定基準 作業パフォーマンス測定結果 ス コ ー プ 要求事項文書 プロジェクト要員任命 適格納入者リスト チームのパフォーマンス評価 要求事項トレーサビリティ・マトリッ クス コ ス ト アクティビティ・コスト見積もり 納入候補者のプロポーサル 品質管理測定結果 プロジェクト・スコープ記述書 見積もりの根拠 選定納入者 変 更 要 求 変更要求 WBS、WBS辞書 プロジェクト資金調達に対する要求事項 調達契約締結 変更要求状況更新版 タ イ ム アクティビティ・リスト、アクティビ ティ属性 品 質 品質尺度 契約 承認済み変更要求 マイルストーン・リスト 品質チェックシート 調達管理文書 確認済み変更
  • 14. ◼ 大規模プロジェクトは難しい • 要件定義(抜け、勘違い)、工数予測(見込み違い)、大規模管理(面倒)、 時間(開発終了時の外部環境変化) • ウォーターフォールも難しい(できるだけ避ける) • プロジェクト管理の難しさを多数のプロセスと文書でカバー ◼ プロジェクトを小規模にまとめる手法 が登場 • スパイラル、XP、アジャイル、リーン、カンバン、スクラム、… • 補足 • 大規模要件を中小規模要件に上手く分解する必要あり Copyright (c) kosho.org 14 最近のプロジェクトマネージメント
  • 15. ◼ 小さく短期に分解 ◼ 予測型から適用型(反復型、斬進型) Copyright (c) kosho.org 15 最近のプロジェクトマネージメント Project P P P P P P P P P P P フィード バック フィード バック P P P フィード バック
  • 16. ◼ 3大(スケジュール、コスト、スコープ)管理 • 旧(ウォーターフォール型) • 固定:スコープ(成果物) • 変動:スケジュール、コスト • ⇒請負契約(丸投げ) • 最近 • 固定:スケジュール、コスト • 変動:スコープ(成果物) • ⇒準委任契約(発注側の参加⇒コントロール) ◼ 発注者の責任・能力 • 責任が重い、高い能力が要求される Copyright (c) kosho.org 16 最近のプロジェクトマネージメント
  • 17. ◼ 【やり方】 • プロジェクトにより最適な方法は異なる • テーラリング(仕立て、カスタマイズ)必須 • 単純かつ小さな管理フレームワークorプラクティス • 良くも悪くも自由度が高い(下手に使うと破綻) ◼ 【考え方】 • 明確な指針(価値観) • 上記「やり方」を上手く活用するための原理・原則 Copyright (c) kosho.org 17 最近のプロジェクトマネージメント:2本柱
  • 18. ◼ アジャイルとは • 小さな単位で動くソフトウエアを作っていく考え方・方法論 ◼ アジャイル宣言(2001) • 【考え方】4つの価値 • プロセスやツールよりも個人と対話を • 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを • 契約交渉よりも顧客との協調を • 計画に従うことよりも変化への対応 • 【考え方】 【やりかた】12の原則 Copyright (c) kosho.org 18 アジャイル入門
  • 19. ◼ 12の原則 • 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供し ます • 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方に つけることによって、お客様の競争力を引き上げます • 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間 間隔でリリースします • ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かな ければなりません • 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を 与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します Copyright (c) kosho.org 19 アジャイル入門
