Biocurious /
Techshop /
Stanford
Report
Takahiro Okada
Self introduction
• Okada Takahiro (岡田貴裕)
• 東京在住
• スマートフォン端末開発会社に勤務(プロジェクトマネージャ)
• MakerFaire Shenzhen, Make Tokyo Meeting, Google Developer Dayなどで
電子工作作品を紹介。
• 2013/05/17~05/25にサンフランシスコとシリコンバレーに自費で行ってきました
(記載内容は所属会社とは関係なく、個人の見解です。)
• Facebook : /takahiro.okada1
• Twitter : @kopanitsa (最近使ってません)
• Email : okada.takahiro111@gmail.com
• レポート発表させていただける場所、募集中
Content
• Introduction
• Biocurious
• Techshop
• Stanford
Introduction
• Biocurious :
– サンタクララの郊外にあるバイオテクノロジー系の市民工房。
– Bio printingなどのプロジェクトが動いている。
– 頻繁に勉強会や講習会が行われている。
• Techshop:
– メンローパーク、サンフランシスコ等にある、
有償の工作スペース。
– 月1万円程度で、切削・溶接などのCNC機械が使える。
• Stanford:
– d.schoolなど新しいことをやるためのクラス、ものづくりのための
クラスをチラ見してきた。
Biocurious
所感
• カリフォルニアでは多くのバイオベンチャーがあり、その風土に支えられてこのようなオープンスペー
スが作られている模様。
• 参加者は学生や、医療系の会社に務めている人がいた。バイオと普段関係ない人がいるのかや、
その割合は聞けなかった。日本では、企業に所属しないとこのような研究は難しいので、羨ましい限
り。
• スポンサーが付いているが、十分な資金が流れているのかはよくわからなかった。
• お互いに教えあう・教えを請う文化ができているように見えた。「細胞の分子生物学」(分子生物学の
最も著名な教科書)の読書会をやったり、教えてほしいことをホワイトボードに書き残したり。
• 平日の午後7時ころに行ったのだが、20人程度人がいた。仕事帰りに来ているのだと思われる。
• バイオとMaker movementがうまく融合できている感じ。3Dプリンタで部品を作ったり、センサを
Arduinoで制御したり。バイオをやるのにはどうしてもお金がかかるので、オープンソースのものを
使って必要十分な機能を持つモノを作って行きたい、と言っていた。
Biocurious
• 駅から歩くと30分くらい。一つの建物を借りて工房としている。
Biocurious
• いつでも、だれでも自由に来てね、と
いうスタンス。
• ただし、実験設備を使用するために
は講習を受ける必要がある。
• Hazard level 1(?)の認定を受けている
らしい。
Biocurious
• 受付の様子
Biocurious
• バイオの法規制に関するセミナーが行われており、多数の人がいた(写真は終了後の風景)
• 手前半分がセミナースペース。奥が実験スペース。その奥に別室で倉庫がある。
Biocurious
• いくつかの企業がスポンサーになっている。
• 運営資金はスポンサーと講習費と設備を使う会費。
Biocurious
• 葉緑体系の何かの実験中。
Biocurious
• CO2センサ、温度センサや空気を送るポンプ等は自作している模様。
Biocurious
• 3Dプリンタで自作した、遠心分離器用の部品。低速なら行けそう。
Biocurious
• PCR (DNAを増殖させるための装置)。
• これは商用のものだが、Open PCRという、安価に自作できるうオープンソースのPCRの設計図が公開
されている。「PCRは温度を制御してるだけだからつくるのは難しくない」とのこと。
Biocurious
• クリーンベンチ。高価な設備は、もう使わなくなったものを企業から譲り受けたり
中古で買ったりしてるとのこと。
Biocurious
Biocurious
• 器具等はかなり揃っている様子。
• バイオ系は試薬などランニングコストが高いのだけど、スポンサーからの資金で十分にやりくりでき
ているのだろうか。。
TechShop
所感
• Fablabやハッカースペースではなく、ビジネスとしてやってるだけあって、規模が非常に大きいし、本
格的な設備が充実している。
• 実際にここを拠点に仕事・開発をしている会社やチームも多くある。
• 親に連れられて子供がきていたりもするらしい。
• ハードウェアベンチャーを支えるインフラとして、また交流拠点として高い価値を持ちつつ、適切に収
益を上げている素晴らしい企業だと感じた。
• 機械加工の知識が無いので、記載が間違っている可能性があります。
その場合、こっそり教えて下さい。
TechShop
• メンローパークにあるTechshopを見学させて頂いた。
• 会員なら自由に使える机がある。平日の昼間なので人が少なかったが、夜や休日はかなりの人が
いるらしい。
TechShop
• 入り口には共有の工具がおいてある。
TechShop
• 小型の3Dプリンタ。会員なら無料で使用可能。
• より大きなものもあるが、それは別途お金がかかるらしい。
TechShop
• 大判プリンタ
TechShop
• シルクスクリーン印刷のための設備らしい
TechShop
• 金属等加工用の器具。
• どれが何か、よくわかりませんでした。。
TechShop
• CNCミシン
TechShop
• エレキ系設備のエリア
TechShop
• 塗装用の設備
TechShop
• プラズマカッター。厚い金属板をカットできる。
TechShop
• 車の加工をする人。
• 車加工するための駐車場もあるらしい。
TechShop
• 金属加工系の大型設備
TechShop
• 金型。自分で金属を削って金型を作り、樹脂を流しこんで成型する。
TechShop
• 真空成形機。プラスチックを真空で引っ張ることにより、成型する。
TechShop
• CNCミリングマシン
TechShop
• ジャンクの山。
• 全て寄付されたもので、自由に使っていいらしい。
TechShop
• 年間1200ドルパック
Stanford
所感
• d.schoolはさすが、デザイン思考と言った感じ。明るい部屋に様々な小物が並べられていて、ホワイ
トボードと付箋が大量に並んでいて、学生が活発に議論していた。
• 企業と組んで、実際の課題に対して提案を行うなどかなり実践的な授業が行われている。
• 「実際に起業する」という授業もあるらしい。
• 写真を掲載していいものかわからなかったので、写真少なめです。
• 毎週、企業した人を呼んできてセミナーを開催するなど、新しいことをするための環境を準備してくれ
ている。
• Maker Faireの人たちとは違って、「いかにも賢そう」な感じをうけた。
Stanford
• 機械系の学部の建物の中の展示。エンジニアリングだけでなく、プロダクトデザインもしっかりと学ん
でいるとのこと。
Stanford
• 有名なクラスらしい。
• 実際に企業から課題をもらい、学生と企業が一緒になってそれを解決するという授業。
Stanford
• デザイン思考を世に知らしめたd.school
Stanford
• 多くのプロジェクトルームがあり、その中で学生が新しい世界をデザインしている。
Stanford
Stanford
• There’s only MAKE すばらしい。
Stanford
• ヒューレット館とパッカード館。ともに理工系のラボが入っている。

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