DEV-005_200 時間以上お客様と向き合って見えた Team Foundation Server による開発業務効率化の実現方法
- 1. ROOM F
- 2. このセッションは、 2015 年 10 月の着任以降、ツール紹介、導入支援、セミナー、 ハンズオン等の活動を通じて得た顧客フィードバックをもとに、 Team Foundation Server / Visual Studio Team Services で実現する開発業務の効率化の理解と 明日から ”適切に” 導入するためのノウハウの習得を お届けするセッションです。 1
- 3. Agenda • Team Foundation Server / Visual Studio Team Services の 特長 • チケット管理 • テストケース管理 • リポジトリ管理 • ビルド自動化 • デプロイ自動化 • Team Foundation Server インストール時の注意事項 2
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- 5. 全体像 • 開発業務に欠かせないツール群を一気通貫で提供 • Visual Studio との組み合わせによる開発環境の垂直統合 4 Team Foundation Server 2015 Update 2.1 Visual Studio Team Services
- 6. Excel を活用したチケット管理 5 • COM アドイン “Team Foundation Add-in” の追加で、 Excel から ”直接” チケットの一括登録・変更操作等を実現 • Microsoft Team Foundation Server Office Integration 2015 Update 2 をインストール https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=51641
- 7. TFVC によるチェックイン後の手戻り削減 6 • Visual Studio でチェックインポリシー ”コード分析” の設定 • ビルド成功 & コード分析を通過したコードのをチェックイン • ゲートチェックインで、サーバー側のビルドを通過しない チェックイン拒否
- 8. ビルド・テスト・デプロイ自動化 7 • Windows / Mac / Linux 用ビルドエージェントが提供 • 様々なビルドタスクを組み合わせたビルド処理を実行可能
- 9. リリース管理によるワークフローの構築 8 • 承認者を設定可能。ログを証跡として活用 • 「A が終了したら、B と C の処理を並列実行」 が可能に
- 10. 自動テストとテストケースの関連付け 9 • ビルドタスク「機能テストの実行」でテストスイートを指定、 テストケースに関連付けされた自動テストが実行 • テストケースへの関連付けは、Visual Studio で実施 「機能テストの実行」設定画面 テスト実行結果画面 テストスイート内テストケースに 関連付けられた自動テストの結果が表示
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- 12. 全体最適 vs 部分最適 11 • そもそも個別機能しか必要としていない • 既存資産の移行コストの兼ね合い <主な利用パターン>
- 13. ①チケット管理 • Excel を使用することで入力率が改善 • プロセステンプレートカスタマイズは段階的実施が望ましい 12 必要条件 タスク バグ エピック 機能 タスク STEP1: タスク / バグの利用 フィールドの追加等のカスタマイズ CMMI テンプレート STEP2: 業務フローに適用 名称変更とリンクの活用
- 14. STEP 1 フィールドのカスタマイズ • Team Foundation Server: XML ファイルを変更 (変更方法) https://doc.co/fLHLdM • Visual Studio Team Services: Web で変更 13 Team Foundation Server Visual Studio Team Services
- 15. STEP 2 名称変更とリンクの活用 名称変更 (Team Foundation Server) XML ファイルを変更 (変更方法) https://doc.co/fLHLdM 14 Excel で取り扱えるリンク • 子-親: 子は1 つの親を、 親は複数の子を持てる • 複製-重複: 相互リンク 小分類1 タスク1 タスク2 小分類1 小分類2 タスク1小分類 タスク バグ 大分類 中分類 タスク CMMI テンプレート
- 16. ②テストケース管理 • テスト計画 / テストスイート / テストケースの関連付けは独自 • ステップはテストケースのフィールドとして保持 • テスト実行内容とテスト結果は別データとして保持 15 ステップ
- 17. テストデータ入力 テスト計画 / テストスイート / テストケースの関連付け • Web • Test Manager • REST API 16 ステップは HTML 形式のため、 テストケースをステップとして活用 テスト計画 テストスイート テストスイート (テストケース1) テストケース (ステップ1) テストケース (ステップ2) テストケース (ステップ3)
- 18. テストデータ出力 – チケット管理にも適用 17 • SQL Server Standard Edition 以上 • SQL Server Analysis Services キューブは 2 時間ごとの更新 • 一旦、データウェアハウスに書き込み (2 分更新) • 手動更新方法: https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ff400237.aspx
- 19. ③リポジトリ管理 - TFVC vs Git • チェックアウトによるソースコードの排他ロックの実現 • ブランチ、マージ可能 • チェックインポリシー、ゲートチェックインによる品質担保 • Git-LFS サポート、 Git SSH サポート予定 • コードレビュー、作業項目の関連付け • ビルドゲートのブランチポリシー 18