  • 20. ◼ 12の原則(続き) • 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェ イスで話をすることです • 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です • アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。一定のペース を継続的に維持できるようにしなければなりません • 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます • シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です • 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み 出されます • チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、そ れに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します Copyright (c) kosho.org 20 アジャイル入門
  • 21. ◼ エクストリーム・プログラミング(XP) (1999) • プログラミングよりの構成 • 【考え方】5つの価値 • 【やり方】19のプラクティス ◼ スクラム (2010) • マネージメントよりの構成 • 【考え方】5つの価値基準 • 【やり方】スクラム・フレームワーク • 大規模アジャイルのベース • Scrum@Scale、LeSS、SAFe Copyright (c) kosho.org 21 アジャイル入門:代表例
  • 22. ◼ エクストリーム・プログラミング(XP) • 【考え方】5つの価値 Copyright (c) kosho.org 22 アジャイル入門(XP) コミュニケーション 文書⇒頻繁な口頭 シンプリシティ 必要最小限の実装 フィードバック 頻繁かつ多方面のテスト 勇気 正しい判断を恐れるな リスクペクト 自身のプロフェッショナリズム、チーム
  • 23. ◼ エクストリーム・プログラミング(XP) • 【やり方】19のプラクティス Copyright (c) kosho.org 23 アジャイル入門(XP) 共同 反復、共通の用語、オープンな作業空間、回顧 開発 テスト主導型の開発、ペア・プログラミング、リファクタリ ング、集団的な所有権、継続的インテグレーション、YAGNI 管理者 責任の受け入れ、援護、四半期ごとの見直し、ミラー、持続 可能なペース 顧客 ストーリーの作成、リリース計画、受け入れテスト、頻繁な リリース
  • 24. ◼ 【考え方】5つの価値基準 Copyright (c) kosho.org 24 アジャイル入門(スクラム) 確約 スクラムチームは、ゴールを達成し、お互いにサポートすること を確約する 勇気 スクラムチームのメンバーは、正しいことをする勇気や困難な問 題に取り組む勇気を持つ 集中 スクラムチームは、ゴールに向けて可能な限り進捗できるように、 スプリントの作業に集中する 公開 スクラムチームとステークホルダーは、作業や課題を公開する 尊敬 スクラムチームのメンバーは、お互いに能力のある独立した個人 として尊敬し、一緒に働く人たちからも同じように尊敬される
  • 25. ◼ 【やり方】スクラムフレームワーク Copyright (c) kosho.org 25 アジャイル入門(スクラム) スクラムマスター 開発チーム プロダクトオーナー プロダクト バックログ スプリント バックログ スプリント プランニング デイリー スクラム(毎日15分) スプリント レビュー(最大4時間) スプリント レトロスペクティブ (最大3時間) 作業 インクリメント スプリント(1か月以内)
  • 26. ◼ 構成と6からの変化 Copyright (c) kosho.org 26 PMBOK 7 PMBOK 6 PMBOK 7 プロジェクト マネジメント 標準 【やり方概要】 ウォーターフォール 【考え方】 原理・原則 プロジェクト マネジメント 知識体系ガイド 【やり方詳細】 ・知識エリア(ウォー ターフォール前提) 【やり方】 ・パフォーマンス領域(方式の前提なし) ・テーラリング(専用の章建て) ・モデル、方法、作成物(専用の章建て)、 テーラリングで選択する アジャイル実務 ガイド 別冊(PMBOK6の補足とし てアジャイルを解説) なし
  • 27. ◼ プロジェクトマネジメント標準 • 【考え方】 • 原理・原則 • 例:ステークホルダー • ステークホルダーとの関係がXXXな感じになれば良い ◼ プロジェクトマネジメント知識体系ガイド • 【やり方】 • パフォーマンス領域、テーラリング、モデル・方式・作成物 • 例:ステークホルダー • ステークホルダー管理のやりかた 27 PMBOK 7
