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Empower
Every Engineer
エスキュービズム・テクノロジー
エンジニア勉強会
June 5,2015
S-cubism Technology Inc.
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de:code
TechEd + //build
de:codeの概要
• Microsoft主催の技術カンファレンス
• TechEdなどのカンファレンスを1つに統合
• ビジネスパートナー向けセッションも豊富
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今年の見どころ
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クラウド
デバイス
今年の見どころ
• Windows10
• Windows Server
• Azure
• IoT
• 開発ツール
• Etc…
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ちなみに
• 会場の異常なWindows Phone率
• 手首には, みんなMicrosoft Band
• こいつら日本で大ヒットしてたんや!(錯覚
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今年のキーワード
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Empower Every Engineer
キーノートの目玉
• クラウド
• デバイス
8
Azure
• ハイブリッド
• スケール
• エンタープライズ
9
Azure
• 直近1年で500以上の機能追加
• クラウドがイノベーションを巻き起こしている
10
Azure導入事例
• トヨタ自動車
– Connected Car
– 車とAzureでビッグデータの収集
– 走行位置, 走行距離, Etc…
• 車は, 単なるトランスポータでなくなる
– 顧客とつながる
11
トヨタ自動車
• Azure導入で29%のコストカット
– インフラリソースが大幅削減
• インフラ構築が1/10の時間と費用に
– リードタイムを大幅削減
• ビッグデータをMachine Learningで
– クラウドで最先端技術をすぐ導入できる
12
トヨタ自動車
• IT屋が技術をチラつかせる時代は終わった
• IT屋がイニシアチブを取る時代が来た
• IT = Inovation Technology
13
トヨタ自動車
14
五輪は, トヨタ 四輪もトヨタ
Azure + Docker
• 簡単にAzureにデプロイ
– Docker on LinuxをVSでリモートデバッグ
– ブレークポイントまで置ける
• Docker特化のWindows Serverも登場
– Nano Server
• クライアントは, Win用がこの前リリース
15
Azure + マイクロサービス
• Azure Service Fabric
– マイクロサービス構築用PaaS
– ハイパースケール
– 空気を読んだスケーリング
– リージョンを跨いでシステムをクラスタリング可能
– オーケストレーション機能の提供
– 複雑な繋がりを見せるマイクロサービスを自動管
理
– 低レイヤーも触れる
16
マイクロサービス
• それぞれのプロセスで動作する単一の問題
を解決するサービス
• 機能単位でデプロイできるくらいが理想
• サービスが細かすぎて結合がかなり複雑
• 工学的有効性の知見は, まだない
17
Azure
• 全世界19のDC
– AWS + Googleよりもいっぱい
– リージョンは増えるよどこまでも
• カナダとインドにも開設決定!
• 政府用DCも含めて23個くらい?
18
Azure
• Hybrid Connectivity
– オンプレとクラウドの融合
– Express Routeで専用線通信
• Data Lake
– 無限のデータストア
– いつか使うためのデータを生で貯めておく湖
– Data LakeからHadoopへ流すなど
19
Windows10 Mobile
• 遂に日本にWindows Phoneが帰ってきた!
• もうWindows Phoneじゃないよ
– Windows10 Mobile
• 実機が初お披露目
20
21
MADOSMA
• マウスコンピュータから発売
– Windows Phone8.1
– たぶん10にアップデートされる
• 6/18発売!
• 3万円!
– 初回分は売り切れそうだからご注文はお早めに
22
23
Windows10 Continuum
• Windows10 Mobileをディスプレイに接続
– 普通のデスクトップとして使用可能
– ディスプレイがあればお仕事可能
24
Windows10
• Windows最後のバージョン
• プラットフォームの統一
– Raspberry PiからHoloLensまで
• Universal Windows Platform Apps
– 1バイナリ
– マルチプラットフォーム
25
Windows10のAPI
• GDIは, 基本的に廃止
– XAMLを使ってください
• 発行者共有ストレージ
– 同一発行者のアプリが使えるストレージ領域
– データのアプリ間同期などが容易に
26
Windows10のAPI
• アプリ間のアイテム共有
– アプリ間で要素のドラッグアンドドロップが可能
– アプリの相互連携性の向上
– 簡単に実装可能
27
Windows10のAPI
• IMEのAPIの拡張
– IMEからの情報をアプリケーションに
– 漢字の読み仮名取得
– 予測変換取得
– 変換候補取得など
28
Windows10のAPI
• WPF以外にInkCanvasが搭載
– 自前で実装しなくてOK
• マップも強化
– Bingマップが日本でも細かく見れるようになる!