- 20. Visual SourceSafe からの移行 • タイムスタンプによるファイル管理からの決別がカギ • 共通ライブラリはNuget 等のパッケージ管理システムを活用 • https://www.nuget.org/ • ツールの移行方法 • https://blogs.msdn.microsoft.com/jpvsblog/2014/05/07/vss-tfs-2/ 19 Windows エクスプローラー ソース管理 エクスプローラー
- 21. ④リポジトリ管理＋ビルド自動化 • vsoagent を実行して、エージェントキューに登録 20 ビルドマシンのフォルダーTeam Foundation Server / Visual Studio Team Services エージェントプール エージェント キュー エージェント キュー リポジトリ ソースコード _work Agent tasks 2 s vsoagent VS Build ファイルコピー ソースコード 成果物a1コンテナ
- 22. ④リポジトリ管理＋ビルド自動化 • ビルド実行時にソースコードとビルドタスクがダウンロード 21 ビルドマシンのフォルダーTeam Foundation Server / Visual Studio Team Services エージェントプール エージェント キュー エージェント キュー リポジトリ ソースコード _work Agent tasks 2 s vsoagent VS Build ファイルコピー ソースコード 成果物a1コンテナ
- 23. ④リポジトリ管理＋ビルド自動化 • ビルド成果物の保存は、ビルドタスクで実行 22 ビルドマシンのフォルダーTeam Foundation Server / Visual Studio Team Services エージェントプール エージェント キュー エージェント キュー リポジトリ ソースコード _work Agent tasks 2 s vsoagent VS Build ファイルコピー ソースコード 成果物a1コンテナ
- 24. ビルドエージェント対象プラットフォーム • ビルドエージェントは、今後 .NET Core ベースに 23 Windows Mac Linux ビルド エージェント Windows 版 クロスプラットフォーム版 必須環境 Visual Studio 2013 / 2015 PowerShell 3.0 以上 node 4.2 以上 npm 2 以上 対話型実行 ○ （サービス実行しない場合） ○ （デフォルト） サービス実行 ○ ○ ×
- 25. Jenkins との差別化ポイント • 極力スクリプトを書かない自動化が実現 ＜ビルドタスク: ファイルコピー＞ 24
- 26. ⑤リリース管理 • 成果物を _work フォルダにダウンロード • Jenkins の成果物もサポート 25 ビルドマシンのフォルダーTeam Foundation Server / Visual Studio Team Services エージェントプール エージェント キュー エージェント キュー _work Agent tasks vsoagent VS Build ファイルコピー 成果物BuildIDコンテナ
- 27. リリース管理の利用用途 • 複数マシンでの自動テストを行い、実行時間を削減 • 開発 / テスト環境テストデータ投入時の作業ログ確認が容易 • Azure ファイルコピー: Azure 仮想マシンへのファイルコピー • Azure リソース グループの配置: ARM テンプレートを実行 • Azure SQL Database: DACPAC を使用した展開 • など 26
- 28. 他ツールとの連携 27 • Git / SVN のソースコードを指定したビルド定義の実行 • リポジトリ更新やビルド成功をフックに Jenkins ビルド実行 • Jenkins の成果物を利用したリリース管理の実行
- 29. インストール時の注意事項 • チケット管理、テストケース管理はStandard Edition 以上推奨 • SQL Server インストール時の推奨コンポーネント ビルドエージェントの展開は別途実施 • Team Foundation Server インストーラーには含まず 28 手順書 https://doc.co/K2q9GZ
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- 31. まとめ Team Foundation Server / Visual Studio Team Services 導入は、業務改善の第一歩 30 心折れずに、ツール利用をするには・・・ • 長期スパンで最大の結果を得る覚悟 • 社内外に遠慮なく聞ける人材の確保 • スモールスタートで実績を積み重ねる
- 32. 手順書 • Team Foundation Server ／ Visual Studio Team Services 体験 • Visual Studio + Team Foundation Server ／ Visual Studio Team Services による開発業務効率化体験 • Team Foundation Server 2015 Update 2 インストール • Team Foundation Server 2015 Update 2 へのアップグレード • Team Foundation Server 2015 によるテスト工数削減 • Team Foundation Server プロセステンプレートの変更 • Entity Framework 6.1.3 + ASP.NET MVC 5 サンプル アプリケーション構築 31
- 33. Team Foundation Server / Visual Studio Team Services 導入に関するご質問・お問合せ等、 何かございましたら “お気軽に” お問い合わせください！ 32 Masaki.Takeda@Microsoft.com
- 34. アンケートにご協力ください。 ●アンケートに 上記の Session ID のブレイクアウトセッションに チェックを入れて下さい。 ●アンケートはお帰りの際に、受付でご提出ください。 マイクロソフトスペシャルグッズと引換えさせていただきます。
- 35. ROOM F Ask the Speaker のご案内 ●本セッションの詳細は、EXPO 会場内 『Ask the Speaker』コーナー Room Ｆ カウンタにてご説明させて いただきます。是非、お立ち寄りください。 Ask the Speaker EXPO会場MAP