  • 28. Copyright (c) kosho.org 28 【考え方】プロジェクトマネージメント標準 スチュワードシップ 勤勉で敬意を払い面倒見のよりスチュワード(世話役)であること チーム 協動的なプロジェクト・チーム環境を構築すること ステークホルダー ステークホルダーと効果的に関わること 価値 価値に焦点を当てること システム思考 システムの相互作用を意識し、評価し、対応すること リーダーシップ リーダーシップを示すこと テーラリング 状況に基づいてテーラリングすること 品質 プロセスと成果物に品質を組み込むこと 複雑さ 複雑さに対処すること リスク(不確実さ) リスク対応を最適化すること 適応力と回復力 適応力と回復力を持つこと 改革 想定した将来の状況を達成するために改革できるようにすること
  • 29. ◼ プロジェクト・パフォーマンス領域 Copyright (c) kosho.org 29 【やり方】プロジェクトマネージメント知識体系ガイド ステークホルダー チーム 開発アプローチとライフサイクル 計画 プロジェクト作業 デリバリ 測定 不確実性
  • 30. ◼ ステークホルダー・エンゲージメント • 特定 • 理解と分析 • 優先順位付け • エンゲージメント • 監視 Copyright (c) kosho.org 30 ステークホルダー・パフォーマンス
  • 31. ◼ プロジェクト・チームマネジメントとリーダーシップ • 集権型マネジメントとリーダーシップ • 分権型マネジメントとリーダーシップ • チーム育成の胸痛の側面 ◼ プロジェクトチームの文化 ◼ パフォーマンスが高いプロジェクト・チーム ◼ リーダーシップ・スキル • ビジョンの確立と維持 • クリティカル・シンキング • 動機付け • 人間関係のスキル ◼ リーダーシップ・スタイルのテーラリング Copyright (c) kosho.org 31 チーム・パフォーマンス
  • 32. ◼ 開発、ケイデンス、ライフサイクルの関係 ◼ デリバリー・ケイデンス(納品頻度) ◼ 開発アプローチ ◼ 開発アプローチの選択に関する考慮事項 • プロダクト、サービス、または所産 • プロジェクト • 組織 ◼ ライフサイクルとフェーズの定義 ◼ デリバリー・ケイデンス、開発アプローチ、およびライフ サイクルの整合性 Copyright (c) kosho.org 32 開発アプローチとライフサイクル・パフォーマンス
  • 33. ◼ 計画の概要 ◼ 計画変数 • デリバリー • 見積もり • スケジュール • 予算 ◼ プロジェクト・チーム の編成と構造 Copyright (c) kosho.org 33 計画パフォーマンス ◼ コミュニケーション ◼ 物的資源 ◼ 調達 ◼ 変更 ◼ メトリックス
  • 34. ◼ プロジェクト・プロセス ◼ 整合する制約条件のバランスをとる ◼ プロジェクトのコミュニケーションとエンゲージメント ◼ 物的資源のマネジメント ◼ 調達での対応 • 入札プロセス • 契約 ◼ 新しい作業と変更の監視 ◼ プロジェクト期間を通した学習 • 知識マネジメント • 形式知と暗黙知 Copyright (c) kosho.org 34 プロジェクト作業パフォーマンス
  • 35. ◼ 価値の実現 ◼ 成果物 • 要求事項 • スコープ定義 • 完了目標の変化 ◼ 品質 • 品質コスト • 変更コスト ◼ 事前の成果 Copyright (c) kosho.org 35 デリバリー・パフォーマンス
  • 36. Copyright (c) kosho.org 36 測定パフォーマンス ◼ 効果的な尺度の確立 • 重要業績評価指標 • 効果的なメトリックス ◼ 測定の対象 • 成果物のメトリックス • デリバリー • ベースラインのパフォーマ ンス • 資源 • 事業価値 • ステークホルダー • 予測 ◼ 情報の提示 • ダッシュボード • 情報ラジエター • ビジュアル・コントロール ◼ 測定の落とし穴 ◼ パフォーマンスのトラブル シューティング ◼ 成長と改善
  • 37. Copyright (c) kosho.org 37 不確かさパフォーマンス ◼ 一般的な不確かさ ◼ 曖昧さ ◼ 複雑さ • システムベース • 再構成 • プロセスベース ◼ 変動性 ◼ リスク • 脅威 • 好機 • マネジメント予備とコンティン ジェンシー予備 • リスクレビュー
  • 38. ◼ テーラリング • フレームワーク等をプロジェクトに適用(カスタマイズ)すること • テーラリングのプロセス • 初期の開発アプローチを選定 • 組織に合わせたテーラリング • プロジェクトに合わせたテーラリング • 継続的な改善 • パフォーマンス領域のテーラリング Copyright (c) kosho.org 38 プロジェクトマネージメント知識体系ガイド