– 日本は, 専用サーバで専用データを用意
29
Windows10
• Active Directoryとの連携強化
– Enterprise向け機能の強化
– MobileもTabletも
– ユーザーデータと業務データの分業管理
– ファイルにEnterprise向けか個人向けかのフラグ
– Enterprise向けだとコピペ不可能になるとか
30
31
Universal Windows Platform
32
Universal Windows Platform
• One バイナリ
• One プラットフォーム
• One ストア
33
Universal Windows Platform
• CoreCLRで動作
– モジュール化の加速
• ネイティブコンパイル
– ストアで勝手にネイティブ化して配布してくれる
– ネイティブコンパイルしてテスト必須
34
新しいWindowsの更新形態
• プレビューユーザー
– 早期のビルドをインストールしてテストできる
– フィードバックを返したり
• 通常ユーザー
– 既存のアップデート
• Enterpriseユーザー
– 端末ごとのアップデートの優先順位の選択
– セキュリティパッチのみの更新など
– 最大10年同一バージョンをサポート 35
Windows10とEnterprise
• ビジネス向けストア
– サイドローディングもストア管理
– サイドローディングを自動アップデート可能
– 領収書の発行などの日本風な決済も可能
36
Universal Windows Platform
37
Project Westminster
• WebアプリをWindowsアプリへ
• 課金などのシステムは, Windowsが提供
• URLが変わってもアプリを更新するだけ
• フレキシブルデザイン向け
38
Project Centennial
• 古いWindowsアプリをストア向けに
• Win32ベースのアプリなどが対象
• Photoshop Elementが移植されたり
39
Project Astoria
• AndroidアプリをWindowsへ
• Apkをそのまま変換
• タイルなどの実装は, APIを提供
• 実機デモがお披露目
40
Project IslandWood
• iOSアプリをWindowsへ
• iOSアプリは, Macで証明書の発行が必要
– Obj-CのプロジェクトをそのままWindows向けに
ビルドする
– はじめは, 一部のよく使われるAPIの変換から
• Swiftは?
– まだメジャーじゃないから見送り
– 技術的にはできるらしい
41
HoloLens
• 実機お披露目はなし
• アプリケーションのソースはちょっと見れた
• 別段3D描画の仕組みは, 新しくない
42
PowerBI
• ビッグデータ分析基盤
• Excelでビッグデータ分析
• ビジネスで得られたデータをすぐに分析
– 今まで隠れていた知見を簡単に引き出す
43
44
Microsoft Edge
• IEに代わる新ブラウザ
• 基本的にWebの標準に沿う
• IEも一応残る
– 互換性のため
45
Microsoft Edge
• Universal Windows Platform
– 定期的に更新される
• HTML + JavaScriptで拡張が作れる
46
Microsoft Edge
• Web Audioに対応
– オーディオがリッチ
– ドルビーデジタルにも対応
47
今のIE
• レガシー
– IE6
– IE7
– IE8
• モダン
– IE9
– IE10
– IE11
48
Windows10では
• レガシー
– IE6
– IE7
– IE8
– IE9
– IE10
– IE11
• モダン
– Edge 49
IEのセキュリティポリシー
• 以前
– 各OSのライフサイクル準拠
• 今後
– そのOSで動く最新のブラウザをサポート
– VistaならIE9, 7ならIE11
50
Edgeと相互運用性
• Web標準から外れる実装が必要になったら,
相互互換性を選ぶ
• 4200以上の相互運用性の改善
• JetStreamのベンチで, Chromeより速い
51
Visual Studio
• 料金, エディション体系の大幅な改定
• Objective-Cをサポート
• テストを自動生成
• デバッグしながらのIntelliTrace
52
IntelliTest
• テストの自動生成機能
– Smart Unit Test
– 構文解析してホワイトボックステストを生成
– レガシーコードの指摘とかもしてくれる
53
Visual Studio
• 大幅なエディションの構成変更
– Visual Studio Enterprise
– Professional
– Community
– Express
54
Visual Studio
• CodeLensがProfessionalに降りてくる
• Gitとの連携強化
• リファクタリング機能の強化
• Application Insightでアプリ解析
55
Visual Studio
• 今なら半額
– Premiumを買っておけば, Enterpriseにアップグ
レード
56
まとめ
• Windowsは, 今が大きな転換期
• ビジネス向けで便利になる部分もかなり多い
– そろそろ移行準備を始めねば?
• Windows 10 Mobileも頭の隅に
– セキュリティなどで導入を始める企業が出てくる
かも
57
まとめ
• Azureもどんどん進化
– DNSサービスも始まっていよいよ感
– IoT系は, 一日の長がある
• 分析するならExcel
– PowerBI, ExcelBIの時代がすぐそこに
– データを投げればとりあえず分析まで楽々
58

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