  • 39. ◼ モデル Copyright (c) kosho.org 39 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 状況適用型リーダシップ SLII X X OSCAR X X コミュニ―ケーション 異文化コミュニケーション X X X X コミュニケーションチャネルの有効性 X X X X 実行におけるへだたりと評価におけるへだたり X X 動機付けモデル 衛生要因と動機付け要因 X X X 内発的動機付けと外発的動機付け X X X 欲求理論 X X X X理論、Y理論、Z理論 X X X チェンジ 組織のチェンジマネージメント X X X ADKAR X X X 改革を導くための8ステップのプロセス X X X トランジション X X X
  • 40. ◼ モデル Copyright (c) kosho.org 40 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 複雑さ カネヴィン・フレームワーク X X X X X ステイシー・マトリックス X X X X X チームの育成 タックマンの成長段階 X X ドレクスラー/シベットのチーム・パフォーマンス X X その他 コンフリクト X X X 交渉 X X X X 計画 X X X プロセス群 X X X X セイリエンス X X X
  • 41. ◼ 方法 Copyright (c) kosho.org 41 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ データ収集・分析方法 代替案分析 X X X X 前提条件・制約条件分析 X X X ベンチマーキング X X ビジネス正当性分析 X X 回収期間 X X X X 内部収益率 X X 投資収益率 X X 正味現在価値 X X X X 費用便益分析 X X チェック・シート X X 品質コスト X X X ディシジョン・ツリー分析 X
  • 42. ◼ 方法 Copyright (c) kosho.org 42 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ データ収集・分析方法 アーンド・バリュー分析 X X 期待金額価値 X 予測 X インフルエンス・ダイアグラム X ライフサイクル・アセスメント X 内外製分析 X X 発生確率・影響マトリックス X X プロセス分析 X X X X 回帰分析 X X 根本原因分析 X X 感度分析 X X X シミュレーション X X
  • 43. ◼ 方法 Copyright (c) kosho.org 43 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ データ収集・分析方法 ステークホルダー分析 X X X SWOT分析 X X 傾向分析 X バリュー・ストリーム・マッピング X X X 差異分析 X What-IFシナリオ分析 X X 見積もり方法 親和性グルーピング X 類推見積もり X ファンクション・ポイント X 複数点見積もり X パラメトリック見積もり X 相対見積もり X
  • 44. ◼ 方法 Copyright (c) kosho.org 44 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 見積もり方法 単点見積もり X ストーリー・ポイント見積もり X ワイドバンド・デルファイ X 会議とイベント バックログの洗練 X X X X 入札説明会 X X X 変更管理委員会 X X デイリー・スタンドアップ X X イテレーション・レビュー X X X イテレーション計画 X X X X キックオフ X X X 教訓 X X X X 計画 X
  • 45. ◼ 方法 Copyright (c) kosho.org 45 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 会議とイベント プロジェクト完了 X X X プロジェクト・レビュー X X X X リリース計画 X X レトロスペクティブ X X リスク・レビュー X X 状況 X X 運営委員会 X その他 インパクト・マッピング X X X X X モデリング X ネット・プロモーター・スコア X X 優先順位付けの仕組み X X タイムボックス X X X X X
  • 46. ◼ 作成物 Copyright (c) kosho.org 46 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 戦略文書 ビジネス・ケース X X プロジェクト概要 X X プロジェクト憲章 X X プロジェクト・ビジョン記述書 X X ロードマップ X X X ログと登録簿の作成 前提条件ログ X X X X バックログ X X X 変更ログ X X 課題ログ X 教訓登録簿 X リスク調整済みバックログ X X リスク登録簿 X X X X ステークホルダー登録簿 X X
  • 47. ◼ 作成物 Copyright (c) kosho.org 47 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 計画の作成物 変更管理計画書 X X X コミュニケーション・マネージメント計画書 X X X コスト・マネージメント計画書 X イテレーション計画書 X 調達マネージメント計画書 X X プロジェクトマネージメント計画書 X X X 品質マネージメント計画書 X X X リリース計画書 X X 要求事項マネジメント計画書 X X 資源マネジメント計画書 X X リスク・マネジメント計画書 X X X スコープ・マネジメント計画書 X X スケジュール・マネジメント計画書 X X X
  • 48. ◼ 作成物 Copyright (c) kosho.org 48 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 計画の作成物 ステークホルダー・マネジメント計画書 X X テスト計画書 X X X X 階層チャートの作成物 組織ブレークダウン・ストラクチャー X X X プロダクト・ブレークダウン・ストラクチャー X X 資源ブレークダウン・ストラクチャー X X X X リスク・ブレークダウン・ストラクチャー X ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー X X X ベースラインの作成物 予算 X X X マイルストーン・スケジュール X X X X パフォーマンス測定ベースライン X X X X プロジェクト・スケジュール X X X スコープ・ベースライン X X X X 資格的データと視覚的情報の作成物 親和図 X X
  • 49. ◼ 作成物 Copyright (c) kosho.org 49 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 資格的データと視覚的情報の作成物 バーン・チャート X X X 特性要因図 X X X 累積フロー・ダイアグラム X X サイクル・タイム・チャート X X ダッシュボード X X フローチャート X X X ガント・チャート X X X ヒストグラム X 情報ラジエーター X X リード・タイム図 X X 順位付けマトリックス X X X プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図 X X
  • 50. ◼ 作成物 Copyright (c) kosho.org 50 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 資格的データと視覚的情報の作成物 要求事項トレーサビリティ・マトリックス X X X 責任分担マトリックス X X 散布図 X X X Sカーブ X X ステークホルダー関与度評価マトリックス X X X ストーリー・マップ X X スループット・チャート X X ユースケース X X バリュー・ストリーム・マップ X X X ベロシティ・チャート X X 報告の作成物 品質報告書 X X X リスク報告書 X X
  • 51. ◼ 作成物 Copyright (c) kosho.org 51 やり方:プロジェクトマネージメント知識体系ガイド チ ー ム ス テ ー ク ホ ル ダ ラ イ フ サ イ ク ル 計 画 作 業 デ リ バ リ 測 定 不 確 か さ 報告の作成物 状況報告書 X 合意と契約 定額 X X X X X X 実績償還 X X X X X X タイム・アンド・マテリアル X X X X X X 数量未確定(IDIQ) X X X X X X その他合意 X X X X X X その他 アクティビティ・リスト X X X X 入札文書 X X X メトリクス X X X プロジェクトカレンダー X X X 要求事項文書 X X X X プロジェクト・チーム憲章 X X ユーザ・ストーリー X X X
  • 52. ◼ 最近のプロジェクト管理 • 予測型(ウォーターフォール)⇒適応型(アジャイル等) ◼ PMBOK 7 • 全体:プロセスから原理・原則、テーラリング必須 Copyright (c) kosho.org 52 おわりに PMBOK 6 PMBOK 7 プロジェクトマネ ジメント標準 【やり方概要】 ウォーターフォール 【考え方】 原理・原則 プロジェクトマネ ジメント知識体系 ガイド 【やり方詳細】 ・知識エリア(ウォー ターフォール前提) 【やり方】 ・パフォーマンス領域(方式の前提なし) ・テーラリング(専用の章建て) ・モデル、方法、作成物(専用の章建て)、 テーラリングで選択する